ドム ドムの概要

ドム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 23:30 UTC 版)

作中の敵側勢力であるジオン公国軍の陸戦用量産機。ザクなどそれまでのMSよりも太くがっしりした体型で、「重MS」と呼ばれる。十文字の範囲に動く頭部モノアイ・カメラと、地表をホバー移動で高速滑走できるのが特徴である。劇中ではルウム戦役で名を挙げた小隊「黒い三連星」の搭乗機として初登場し、3機の連携により主人公アムロ・レイが所属する地球連邦軍ホワイトベース隊を苦しめる。のちのジャブロー攻略戦では一般機が登場し、宇宙でも改修型のリック・ドムが多数登場する。

本記事では、続編や外伝作品などに登場するバリエーション機などについても解説する。宇宙用の派生機については「リック・ドム」を参照。

デザイン

大河原邦男がラフデザイン(第1稿)および参考用デザインを描き、安彦良和がクリーンアップしたものが決定稿となった[1]。参考用デザインは決定稿より細身であるが、デザインは肘などを除きほぼ完成している。この参考用デザインを、設定上の計画時におけるデザインとする資料もある(後述)。決定稿には「要するにズングリ・ドッシリスタイルにしてください(目方はガンダムより重たい感じ)」「頭はドッシリ、小さめ…」との書き込みがある[2]。大河原は、のようなものが付いているので、赤胴鈴之助じゃないけど「武士」というイメージはあるとのちに語っている[3]

本機も本編でのシンプルな外観を初期稿から有していたわけではなく、第1稿では角、頭部を覆う動力パイプ、角ばった肩スパイクなどが盛り込まれていた[4]

本機が地表を滑走する設定になったのは絵が1枚で済むからであり、重力下でMSが動いたらこのようになるという動きを表現しようとすると作画枚数が増えてしまい、毎週『ガンダム』がオンエアできるかどうか分からなくなってしまうからだと、総監督の富野由悠季が後のインタビューで語っている[5]。続編の『機動戦士Ζガンダム』以降は、MSが脚部などのスラスターを用いて地表を滑走する様子が多く描かれた。

設定解説

諸元
ドム
DOM
型式番号 MS-09 / MS-09B[6]
頭頂高 18.6m[7] / 18.2m[8]
本体重量 62.6t[7]
全備重量 81.8t[7] / 90t[8]
装甲材質 超鋼スチール合金[8]
チタン・セラミック複合材[9]
出力 1,269kW[7](70,000馬力[8]
推力 58,200kg[7]
センサー
有効半径
5,400m[10]
最高速度 諸説あり
(「機体構造」を参照)
武装 ジャイアント・バズ
ヒート・サーベル
胸部拡散ビーム砲
ザク・マシンガン
搭乗者 ガイア
オルテガ
マッシュ
他(「劇中での活躍」を参照)

ザクやグフといったMSは、重力下における展開には大きな問題を抱えていた[11][12]。これらの移動は歩行によるか、車両による運搬でおこなわれるが、展開速度が遅すぎたのである[11][注 1]。このため、MSの自力での単独飛行を目指したグフ飛行試験型が開発されるも失敗に終わり、同計画はグフのサブフライトシステムとしてド・ダイYSを連携運用することで昇華されている[14]。この問題を抜本的に解決するため[15]ホバークラフトを応用したMSの開発がツィマット社で開始される[13]

当初は純粋なホバークラフトによるものが考案されるが[16]、兵器搭載量の問題から却下され[17]、最終的にはより推力の高い[16]熱核ジェット・エンジン[13][注 2]にホバークラフトの技術を応用したものに落ち着いている[11][注 3]

計画時のデザインは高機動型ザクII(R-2型)程度のボリュームであったが、試作機を手直ししていく中でプロポーションが修正されている[注 4]。大型のシールドなどのかたよった装備は高速移動の際に余剰なモーメントを発生させることから、機体の装甲そのものを左右対称にバランスさせたうえで強化する方向で設計されている[20]。また、各種スラスターなど高速移動用装備の内装にともなう構造強化などのため、フレーム自体に既存の機体を上回る堅牢さが求められる[20]。これらのことから、自重の増大は設計段階で判明している[20]。ツィマット社によって導入された技術やコンセプトにはユニークなものも多く、加えて整備性の高さなども、のちの空間戦用MSとしての採用を後押ししたといわれる[21]

コンパクトな熱核ジェット・エンジンの開発は困難を極め、開戦から半年以上経過してプロトタイプが完成する[13][注 5]。その後、各部スラスターや[18]動力パイプが内装され[23]、装甲形状も空力的な見直しを受けたあと[18]、数週間後には制式採用されて[12]グラナダキャリフォルニアベースで生産が進められている[24]。本機は限定された作戦域での運用を前提とした「局地戦用MS」として設計されているが、その性能の高さからグフに替わる主力機としても多く扱われているという[25]

標準塗装は黒と薄紫を基調に、胸部がグレー、モノアイ周縁や装甲の内側が赤で塗り分けられている。これは本機を初めて受領した「黒い三連星」のカラーリングを踏襲しているともいわれるが[18]、実際には以前から配色は決定しており、事情を知らない当時のメディアによる憶測がいつのまにか定説となったと語る研究者も少なくないという[25]

機体構造

頭部
グフ試作実験機で初めて取り入れられた2次元軌道をもつモノアイ・レールの採用により、地対空戦闘などでも上方視界を確保することが可能となっている。また、補助センサーの高性能化にともない、側方視界はモノアイを使用しなくても十分に捜索できることもあり、主センサーを側面に振り向ける必要がなくなったともいわれる。頭部と胸部が一体化された構造は、被弾率を軽減し、敵の銃弾などを可能な限り跳弾させるためにも有効な手段であったらしいとされる[20]
胴体部
ブロック構造が導入されており[21]、腹部のジェネレーター・ブロックと胸部、腰部が別ブロックに分割され、機体可動やメンテナンス、機能向上に配慮した設計となっている[26]。この構造はのちに開発されるMSにも採用されており、特に構造的にスラスターなどを取り囲むように設計された腰部の「スカート・アーマー」は、MSの泣き所であった部位の被弾率を圧倒的に低減している[26]
コックピット・システムは、ホバー走行に対応するためにグフまで共用であったものから変更されており、操作系にも改良がほどこされている[9]。搭乗方式はダイレクト・インとなっているが、搭乗ハッチは飛躍的に強化されている[26]。ただし、砂漠や湿地帯などに展開している部隊からは、昇降の際にコンソールが汚損しやすいとの苦情も少なくなかったらしいとされる[26]
腕部
当初から地球上での運用が想定されており、徹底的な防塵処理がほどこされている。また、ジャイアント・バズを支え、十分に取り回し可能なトルクをもつ。これらにより、既存の機体より腕部が大型化している[20]
脚部
熱核ジェットで送り込んだ高温高圧の圧搾空気を[20]密閉された足底に溜め[23]、地表との間に表面効果を発生させることで対地摩擦を相殺し、機体を地表から微妙に浮上させる[20]。そして、背部および腰部と脚部の後方の推進用スラスターによって機動をおこなう[20]。移動速度を上げると表面効果も大きくなることから、巡航時には熱核ジェットのみでの走行も可能であるという[20]。つま先には高低差や障害物を感知するための[23]センサーが設置されているため、不整地でも走破が可能である[20]。ホバー走行の使用時間を延長するため、MSの脚部推進剤タンクとしては大きいサイズのものが採用されていることから、脚部が大型化している[23]。100トン以上の液体水素を積載し、5時間程度のホバー走行が可能である[13]。巡航速度は時速90キロメートル[21][7]、最高速度は時速110キロメートル[8]、180キロメートル[27]、240キロメートル[21][7]、380キロメートル[9][13]と諸説ある。

武装

ジャイアント・バズ
型式番号:GB03K/360mm[26]
ハニーウォール&ライセオン (H&L) 社製[28][26]。360ミリロケット砲で、砲弾は後部の並列弾倉に10発装填されている[13]。本体の手の部分からパイプを通して送られる液体燃料を装薬として射出され、直後にロケット・モーターに点火して増速する[13]
キャリフォルニアベースの軍港施設から、連邦軍の戦艦用の360ミリ規格の弾頭が多数発見され、生産ラインも簡単に復旧できたことから、これを射出可能な装備として本兵装が開発される[18]。基本設計はそれまでに試作されていた320ミリなどのラージサイズ・バズーカをスケール・アップしただけのものであるが[18]、結果的に一年戦争で使用されたMS用携行装備としては最大級の威力をもつものとなっている[18][29]。キャリフォルニアベース北部の試射場における試射では、威力はのちのゲルググ用ビーム・ライフルにはおよばないものの、一撃で巡洋艦クラスの宇宙艦艇を大破させている[18]。のちにリック・ドムの武装として宇宙でも多用され、ジオン本国やグラナダでも生産されている[29]。ドムおよびリック・ドムの代名詞的な兵装であるが[21]、公国軍の基本MS規格にしたがって作られているため[29]、大戦末期には他のMSでも多用されており[26]、ザクIIのパイロットが愛用した例もある[29]
なお本武装と同形状の、人間が携行できるサイズのものも映像作品で確認できる。『機動戦士ガンダム』最終話では、シャア・アズナブルア・バオア・クー内部に残されていたものを拾い、キシリア・ザビが座乗して脱出しようとするザンジバルのブリッジを狙撃しているが、ビームらしき光条を発している。また、『機動戦士ガンダムΖΖ』第41話でもエル・ビアンノが携行して発砲しているが、こちらは実体弾を撃ち出している。
ヒート・サーベル
型式番号:Type 2[26]
白兵戦用の装備で、サーベル部分が白熱し、敵機を溶断する[26]。エネルギーを高効率で熱へと変換するデバイスを使用しているものの、消耗が激しく基本的には使い捨てである[26]。放電機能も有する[13]
拡散ビーム砲
胸部左側に装備。当初はビーム兵器用のエネルギー・サプライ・ターミナルとして設置されたらしいとされるが[26]、十分な出力が得られず[21]、またビーム兵器自体の開発遅延もあり[26]、善後策として眩惑用の欺瞞装備が増設されたといわれる[26]。威嚇用の短距離ビーム砲としても使用可能[21]
第25話の「オデッサの激戦」のBパートでメガ粒子砲として使用していた、ガンダムはシールドで防いでいた。(胸部のビーム砲としての使用はここだけ)
漫画『機動戦士ガンダム アグレッサー』では、照射することで相手のビーム・サーベルのビームを固定しているIフィールドを破壊し、一瞬ではあるが使用不能にしている。
その他
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第10話冒頭では、ザク・マシンガンを携行する機体が登場する。
漫画『機動戦士ガンダム0079』第5巻では、マッシュ戦死後の黒い三連星がジャイアント・バズの他にMMP-80やシュツルムファウストを装備し、2度目の対ガンダム戦に臨んでいる。
漫画『ザ・ブルー・ディスティニー』では、トリスタン少尉の機体が両手にザク・マシンガンを携行するほか、ザクI・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルも使用している。

劇中での活躍

テレビ版第20話において、ランバ・ラルのセリフに「局地戦用重モビルスーツ・ドム」の語が登場するのが名称としての初登場となる。テレビ版第24話でオデッサ作戦開始直前に黒い三連星と共に登場した3機が画面上の初登場となり、三連星はホワイトベース (WB) 隊に夜襲をかける。照明弾を発射するミデア輸送機を撃墜し、Gアーマーガンキャノンガンタンクを翻弄し、WBに肉迫する。Gアーマーからボルトアウトして立ちはだかるアムロのガンダムに対し、三位一体の戦法である「ジェット・ストリーム・アタック」を2度仕掛けるも、あと一歩およばずマッシュ機が撃破され撤退する(詳細はジェット・ストリーム・アタックを参照)。第25話ではマッシュの仇を討つべく、オデッサ作戦の際に戦闘機ドップの編隊を従えて2機で出撃、ふたたびWB隊を襲撃する。オルテガ機はガンタンクの左履帯を、ガイア機はガンキャノンの左つま先を破壊するが、Gスカイ・イージーに乗ったガンダムとの白兵戦で2機とも撃破される。劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』では第24話と25話の戦闘が編集され、マッシュ機撃破直後にガイア機もガンダムに、ほぼ同時にオルテガ機もセイラ・マスコア・ブースターに撃破される展開に変更されている[注 6]

本来はドズル・ザビの命によってランバ・ラル隊へ供与されるはずの機体であるが、マ・クベの策略によって握りつぶされる様子が第20話で描かれており、「ドム」の名称も同話が初出となっている。マ・クベの副官のウラガンは、ラルに対し補給線とともに本機も撃破されたと虚偽の報告をおこなっている。

第29話では、ジャブロー攻略戦で数機がガウ攻撃空母から降下するが、1機が対空砲火で撃墜される。劇場版では、ジャブロー地下に新たに1機が登場し、ガンダムに撃破されている。

機動戦士ガンダム 第08MS小隊』では第10話に登場。肩や脚部アーマーのデザインがやや異なっている。対空戦闘ではザク・マシンガンを、対MS戦ではジャイアント・バズを使用する。陸戦型ガンダムを追い詰めるも、量産型ガンタンクに背中を撃たれて撃破される。

MS IGLOO 2 重力戦線』では第3話に登場。オデッサ作戦において、ダブデ級陸戦艇の護衛として2機が陸戦強襲型ガンタンクを迎撃する。1機はガンタンクからの主砲の砲撃が足元の地面に着弾して転倒、もう1機はヒートサーベルで主砲身を切断するも、反撃を胴体に受けてバランスを崩したところに燃料タンクをぶつけられて炎上し、敵の突破を許ししてしまう。

漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、黒い三連星の機体にオリジナルの部隊マークが追加された。「ジャブロー編」では、アニメ版同様三連星による3機で構成され、ガンキャノンとガンタンクを大破させた後ガンダムに挑むが、マッシュ機を撃破され撤退する。後の「オデッサ編」ではガイア、オルテガを隊長に各小隊あたり4機ずつ計8機のドム中隊を編成。「ダブルジェットストリームアタック」なる新戦法でふたたび挑むも、ニュータイプ能力に目覚めたアムロの敵ではなく、ガンダム1機に全滅させられている。なお、拡散ビーム砲は使用していない。

漫画『MS戦記 機動戦士ガンダム0079外伝』では、物語終盤で主人公のフレデリック・ブラウン軍曹と所属部隊がドムに搭乗し、ジャブロー攻略戦に参加する。

ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』では、通常兵装に加えてザクIIの右肩シールド(ゲルググMなどのようにスパイクは追加されていない)を左手に携行し、MMP-78GNマシンガンに対空砲弾を装填したものを副兵装とした「ドム[重装備仕様]」が登場する。

個人専用機

ランバ・ラル専用機
ギレンの野望 ジオンの系譜』に登場する、ゲームオリジナルの機体。ランバ・ラル隊にドムを配備する「ifルート」で使用可能となる。標準塗装の紫および赤の部分がパーソナルカラーの青で塗られている。
if設定によれば、ペズン計画のテストベッドとして、特定の環境に合わせた各種オプションパーツや、限定的なステルス能力、新型の熱核ホバーなど、さまざまな技術的試みがほどこされている。これらすべてが必ずしも成功したとは言えず、操縦性は劣悪でパイロットを選ぶ機体となるが、ラル自身の能力もありかなりの性能を発揮したという。装甲まで含めた各種武装のオプション化が進められており、各戦場によって外観も変化している。標準兵装のほかに、ハンドガン式のヒート・ロッドや機関砲、ミサイル・ランチャーなども用意されている。ラルとともに地球圏の各地を転戦し、ペズン計画にとって重要なデータを残している[30]
ナランソロンゴ・ボルドバヤル専用機
漫画『機動戦士ガンダムMS BOYS -ボクたちのジオン独立戦争-』に登場。「モンゴルの銀狼」ことナランソロンゴ・ボルドバヤル大尉に供与される。『第08MS小隊』のデザインがベースとなっており、黒(単行本第2巻表紙では濃淡グレー)を基調に両肩が銀色のパーソナル・カラーに塗装されている。ジャイアント・バズのほか、ヒート金剛棒とスパイク・シールドを装備する。
トリスタン・トレーダー専用機
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』の漫画版、『ザ・ブルーディスティニー』に登場する、ニムバス直属のパイロット、トリスタン・トレーダー少尉の専用機。当初は通常のドムと変わらない仕様だったが、回収したザクI・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルとジェネレーターを搭載することにより、ビームによる射撃が可能となっている。
テオ・グラン専用機
漫画『機動戦士ガンダム ラストホライズン』に登場。ザビ家親衛隊のテオ・グラン少佐の専用機。キャリフォルニアベースで量産が開始される以前に製造された機体で、モノクロでカラーリングの詳細は不明だが白っぽい色を基調に、機体各所に太いラインが記されている。

注釈

  1. ^ 『ガンダムセンチュリー』では、ザクIIの走行スピードは時速160キロメートルでしかなく、これは当時の戦車の5割近く速いが、十分とは言えなかったとしている[13]
  2. ^ 厳密には熱核ジェットと熱核ロケットのハイブリッド・タイプである。詳細は熱核反応炉を利用した推進器を参照。
  3. ^ 当初は湿地帯や沼沢地帯への投入も可能な、純粋なホバークラフト・ユニットを装備した局地戦用MSを開発する予定であったが、ツィマット社が高効率の熱核ジェット・エンジンを開発したことにより状況が一変したとする資料もある[18]
  4. ^ 細身のドムの画稿を「ドム試作1号機」とする資料もある[19]
  5. ^ 『センチュリー』では完成時期を0080年4月中旬としているが、同書では開戦が0079年11月1日とされており[22]、現在の設定と異なる。
  6. ^ そのため、ジャイアント・バズの直撃で受けたガンダムのシールドの損傷が、ガイア機撃破時にはなくなっている。
  7. ^ "YMS-09" とする資料もあるが[48]、当初はトロピカルテストタイプの型式番号の末尾に "D" は付いていなかった。
  8. ^ 10機に満たなかったとする資料と[12]、十数機程度とする資料がある[16]
  9. ^ ただし、スペック表に記載されている資料も複数ある[60][62]
  10. ^ 『電撃ホビーマガジン』に掲載された作例では、右肩に描かれた[61]
  11. ^ HGUCの『ドム・トローペン』と『ドム・トローペン サンドブラウン』の付属説明書の設定解説はほぼ同じ文章が記載されているが、後者はグラデン搭載に関する部分が書かれていない[69]
  12. ^ ただし、ドム・トローペンの型式番号をMS-09Fとしているものもある[68]
  13. ^ 括弧ありが当初の資料の数値、括弧なしが後発の資料(公式ウェブサイト含む[79])の数値である。後発のほうはザクII F2型と同じ数値であり、さらにザクII F2型は20,500kg×2、3,100kg×4と基数が多く総推力は53,400kgとなり、本機はザクII F2型より総推力が劣ることになってしまっている。
  14. ^ ドイツ空軍Bf109G戦闘機の熱帯仕様の過給器用空気取入口に装備されているものとまったく同じ意匠である。
  15. ^ 劇中ではゲイリー機のみしか確認できないが、小説版でも2機が突入したとされる[87]
  16. ^ 撃破される描写はないが、ユーコン級潜水艦 "U801" が受けた1機撃破の報告や、第3話に登場する残骸などより確認できる。
  17. ^ 設定紹介企画『レポート オブ ブレイジングシャドウ』では「7GUN BARREL」とされるが[93]、小説本編では一貫して「六本のバレル[95]」として描写されている。
  18. ^ MS-09KMと表記される場合もある[要出典]

出典

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