ハマーン・カーン
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搭乗機
特に記載のないものは専用機であり、白(と紫)を基調とした塗装が施されている。
- 映像作品
- その他
座乗艦
他作品での活躍
漫画
- 機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像
- 準主役として14歳時点からのハマーンが登場しており、物語序盤はアニメ版とはまったく印象が異なる、陰はあるものの明るいキャラクターとなっている。髪型もツインテールであり、中盤から『Ζ』の頃と同様に変えている。シャアに対する愛情も一方的な「片思い」として描かれており、それによる感情のすれ違いによって変わっていく様子が描かれる。
- 機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―
- 劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation』機軸で描かれており、先述の『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』での容姿や設定を踏襲しつつも、異なる人物像としてラコックによって語られている。
- 機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
- 『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』よりさらに以前、一年戦争当時のハマーンが登場する。当時のハマーンはまだ生きていた姉マレーネを心から慕う、まだ性格に陰や険のない少女であった。
- 機動戦士ガンダム ヴァルプルギス
- ハマーンの戦死から半年後、ハマーンを名乗る容姿も同じ女性がネオ・ジオン残党を率い、自らもディマーテルに搭乗する。連邦軍はハマーンの戦死は確認済みのため「影武者」と見ている。その正体はハマーンの妹のセラーナ・カーンであった。
- 前日譚の『機動戦士ガンダム ヴァルプルギスEVE』では、セラーナとは別のハマーンの影武者も登場する。
- アクシズのハマーンさん
- 『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』を基にしたパロディ作品で、作中でのハマーンは、シャアに激しすぎる恋愛感情を持ち、猪のようなただならぬ殺気と共にあの手この手でアタックを繰り返している。
- 爆笑戦士! SDガンダム
- アイドル演歌歌手志望のミネバのわがままに振り回されるハマーンが作品序盤のメインテーマとして描かれている。
- アラサーOLハマーン様
- 現代社会を舞台に、アラサーのOLであるハマーンの日常を描く。
ゲーム
- 機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀+Z さらにデキるようになったな!
- ツンデレな性格で描かれており、クワトロ(シャア)からは「はにゃ〜ん」と呼ばれている。
人間関係
- シャア・アズナブル
- 『機動戦士Ζガンダム』では、シャアとの確執が多く見られる。ハマーンの、ザビ家の遺児ミネバ・ラオ・ザビを政治の道具として利用するという方法と歪んだ育成方針は、シャアには許容できかねるものであり、「ジオンの亡霊」と毒づいている[18]。アクシズ時代には親しい間柄だったようだが、詳しい関係は番組中では描写されていない。
- 50話でシャアの百式が目の前で爆発の中に消えた時には惜しむような言葉をこぼしており、複雑な心境が垣間見える。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- 前述のようにシャアとの対立原因となったのがミネバの教育方針である。ミネバはハマーンに対して養育と保護に対する感謝は表しているものの、どこか顔色を窺っている様子が見られる[18]。ハマーンの前では笑顔を見せることが無かったのか、民間人と遊ぶミネバの笑顔を見たハマーンは驚いている[5]。
- カミーユ・ビダン
- メールシュトローム作戦中にMSでカミーユと対峙した際、互いに深層意識に眠る記憶を感知するほど精神が共鳴する。しかし、ハマーンはその心中を知られたことに怒りを覚えている[19]。なお、その際にカミーユが見た、シャアとハマーンの湖畔をバックにした写真のイメージは、「アムロシャアモード」によればデラーズ紛争終結直後の時期にモウサ内(バックは映像)で撮影されたものとされる[注 2]。
- 小説版『機動戦士Ζガンダム』ではシャアに「カミーユはハマーンのお気に入り」と評されており、「もっと若い頃を知りたかった」と言うカミーユのためにお洒落をして食事に誘う場面もある。
- ジュドー・アーシタ
- シャアと同じ気配を感じたことで興味を持ち、仲間になるよう再三誘いを掛ける。また、自分とジュドーが同じ人種だと語りかける場面も何度も登場し、ジュドーの仲間達がジュドーとハマーンが引き合っていることを指摘する場面もある。ジュドーを前に本心を口にする場面も多い。しかし、ジュドーはハマーンに改心を呼びかけこそすれ現在の彼女の生き方を受け入れることはなかった。またジュドーに対しては名前ではなく「少年」と呼びかけることが多かった。最終的にMS同士による決戦でジュドーに敗れるが、散り際にジュドーという「強い子」に会えて地球圏へ帰ってきて良かった、との想いを言葉で遺す。
注釈
出典
- ^ 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』より。ここで扱うニュータイプ研究機関とは、フラナガン機関ではない。
- ^ 『機動戦士ガンダムΖΖ』第44話。
- ^ 伊沢秀夫編「インタビュー・シリーズ 富野由悠季」『機動戦士Zガンダム大事典』ラポート、昭和61年8月25日。雑誌 69159-12、104頁。
- ^ 『機動戦士ガンダムΖΖ』第18話より。
- ^ a b 『機動戦士Ζガンダム』第39話より。
- ^ 『機動戦士ガンダムΖΖ』第9話、第18話、第27話より。
- ^ 『機動戦士ガンダムΖΖ』第39話より。
- ^ “発表! 全ガンダム大投票 40th”. NHK. 日本放送協会. 2020年8月30日閲覧。
- ^ “ガンダム史上最もかっこいい女性キャラランキング”. gooランキング. NTTドコモ (2021年7月8日). 2022年6月25日閲覧。
- ^ ガンダムエース02 2022, p. 527, 「《ことぶきつかさ》の出来るまで」第54回.
- ^ 『機動戦士ガンダムΖΖ』第47話
- ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』より。
- ^ テレビ版『機動戦士Ζガンダム』第32話、および劇場版『機動戦士ΖガンダムII A New Translation -恋人たち-』より。
- ^ 『機動戦士Ζガンダム』第42〜50話、劇場版『機動戦士ΖガンダムIII A New Translation -星の鼓動は愛-』、『機動戦士ガンダムΖΖ』第47話より。
- ^ 『機動戦士ガンダムΖΖ』第40話より。ゲーム作品ではアッガイ搭乗に着目される傾向にあり、『機動戦士ガンダム0083カードビルダー 両雄激突』ではハマーンの機体適性にアッガイが設定され、『機動戦士ガンダム ガンダムvs.Ζガンダム』の宇宙世紀モードでも、使用可能な機体として登場する。
- ^ ゲーム『SDガンダム GGENERATION GATHER BEAT』では2号機、『SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ』および『SDガンダム GGENERATION DS』では3号機とされる。
- ^ a b 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』より。
- ^ a b 『機動戦士Ζガンダム』第33話より。
- ^ 『機動戦士Ζガンダム』第47話・劇場版IIIより。
- ^ C.D.A.9 2007, p. 112.
- ^ EBグリプス戦争編 1989, pp. 61–63.
- ^ C.D.A.公式ガイド 2010, pp. 128–129.
- ^ 小説ガンダムTA15 2017.
- ^ データガンダムII 2010, pp. 112–116.
- ^ a b C.D.A.公式ガイド 2010, p. 28.
- ^ a b C.D.A.公式ガイド 2010, p. 5.
- ^ データガンダムII 2010, p. 112-116.
- ^ “榊原良子、コロナ禍に苦しむ人へメッセージ 『Zガンダム』ハマーン様に込めた思い明かす「戦いを美化させずに」”. ORICON NEWS (オリコン). (2020年5月7日) 2020年7月11日閲覧。
固有名詞の分類
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