パナソニック モバイルコミュニケーションズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 15:13 UTC 版)
製品
日本向けは2015年現在、NTTドコモとソフトバンクのSoftBankブランド(元のソフトバンクモバイル)の2社に端末を供給している。au(KDDI/沖縄セルラー電話)には2007年2月発売のW51P(CDMA W51P)より端末の供給を再開したものの、2009年2月発売のP001(CDMA MA001)をもって再び供給が途絶えた。
NTTドコモ向け端末については、電電公社・分社化前のNTT時代から端末を供給しており、「ムーバ」の商標名を使用する権利と、1文字の略号「P」(松下通信工業時代からPanasonicのP)を与えられている。
また、パナソニック モバイルコミュニケーションズと NEC(後にNECモバイルコミュニケーションズに移管)は、第3世代移動通信システム向けの端末・技術を共同で開発してきており、スマートフォンを除くNTTドコモ向けのFOMA端末、ソフトバンク向けの中、上位機種のOSにLinuxを採用している。ちなみに折りたたみ型携帯電話が主流になる前はパナソニックが携帯電話シェア率1位であったが、折りたたみ型携帯電話が主流になると携帯電話シェア率をNECに譲ることになった。2006年3月の調査では再び携帯電話シェア率が1位に返り咲いた。しかし、2006年上半期の調査では、SHARPに携帯電話シェア率1位を明け渡すこととなった。
スマートフォンのELUGAシリーズについては、当該項目を参照。
NTTドコモ向け
- 自動車電話101型 - NTT方式とNTT大容量方式に対応した、アナログ方式。富士通とNECとの共同製造した端末。これと同じハンドセットを電池パックにセットすると、ショルダーフォン101型となる。
- TZ-802B - NTT方式とNTT大容量方式に対応した、アナログ方式。NECと共同製造した端末。商品名は携帯電話。
- TZ-803B - NTT方式とNTT大容量方式に対応した、アナログ方式。NEC・三菱電機との共同製造した端末。
- アナログムーバP、P2、P3、P4 - NTT方式とNTT大容量方式に対応した、アナログ方式。
- mova - PDC方式
- デジタルムーバP、P2
- P1xx - 800MHz帯の携帯電話端末のP10xと1.5GHz帯携帯電話端末のP15xがある。
- P2xx:P209i、P209iS、P210i、P211i、P211iS、prosolid P213i
- P25x:P251i、P251iS、P252i、P252iS、P253i、Lechiffon P253iS
- P30x - DoPa対応の携帯電話端末
- P50xi:P501i、P502i、P503i、P503iS、P504i、P504iS、P505i、P505iS、P506iC、P506iCII
- P601ev - P207の高級版みたいな高級機、マグネシウム合金の筐体で裏側ドコモロゴはバッチ、P207ベースでありながら、着信音は微妙に変えられていた。
- P601es - らくらくホン
- P601wk - 韓国SKテレコムのサービスエリアに対応した携帯電話端末。ドコモ中央の契約者しか契約出来ない。NTTドコモ大手町支店のみ取り扱う、端末としてはP207と変わらないが、異なる方式を合わせているため大きく重い。
- P651ps - ぷりコール対応の携帯電話端末、一般契約に移行後はP209iと同等機能。
- P8xx - PDC方式とPHS方式を一緒にした、ドッチーモ対応の携帯電話端末。
- ピーターパン - PDAにPDC800MHzのデジタル携帯電話をドッキングさせた最初のモデル。カバーを開ければPDAとして、裏返せば携帯電話として使える携帯電話端末。
- モバイルゲット - 日本中央競馬会(JRA)のPAT方式電話投票システムを利用して、馬券の購入申し込み・競馬情報を入手できる専用の携帯電話端末。また、かつて松下系のプロバイダであった(後にIIJへ事業譲渡)hi-hoの情報サービスも利用できる。
- FOMA - W-CDMA方式
- P85xi:prosolid II P851i
- P2002 - NECのN2002のOEM。
- P210xV:P2101V、P2102V
- P240x(FOMAモバイルカード):P2401、P2402、P2403
- P70xi:P700i、P701iD、P702i、P702iD、P703i、P703iμ、P704i、P704iμ、P705i、P705iμ、P706ie、P706iμ
- P90xi:P900i、P901i、P901iS、P902i、P902iS、P903i、P904i、P905i、P906i
- P90xix(ムービースタイル対応の携帯電話端末やおサイフケータイ、ワンセグチューナーを搭載した携帯電話端末):P900iV、P901iTV、P903iTV、P903iX HIGH-SPEED、VIERAケータイ P905iTV
- docomo STYLE series:P-02A、P-03A、P-06A、P-08A、P-10A、P-02B、P-05B、P-06B、P-07B、P-02C、P-04C、P-06C、P-03D、P-01E
- docomo PRIME series:P-01A、P-07A、P-01B、P-04B、LUMIX Phone P-03C、LUMIX Phone P-05C
- docomo SMART series:P-04A、P-05A、P-09A、P-03B、P-01C
- P-01F
- P-01G
- P-01H
- ドコモ ケータイ - spモード
- ドコモ スマートフォン - FOMA・Xi
- 第1期:P-07C(後with)
- docomo with series:P-01D、LUMIX Phone P-02D、Disney Mobile on docomo P-05D、ELUGA V P-06D
- docomo NEXT series:P-04D、ELUGA power P-07D、ELUGA X P-02E
- 第2期:ELUGA P P-03E
- TOUGHBOOK P-01K - 法人向けのみ
- ドコモ タブレット - FOMA
-
PDC端末のP203(1997年)
-
PDC端末のP207(1998年)
ソフトバンクモバイル・ソフトバンク(SoftBankブランド)向け
(J-P51までの発売済み端末は全てPDC方式。ボーダフォン時代には供給はしていない)
- DP-141
- DP-142
- DP-143
- DP-144
- DP-145 - この機種より、スカイウォーカー対応。
- J-P01 - この機種より、スカイメロディ対応。
- J-P01II - J-P01のスカイウェブ対応バージョン。
- J-P02 - この機種より、J-スカイ対応。
- J-P03 - この機種より、カラー液晶ディスプレイ搭載。折りたたみ式。
- J-P51 - パケット機・TFT液晶ディスプレイ搭載。モバイルカメラ搭載。ストレートタイプ。
- Infineonプラットフォームモデル(エントリーモデル):705P、705Px、706P、810P、820P、821P、822P、830P、831P、840P、840Pe、841P
- 8xxP(ミドルエンドモデル):823P、824P、832P、842P
- 9xxP(ハイエンドモデル):920P、921P、930P、931P、940P、941P、942P
- 00xP(Linuxモデル): LUMIX Phone 001P
- 00xP(Infineonプラットフォームモデル): 002P、002Pe(for Biz)
- x0xP(スマートフォン): 003P、LUMIX Phone 101P、102P
- x0xP(フィーチャーフォン): 103P、301P
- x0xPM(フィーチャーフォン): 401PM
-
J-PHONE端末のJ-P02(2000年)
-
SoftBank 3G端末の705P(2006年)
au(KDDI/沖縄セルラー電話)向け
- ハイキャップミニモ - 旧IDOハイキャップ方式。
- H101
- H102
- H104
- デジタルミニモ - 旧IDO PDC方式
- アナログセルラーホン - 旧DDIセルラーグループ TACS仕様。
- HP-10P
- HP-50P
- デジタルセルラーホン - 旧DDIセルラーグループ PDC仕様
- HD-10P
- HD-30P - 改修により9600bpsデータ通信対応。
- HD-50P - この機種より正式に9600bpsデータ通信対応。
- HD-60P
- HD-61P - HD-60Pの11桁変換機能搭載バージョン。
- D101P
- D209P - 101Pの「たのしメール」(ショートメッセージ・IDOエリアでは非対応)機能搭載バージョン。
- D305P - ezweb対応・auブランド。
- cdmaOne
- CDMA 1X WIN(後のau 3G)
- W51P - 5年ぶりのau端末。カシオ日立モバイルコミュニケーションズからシステムソフトウェアのOEM供給を受けているため、日本語入力システムはAdvanced WnnではなくATOK for au+APOT。これは協業相手のNECがKDDIと関係が悪く[要出典]、au向けの端末を供給していないため。なお、ハードウェアはPMCによる製造である。
- W52P
- W61P - auのパナソニックWIN端末としては初めてワンセグを搭載している、ただしVIERAケータイと名づけてはいない。
- W62P - W61Pの女性向けバージョン。ちなみに限定バージョンとして「島耕作ケータイ」も存在する。
- P001(MA001) - auのパナソニックWIN端末としては初にして唯一のKCP+を搭載。この機種よりSD-Audioが正式に廃止された代わりに着うたフルプラスに対応。製造型番の“MA”は松下の“ま”。
-
PDC端末の521G(1997年)
-
au向け端末のW61P(2008年)
-
IDO・DDIセルラーグループ(現 au)向けのメール端末フォトパレット(2000年)
ツーカー向け
- ツーカー携帯電話(東京エリア)ツーカーデジタル(東海エリア)
- TH051(東京エリア)P(東海エリア)
- PII(東海エリア)
- デジタルツーカーシリーズ(関西エリア)
- P
- PII
- PIII
- Cyber Gigaシリーズ(一部を除き、3エリア共通シリーズ)
- TH061(東京・東海エリア)
- TH071(東京・東海エリア)P201(関西エリア)
- TH081
- TH091 - この機種よりスカイメッセージ対応
- TH092 - この機種よりスカイメロディ(着信音配信サービス)対応
- TP01 - この機種よりezweb・和音着信メロディ(3和音)対応
- TP11 - カラー・折りたたみ式・着信メロディは16和音
海外向け端末
- GSM
- 2005年12月9日にGSM端末の製造から撤退している[6]。
- P341i, P342i
- GDシリーズ : GD30、GD35、GD55、GD67、GD68、GD70、GD75、GD76、GD85、GD87、GD88、GD90、GD92、GD93、GD95、GD96
- Gシリーズ : G50、G51、G60、G70、G400、G450、G500, G600
- VS(Visual & Slim)シリーズ : VS2、VS3、VS6、VS7
- MX(Maximum Endurance)シリーズ : MX6、MX7
- SA(Sporty & Active)シリーズ : SA6、SA7
- SC(Stylish Camera/Colour)シリーズ : SC3
- Aシリーズ : A100、A101、A102、A200、A210、A500
- Xシリーズ : X11、X66、X68、X70、X77、X88、X100、X200、X300、X400、X500
- Xシリーズ(Symbian OS S60) : X700、X800
- KXシリーズ : KX-TU301、KX-TU311
- 2005年12月9日にGSM端末の製造から撤退している[6]。
- スマートフォンELUGAシリーズ
その他
なお、旧松下通信工業が製造していた計測機はPMCがアフターサービスを引き継いでいる。
注釈
出典
- ^ a b c “パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社 第6期決算公告 | 官報決算データベース”. kessan.laboneko.jp. 2019年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月23日閲覧。
- ^ “Mobile:松下とNEC,携帯電話端末開発で提携――焦点はソフトウェア”. www.itmedia.co.jp (2001年8月21日). 2013年10月30日閲覧。
- ^ 『携帯電話端末事業に集中特化した新会社「パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社」を設立』(プレスリリース)パナソニック株式会社、2013年4月1日 。2013年4月1日閲覧。
- ^ “パナソニックモバイル、国内スマホ事業を休止 - ケータイ Watch”. k-tai.watch.impress.co.jp (2013年9月26日). 2013年9月27日閲覧。
- ^ “パナソニックモバイルコミュニケーションズ株式会社の情報|国税庁法人番号公表サイト”. www.houjin-bangou.nta.go.jp. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “松下、海外2.5G端末から撤退 3Gに集中、Linuxに統一 - ITmedia NEWS”. www.itmedia.co.jp (2005年12月9日). 2011年11月23日閲覧。
- ^ 『「ELUGATM (エルーガ)」を欧州市場に投入』(プレスリリース)パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社、2012年2月21日 。2012年6月18日閲覧。
- ^ “パナソニックモバイル、欧州のスマホ事業から撤退へ - ケータイ Watch”. k-tai.watch.impress.co.jp (2012年10月31日). 2012年11月1日閲覧。
- ^ “携帯電話やけど訴訟、メーカー側の敗訴確定 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)”. www.yomiuri.co.jp (2011年10月29日). 2011年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月30日閲覧。
固有名詞の分類
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