バンダイビジュアル バンダイビジュアルの概要

バンダイビジュアル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/27 16:18 UTC 版)

バンダイビジュアル / エモーション
BANDAI VISUAL / EMOTION
親会社株式会社バンダイナムコフィルムワークス
設立1983年8月23日
販売元株式会社バンダイナムコフィルムワークス
ジャンルアニメ特撮映画
日本
本社所在地東京都杉並区荻窪4丁目30番16号
藤澤ビル ホワイトベース
公式サイトv-storage.bnarts.jp

また、バンダイビジュアル株式会社: BANDAI VISUAL CO., LTD.)は、2018年3月まで上記の事業を展開していた企業。

概要

そもそもは日本国内のアニメ特撮の発売を目的に発足された。このため『ガンダムシリーズ』や『ウルトラシリーズ』などのアニメ・特撮が多いことで知られるが、「プリズナー№6」や「謎の円盤UFO」などの海外作品も発売。これ以外にも北野武押井守(一部作品を除く)監督作品を発売。

東映そのグループ企業との関係は比較的良好なそれ以外の事業とは対照的に、ビデオグラム機器富裕層にしか普及していなかった頃の1970年代初頭の極初期には東映ビデオの前身企業が当時東映代表取締役社長岡田茂によって設立された歴史的経緯上、映像部門に限って犬猿の仲であるため、東映グループの作品は一切販売しないという暗黙の了解がある。

1983年に世界初のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)である『ダロス』を発売した。

1990年頃には高田馬場のB-CLUBショップに併設された映画館エモーションシアターの運営も行っていた。

2006年5月1日にランティスを子会社化した。

バンダイナムコグループの戦略ビジネスユニットのひとつ「映像音楽コンテンツSBU(戦略ビジネスユニット)」の主幹会社であったが、2010年4月のグループ再編「バンダイナムコグループ リスタートプラン」(同年2月発表)により、「ゲームコンテンツSBU」(主幹会社:バンダイナムコゲームス)と統合した「コンテンツSBU」(主幹会社:バンダイナムコゲームス)に属する一事業会社に格下げされたが、2015年度より「映像音楽プロデュースSBU」として主幹会社に復帰した。

2018年4月1日にランティスを吸収合併し、株式会社バンダイナムコアーツに商号変更した。「バンダイビジュアル」「エモーション」はレーベルの名称として、シンボルロゴと共に継承された[1]

2022年4月1日にバンダイナムコアーツの映像事業部門とサンライズバンダイナムコライツマーケティングが合併・統合してバンダイナムコフィルムワークスが発足され、「バンダイビジュアル」「エモーション」は引き続きブランド継承されることになっている[2]

同時に、旧バンダイビジュアルの法人格(バンダイナムコアーツ本体)は、バンダイナムコミュージックライブへ移行したため、「バンダイビジュアル」の法人格とブランドが分離されることになった。

沿革

  • 1983年 - 株式会社エィ・イー企画(AE企画、Account Exective Planing)を設立。バンダイの映像ソフト販売代理店になる。同年11月21日にビデオカセット(VHS)の発売を開始。
  • 1984年 - レーザーディスク(LD)の発売を開始。
  • 1987年 - バンダイがウォルト・ディズニー・カンパニーと映像ソフト販売契約を結ぶ(1989年に契約終了)。
  • 1988年 - 株式会社バンダイ メディア事業部を設立。機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のために、ガンダムはEMOTIONレーベルのマスコットになった。[要出典]
  • 1989年 - エィ・イー企画がバンダイビジュアル販売株式会社に社名変更。
  • 1991年 - バンダイビジュアル販売がバンダイビジュアル株式会社: BANDAI VISUAL CO., LTD.)に社名変更。
  • 1992年 - バンダイ メディア事業部の映像ソフト事業をバンダイビジュアルに統合、これにより企画・製作・発売・販売が一体化する。
  • 1998年 - 公式サイトを開設。
  • 2003年 - 東京証券取引所第二部上場。エモーションミュージックを子会社化。
  • 2005年 - アメリカに現地法人を設立。これ以前は北米向けバンダイビジュアル発売の作品は同じく現地法人のバンダイエンタテインメントより発売されていた。
  • 2006年
    • 2月1日 - 東京証券取引所第一部上場。
    • 2月6日 - ランティスと業務提携を行なうと発表。
    • 3月1日 - エモーションミュージックの商号をエモーションに変更、荻窪スタジオ運営業務及び出版系事業を同社に譲渡。
    • 5月1日 - ランティスを連結子会社化。
  • 2007年
  • 2008年
    • 2月15日 - 株式上場廃止。
    • 2月21日 - 株式交換によりバンダイナムコホールディングスの完全子会社となる。
    • 12月8日 - 本社を東京都品川区東品川4-12-4 品川シーサイドパークタワー(22階、23階)に移転。
  • 2009年
  • 2010年
    • 4月1日 - サンライズとの共同出資によりバンダイナムコライブクリエイティブを設立[4]
    • 10月1日『YOMBAN』を『Webコミックゲッキン』としてリニューアル
    • 10月29日 - 新コミックスレーベルとして「エモーションコミックス」を2010年12月10日より創刊することを発表[5]
  • 2011年4月1日 - エモーションを吸収合併。
  • 2012年9月3日 -『Webコミックゲッキン』更新終了
  • 2013年4月1日 - ランティスの株式を追加取得し、完全子会社化[6]
  • 2014年11月4日 - 本社を東京都渋谷区恵比寿一丁目18番14号に移転[7]
  • 2017年9月1日 - アクタスの株式を全取得し子会社化[8]
  • 2018年4月1日 - 当社を存続会社としてランティスを吸収合併し、株式会社バンダイナムコアーツ: BANDAI NAMCO Arts Inc.)に商号変更。ロゴもバンダイナムコグループ共通デザインに変更[9][10][11]
  • 2022年

  1. ^ ただし、吸収合併したランティスと異なり、バンダイナムコアーツ発足後に発売された映像ソフトのCMでは、従来「バンダイビジュアル」表記されていた部分が「バンダイナムコアーツ」表記になった。
  2. ^ a b 「サンライズ」社名変更。バンダイナムコの映像・音楽事業が統合、AV Watch、2022年2月8日
  3. ^ a b c d e f g 第34期 決算公告” (PDF). バンダイビジュアル株式会社 (2017年6月12日). 2017年12月8日閲覧。
  4. ^ バンダイナムコグループ ライブ事業進出 4月に新会社”. アニメ!アニメ!ビズ (2010年2月3日). 2014年1月31日閲覧。
  5. ^ 新コミックスレーベル「エモーションコミックス」創刊12月10日より毎月4アイテムを刊行第1弾は「マジンカイザーSKLヴァーサス」「CANAANスフィル」「英雄伝説 空の軌跡」「リリィ・トゥリガー」の4タイトル|株式会社角川グループパブリッシングのニュースリリース”. 2012年10月26日閲覧。
  6. ^ 第30期 決算公告” (PDF). バンダイビジュアル (2013年6月14日). 2014年1月31日閲覧。
  7. ^ 企業情報 沿革”. バンダイビジュアル. 2014年11月15日閲覧。
  8. ^ バンダイビジュアル、ガルパン制作のアニメ制作会社「アクタス」を買収 アクタスの企画力で優良IPの創出目指す、ねとらぼ、2017年9月4日
  9. ^ 子会社の組織再編について バンダイナムコホールディングス 2018年2月9日
  10. ^ バンダイナムコグループ中期計画(2018年4月~2021年3月) CHANGE for the NEXT 挑戦・成長・進化 バンダイナムコホールディングス 2018年2月9日
  11. ^ バンナムHD、子会社再編を実施 ナムコがバンダイナムコアミューズメントに社名変更 バンダイビジュアルとランティス合併 BANDAI SPIRITSを設立、Social Game Info、2018年2月9日
  12. ^ "「EMOTION」レーベル40周年記念企画「EMOTION 40th Anniversary Program」がスタート!40周年記念ロゴ・ビジュアル・ムービー公開!記念サイトオープン!". 注目記事|V-STORAGE (ビー・ストレージ) 【公式】. 株式会社バンダイナムコフィルムワークス. 2022年11月21日. 2022年11月22日閲覧
  13. ^ バンダイビジュアルの米国子会社がBEIと統合---世界で高付加価値ソフトを提供する「オネアミス」を強化|impress AV Watch”. 2021年3月13日閲覧。


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