トナカイ 特徴

トナカイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/03 09:25 UTC 版)

特徴

形態

体長120cm–220cm。肩高90cm–150cm。体重60kg–300kg。時速80kmで走る。

頭骨

シカ科で唯一、雌雄共にがある。これは後述するように、角の用途が繁殖期におけるオスの抗争だけでなく、を掘ってエサを得る役割もあるためである(そのためメスは、子どものエサを確保しなくてはいけない冬季に角が生える)。オスの角の方がメスよりも大きい。オスは春に角が生え秋から冬にかけて抜け落ち、メスは冬に角が生え春から夏にかけて角が抜け落ちる。

寒冷な環境から身を守るぶ厚い体毛をもつ。毛の内部に空洞があり保温性に優れている。オスは繁殖期になると咽頭部の毛が長く伸長する。は大きく接地面が大きいため体重が分散され、雪の上でも沈むことなく歩くことに適応している。

頭部

鼻の色は黒、もしくは白い毛が混じったもので下記の歌にあるような赤ではない。ただし、鼻先の部分に毛細血管が集中しているので、毛の色が白い場合、赤く見える場合がある。また、発光生物のように鼻自体が光ることもない。

生態

ツンドラ地帯に生息する。群れを形成し、季節によって大規模な移動を行う。天敵としてはオオカミオオヤマネコクズリヒグマ等が挙げられる。

走っているトナカイの群れ
草を食べているトナカイ

食性は草食性の強い雑食性で夏は、時にレミングや虫等の小動物を食べ、冬は角や蹄で雪を掻き分けて下に生えた地衣類(いわゆる)等を食べる。 シベリアに住むハンティ人は魚を給餌している。この様子を観察した日本の文化人類学者は、トナカイが魚を食べる理由を蛋白質や塩分の補給になるためと推測している[4][5]

幼獣

4月から6月にかけて1回に1匹の幼体を出産する。


  1. ^ a b c IUCN. Red list. Rangifer tarandus
  2. ^ a b Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder. Mammal Species of the World, 3rd edition. Rangifer tarandus
  3. ^ トナカイは何語?” (日本語). 知床自然センター. 2020年9月27日閲覧。
  4. ^ 大石侑香「トナカイは魚がお好き◇ロシア少数民族ハンティの生活を調査しびっくり◇」『日本経済新聞』朝刊2018年12月6日(文化面)2018年12月11日閲覧。
  5. ^ 第八回: トナカイが魚を食べる!?” (2017年11月10日). 2018年12月6日閲覧。
  6. ^ 【大使館の一皿】フィンランドの暖かい食卓/トナカイやベリー 寒い冬越す自然の恵み『日本経済新聞』朝刊2019年3月31日 NIKKEI The STYLE(13面)。
  7. ^ ○幌延町トナカイ観光牧場設置条例”. www.town.horonobe.lg.jp. 2020年9月27日閲覧。
  8. ^ 英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:A Visit from St. Nicholas




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