バイオレンスジャック 世界設定

バイオレンスジャック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/24 15:27 UTC 版)

世界設定

関東地獄地震

関東地方を襲った未曾有の大地震の通称であり、初期設定では日本国政府による呼称は「昭和大震災」。この地震によって関東地方には巨大な地割れが生じ本州から物理的に分断され、政府による統治が及ばない無法地帯と化した。その結果、生き残った者以外にもそれまでの一般社会で生きていけない異端者などが集まり、弱肉強食の社会を形成している。スラムキングが最も強い勢力で恐れられているが、のちに逞馬・天馬といった生き残りの孤児達がたくましく成長し、軍を率いてこれに対抗した。

だが、作中で成長していく子供たち以外の人物はほとんど変化することがなく「アイアンカイザー編」では村人の一人が地獄地震から何年が過ぎたのか思い出せないと独白している。

『新バイオレンスジャック』では「関東地獄地震が起きたのは21世紀初頭(201X年)」、「地球温暖化の影響もあって都心部は大洪水で水没」、「関東が群島化」という変更点があるうえ、地域によって時間の感覚が異なるなど、現実とは違う別次元の世界とも言われている。

ドラゴン

関東の恐怖の象徴たる、スラムキング配下の騎馬軍団。以下、主な部隊。

ドラゴン二天疾風隊
ドラゴンの中でも、五指に入る部隊。隊長は疾風の二天。
ドラゴン重騎馬軍団
元警官や元自衛隊員で構成した特に武装を強化された部隊で、多数の近代兵器を有する。隊長は旧軍人の鉄騎士。ジャックとの戦闘で2回全滅したが、その都度に再建されている。
ドラゴン黒雲隊
騎馬武者70人と近代兵器を使う30人の100人による精鋭部隊。隊長は元自衛隊隊員の雲井九郎。
ドラゴン紅竜隊
スラムクイーンを中心とした女性兵士のみで構成された部隊。隊長は紅沙羅。軍装は極めて露出的かつ扇情的だが、残忍さでは他の部隊に引けを取らない。
ドラゴン百鬼隊
ズバ蛮の私兵部隊。関東外部との接点・外界空港を管理しており、ズバ蛮砦を構えている。強力なヘリ部隊を有する。
ドラゴン九龍隊
9人の超能力者で構成され、ズバ蛮に預けられている。
ドラゴン鬼面隊
隊長は元プロ野球スター選手の夜叉。夜叉が仲間の野球選手を集めて組織した部隊。
ドラゴン魔獣隊
元力士や元プロレスラーなどで構成された怪力集団。隊長は獣人。
マッドドラゴン
元暴走族グループで構成されたバイク部隊。隊長は爆雷。
ドラゴン黒風隊
偵察・暗殺を主な任務とする忍者部隊。隊長は元自衛隊レンジャー部隊隊長の黒風。
ドラゴンテール
ドラゴンの先兵隊。隊長は赤竜。
ドラゴン黄竜隊
隊長は木戸原。

外道会

やくざからも見捨てられ、関東でしか生きられなくなった外道達で組織された。その名のとおり、どんな非道な事も躊躇しない。

人犬

関東スラム街編から登場。肘や膝から先を切断されて蹄鉄代わりの杭を装着され、自殺できないように舌を抜かれた人間。スラムキングのペットではあるが、愛玩用ではなく虐待用である。

代表的なのが飛鳥了と牧村美樹であり、以前はスラムキングの店で働いていたウェーターとウェートレスとして恋人関係だったが、美樹がスラムキングからスラムクイーンの一員になるように迫られたため、2人で駆け落ちしたところを追跡してきたドラゴンに捕らえられ、キングの手で人犬化される。

物語には登場しないが、了と美樹以前にも、同様の理由で人犬にされた男女がいた。しかし、さんざん弄ばれて辱められた後、闘犬として獰猛な土佐犬の檻に入れられ、噛み殺されている。このように、最初に人犬化された2人はあっさり殺されたのに、了と美樹が長く生き恥をさらすように生かされ続けた理由は、物語の最後で明らかになる。

作劇上はただキングの非情さを強調するため、『デビルマン』で人気のあった了と美樹を使っただけと作者は語っている。物語の最終構想をまとめる際、最初にすぐ死ぬはずだった人犬・了は最も重要な役割となった。




  1. ^ 「永井豪インタビュー」『永井豪 世紀末悪魔事典』永井豪&ダイナミックプロ原作、草野真一構成、講談社、1999年、p.10
  2. ^ 夢枕獏(解説部分)『完全版バイオレンスジャック』18巻、中央公論社〈中公文庫コミック版〉、1998年12月18日、初版、508ページ。ISBN 4-12-203321-72008年1月9日閲覧。
  3. ^ 永井豪『漫画家 SF漫画への旅立ち』実業之日本社 1992年、p.127
  4. ^ 『アニメビデオ'88カタログ』玄光社、1987年、p.151
  5. ^ 『アニメソフト完全カタログ 1992年版』角川書店、1992年、p.298





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