ドム ドム改

ドム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 15:50 UTC 版)

ドム改

(型式番号:MS-09F)

雑誌『ホビージャパン』の連載「ジオンの星 MOBIL SUIT in ACTION」に登場。ドムからドワッジに至る中間の機体。

ドワス・デザート

(型式番号:MS-09F)

雑誌『MJ(模型情報)』で連載されたメカニックデザイン企画『F.M.S』 に登場。MS-09S ドワスの地上戦仕様で、300mm6連装リボルバー・バズーカを携行している。オデッサ作戦後に中央アジアのパミール高原でゲリラ戦を行っていた機体が確認されている。

ドム・ブリザードタイプ

(型式番号:MS-09F2)

ゲームブック『機動戦士Ζガンダム ジェリド出撃命令』に登場。

「ブリザード・ドム」とも呼ばれ、寒冷地用に各部を改修されている。またドムの中でも最強のタイプとも言われる。重バズーカ砲とヒート・サーベルを装備。一年戦争のヨーロッパ戦線で活躍し、「ジオンの吸血コウモリ(バンパイヤ)」と仇名されたエース・パイロット、ノボトニー大佐が宇宙世紀0087年に連邦軍バックランド基地を占拠したゲリラ部隊の一人として本機を駆っており、右肩に吸血コウモリのパーソナル・マークが描かれている。

ドム・マーメイド

(型式番号:MS-09M)

電撃ホビーマガジン×ガンダムエース×ガンダムインフォ Presents「機動戦士ガンダムMSV-R」モデリングコンテスト(2012年3月発表)において、Ark Performance賞を受賞した作品。制作者は

選者であるArk Performanceは「作品に出してみたい機体」という視点から本作を選定。後に自身の漫画作品『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場させている(コミックス8巻より登場)。

水上走行型のドムであり、背中に追加された大型翼と、翼に設置されている大型ファンエンジン2機が大きな外見的特徴。足首に追加装備されたウォータージェットエンジンや機体各部に施された空力処理によって、水上での直立と高速移動、地上走行を実現している。

ドワッジ

諸元
ドワッジ
DOWADGE
型式番号 MS-09G[25]
頭頂高 18.2m[25]
本体重量 43.5t[25]
全備重量 81.7t[25]
装甲材質 チタン合金(一部ガンダリウム合金使用)[25]
チタン・セラミック複合材[5]
超硬スチール合金[26]
出力 1,440kW[25]
推力 104,300kg[25]
センサー
有効半径
8,800m[25]
武装 60mm バルカン砲×4
ヒート・サーベル
ヒート・トマホーク
ジャイアント・バズ
120mmザク・マシンガン
ハンド・グレネード
ビーム・ピストル
搭乗者 アマサ・ポーラ
ガデブ・ヤシン
ジオン軍残党兵

テレビアニメ機動戦士ガンダムΖΖ』及び『機動戦士ガンダムUC』に登場。劇中では後述のドワッジ改も含め、一括して「ドム」と呼称される。

ドムシリーズの最終量産型[5]。砂漠戦に特化しており、生産は一年戦争末期に行われた[26]。熱核ジェット推進装置を強化したほか水冷式ラジエーターも強化。燃料タンクも増設された[5]。燃料タンクの増設でホバーの行動時間は大幅に延長された[25]。また、ドムでは内装式となっていた動力パイプが露出しているが、これは放熱効率の向上を目的とした説と、機体性能を向上させたために内装部品が増えた結果、装甲内に格納できなかったとする説が推察されている[26]。その機動性は一年戦争における連邦・ジオン双方の機体において最高の性能を誇る。オデッサの戦いに投入されていれば、ヨーロッパ地域はジオンの勢力下のままであったともいわれる[5]。一方で、生産開始の遅延から投入数は88機と少ない。このドワッジのうち、生産数が多いのはG型となる[5]

尚、機体呼称の由来はドムの強化改修機にドワッジの名称が用意されていた為、共にドムの強化型である本機とペズン・ドワッジの両機体にその名がつけられたとする説[27]と、ペズン計画の中間期にこのドワッジが開発されたと推察する説がある[28]

武装・装備
60mmバルカン砲[5]
頭部にはバルカン砲4門を増設している。装弾数800発[5]
ジャイアント・バズ
口径380mm。使用弾種はHEAT(成形炸薬弾)[5]。スモーク・ディスチャージャーを装備する[26]熱による砲身のゆがみを抑えるためのサーマルスリーブが追加されている[要出典]
ヒート・トマホーク
従来の片刃式を改造し両刃式にしたもの。出力0.77MW[5]
ヒート・サーベル
出力0.52MWのものを装備[5]
劇中での活躍
戦後も旧公国軍残党や各種ゲリラ組織などで長期にわたって運用され、ネオ・ジオンのアマサ・ポーラや、アフリカ民族解放戦線の隊長ガデブ・ヤシンらが搭乗。アマサ・ポーラ搭乗機は「ポーラのドム」と呼ばれた。第一次ネオ・ジオン抗争時にはジェネレーターを換装するなど大幅な改修が施されていたようであるが、所詮は旧式機でありΖΖガンダム以下最新鋭機の敵ではなかった。
小説『機動戦士ガンダムUC』ではモーリタニアに潜伏していたジオン軍残党の機体がガランシェールの引き起こしの為に使われたり、ニューギニアに潜伏していたジオン軍残党「シンブ根拠地隊」の機体がトリントン基地襲撃に参加している。アニメ版でもザクIIの120mmザク・マシンガンを装備して登場した。アニメ版の外伝作品『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』第7話・第8話にも登場。搭乗者はカークス隊ではない人物[29]。武装はリック・ディアス用のビーム・ピストルのみ。小破して、機体は放棄されるが、パイロットは無事脱出を果たす。
備考
デザイン当初は、アクシズで地球降下作戦用にリック・ドムを装備換装したもの、と設定されていた[30]

ドワッジ改

諸元
ドワッジ改
DOWADGE Custom
型式番号 MS-09H[25]
頭頂高 18.2m[25]
本体重量 43.5t[25]
全備重量 87.4t[25]
装甲材質 チタン合金(一部ガンダリウム合金使用)[25]
チタン・セラミック複合材[5]
超硬スチール合金[26]
出力 1,440kW[25]
推力 122,700kg[25]
センサー
有効半径
8,800m[25]
武装 60mm バルカン砲×2
ヒート・サーベル
ヒート・トマホーク
ジャイアント・バズ
ビーム・カノン
搭乗者 デザート・ロンメル

テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。

ドワッジの両肩に大型ブースターを装備したH型の機体[5]。このブースターは化学燃料方式となっており、ベース機より最高速度が20%の向上を果たした[5]。ロンメルが一年戦争以後に、砂漠での経験をもとに現地改造した機体と推察される[26]

ロンメルのドワッジ改はさらに改修されており、リニアシート導入やジェネレーターの換装がなされ、また装甲強度が向上されている。部下として率いるディザートザクと同様、砂漠の砂中に機体を沈降させる機能がある。一部の資料では連邦軍やアフリカ民族解放戦線(FLN)でも運用されているとされる[要出典]

武装・装備
ロンメルはヒート・トマホークを使用し、劇中においてはヒート・サーベルの使用場面は見られなかった。
ビーム・カノン
ドワッジ改の元々の武装ではなく、ロンメル部隊が一年戦争以後に連邦軍基地から奪取したものである[5]。一方で、連邦基地からの横流し品を装備したと推察する資料もみられる[26]
60mm バルカン砲
2門に減らされている[5]
劇中での活躍
ジュドー・アーシタの駆るΖガンダム一騎討ちとなった初戦では、ビームライフルによる銃撃戦を封じるなどして互角の勝負を演じたほか、部下共々砂地に沈降して待ち伏せる戦法もガンダム・チームを苦しめた。しかしながら、陸戦用かつ旧式化した機体の性能差はいかんともしがたく、可変機能やメガライダーによる航空戦能力を持つΖΖガンダム以下ガンダム・チームの新鋭機らとの全面対決では、上下からの攻撃で不利な戦いを強いられて部下の機体が次々に撃破され、残るロンメルのドワッジも捨て身の突撃の末、撃破された。

ドワッジK型

(型式番号:MS-09K)

漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場。H型をさらに発展させた機体で、第二次ネオ・ジオン抗争時に使用されている。




注釈

  1. ^ 資料によっては型式番号をMS-09Bとしたものも存在する[5]
  2. ^ 細身のドムの画稿を「ドム試作1号機」という呼称で掲載した資料もみられる[14]
  3. ^ ビーム兵器稼働用の経路として設置されていたが、ビーム兵器の開発遅延から幻惑用の欺瞞装備になったと記述する資料もみられる[10]
  4. ^ 『0083』第3話で撃破されたゲイリー機が確認できる。
  5. ^ 脚部に増設されたホバー用サンドフィルター付き吸気口は、ドイツ空軍Bf109G戦闘機の熱帯仕様の過給器用空気取入口に装備されているものとまったく同じ意匠である。

出典

  1. ^ 『ガンダムアーカイブ 機動戦士ガンダム完全設定資料集』メディアワークス、1999年6月、95頁。ISBN 978-4840212113
  2. ^ 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、95頁。ISBN 978-4063721768
  3. ^ 『機動戦士ガンダム記録全集2』日本サンライズ、1980年5月1日、210頁。
  4. ^ a b c 「104 ドム」『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月。ISBN 978-4063465518
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『1/144 ドワッジ』バンダイ、1986年8月、組立説明書。
  6. ^ a b c d e f g 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日初版発行、54-55頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  7. ^ a b c d 『テレビマガジン』1981年3月号付録『機動戦士ガンダム大事典』下巻(講談社)
  8. ^ a b c d e 『HGUC 1/144 ドム / リック・ドム』バンダイ、2006年1月、組立説明書。
  9. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日初版発行、120頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  10. ^ a b c d e f g h 『MG 1/100 ドム』バンダイ、1999年6月、組立説明書、2-3頁。
  11. ^ 『ポケットジャガー超百科シリーズ 機動戦士ガンダム超百科』立風書房、1980年3月、136-137頁。
  12. ^ a b c d e 『機動戦士ガンダムMSV ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年、2006年7月(復刻版)、90-95頁。ISBN 978-4063721768
  13. ^ 『機動戦士ガンダムMSV ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年、2006年7月(復刻版)、16頁。ISBN 978-4063721768
  14. ^ 『コミックボンボン』1982年6月号、講談社、208-209頁。
  15. ^ a b c 『1/144 プロトタイプドム』バンダイ、1983年4月、組立説明書。
  16. ^ a b 『1/144 フルカラーモデル リック・ドム』バンダイ、1988年7月、組立説明書。
  17. ^ a b ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、38-39頁。ISBN 4-87777-028-3
  18. ^ 『電撃ホビーマガジン』1999年10月号、メディアワークス、 80頁。
  19. ^ a b c d e 「103 プロトタイプ・ドム」『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月。ISBN 978-4063465518
  20. ^ 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、ISBN 978-4063757958
  21. ^ HGUC 1/144 ドムトローペン サンドブラウン』バンダイ、2002年2月、取扱説明書。
  22. ^ 『ADVANCE OF Ζ 〜ティターンズの旗のもとに〜Vol.2』メディアワークス、2003年12月、87頁。ISBN 978-4840225892
  23. ^ 機動戦士ガンダム0083
  24. ^ 『グレートメカニック DX 19』双葉社、2011年12月、18頁。ISBN 978-4575464627
  25. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『データコレクション 機動戦士ガンダムZZ』角川書店、1997年12月15日、36-39頁。ISBN 4-07-307572-1
  26. ^ a b c d e f g 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、170-171頁、ISBN 978-4063757958
  27. ^ 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、172頁、ISBN 978-4063757958
  28. ^ 『グレートメカニック13』双葉社、2004年6月、20-21頁。ISBN 978-4575464238
  29. ^ 白石琴似『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』第2巻、角川書店、2014年2月、120頁。ISBN 978-4041211199
  30. ^ 『GUNDAM WARS II MISSION ΖΖ』大日本絵画、1987年2月25日、83-84頁。ISBN 4-499-20526-3
  31. ^ a b 『機動戦士ガンダム MSV-R グラフィックドキュメント』アスキー・メディアワークス、2012年1月、32-33頁。ISBN 978-4048862127
  32. ^ 『ガンダムエース』2010年9月号、角川書店、103頁。
  33. ^ a b 『ガンダムエース』2010年9月号、角川書店、104-105頁。
  34. ^ a b c d e f g h 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、313頁、ISBN 978-4063757958
  35. ^ a b c d 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、314頁、ISBN 978-4063757958





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