フォーミュラE
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放送局
国際放送
2013年8月にFOX SPORTSがテレビ放映権を獲得しており[59]、同社が国際的なマルチメディア展開を担当する。 日本ではFOXスポーツ&エンターテイメントが2014 - 15年の全戦をレースの翌火曜日夜に録画中継していたが、1シーズン限りで終了した。
日本国内
現在
J SPORTS
2017 - 18年シーズン以降、J SPORTSが全戦を生中継を中心に放送している[60][61]。
コメンタリー(J SPORTS)
- 実況
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- サッシャ(2017-現在)
- 木幡ケンヂ(2018-現在)
BSフジ
無料放送のBSフジが、2019 - 20年シーズン全戦のハイライト放送を行う[62]。
コメンタリー(BSフジ)
- 実況
過去
テレビ朝日
シリーズ創設時点では日本でのテレビ放映権は電通を経由してテレビ朝日が獲得しており、同社の保有する地上波・BS(BS朝日)・CS(テレ朝チャンネル)の3波を活用して2014 - 15年から2016 - 17年の3シーズンにおいて全戦生中継を行った[63]。当初の発表ではフリー走行はBS朝日、予選はテレ朝チャンネル、決勝レースは地上波のテレビ朝日にて放送されることしていた[64] が、この体制で放送されたのは2014 - 15年開幕戦の北京大会のみであり[65]、以降は決勝レースについてもBS朝日での放送となった。後に地上波ではレース後1週間後を目安として決勝レースの録画放送がされるようになった[66]。2015 - 16年は開幕戦から全セッションがCSのみでの生中継となり、BS朝日では開催数日後のハイライトのみとなった(地上波のハイライトはそのまま継続)。また、AbemaTVでテレビ中継と同内容のものを配信していた。2014 - 15年最終戦より、オンボードカメラ・ライブタイミング・車両の位置がインターネットでリアルタイムで見られる「ドライバーズカメラ[67]」を開始したものの、2015 - 16年シーズン第5戦のメキシコシティ大会までで更新がストップした。
シーズン開幕前にはBS朝日にて特集番組「『フォーミュラE』ってなんだ!?徹底ガイド」(2014年8月23日放送)も放送し、鈴木亜久里と片山右京の対談、「日本勢(アムリン・アグリ)の参入」「女性ドライバーが活躍できるレース」などとフォーミュラEの魅力を紹介し生中継に対する気合が伺えていた[68]。しかし放送を重ねるに連れ、上記の通り放送規模の縮小で徐々に中継に対して消極的になっている状況が見えていた。
2014 - 2015年シーズンは、テレビ朝日系地上波(一部地域除く)にて総集編が放送された[69]。
BS日テレ
無料放送のBS日テレが、2017 - 18年・2018 - 19年の2シーズン、全戦のハイライト放送を行った[70][71]。
コメンタリー(BS日テレ)
- 実況
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- ^ GP2とGP3に参戦するアダックスのオーナーで、かつてはスーパーアグリF1チームの株式買収候補として噂された。
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- ^ 2014 - 15年開幕戦のみフォーメーションラップを行ったが、バッテリー残量を節約するため車列が極端なスロー走行になってしまい、第2戦よりルールが変更された。
- ^ ダミーグリッドのスペースが確保できない場合など、別の場所にダミーグリッドを設けて移動する場合もある(2016 - 2017シーズンのニューヨーク戦など)。
- ^ a b c 世良耕太 "ahead 1月号- EVのF1開幕元年“Formula E”とは何か". オートルックワン.(2014年1月31日)2014年2月9日閲覧。
- ^ WORLD MOTOR SPORT COUNCIL 2015 - MEXICO - FIA・2015年7月10日
- ^ GP2に参戦するARTグランプリの創始者フレデリック・ヴァスールが代表を務める新会社。ヴァスールは以前にも電動フォーミュラカー「フォーミュレック・EF01」を開発している。
- ^ Formula E unveils new Spark-Renault SRT_01E at Frankfurt Motor Show - Formula E・2013年9月10日
- ^ パワー抑え、フォーミュラEの新車初テストを実施 - オートスポーツ・2013年11月21日
- ^ 佐藤琢磨、フォーミュラEの開発ドライバーに就任 - オートスポーツ・2013年11月20日
- ^ フォーミュラE、全天候型の18インチタイヤを採用 - オートスポーツ・2013年9月18日
- ^ FIA、FE第2期で使用されるパワートレインを承認 - オートスポーツ・2015年8月5日
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- ^ ニキ・ラウダ「フォーミュラEはモータースポーツじゃない」 Topnews.2014年9月26日
- ^ ハミルトン、 F1引退後のフォーミュラE参戦を否定せず。「自分のスキルを発揮する場所になるかもしれない」www.as-web.jp(2019年4月8日)2020年6月30日閲覧
- ^ ハミルトン「フォーミュラ・フォードより遅いフォーミュラEには興味が持てない」 - topnews 2018年11月14日
- ^ 「F1では誰もフォーミュラEなど見ていない」とジャック・ビルヌーブ - topnews 2018年12月21日
- ^ 「2020年にフォーミュラEはF1を上回る」 | Formula 1 | F1ニュース | ESPN F1 - ESPN
- ^ 14-15シーズンではランキングトップのネルソン・ピケJr.と2位のセバスチャン・ブエミがチャンピオンを争う中、ブエミの出したファステストラップをピケJrのチームメイトであった伏兵オリバー・ターベイが更新してポイント獲得を阻止し、結果1ポイント差でピケJr.がチャンピオンを獲得した。もしターベイが更新していなければ、ブエミはファステストラップの2ポイントを得て逆転していた。
- ^ 15-16シーズンでは同点でチャンピオンを争うブエミとルーカス・ディ・グラッシが、1周目で接触し両者ともに完走が絶望的になったことからファステストラップ狙いの走行に切り替え、結果ブエミがファステストを出しそのタイムを誰も更新できなかったためチャンピオンに輝いた。
- ^ 開始当初は実況・解説がこの言い回しに苦笑するシーンが多々あった。
- ^ フォーミュラE開幕参戦の可夢偉「ファンブーストを使わなくても怒らないで」と珍要求 - オートスポーツ・2017年11月22日
- ^ 回生がなくなると「恐ろしいくらいクルマが止まらない」。FE香港2日間で可夢偉が感じた課題と手応え - オートスポーツ・2017年12月3日
- ^ “英政府が正式発表、2040年ガソリン車とディーゼル車を販売禁止へ”. ニューズウィーク日本版. (2017年7月27日) 2017年7月31日閲覧。
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- ^ “FE:BMWがアンドレッティと提携。フルワークス化に向けた布石か?”. AUTOSPORTweb (2016年9月28日). 2016年10月4日閲覧。
- ^ “FE:F1王者メルセデス、18/19年シーズンのフォーミュラE参戦権獲得”. AUTOSPORTweb (2016年10月4日). 2016年10月4日閲覧。
- ^ 厳密には2017-2018年シーズンまで参戦していたルノー・e.damsの枠を買い取った形だが、日産とルノーが提携している関係上、純粋な新規参入というよりはタイトルスポンサーの変更に近い。
- ^ “ニッサンとBMW、早ければ16/17年のフォーミュラEに参戦か”. AUTOSPORTweb (2016年3月18日). 2016年9月7日閲覧。
- ^ “ホンダ長谷川氏、FE参戦の可能性を示唆。「予算的にはF1と同時参戦できる」”. AUTOSPORTweb (2016年7月5日). 2016年9月7日閲覧。
- ^ “ホンダ、F1撤退で電動化へシフトも「フォーミュラE参戦は考えていない」” (日本語). f1-gate.com (2020年10月3日). 2020年10月3日閲覧。
- ^ 14-15シーズン(1年目)ではエントリーした35名中19名がF1経験者。フル参戦者はF1のベテランドライバーのヤルノ・トゥルーリやニック・ハイドフェルド、フォーミュラ・ニッポンチャンピオン経験者のロイック・デュバル。スポット参戦者としてF1表彰台経験者でありインディカー優勝経験もある佐藤琢磨やGP2チャンピオン経験者のファビオ・ライマーなどそうそうたる顔ぶれが並んだ。また、ジャン=エリック・ベルニュやストフェル・バンドーンなどのF1のシートを失ったと同時にこちらのカデゴリーに転戦したドライバーもおり、1年目はまだしも2年目以降もこの傾向が続いており、若手ドライバーのキャリアアップやフォーミュラカーの新しいカデゴリーになっているとは言い難い状況であった。
- ^ スーパーライセンスポイントの割り当て変更。SF王者は25ポイントに増加 -jp.motorsport.com・2018年12月10日閲覧
- ^ FOX Sports confirms international multi-media deal with FIA Formula E Championship - Formula E・2013年8月9日
- ^ J SPORTS、12月開幕の2017/18年フォーミュラEを放送。全14戦を生中継中心に - オートスポーツweb・2017年11月17日・同日閲覧
- ^ “J SPORTS、12月15日開幕の2018/19年フォーミュラEを生中継中心に全ラウンド放送” (日本語). www.as-web.jp (2018年12月3日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ BSフジ 公式サイト 2020年8月14日閲覧。
- ^ テレビ朝日がFIA Formula E選手権の放送権を獲得、全戦生中継 Car watch・2013年11月29日・2019年11月22日閲覧
- ^ BS朝日によるハイライトの放送あり
- ^ 北京大会では決勝レースがセーフティカーの導入などで長引いたものの、中継延長時間の設定がなかった為、最終ラップ以降はBSでの中継となった。
- ^ テレビ朝日と一部系列局のみ放送
- ^ Formula E Driver's Camera
- ^ なお結果として、アムリン・アグリはシーズン2閉幕後にチームを売却、女性ドライバーはシーズン1早々に離脱(キャサリン・レッグは第2戦、ミケーラ・セルッティは第4戦まで)するなど放送内容とは逆の結果となった。
- ^ フォーミュラE総集編がテレ朝地上波で今晩放送 autosport web・2015年7月11日・2019年11月22日閲覧
- ^ フォーミュラE:BS日テレでの全戦ハイライト放送決定。小林可夢偉参戦の香港戦は12月6日 2017年12月1日、同日閲覧。
- ^ “BS日テレ - 「モータースポーツ情報」番組サイト” (日本語). BS日テレ. 2019年3月21日閲覧。
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