トランスフォーマー バイナルテック TIPS

トランスフォーマー バイナルテック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 15:34 UTC 版)

TIPS

本シリーズは実車メーカーのライセンスを受けていることが特徴であるが、それゆえに、商品化には実車メーカーの考えによる制限が生まれる。例えば、「バイナルテック」のオーバードライブの武器であるオムニブラスターは、「ALTERNATORS」のウィンドチャージャーでは銃身部分のパーツを外され、武器ではなくセンサーという設定になっている。これは、ホンダの海外法人が、自社製品が変形するロボットに武器を持たせることに反対したためである。

また、それ以前の問題として、変形のプロセスで車体が分割されてゆく様が交通事故を連想させ、縁起が悪いとしてライセンスが降りなかったという例もあった(当然、その商品の企画はお蔵入りとなった)。この二例の複合パターンのような例もある。当初マイスターはポルシェ986に変形する予定で試作を行っていたが、トランスフォーマーが持つ「戦争のためのマシン」という側面を嫌ったポルシェ社がライセンスを拒否したため上記の通りモチーフ車両をマツダ・RX-8に変更しての発売となった。また、フォルクスワーゲン社のニュービートルに変形するバンブルの企画も同様の理由によって実現しなかった。

2007年現在はバイナルテック、ALTERNATORS、キスぷれ共にシリーズ展開は緩やかな動きとなっているが、それらに続くかたちでトランスフォーマー スポーツレーベルおよびミュージックレーベルなる新シリーズの開始が企画中。バイナルテック同様、別企業とのコラボレーションにより各種の新商品を展開する。ナイキから正式ライセンスを得たスニーカーの1/2精密ミニチュアからコンボイ、メガトロンに変形する玩具や、iPodSDメモリーカードなどを接続しミュージックプレイヤーとして使用できるコンボイ、サウンドウェーブなどが登場する。特に前者は実在するスニーカーモデルの名称を「featuring」として商品名に表記するなど、バイナルテックからの連続性が見られる。後者はロボットトイにオーディオグッズとしての実用性を持たせることを目的に掲げている。

ウルトラマンメビウス』の特撮で使用された市街地セットの中には、バイナルテックの玩具が一般車両の模型として使用されているのが確認できる。トランスフォーマーのキャラクター商品といった側面から切り離した部分においても、造形物として一定の評価を受けていることが窺い知れる事実である。


  1. ^ より正確には、『トランスフォーマー カーロボット』の「JRX」が初めてライセンスを取得した商品となる。ただし、「JRX」は自動車ではなく新幹線から変形する。
  2. ^ 実態はさらなる異世界であり「リバースメガトロン」が「リバースコンボイ」の体を乗っ取る過程に発生した「もうひとつの『本来の歴史』」である。「ロボットマスターズ」も参照。





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