ピンピンコロリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/09 09:15 UTC 版)
ピンピンコロリとは、寿命と健康寿命の差の無さ(不健康期間の短さ)を言い表した表現で、「亡くなる直前まで病気に苦しむことなく、元気に長生きし、最後は寝込まずにコロリと死ぬこと」という健康的な死に方を意味する言葉。略してPPKという。大往生の別名[1][2][3][4]。ヒト以外の生き物では基本である。そのため、生殖可能期間以降の寿命が長く、「老後」を過ごす率が高いヒトは生物学的には非常に珍しい生き物である。背景には医療発達以前には、ヒトも同じように55歳までにはピンピンコロリで死ぬのが基本であったことにある。逆にヒトの死因を占める、「ガン(長年蓄積された遺伝子の異常でDNA破壊されることで発生)」による死は、ヒト以外の生物の死因にはレアである[5]。
- ^ a b “年金獲得1億円!! 健康長寿と生涯現役 ~都市部高齢者の追跡研究から~”. 公益財団法人特別区協議会. 2017年11月25日閲覧。
- ^ a b “「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣 日本の実態は「不健康長寿国」”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2017年11月23日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “「ピンピンコロリ」の人生、「気持ち」しだいの側面も”. 読売新聞オンライン (2021年8月20日). 2023年8月6日閲覧。
- ^ “ぴんぴんころり大師”. www.tokoin.com. 2023年8月6日閲覧。
- ^ a b “人間の本当の寿命は「55歳」…?なぜヒトにだけ「老後」があるのか、その根本的な答え(現代ビジネス)”. Yahoo!ニュース. 2023年8月6日閲覧。
- ^ “ネンネンコロリからピンピンコロリの高齢社会をめざす[炉辺閑話]|Web医事新報|日本医事新報社”. www.jmedj.co.jp. 2023年8月13日閲覧。
- ^ “『死に対する意識と死の恐れ』”. 第一生命経済研究所. 2018年11月27日閲覧。
- ^ a b 厚生労働省 2008, pp. 146–147.
- ^ 鈴木隆雄『超高齢社会の基礎知識』講談社現代新書、2012年。ISBN 978-4062881388。
- ^ “ピンピンコロリは長寿社会のためならず”. 東洋経済オンライン. 2018年11月25日閲覧。
- ^ “みうらじゅん氏 理想的死に方“ピンピンコロリ”のウソ暴く”. NEWSポストセブン. 2018年11月25日閲覧。
- ^ “ぴんぴんコロリで死ぬと警察に通報? ~不思議の国 日本の現実~”. ハフポスト. 2018年11月25日閲覧。
- ^ ピンシャン運動 Senior citizen support business
- ^ 厚生労働省 2008, p. 146.
- 1 ピンピンコロリとは
- 2 ピンピンコロリの概要
- 3 概要
- 4 参考文献
- ピンピンコロリのページへのリンク