ビリーバンバン メンバー

ビリーバンバン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/19 08:07 UTC 版)

メンバー

特色として、兄弟デュオであるが、弁舌さわやかな兄の孝と、口下手な弟の進という対照的な2人のコンビとなっている。また、2人兄弟と思われがちであるが、長兄がおり3人兄弟の次男と三男の兄弟デュオである。

歴史

デビューから解散まで

1965年6月、浜口庫之助が主催するミュージックカレッジで歌、リズム、作曲を学ぶ[2]1966年、当時青山学院大学の学生であった進が友人達四人組のバンドとして結成。翌1967年にメンバーチェンジが行われ、孝とパーカッションの中野光雄(後のせんだみつお[注釈 2]。)の三人組のバンドとなる。

1968年5月、孝と進による兄弟デュオとしてビリーバンバンを再編成。1969年1月、『白いブランコ』でキングレコード(SEVEN SEAS)よりメジャーデビュー。20万枚を超える売上となり[4]、一躍フォークシンガーの代表的存在として人気を得る。この曲は当初「星空のハプニング」のB面曲として発表される予定であったが、ニッポン放送のディレクター井村文彦のアドバイスにより、発表直前にA面とB面が入れ替えられたというエピソードがある[5]。レコーディングで曲の冒頭にトランペットが勝手に入れてあり、これに怒った進がスタッフに抗議したという話がある[要出典]。一方の孝は、与えられた曲を歌えばいいという考えで特に何も言わず、進のフォローに回ることが多かった。

その後人気は低迷するものの1972年、テレビドラマ『3丁目4番地』(日本テレビ)の主題歌である「さよならをするために」が約80万枚[4][6]の大ヒット、その年の『第23回NHK紅白歌合戦』にも出場。当時のフォークシンガーは、自分の手で作詞・作曲をして、それを歌うという風潮が強く、石坂浩二作詞、坂田晃一作曲の曲に対して進は躊躇しレコーディングを当日にすっぽかしたという逸話が残っている(後に進は本当はいい曲だったと語っている)。この頃から、お互いの考え方に違いが生じ始め、1976年に解散。孝は司会者として、進は歌手・作曲家として己の道を行くこととなる。

再結成

進がソロで『琥珀色の日々』をヒットさせるなど、2人はそれぞれの道を歩んでいたが、ビリーバンバンの復活を求めるファンの声は根強く、1984年に再結成、以降は、個人での活動と並行しビリーバンバンとして活動を行う。

現在では、1986(昭和61)年から30年以上にわたり手がけている麦焼酎いいちこCMソングでも有名(進のソロ曲が使われたこともある)。

2014年7月、孝が脳出血で緊急入院し[7]、出演予定だった生放送『THE MUSIC DAY』(日本テレビ)には進がソロで「白いブランコ」を披露した。病状では左半身麻痺が残り、声もうまく出せなかったが、リハビリを続けた結果、2015年5月、『大沢悠里のゆうゆうワイド』へのゲスト出演から仕事復帰を果たす[8]。その出演の際、進が大腸がんを患い、孝が倒れた時はその手術が終わったばかりだったことを明かした[9]。2017年7月には兄弟揃って『THE MUSIC DAY』に生出演した。

新境地

2020年1月、進がゲーム『アイドルマスター』の楽曲「薄紅」を歌唱した動画をYouTubeニコニコ動画に投稿[10]。これは有志がビリー・バンバンの音源を編集し同楽曲を歌っているように作成した動画[11]を進自身が確認したことが発端となっている[12]。余談として、「薄紅」の歌い手である小早川紗枝(声 - 立花理香)は2014年に「また君に恋してる」をカバーしている。後日同様に有志が作成した『アイドルマスター』の楽曲「はなしらべ[13]を進が歌唱した動画を2020年3月にYouTube、ニコニコ動画に投稿した[14]。 その後も、カバー楽曲(主にアニメ・ゲーム楽曲)やビリーバンバンの楽曲を新録したものを、YouTube、ニコニコ動画に不定期に投稿している。またこれが切っ掛けとなり、BS11で放送中のアニメソング専門音楽番組『Anison Days』2021年4月2日放送回に進が単独出演しカバー楽曲を披露した。

2021年7月、ユニバーサルミュージックよりカバー楽曲音源を配信開始。進の歌唱によるフルバージョンでYoutube、AmazonMusic、Apple Music等に対応する。また、これらの音源配信とは別に同配信楽曲のショートバージョンを、一連の投稿動画と同様にYouTube、ニコニコ動画に投稿している。

2022年に公開されたアニメ映画映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』の挿入歌に、「ココロありがとう」が起用された[15]

2022年10月15日、さいたまスーパーアリーナ開催のニコニコ超パーティー2022に進が出演[16]

主な楽曲

ビリー・バンバンとして

  • 白いブランコ(1969年)
  • さよならをするために(1972年
  • 遅すぎた季節
  • 砂漠の薔薇 Rose de sable
  • 今は、このまま
  • 君の詩
  • また君に恋してる
  • めぐり逢い
  • 愛につつまれて
  • ミドリーヌ
  • れんげ草(1972年)
  • 誓います
  • よかったね笑えて
  • ハマクラさんの唄
  • 千年の約束

菅原進

ソロ曲
  • 琥珀色の日々
  • 時は今、君の中
  • 夢を紡ぐ季節〜時は今、君の中〜
  • IT'S NICE TO BE WITH YOU 
  • シャンバラ〜永遠に愛を秘めて〜
  • デジャヴ
  • さよなら
  • ガラス越しの君にメリー・クリスマス
  • おやすみ〜時のしとねに〜
作曲
  • もしも・ひろしまに(作詞:藤公之介、歌:ダーク・ダックス) テレビ新広島のオープニング・クロージングテーマ
  • ライフフレンド亀宗(作詞 : ファミリーオブザマン、編曲 : 中村弘明、歌 : ビリーバンバン)茨城県を中心に展開していた衣料品店亀宗のテーマソング。制作記念に非売品のソノシートが配られた。(AMS-553)
カバー曲

進が動画投稿サイトに投稿したカバー楽曲。(★)印はユニバーサルミュージックよりフルヴァージョンが配信されているもの。


注釈

  1. ^ 販売元は日本コロムビア
  2. ^ 2009年1月15日に東京・銀座音響ハウスで開かれたデビュー40周年記念記者会見で、せんだみつおが司会を務め、メンバーの登場にあたって自ら「私はですね、芸能界に潜り込むためにビリー・バンバンに入ったんですよ」と、かつてオリジナルメンバーであったことを明かした。ちなみにせんだはメンバーだった当時「ムッシュ中野」の芸名で活動[3]

出典

  1. ^ ビリー・バンバンのプロフィール”. ORICON NEWS. オリコン. 2021年6月8日閲覧。
  2. ^ 「ふれっしゅボイス ビリーバンバン」『中日新聞(朝刊)』、1969年8月31日、中日サンデー、23面。
  3. ^ せんだ、ビリー・バンバン“元メンバー”だった! - サンケイスポーツ、2009年1月16日)
  4. ^ a b 読売新聞社文化部 『この歌この歌手〈上〉運命のドラマ120』社会思想社、1997年、265頁。ISBN 4-3901-1601-0 
  5. ^ フォーク名曲事典300曲 2007, p. 55.
  6. ^ フォーク名曲事典300曲 2007, p. 155.
  7. ^ ビリー・バンバンの菅原孝、脳出血で入院 所属事務所「現状、症状も安定」と報告”. ORICON (2014年7月11日). 2015年5月25日閲覧。
  8. ^ ビリー・バンバン菅原孝、脳出血から仕事復帰「頑張っていかないと」”. ORICON (2015年5月25日). 2015年5月25日閲覧。
  9. ^ 「ビリー・バンバン」弟・菅原進が大腸がんだった”. 日刊スポーツ (2015年5月25日). 2017年7月28日閲覧。
  10. ^ (日本語) アイマス曲「薄紅」をビリーバンバン菅原進が歌ってみた。, https://www.nicovideo.jp/watch/sm36220246 2020年1月15日閲覧。 
  11. ^ (日本語) ビリーバンバンが歌う小早川紗枝「薄紅」, https://www.nicovideo.jp/watch/sm35890333 2020年1月15日閲覧。 
  12. ^ ビリー・バンバン菅原進、アイマス曲を「歌ってみた」 ニコニコ投稿で大反響、再生数も12万超え”. J-CASTニュース (2020年1月14日). 2020年1月15日閲覧。
  13. ^ (日本語) ビリーバンバンが歌うエミリー スチュアート「はなしらべ」, https://www.nicovideo.jp/watch/sm36197973 2020年3月14日閲覧。 
  14. ^ (日本語) アイマス曲「はなしらべ」をビリーバンバン菅原進が歌ってみた。, https://www.nicovideo.jp/watch/sm36512557 2020年3月14日閲覧。 
  15. ^ “「映画ドラえもん」挿入歌はビリー・バンバン「ココロありがとう」、ジャケも公開に”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2022年1月17日). https://natalie.mu/comic/news/461895 2022年1月17日閲覧。 
  16. ^ “菅原進、ニコ動「超パーティー」最高齢出演「この年になって小中高生に応援してもらえるなんて」”. nikkansports.com (日刊スポーツNEWS). (2022年10月7日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202210060001031.html 2022年10月15日閲覧。 
  17. ^ https://twitter.com/BillybanbanI/status/1492825903306469380
  18. ^ https://twitter.com/BillybanbanI/status/1492827155318730752
  19. ^ 小島豊美とアヴァンデザイン活字楽団『昭和のテレビ童謡クロニクル 『ひらけ! ポンキッキ』から『ピッカピカ音楽館』まで』DU BOOKS、2015年、239頁。ISBN 978-4-907583-45-3
  20. ^ クロスカヴァー・ソングショー”. 歌謡ポップスチャンネル. 2021年11月26日閲覧。






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