トランスフォーマー (2007年の映画) トランスフォーマー (2007年の映画)の概要

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トランスフォーマー (2007年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/18 14:29 UTC 版)

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トランスフォーマー
Transformers
監督 マイケル・ベイ
脚本 アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
原案 アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
ジョン・ロジャース
製作 ドン・マーフィー
トム・デサント
ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
イアン・ブライス
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ
マイケル・ベイ
ブライアン・ゴールドナー
マーク・ヴァーラディアン
出演者 シャイア・ラブーフ
タイリース・ギブソン
ジョシュ・デュアメル
アンソニー・アンダーソン
ミーガン・フォックス
レイチェル・テイラー
ジョン・タトゥーロ
ジョン・ヴォイト
ピーター・カレン
ヒューゴ・ウィーヴィング
音楽 スティーヴ・ジャブロンスキー
主題歌 リンキンパーク
ワット・アイヴ・ダン
撮影 ルーカス・エリントン
撮影監督
ミッチェル・アマンドセン
編集 ポール・ルベルA.C.E.
グレン・スキャントルベリー
トーマス・A・マルドゥーン
製作会社 ドリームワークス
パラマウント映画
配給 パラマウント映画
UIP
公開 2007年6月28日
2007年7月3日
2007年8月4日
上映時間 143分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $150,000,000[1]
興行収入 $700,759,914[1]
$319,246,193[1]
40.1億円[2]
次作 トランスフォーマー/リベンジ
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日本版のキャッチコピーは「彼らの戦争― 選ばれたのは、地球。[注 1]」「未知なる侵略はトランスフォーム(変形)から始まる!」「地球の危機を救ったのは、少年の勇気と、変形する愛車だった…」(DVD・Blu-ray Disc ・テレビ放送版)。

概要

1980年代から展開されてきた“変型するロボット”をテーマとする玩具アニメーションコミックシリーズ『トランスフォーマー』の実写映画版。今回の実写映画は侵略共存がテーマとなっている。

配給のパラマウント側は、「今作の興行収入が好調であれば」という条件付きで続編を製作しシリーズ三部作とする事を決定していた。当時の三部作という予定を超え、2019年現在で6作品が製作・公開されている。

ストーリー

惑星サイバトロン。そこには機械や金属に生命を吹き込む放射を生む物質「オールスパーク」によって誕生した金属生命体「トランスフォーマー」達が住んでいた。オールスパークを巡って「オートボット」と反乱軍「ディセプティコン」の間で激しい戦争が勃発。戦いの最中、オールスパークが宇宙に消えたことによってサイバトロンは荒廃、両軍はサイバトロンの再興のため宇宙へと旅立つのであった。

オールスパークが地球にあることを突き止めたディセプティコンのリーダー・メガトロンは、地球に飛来するも墜落し北極圏にて氷漬けとなってしまう。1897年、冒険家のアーチボルト・ウィトウィッキーは北極圏探検の道中でメガトロンを発見し、その時に彼のメガネにオールスパークの在処を示す座標が刻まれた。

そして現代。中東カタールアメリカ空軍基地に、数ヶ月前に撃墜されたはずの軍用ヘリコプターMH-53が飛来。通信を試みる米軍だったが、MH-53は突如ロボットへと姿を変え基地を殲滅させ、さらに国家機密データにハッキングを試みる。その正体はディセプティコンの兵士ブラックアウトであった。このような被害の通達を受けたアメリカ国防総省では警戒態勢が敷かれるが、ディセプティコンの兵士フレンジーエアフォースワンに侵入しハッキングを成功させた。壊滅したカタール基地の僅かな生き残りであるアメリカ軍兵士ウィリアム・レノックスらは、襲撃者の情報を伝えるためディセプティコンの追撃を受けながらも本国への帰還を試みる。

場面は移り、アメリカのロサンゼルス。アーチボルトの子孫である少年サム・ウィトウィッキーは車購入資金を集めるため、メガネを含むアーチボルトの遺品をネットオークションに出品していた。ようやく父親の許しを得て中古のカマロを購入したサムは、カマロのおかげもあって憧れの美少女ミカエラ・ベインズと急接近する。しかしサムは、ある真夜中にカマロが突然動き出しロボットに変形する様を目撃、またある日にはミカエラと共にロボットに変形するパトカーの襲撃に遭うなど、立て続けに奇妙な事態に直面する。そして、パトカーに変身していたディセプティコンの兵士バリケードに襲われる2人を救ったのはカマロに変身していたオートボットの戦士バンブルビーであった。バリケードとフレンジーを撃退した後、バンブルビーが空に向けて送ったメッセージを基に、オートボットのリーダー・オプティマス・プライムとその仲間のジャズアイアンハイドラチェットが地球に集う。サムはオプティマスからサイバトロンの過去と、アーチボルトのメガネを持つ自分がこの戦争の鍵を握っていることを伝えられるのであった。

メガネをオプティマスに渡そうとしたその矢先、サム達はシーモア・シモンズ率いる秘密組織「セクター7」に拘束されてしまう。彼らは以前からトランスフォーマーの存在を確認しており、秘密裏に調査活動を行っていた。サムを救出しようとしたバンブルビーも捕まってしまうが、オプティマスらオートボット達は人間を傷つけることを良しとせず、止む無くその場を離れた。サム達を始め、カタールから生還したレノックス達はフーバーダムへと案内されるが、そこには冷凍保存されたメガトロンとオールスパークが保管されており、歴代のセクター7はそれらを研究し現代の科学技術の進歩のために使用していたことを明かされる。サムはオールスパークを巡るオートボットとディセプティコンの抗争について説明し、開放されたバンブルビーはオールスパークを手に入れるが、一方でディセプティコンのNo.2であるスタースクリームの襲撃とフレンジーの潜入工作によってメガトロンが復活してしまう。

レノックスの提案で、フーバーダムから離れた街へオールスパークを移動させる事になる。街へ向かう途中、メガネに刻まれた情報を元に駆けつけたオートボット達と合流するが、情報を嗅ぎつけたディセプティコン達も現れる。やがてサム達は街にたどり着くが、すでに街はディセプティコンによって包囲されており、そして戦闘が始まる。バンブルビーが脚を故障し、ジャズがメガトロンによって殺害されるなど絶望的な状況に陥るも、ミカエラはバンブルビーと協力してブロウルを倒し、レノックス達は決死の戦法によってブラックアウトの撃破に成功。ボーンクラッシャーとの戦いで足止めを食らったオプティマスも到着し、遂にメガトロンとの一騎討ちが始まる。オプティマスはメガトロンの圧倒的な力に追い詰められるが、メガトロンは米軍の戦闘機F-22の集中砲火を浴びて形勢は逆転。その隙にサムがオールスパークをメガトロンへと融合させ、メガトロンはその強大な力に耐えられず破壊された。

戦いは終わり、メガトロンの残骸はローレンシア海溝へと沈められた。オールスパークが消滅したため、惑星サイバトロンを復活させることはできなくなってしまったが、オプティマスは地球を新しい故郷と定め宇宙に散った仲間たちへメッセージを送った。

しかし、一人逃げ延びたスタースクリームは、ある目的のために宇宙へと戻っていった。




注釈

  1. ^ 「Their War, Our World...(彼らの戦場、選ばれたのは地球)」のキャッチコピーは、本来は04年に公開された『エイリアンVSプレデター』で使われるはずだった。
  2. ^ 玩具関係の資料では、ケンワースW900トレーラートラックであるとされることが多い[3][4][5]。撮影に用いた車両は古い型の中古車両で、外装を大幅に改造した上で用いられている[6]
  3. ^ 本編でオプティマスには「My first lieutenant(私の副官)」と紹介されているが、字幕では将軍、吹き替え版では将校と意訳されている。
  4. ^ 本作には実物のM1エイブラムスも登場している(カタール基地の襲撃シーン他)が、ブロウルの変形する戦車として撮影で使用されたものはM1エイブラムスを元にデザインされたオリジナル車両で、大型トラックや建設機械のシャーシと走行装置を用いて製作されたプロップ車両であり、実在していない[14]
    なお、この車両は2005年公開(日本では劇場未公開)の『トリプルX_ネクスト・レベル(xXx: State of the Union)』に登場する「ステルス戦車(Stealth Tank)」として製作されたプロップに改造を加えたものである[15]
  5. ^ タカラトミーの玩具開発スタッフによれば、デバステーター→ブロウル→デバステーターと二転三転したという[16]
  6. ^ ただし、玩具化が予定されつつも映像作品のデザインが先行した作品としては『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』などの前例がある。

出典

  1. ^ a b c Transformers (2007)”. Box Office Mojo. 2009年10月10日閲覧。
  2. ^ 日本映画産業統計 過去興行収入上位作品 (興収10億円以上番組) 2007年(1月~12月)”. 社団法人日本映画製作者連盟. 2010年4月9日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 「トランスフォーマーでわかったタカラトミーの技術力」『モノ・マガジン』第26巻第12号(通巻564号)、ワールドフォトプレス、2007年7月、 190-191頁、 雑誌 28751-7/2、EAN/JAN 4910287510771-00590。
  4. ^ a b 電撃ホビーマガジン2007年9月号、260頁。
  5. ^ ULTIMATE GUIDE、6頁。
  6. ^ スペシャル・コレクターズ・エディション、Disc2、§オートボット 出動、該当時間8分20秒-9分31秒。
  7. ^ スペシャル・コレクターズ・エディション、Disc2、§オートボット出動、該当時間1分54秒-2分32秒。
  8. ^ フォスター & 中原 2007, p. 100
  9. ^ フォスター & 中原 2007, p. 104
  10. ^ フォスター & 中原 2007, p. 20
  11. ^ スペシャル・コレクターズ・エディション、Disc2、§オートボット 出動、該当時間6分7秒-7分3秒。
  12. ^ フォスター & 中原 2007, p. 349
  13. ^ スペシャル・コレクターズ・エディション、Disc2、§ディセプティコン 襲来、該当時間11分16秒-11分37秒。
  14. ^ Internet Movie Firearms Database>Transformers_(2007)>Talk:Transformers(2007)>2.8Devastator/Brawl
  15. ^ Internet Movie Firearms Database>XXX: State of the Union>6 Other>6.7 Stealth Tank
  16. ^ a b c d ULTIMATE GUIDE、16頁。
  17. ^ スペシャル・コレクターズ・エディション、Disc2、§ディセプティコン 襲来、該当時間9分31秒-10分28秒。
  18. ^ “マイケル・ベイ監督、本当は「トランスフォーマー」を撮りたくなかった!?”. 映画ニュース (映画.com). (2007年7月24日). https://eiga.com/news/20070724/1/ 2010年12月9日閲覧。 
  19. ^ スペシャル・コレクターズ・エディション、Disc2、§物語の始まり、該当時間1分57秒-3分4秒。
  20. ^ スペシャル・コレクターズ・エディション、Disc2、§ロボットの起源、該当時間4分32秒-5分16秒。
  21. ^ 電撃ホビーマガジン2007年9月号、256頁。
  22. ^ 世界で活躍するクリエイターに訊く、日本のコンテンツの真価”. Variety Japan (2007年11月12日). 2008年1月28日閲覧。
  23. ^ 河森正治 (2007). “『トランスフォーマー』特別仕様!”. ぴあ (2007年8月16日号): 15頁. 
  24. ^ マイケル・ベイ『トランスフォーマー 映画プログラム』東宝(株)出版・商品事業室、2007年8月4日、6頁。
  25. ^ 「PRODUCTION NOTES ACT 5 トランスフォーマーに命を吹き込む」『トランスフォーマー 映画プログラム』東宝(株)出版・商品事業室、2007年8月4日、23頁。
  26. ^ 大坂直樹 (2007). “次はガンダムか? ハリウッド映画化へ動き出す日本アニメ”. 週刊東洋経済 (2007年9月8日号): 106-108頁. 
  27. ^ シボレー・カマロを20代の若者が最も多く購入している理由とは?” (日本語). clicccar.com(クリッカー) (2018年11月25日). 2019年6月25日閲覧。
  28. ^ トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション / Transformers special collector's edition [Blu-ray / パラマウント ジャパン]”. paramount.nbcuni.co.jp. 2020年2月24日閲覧。
  29. ^ トランスフォーマー  スペシャル・コレクターズ・エディション / Transformers special collector's edition [DVD / パラマウント ジャパン]”. paramount.nbcuni.co.jp. 2020年2月24日閲覧。
  30. ^ “「トランスフォーマー」HD DVDオンリーにベイ監督激怒……一転謝罪”. ITmedia News (ITmedia). (2007年8月22日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/22/news075.html 2010年6月9日閲覧。 
  31. ^ 北米市場ではターゲットという量販店で限定販売された。
  32. ^ 「THE TRANSFORMERS 20周年大特集」『フィギュア王』No.82通巻509号、ワールドフォトプレス、2004年11月、 30頁、 ISBN 4-8465-2509-0
  33. ^ a b 電撃ホビーマガジン2007年9月号、265頁。
  34. ^ a b c 岩村拓也 (2007年5月24日). “実写映画と連動 - 「トランスフォーマー」の新作玩具が130カ国で同時発売”. マイコミジャーナル (毎日コミュニケーションズ). https://news.mynavi.jp/news/2007/05/24/016/index.html 2010年6月8日閲覧。 
  35. ^ 電撃ホビーマガジン2007年9月号、261頁。
  36. ^ 電撃ホビーマガジン2007年9月号、264頁。
  37. ^ a b 政宗一成 (2009年6月8日) (SWF). トランスフォーマー ナレーター 政宗一成氏のコメント. (インタビュー). Yahoo!動画 タカラトミーチャンネル.. オリジナルの2009-06-09時点におけるアーカイブ。. https://b.hatena.ne.jp/entry/ch.yahoo.co.jp/takaratomy/index.php?itemid=10 2010年6月8日閲覧。 
  38. ^ “2008年3月期中間決算説明会” (PDF) (プレスリリース), タカラトミー, (2007年11月20日), p. 13頁, https://www.takaratomy.co.jp/company/financial/pdf/setsumeikai/08_setsumei_chukan.pdf 2010年6月8日閲覧。 
  39. ^ a b 「特集 トランスフォーマー2010」『フィギュア王』No.144通巻804号、ワールドフォトプレス、2010年2月、 28頁、 ISBN 978-4-8465-2804-1
  40. ^ 『トランスフォーマージェネレーション2010』ミリオン出版、2010年11月24日、93頁。ISBN 978-4-8130-2130-8
  41. ^ 書籍詳細 トランスフォーマー ゴースト・オブ・イエスタデイ”. ハヤカワ・オンライン. 早川書房. 2010年6月15日閲覧。
  42. ^ 書籍詳細 トランスフォーマー”. ハヤカワ・オンライン. 早川書房. 2010年6月15日閲覧。


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