トランスフォーマー カーロボット
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他作品との関連
物語で直接関わることは無いものの、時系列的には『ザ・ムービー』以前のG1トランスフォーマーたちとファイヤーコンボイたちは同じ世界の別々の場所で活動している。デストロンガーは未来におけるデストロンのエリートで構成される集団であり、かつて太古にオラクル(プライマス)によって創造され、地球に残されたブレイブマキシマスを奪取せんと2000年の地球にタイムワープしてきたのである。ファイヤーコンボイたちも未来の世界のサイバトロンであり、次元パトロール隊としての使命を果たすため、同じく2000年の地球へとタイムワープして来ている。ブラックコンボイらがプロトフォーム状態で眠っていた山が初代のOP終盤に登場した山に酷似していたり、本作品の序盤で初代コンボイに似た赤いトラックが登場したこともあった。第30話でブラックコンボイの回想シーンにて『ビーストウォーズ』に登場したサイバトロンの探査用宇宙船アクサロンが登場している。また、2007年の地球を描いた『トランスフォーマー キスぷれ』にも「ブレイブマキシマス」が登場している。
これらの設定は『トランスフォーマー キスぷれ』の各作品を相互に補完するというコンセプトの元、2007年発売された限定冊子の年表による補完であり、放送当時はどの作品とも関わりのない独立した世界の出来事とされてきた。
海外展開
当初は日本のみで展開する予定だったが、海外での『ビーストウォーズリターンズ / Beast Machines』の人気不振を受け、米ハスブロ社は本来予定されていた『トランステック / Transtech Transformers』と呼ばれるシリーズを中止し、代わりに本作品の玩具とアニメを『Transformers:Robots in Disguise(トランスフォーマー・ロボッツ・イン・ディスガイズ)』、通称:R.I.D.と題してアメリカに輸入した。
それまでも日本版の玩具が塗装を変更するなどして発売されることはあったが、日本版アニメを米国にそのまま輸入するなどの展開を行ったのは初めてのことだった。結果としてR.I.D.は好評を博し、以後のシリーズの方向性を決定付けることになる。国内版とは多少仕様が変更された商品が多く、安全基準の関係からブレイブマキシマスは発売されなかった。
なお、「Robots in Disguise」という言葉は、米国で用いられたトランスフォーマーの初期のキャッチコピーであり、こちらも原点回帰を意識していることがわかる。
- 2001年
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- ウインドシアー / WindSheer、スカイファイヤー / SkyFire
- それぞれインディーヒート、レッカーフックとの2体セットとして販売。ビーストウォーズセカンドのスラスト、ダージの色替え。
- クライオテック / Cryotek
- Target限定販売。ビーストウォーズメタルスのドラゴンメガトロンの色替え。日本でも限定発売。
- ブルーティカス / Bruticus
- ビーストマシーンズの不振により未発売だったものが改めて発売された。ケルベロスに変形。
- 2002年
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- プロール2&サイドスワイプ / Prowl2 & SideSwipe、サイドバーン&デイトナス / Sideburn & Daytonus
- G-2期、試作のみに終わったゴーボッツが2体セットで正式に発売。
- サイドウェイズvsアクサー / SideWays&Axer
- Wal☆Mart限定販売。G-2のレーザーバイク、ロードビックの色替え。日本でも限定発売。
- ストームジェット / StormJet
- ビーストマシーンズのジェットストーム(DXサイズ)の色替え。日本でも限定発売。
- オートボット三体セット / Hero-3Pack(スカベンジャー / Scavenger、ミラージュGT / MirageGT、ナイトクルーズ / NightCruz)
- ビーストマシーンズのスカベンジャー、ミラージュ、スパイストリークの色替え。日本でも限定発売。
- オプティマス・プライム / OptimusPrime、ウルトラマグナス / UltraMagnus、スカージ / Scourge、Xブローン / X-Brown
- ゴーボッツと同じサイズで新規で制作したもの。日本でも限定発売。
- エアアタック・オプティマスプライマル / AirAtackOptimusPrimal
- TRU限定販売。ビーストマシーンズの不振により未発売だったものが改めて発売された。日本でも限定発売。
- メガトロン・メガボルト / MegatronMegabolt
- KBマート限定販売。ビーストマシーンズの不振により未発売だったものが改めて発売された。日本ではエアアタック・オプティマスプライマルと同時期に限定販売された後、ビーストウォーズリターンズ放送時に公式発売。
- 2003年
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- オブシディアン / Obsidian
- ビーストマシーンズの同名商品の色替え。
- ドレッドウインド&スモークジャンパー / DreadWing(DreadWind&SmokeJumper)
- Target限定販売。G-2期ドレッドウイングの色替え。ビーストウォーズセカンドでも発売された人気商品。日本でも限定発売。
- ルイネーション / Ruination
- Wal☆Mart限定販売。バルディガスの色替え。日本でも限定発売。
- スカージ / Scourge、ブラジオン / Bludgeon
- KBマート限定販売。それぞれ、G-2のコンボイミサイルトレーラー、メガトロンミサイルタンクの色替え。デストラクティコン / Destructiconと称される。日本でも限定発売。
- ジアクサス / Jhiaxus
- KBマート限定。ビーストマシーンズのジェットストームDXサイズの色替え。
- ランドフィル / LandFill
- Wal☆Mart限定。同名商品の色替え。
- メガボルト / Megabolt
- KBマート限定商品。メガボルトメガトロンの色替え。
スタッフ
- 企画 - 杉山豊
- 監督 - 関田修
- 監督助手 - 田部伸一
- シリーズ構成 - 武上純希
- キャラクターデザイン - 辻初樹
- メカニカルデザイン - 大河広行、やまだたかひろ
- アートデザイン - 西川淳一郎
- 美術監督 - 李会榮
- 色彩設計 - 完甘幸隆
- 撮影監督 - 朴承柱
- 編集 - 中川晶男
- キャスティング協力 - 風間ひとみ
- アフレコ演出 - 三ツ矢雄二
- 音響演出 - 高橋秀雄
- 音楽 - 難波弘之
- プロデューサー - 岩田牧子、加藤久、杉村重郎
- アシスタントプロデューサー - 小林功治
- 制作協力 - 同友動画
- 製作 - テレビ東京、NAS、スタジオぎゃろっぷ
注釈
出典
- ^ a b c d e 大百科 2000, pp. 50–51, 「ファイヤーコンボイ」
- ^ a b c d “トランスフォーマ-・カーロボット/キャラクター紹介”. www.tv-tokyo.co.jp. 2020年9月3日閲覧。
- ^ a b 大百科 2000, pp. 52–53, 「スーパーファイヤーコンボイ」
- ^ a b パーフェクト超百科 2019, pp. 70, 「トランスフォーマー カーロボット」
- ^ a b c d e f g h i j パーフェクト超百科 2019, pp. 72, 「サイバトロン次元パトロール隊 大図鑑」
- ^ 大百科 2000, pp. 54–55, 「ワイルドライド」
- ^ 大図鑑 2020, pp. 184
- ^ 大百科 2000, pp. 56–57, 「マッハアラート」
- ^ 大図鑑 2020, pp. 185
- ^ 大百科 2000, pp. 58–59, 「スピードブレイカー」
- ^ 大図鑑 2020, pp. 186
- ^ a b c d e 大百科 2000, pp. 64–65, 「アートファイヤー/イーグルキラー/ウォーズ」
- ^ a b c d e f 大百科 2000, pp. 66–67, 「エックスカー/オックス/カウンターアロー」
- ^ a b c d e パーフェクト超百科 2019, pp. 71, 「トランスフォーマー カーロボット」
- ^ a b c d e f g h i j k パーフェクト超百科 2019, pp. 73, 「デストロンガー兵士 大図鑑」
- ^ 谷澤崇編「TFラボ-RE:GENERATIONS- 開発者インタビュー●小林弘典」『トランスフォーマージェネレーション2015』ヒーローX、2015年(平成27年)11月25日、ISBN 978-4-8130-2266-4、76-77頁。
- ^ 販売に際し、パッケージには「JR西日本、JR東日本商品化許諾済」と記載されている。
- ^ a b 服部玲治、片山淳編「『トランスフォーマー マイクロン伝説』玩具解説」『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説 YEAR BOOK 2003』ジャイブ、2004年3月7日、ISBN 4-902314-28-2、40-41頁。
- ^ a b 丸山典子編「トランスフォーマージェネレーション」『フィギュア王 No.237』ワールドフォトプレス、2017年11月30日、ISBN 978-4-8465-3159-1、116頁。
- ^ フォートレスマキシマス付属品の流用
- ^ “「TFアンコール ゴッドファイヤーコンボイ」お詫び及び回収のお知らせ”. タカラトミー (2018年4月13日). 2018年4月14日閲覧。
- ^ 『アニメディア』2000年11月号『TV STATION NETWORK』119 - 121頁
固有名詞の分類
2000年のテレビアニメ |
NieA 7 GEAR戦士電童 トランスフォーマー カーロボット Sci-Fi HARRY だぁ!だぁ!だぁ! |
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