ピレネー山脈 ピレネー山脈の概要

ピレネー山脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 16:23 UTC 版)

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ピレネー山脈
人工衛星から撮影したピレネー山脈
所在地 フランス
スペイン
アンドラ
最高峰 アネト山(3,404 m
延長 430 km
100 km
プロジェクト 山
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地理

地形図

地質

ピレネー山脈は、地質学的にはアルプス山脈よりも古い時代の地層からできている。古生代から中生代にかけて海底の比較的浅い場所に堆積してできた地層が、特に古第三紀始新世頃の大陸移動に伴う圧力の影響を受けて隆起や褶曲を起こしたことによって、ピレネー山脈の原型が形成されたと考えられている。その後、降雨や流水などによる侵食などの影響などを受けて、現在のピレネー山脈の形状になったとされる。こうしてできた現在のピレネー山脈の山体を構成する主な岩石は花崗岩であるものの、山脈の西部の周辺部には石灰岩なども見られる。

地勢

ピレネー山脈はイベリア半島の付け根付近をほぼ約430 kmにわたって連なっている。東西方向に長く、その幅は定義にもよるものの約100 kmである。自然地理学的に、ピレネー山脈は西部(大西洋側)、中央部、東部(地中海側)という3つの部分に分けることができる。地中海岸から西アジアや南アジアを通って東南アジアに至るアルプス・ヒマラヤ造山帯の一部をなしている。

ピレネー山脈の最西端は標高905mのラ・リューヌ峰であるとされる。ピレネー西部はカンタブリア山脈に属するバスク山脈の東端部に接しており、ビスケー湾から東に向かうにつれて徐々に標高を増加させる。

ピレネー中央部はソンポルト峠からアラン谷に向かって伸びており、ピレネー西部は1000 m級のなだらかな山地であるのに対して、中央部は2000 m-3000 m級の山が多い。アンドラ公国から西に約100 km付近が最も急峻であり、山脈最高峰のアネト山 (3,404m)、第2位のポセッツ峰 (3,375m)、第3位のモン・ペルデュ (3,355m)などのようなピークを含んでいる。中央部には3000 m級の山が10峰以上散在しており、山麓にはいくつものスキー場が営業している。

ピレネー東部ではピークの標高が似通っており、地中海沿岸から約50 kmの場所までは2000 m級の山が見られる。ピレネー西部は大西洋沿岸から山脈まで比較的距離があるのに対して、ピレネー東部は地中海沿岸まで山脈が迫っており、東端部のアルベラ山地で標高が一気に落ちる。

保護区域

行政区分

ピレネー山脈はフランススペインアンドラ公国の3か国にまたがっている。スペイン領は東から西に、ジローナ県バルセロナ県リェイダ県(ここまでカタルーニャ州)、ウエスカ県(アラゴン州)、ナバーラ州ギプスコア県(バスク州)がある。フランス領は東から西に、ピレネー=オリアンタル県オード県アリエージュ県オート=ガロンヌ県オート=ピレネー県ピレネー=アトランティック県があり、オート=ピレネー県とピレネー=アトランティック県はピレネー国立公園に含まれている。アンドラ公国はスパニッシュ・ピレネーとフレンチ・ピレネーに挟まれたピレネー山脈東部にある。




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