ハロ (ガンダムシリーズ) 機動戦士ガンダム00に登場するハロ

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ハロ (ガンダムシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 02:34 UTC 版)

機動戦士ガンダム00に登場するハロ

声 - 小笠原亜里沙(オレンジ他)、高山みなみ(赤)、入野自由(HARO)、佐藤有世(青)

私設武装組織・ソレスタルビーイングにて、宇宙世紀シリーズに登場するハロより一回り小さくバレーボールの球よりやや大きいサイズの複数体が登場。ソレスタルビーイングは必要最小限の人員で活動を行っているため、回避運動などMSのサブパイロットから専属の小型ロボットによるメンテナンス活動など、あらゆる面をこなす独立型マルチAIとして存在する。

MSやパイロットのサポート機器として使用されるという点で、『機動戦士Vガンダム』に登場したハロと性質的に近いものがある。手足のギミックが内蔵されているが、特に足のギミックに関しては他のガンダムシリーズに登場するハロと異なり、足首が付いている。

公式外伝『00I 2314』において、2196年から木星探査船「エウロパ」にてGNドライヴの開発に携わったイノベイドのスカイ・エクリプスの手で製作されたうちの1台がGNドライヴと共に地球へ送られ、それを発見したCBのメンバーがコピーしていったことが明らかになった[注 8]

登場するハロはどれも兄弟機として認識されている。代表されるハロは、ロックオン・ストラトス(初代:ニール・ディランディ / 2代目:ライル・ディランディ)の相棒として登場し、彼らの専用MSのガンダムデュナメス / ケルディムガンダムを制御する黄色がかったオレンジカラーのハロであり、他カラーのハロからは「オニイサマ」「オニイチャン」「アニサン」などと呼ばれる。セカンドシーズンでは赤ハロも登場し、沙慈・クロスロードのパートナー的存在となっている。そのほか、グリーン、ライトブルー、ピンク、パープル(トリニティのものとは別)などのカラーも存在し、オレンジハロと共に整備メカ「カレル」で整備を行うことがある。なお、劇場版ではロックオン(ライル)専用MSのガンダムサバーニャをオレンジハロ単独では制御しきれないため、同機のコックピットに青ハロが1体追加されている。

プトレマイオスチームとは別行動を取るトリニティのネーナ・トリニティの相方であり、80年前に発見された個体と同系色であるパープルブラックのハロ(正しくは「HARO」)は、オレンジハロから「ニイサン」と呼ばれている。ただし、当ハロはオレンジハロに関しての情報を持たないために同系機と認識せず、目つきや口が悪く、攻撃的な面がある。長らくネーナのサポートを行っていたが、セカンドシーズンでネーナがイノベイター勢力に用済みと見なされた際には、リボンズ・アルマークがHAROを通してネーナにそれを宣告しており、リボンズによって制御されている。他カラーも含めて宇宙空間を自由に動き回る能力は持っていないため、ガンダムスローネドライが大破した後は宇宙空間を浮遊するだけであったが、西暦2314年の対ELS戦終了直後にデブリの回収業者によって回収されたと設定されている。


注釈

  1. ^ 通常は黄緑色だが、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズではピンクになっている。
  2. ^ 第1話でエレカ(電気自動車)の荷台に載せられているシーンでは、かなり大きく描かれている。
  3. ^ 雑誌『B-CLUB』の井上による連載記事「宇宙世紀小monoグラフ」が『機動戦士ガンダム MS回顧録』にまとめて再録された際に「最終回」として書き下ろされたものである。
  4. ^ ただし、「過去編」開始前は従来設定通りフラウへのプレゼントとして製作したとされていた[10]
  5. ^ 回路の形状は、テムがのちにサイド6でアムロに手渡したものに酷似している。
  6. ^ 設定画には「ハロ the II」という名称が記されている[15]
  7. ^ 『THE ORIGIN』では、アムロがテムに買ってもらった際の外箱に "HARO" と記されている。
  8. ^ 後述するトリニティのHAROと同形状のものもスカイが所有していた。
  9. ^ 『SDガンダム GGENERATION NEO』など。

出典

  1. ^ a b 公式ウェブ 2006.
  2. ^ a b 電撃EBザンスカール戦争編上 1994, p. 23.
  3. ^ ロマンアルバム 1980, p. 66.
  4. ^ 日経新聞ウェブ 2012.
  5. ^ a b ガンダム超百科 1980, p. 209.
  6. ^ a b ガンダム大事典アニメック 1981, p. 145.
  7. ^ a b c MS回顧録 1999, p. 204.
  8. ^ 週刊MSバイブル100 2021, p. 6.
  9. ^ ORGINガイドブック2 2010, p. 114.
  10. ^ ORGINガイドブック1 2004, p. 49.
  11. ^ a b c d e f g h i カイのメモリーより1 2010, p. 133-145.
  12. ^ カイのメモリーより1 2010, p. 146-154.
  13. ^ Ζ大事典 1986, p. 170.
  14. ^ a b c d e f 週刊MSバイブル100 2021, pp. 8–9.
  15. ^ a b Ζキャラ設定集 1985, p. 47.
  16. ^ a b c ファクトファイル35 2005, p. 14.
  17. ^ a b c d e f g h 週刊MSバイブル100 2021, pp. 10–11.
  18. ^ a b c d 小説UC3 2007, p. 114.
  19. ^ ライデンの帰還2 2011, p. 1.
  20. ^ a b ライデンの帰還3 2011, p. 6.
  21. ^ a b ベルトーチカチルドレン 1988, p. 147.
  22. ^ a b ファクトファイル39 2005, p. 10.
  23. ^ a b c 週刊MSバイブル100 2021, pp. 12–13.
  24. ^ 週刊MSバイブル100 2021, p. 18.
  25. ^ 閃光のハサウェイ上 1989, 表紙。
  26. ^ a b Vガンダム大事典 1994, p. 122.
  27. ^ ボンボン増刊V特集号 1993, p. 26.
  28. ^ a b 電撃EBザンスカール戦争編上 1994, p. 99.
  29. ^ ファクトファイル47 2005, p. 12.
  30. ^ NT100%V1 1994, p. 30.
  31. ^ 小説Gセイバー上 2000, p. 134.
  32. ^ 遠藤綾 アニメキャラ・プロフィール・出演情報・最新情報まとめ”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2023年4月12日). 2023年8月21日閲覧。
  33. ^ a b 株ガンダム特別納会 2023.
  34. ^ a b Figure-riseスレッタ 2022.
  35. ^ 東京おもちゃショー2018 ロボ・IoT玩具を紹介日刊工業新聞』電子版(2018年6月9日)2018年6月16日閲覧


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