ハンプシャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 13:42 UTC 版)
経済
ハンプシャーは比較的豊かな州で、域内総生産 (GDP) は229億ポンド(サウサンプトンとポーツマスを除くと163億ポンド)である。この数値はイングランドで6番目の規模で、北アイルランドと同規模で、それぞれ全体としてイギリス経済の2%を占めている[4]。
ポーツマスとウィンチェスターは、州で最も高い労働人口密度で、したがって都市部に通勤する人の割合が高い。サウサンプトンは仕事の数が最も多く、市内外から通勤する人が多い。ハンプシャーは失業率が全国平均より低く(全国平均が3.9%の年に1.9%)、2005年3月現在1.1%に低下している。全国平均が42%なのに対して、39%が大企業で働いている。ハンプシャーは工場部門を除いてハイテク産業で働く割合が全国平均より高い。人口の25.21%が、公営企業で働いている。[5]
ハンプシャーの農村部の多くが、伝統的に農業に頼っているが、周辺のほとんどの州より農業の割合は低く、ほとんど酪農に集中している。雇用との関係では農業は20世紀前半から重要度は減ってきていて、現在農業に従事しているのは、人口の1.32%である。ハンプシャーは長らく猪とベーコンの原料になる帰化動物の「ハンプシャー豚」と関係がある。[6]
ニューフォレスト区域は国立公園で、ここでは観光が1992年に750万人が訪れる重要な経済になっている。[7]南ダウンズとサウサンプトンとウィンチェスターの都市も観光客を呼び込んでいる。サウサンプトンボートショーは1年で最大の催し物の一つで、ハンプシャー全域から人々が訪れている。2003年は全部で日帰りの観光客が3,100万人、長期滞在が4,200万人いた。[8]
サウサンプトンとポーツマスの都市は、どちらも重要な港湾都市で、サウサンプトンはコンテナー貨物輸送の割合が高く、ポーツマスは海軍基地がある。ドックは大量の雇用を生み出してきたが、再び機械化で経済の多様化に直面している。
- ^ Met Office, 2000. 連合王国の年間平均気温 Archived 2010年3月4日, at the Wayback Machine.
- ^ Met Office, 2000. 連合王国の年間平均降雨量 Archived 2010年3月4日, at the Wayback Machine.
- ^ Met Office, 2000. 連合王国年間平均日射量 Archived 2010年3月4日, at the Wayback Machine.
- ^ ハンプシャー評議会2002年版 経済指標
- ^ ハンプシャー評議会2004年版「ハンプシャーの横顔」
- ^ a b ハンプシャー評議会2003年版「報道発表:ハンプシャーの豚には家がある。」
- ^ ニューフォレスト郡評議会(日時不明)「観光に関する質問と答え」
- ^ ハンプシャー評議会『イギリスの観光調査と大ブリテンの日帰り余暇調査』2004年版「観光の実体と指標」
- ^ 国立統計局とハンプシャー評議会(2003年版)2001年国勢調査資料
- ^ ハンプシャー評議会(2005年)地方選挙結果
- ^ サウサンプトン市評議会(2005年)地方選挙結果
- ^ ポーツマス市評議会(2005年)議員一覧
- ^ BBCニュース(2004年5月5日)イギリス各州で州花の選考
- ^ ハンプシャー評議会(2005年)「実態と指標」
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