フランス国立宇宙研究センター 青少年向け活動

フランス国立宇宙研究センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/27 17:31 UTC 版)

青少年向け活動

創設以来CNESは、アトラクション、出版物、展示会、体験活動、人材育成など、多様な教育手段を通して青少年に向けた活発的な啓蒙活動を行っている。科学協会Planete Science、科学技術産業文化センターCCSTI、及び様々な地方組織等と連携して活動している。

技術センター

トゥールーズ宇宙センター

トゥールーズ宇宙センターはRangueil-Lespinet地域において、ほぼ50ヘクタールに亘る敷地を有している。航空郵便の歴史上名高いMontaudranに近く、航空宇宙分野の研究施設や大学が点在する巨大複合施設の中核をなしている。ここには航空宇宙分野の専門学校、研究所、企業(EADS アストリウム(EADS-Astrium)、スポット・イマージュ(Spot-Image)、CLSアルゴス(CLS-Argos)、Intespace等)も集っている。トゥールーズ宇宙センターは、ロケットと打ち上げ以外のCNESが統括する研究やプロジェクトの中枢を担っており、DORISなどで衛星の位置把握や測位も行われている。事業内容:

  1. 計画のマネージメント
  2. 技術研究
  3. 軌道上の衛星の位置姿勢制御
  4. 情報処理・解析
  5. サポート(運営管理、ロジスティック、通信

大部分がエンジニアと管理職である1500人の職員を擁している。

ギアナ宇宙センター

ギアナ宇宙センターは1964年にフランス領ギアナのクールーに設置された。欧州の宇宙港と呼ばれ、ここからアリアンロケット(ソユーズヴェガロケットも)が宇宙に向けて送り出されている。信頼性と安全性に優れ、稼動力が高い宇宙基地として、CNESはESAおよびにアリアンスペース社にギアナ宇宙センターを提供し、フランスの名において施設と職員の安全を保障している。ギアナ宇宙センターは、赤道に近く、絶好の地理的条件を満たしている。地球の回転速を利用して東方向へ打ち上げができ、又北方向へ打ち上げた場合4000キロまで海上を飛行するのでリスクも最小限にとどまる。

エヴリー・ロケット局

ロケット局は、1974年のBretigny-sur-Orgeセンターの閉差に伴って、新しい町エヴリーに移転した。アリアンロケットの開発を請負い、アリアンスペースに代わって、工業的製造段階をサポートする。ヴェガロケットの第一段を受け持ち、ギアナにおけるソユーズの打ち上げ台も担当する。また、次世代の打ち上げロケットや推進システムを研究し、将来に備えている。

GEIPAN

CNESはまた、未確認大気宇宙現象研究グループ、通称GEIPANという機関を設立している。アメリカ空軍によるプロジェクトブルーブック亡き後、UFO(フランスではOVNIという)に関する研究及び調査を行っている現在世界で唯一の国の機関である。調査結果はホームページ上で公開されている。




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