バス (交通機関)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 07:49 UTC 版)
その他の特殊なバス
- ガイドウェイバス:一般のバスの特徴に加え、専用軌道を案内装置の誘導で走る(ハンドル操作が不要)ことのできるもの。日本の法規上では、専用軌道走行時は鉄道車両として扱われる。ドイツのエッセン、オーストラリアのアデレード等が有名である。日本では2001年に名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)が実用路線として開業した。
- IMTS:路面に埋め込まれた磁石をガイドとして走るバス。無人で隊列走行し、マニュアル操作で一般道にも乗り入れ可能である。日本の法規では、軌道に沿って走るため、専用軌道走行時は鉄道車両として扱われる。2005年に開催された愛・地球博の会場内交通機関として使用された。
- デュアル・モード・ビークル:道路と鉄道の鉄軌道の両方を走行する機能を備えた車両。1963年に日本国有鉄道がアンヒビアンバス(アンフィビアンは英語で両生類の意)の名で試作したが、実用化はされなかった。2004年から北海道旅客鉄道(JR北海道)により実用化に向けて試験中。
- トラックバス:トラックを改造し、荷台の代わりに客室を設けたもの。製造費が安いために、東南アジア諸国では小規模輸送の主力として使われ、アメリカ合衆国では主にスクールバスに使われている。日本では一般的には使われていないが、昔のボンネットバスを模したものや在日米軍の基地内で使われていることがある。
- (ポストバス) :郵便配達も行うバス。主にヨーロッパで使われる。
- 旅客用雪上車 : 雪道を走行するバス (大型特殊自動車第二種運転免許必要)
- フランスのモン・サン=ミシェルでは、旅客送迎用のバスを転回するスペースを確保することが困難なため、バスの両端2箇所に運転席が設けられた特別なバスが運用されている。運転手が反対側の運転席に移動することで、転回することなく反対方向に発進できる。 [12][13]
- ^ ロジャー・ブリッジマン『1000の発明・発見図鑑』丸善株式会社 2003年11月1日 p. 128.
- ^ “2030年の自動運転(2022年最新版)移動サービスはじめ自家用レベル4も”. 2022年10月3日閲覧。
- ^ “日本モビリティ株式会社(2021年度事例)”. 2022年10月3日閲覧。
- ^ a b c 浅井建爾 2001, p. 246.
- ^ 広田 2008, pp. 168–172.
- ^ 水素燃料エンジンバスの公道走行を実現
- ^ 東京都市大学水素燃料エンジンバスの開発に成功
- ^ 広田 2008, pp. 45–47.
- ^ 広田 2008, p. 89 (おおよそこの段落全体の出典)
- ^ “China's longest bus unveiled in Shanghai”. Jongo.com. (2007年3月15日). オリジナルの2011年9月30日時点におけるアーカイブ。
- ^ “SNSで話題! 路線バスをセカンドカーに!? バスの個人所有は簡単に出来るのか”. くるまのニュース (2020年7月1日). 2022年1月12日閲覧。
- ^ Caetano Bus. “Double End Steering”. 2017年5月27日閲覧。
- ^ Midlands Business News (2012年10月10日). “British engineering firm helps to solve french tourist problem”. 2017年5月27日閲覧。
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