ネバダ州 人口動態

ネバダ州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/03 05:28 UTC 版)

人口動態

人口推移
人口
18606,857
187042,941526.2%
188062,26645.0%
189047,355−23.9%
190042,335−10.6%
191081,87593.4%
192077,407−5.5%
193091,05817.6%
1940110,24721.1%
1950160,08345.2%
1960285,27878.2%
1970488,73871.3%
1980800,49363.8%
19901,201,83350.1%
20001,998,25766.3%
20102,700,55135.1%
20203,104,61415.0%
Source:1910-2010[14]

2020年国勢調査に拠ると、ネバダ州の人口は人口3,104,614人で、2010年より404,063人、すなわち14.96%増加した[1]

ネバダ州の人口重心はナイ郡南部にある[15]。ナイ郡の未編入町パーランプはラスベガス市から西に60マイル (96 km)、カリフォルニア州都の州境近くにあり、1980年から2000年までの20年間で人口が26倍になった。2010年代の10年間はそれまでと比べると成長速度は鈍化したものの、依然としてユタ州アイダホ州テキサス州ノースダコタ州に次ぐ、全米50州中第5位となる成長率であった。

ラスベガス市とその都市圏は1960年から2000年までの40年間、全米で最も成長速度の高い市と地域だった。2020年国勢調査時点では、ラスベガス市単体で州の総人口の約1/5にあたる64万人を数え、都市圏では220万人を超えている[1]。ラスベガスの郊外都市であるヘンダーソン市とノースラスベガス市は全米の人口10万人超の都市の中で、成長速度の高い都市20傑に入っており、ブーンバーブと呼ばれる[16]。さらに、この都市圏は人口10万人を超える、やはり高成長の国勢調査指定地域(CDP)4つを含んでいる。

ラスベガス市の北東65マイル (104 km) にある地方都市メスキートは1990年代と2000年代に成長した小都市圏の例である。その他ラスベガス都市圏の周縁部にあるインディアンスプリングスやサーチライトのような砂漠の町も大きな成長を遂げた。

州内の新しい住民の多くはカリフォルニア州から移転してきた者であり、カリフォルニア化されていると感じる者もいる。

人種と民族の構成

2008年の人口推計によるネバダ州の人種構成は次のようになっている。

  • 65% ヒスパニック以外の白人
  • 20% ヒスパニック
  • 7.1% 黒人
  • 6% アジア系
  • 2% その他

2008年時点でネバダ州移民を祖先で分類すると、ドイツ系 (13.2%)、アイルランド系 (10.7%)、イギリス系 (9.4%)、イタリア系 (6.4%)、アメリカ人 (4.1%) 、スカンディナヴィア系(4.0%)(ノルウェー系(1.7%)、スウェーデン系(1.5%)、デンマーク系(0.8%))の順である[17]

ネバダ州は多くの文化と出身民族の融合したものである。ラスベガス市とリノ市すなわちワショー郡はどの民族も過半数とならない都市と郡である。州内にはバスク人を祖先に持つ人口も少なからずいる。ダグラス郡ミネラル郡およびパーシング郡ではメキシコ人を祖先に持つ人口が多数派であり、クラーク郡の場合はメキシコ系アメリカ人だけで20万人以上がいる。ナイ郡とハンボルト郡はドイツ系アメリカ人が多数派である。ワショー郡にはアイルランド系アメリカ人が多い。リンカーン郡、チャーチル郡ライアン郡ホワイトパイン郡およびユーレカ郡ではイングランド系アメリカ人が多数派である。ラスベガス市では、スカンディナヴィア人、イタリア人、ポーランド人、ギリシャ人、スペイン人およびアルメニア人のような少数民族の増加速度が高い。

ラスベガス市とリノ市にはアフリカ系アメリカ人が集中する場所がある。現在のアフリカ系アメリカ人ネバダ州民の多くはカリフォルニア州、アメリカ合衆国中西部あるいは東海岸から移住してきた者である。

1850年代のカリフォルニア・ゴールドラッシュで数多い中国人が抗夫としてワショー郡に入ってきて以来、アジア系アメリカ人が州内に住むようになった。中国人に続いて19世紀後半には日系人が農業労働者として入ってきた。20世紀の後半までに中国日本韓国フィリピンから、また最近ではインドベトナムから多くの移民がラスベガス都市圏に入ってきた。ラスベガス市にはアジア系アメリカ人が国内でも最も多い部類の地域があり、スプリングマウンテン・ブールバードの州間高速道路15号線より西にはほとんどが中国人と台湾人の「チャイナタウン」があり、またチャールストン・アベニューとパラダイス・ブールバードにはアジア系を顧客にする「アジアタウン」ショッピングモールがある。フィリピン系アメリカ人が州内でも最も数の多いアジア系であり、その人口は113,000人以上である。これは州内アジア系の56.5%に相当し、全人口に対しても4.3%を占めている[18]

2000年国勢調査に拠れば、5歳以上のネバダ州民の16.19%が家庭でスペイン語を話している。また1.59%はフィリピン語を話し[19]、1%は中国語を話している。

州の年齢別構成を見ると、5歳未満6.8%、18歳未満26.3%、また65歳以上13.6%となっている。高齢者(65歳以上)と若者(18歳未満)がネバダ州民の中で大きな構成比を占めている。女性が全体の50.7%を占めている。1990年代と2000年代にギャンブルと宿泊施設産業の職を求めて南アジアラテンアメリカから多くの移民がラスベガス地域に入ってきた。ただし、移民労働者の就職先としては農業と建設が大きな産業である。

2010年時点で違法移民の数は人口の8.8%に相当すると推計されている。これは国内の50州の中でも最も高い数字である[20]

宗教

2000年時点の絶対数で最も多いのはカトリック教会で331,844人、モルモン教会116,925人、南部バプテスト連盟40,233人となっている。ユダヤ教会に属するのは77,100人である[22]

カトリック教会、モルモン教会、福音主義教会の数が多いのは、出生率が高く、全国平均よりも若者人口が多いことが関わっている。ユダヤ系アメリカ人は成人の退職者社会での活動比率が高い。




  1. ^ a b c d QuickFacts. U.S. Census Bureau. 2020年.
  2. ^ Federal Land Acres in Nevada”. US Dept. of the Interior, Bureau of Land Management. 2006年9月30日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年5月7日閲覧。
  3. ^ "Early Native Americans", "nevada-history.org", accessed Dec 27, 2010
  4. ^ Rocha, Guy "Myth #12 - Why Did Nevada Become a State?" Archived 2013年10月24日, at the Wayback Machine., "Nevada State Library and Archives", accessed Jan 9, 2011
  5. ^ Bible, Bill "Protect Gaming's Legacy", "Las Vegas Sun", August 11, 2000, accessed Jan 9, 2011
  6. ^ Jain, Priya "Betty Goes Reno", "Slate.com", July 21, 2010, accessed January 9, 2011
  7. ^ "Nevada Employment & Unemployment Estimates for November 2010", "Nevada Department of Employment, Training, and Rehabilitation"
  8. ^ "Frequently Asked Questions", Nevada Mining Association, accessed January 7, 2011
  9. ^ Nevada”. Wordreference.com. 2007年2月24日閲覧。
  10. ^ Nevada”. Online Etymology Dictionary. 2017年11月15日閲覧。
  11. ^ Myth #123 - Pronouncing Nevada”. Nevadaculture.org. 2010年7月31日閲覧。
  12. ^ a b National Climatic Data Center, Asheville, N.C., and Storm Phillips, Stormfax, Inc.
  13. ^ Federal Writers' Project (1940). Nevada:a guide to the Silver state. US History Publishers. p. 11. ISBN 160354027X 
  14. ^ http://2010.census.gov/2010census/data/apportionment-pop-text.php
  15. ^ www.census.gov”. 2010年7月31日閲覧。
  16. ^ Boomburbs; Smart Growth at the Fringe? p.2. Metropolitan Institute at Virginia Tech. 2005年1月29日.
  17. ^ Nevada - Selected Social Characteristics in the United States, 2008 American Community Survey 1–year Estimates, U.S. Census Bureau, 2008. Retrieved 2010-06-23.
  18. ^ Nevada – Selected Population Profile in the United States
  19. ^ Language Map Data Center”. Mla.org (2007年7月17日). 2010年7月31日閲覧。
  20. ^ Slevin, Peter (2010年4月30日). “New Arizona law puts police in 'tenuous' spot”. Washington, DC: Washington Post. pp. A4. http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/04/29/AR2010042904970.html?sid=ST2010042905051 
  21. ^ Pew Forum on Religion & Public Life”. Religions.pewforum.org. 2010年7月31日閲覧。
  22. ^ The Association of Religion Data Archives |Maps & Reports”. Thearda.com. 2010年7月31日閲覧。
  23. ^ Lawrence M. Friedman, American Law in the Twentieth Century (New Haven:Yale University Press, 2002), 596-597.
  24. ^ The Tax Foundation - Tax Research Areas > Nevada”. Tax Foundation. 2010年9月15日閲覧。
  25. ^ アーカイブされたコピー”. 2013年1月29日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年5月4日閲覧。
  26. ^ State smoking ban sparks zone-change request for Gardnerville parcel Nevada Appeal serving Carson City, Nevada”. Nevadaappeal.com (2007年10月6日). 2010年7月31日閲覧。
  27. ^ Have Nevada bars given up the smoking habit?”. Kvbc.com. 2011年9月29日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年7月31日閲覧。
  28. ^ Las Vegas Now-Breaking News, Local News, Weather, Traffic, Streaming Video, Classifieds, Blogs - UPDATED:Bilbo's Smoking Lawsuit Case”. Klas-tv.com. 2010年7月31日閲覧。
  29. ^ a b “Nevada Ranked Most Dangerous State”. KIROTV. (2008年3月17日). http://www.kirotv.com/news/15618530/detail.html 2009年1月4日閲覧。 
  30. ^ “The guardian is guilty: April Parks, others plead guilty in guardianship abuse case”. KTNV. (2018年11月5日). https://www.ktnv.com/news/contact-13/april-parks-others-plead-guilty-in-guardianship-exploitation-case 2019年9月4日閲覧。 
  31. ^ “Disgraced former Nevada guardian sentenced to serve up to 40 years”. KTNV. (2019年1月4日). https://www.ktnv.com/news/investigations/disgraced-former-nevada-guardian-sentenced-to-serve-up-to-40-years 2019年9月4日閲覧。 
  32. ^ “Guardianship System Still Under Scrutiny - But There Is Progress”. KNPR. (2019年2月21日). https://knpr.org/knpr/2019-02/guardianship-system-still-under-scrutiny-there-progress 2019年9月4日閲覧。 
  33. ^ Voter Registration Statistics - 2010 Elections”. Nevada Secretary of State. 2010年7月7日閲覧。
  34. ^ The Economist, August 21, 2010, p. 35
  35. ^ BEA :Gross Domestic Product by State”. Bea.gov (2009年6月2日). 2010年7月31日閲覧。
  36. ^ United States Department of Agriculture Nevada State Agriculture Overview - 2005 Archived 2006年5月23日, at the Wayback Machine.
  37. ^ Taxation Publications”. Tax.state.nv.us. 2010年7月31日閲覧。
  38. ^ State-by-State Fact Sheets on Lodging Industry”. 2010年5月2日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年6月18日閲覧。
  39. ^ S. Spacek, 2011 American State Litter Scorecard:New Rankings for An Increasingly Concerned Populace
  40. ^ Wilderness.net”. Wilderness.net. 2010年7月31日閲覧。
  41. ^ Clark County School District:Overview”. Las Vegas Sun. 2011年6月18日閲覧。
  42. ^ BREAN, HENRY (2006年7月6日). “'Lovefest' for Coyote Springs”. http://www.reviewjournal.com/lvrj_home/2006/Jul-06-Thu-2006/news/8336867.html 2006年7月6日閲覧。 
  43. ^ “米国の自殺率、過去約20年で25%増加 CDC調査”. CNN. (2018年6月14日). https://www.cnn.co.jp/usa/35120779.html 2018年7月21日閲覧。 






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