テレビ静岡
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視聴率
静岡地区において年間視聴率で2002年(平成14年)から2011年(平成23年)までは10年連続で、三冠王を獲得していた。2012年(平成24年)・2013年(平成25年)は全日帯の1位を獲得した[31]。 2013年(平成25年)G帯・P帯は静岡朝日テレビが1位を獲得。 2014年(平成24年)から2021年(令和3年)は、静岡第一テレビが三冠を獲得した。なお2020年(令和2年)には、月間視聴率で4月から12月の間に全日・G帯・P帯のいずれかで9回も首位に立った[32]。
社屋
本社
本社は開局当時から現在地であるが、社屋は2度の増築を経ている。南幹線(静岡県道407号静岡草薙清水線)沿いに建つスタジオ(100坪)は、1973年(昭和48年)の最初の増築で生まれたものである。開局当初、敷地奥に現存する「事務棟」(2019年(令和元年)12月時点も一部現存)内に小規模な「簡易スタジオ」(18坪)のみであったが、自社制作番組の拡充と制作力強化の必要性、さらには音響面の問題などから、本格的な制作スタジオ新設要望が出され、それに応える形で現存する「スタジオ」が新設された。次の増築は1984年(昭和59年)12月、敷地奥の事務棟に隣接する場所に「新館」が建設された。主調整室(1985年(昭和60年)2月より稼働)や事務スペースの一部がここに移されたほか、それまでなかった「報道専用スタジオ」が新設された(報道スタジオの副調整室は本館の旧フィルム現像所跡地に新設。報道スタジオと副調整室も1985年(昭和60年)2月より稼働)。また屋上には電波送受信用の新たな鉄塔が大型化され設置された[注 11](のちにお天気カメラも設置された)[33]。
2017年(平成29年)、本社敷地西側の元駐車場だった場所に新社屋が竣工し(工事は2015年(平成27年)7月着工)同年10月2日から新社屋での業務を開始(主調整室は同年10月16日の放送開始より稼働)した。新社屋の本格稼働後、従来の社屋は一部を除き解体し、跡地は駐車場およびイベント広場などとして使用する[注 12]。
新社屋については、産経新聞WEB版での同社社長(当時)、小林豊へのインタビュー記事(2014年(平成26年)10月10日付)によると、「南海トラフ巨大地震が来ても、放送を途切れさせないこと」なども念頭に置いているという[34][35]。
浜松本社
1973年(昭和48年)7月、「浜松本社」を設け、建物内に「浜松スタジオ」も併設した(ただし機材は常設ではなく、使用時には中継車の機材をスタジオに繋げる「中継車ドライブ」方式であった)。ここからは当時放送していた自社制作のワイド番組「ワイドインしずおか」が、木曜日のみ放送されていた。しかし「浜松本社」は組織再編などで後に廃止し、現在は場所を変え「浜松支社」として営業活動や県西部の報道取材拠点となっている。なお、「浜松本社」のあった場所は現在、静岡エフエム放送(K-mix)の本社・スタジオとなっている。
- コールサイン
アナログ放送は浜松放送局に静岡放送局と別のコールサイン(JORH-TV)が付与されており、県西部向けに一部のCMを差し替えて放送していた。[注 13]。
- 放送・CMの地域別差し替え
民放テレビエリア内での一部地域におけるCM差し替えを行っているのは全国的に見てもテレビ静岡、静岡放送[注 14] と札幌テレビ放送 (STV) [注 15] の3局のみである[注 16]。
海外の提携放送局
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注釈
- ^ 東海テレビとともに中部地方を管轄する。ただし、ブロックネット番組は制作した実績がない。
- ^ 当時のUHF第1次チャンネルプランに基づく最初の予備免許交付で、この日は同時に、長野放送、岡山放送などにも交付された。
- ^ 音声多重放送開始後、1985年2月に主調整室設備を更新しているが、CMバンク設備は音声多重非対応の旧設備を継続使用(移設)していたため、同社で放送されるCMはすべてモノラル放送されていた。CMの音声多重対応は、平成元年のCMバンク設備更新以後である。
- ^ 「FNNテレビ静岡ニュース」のオープニングタイトルデザインも同時期(1986年4月)に変更され、1999年末まで10年以上に亘り使用されていた。
- ^ 『ただいま!テレビ』開始前まで番組表上では、『みんなのニュースしずおか→プライムニュースしずおか→Live News it!』に内包扱いされていた。放送時間は18:54 - 18:59で事実上おまけ番組として放送。
- ^ 同じく番宣番組である『ハイ!し〜ず テレしず』は月曜 - 金曜 4:50 - 4:55、日曜 5:25 - 5:30に放送している。
- ^ 17:48 - 18:09は全国ネット。
- ^ 2015年3月までは同時ネット(6:30 - 7:00)であったが「テレビ寺子屋」が同時間帯に枠移動する為、遅れネットに移行し現在の時間で放送。2020年3月までは土曜 5:00 - 5:30に放送。
- ^ 週によって異なる。
- ^ 『アイカツ!』(途中打ち切り)は静岡朝日テレビで放送。『アイカツスターズ!』から『アイカツオンパレード!』は県内未放送。
- ^ 事務棟屋上に設置されていた旧鉄塔は予備として残された(後に撤去。2012年時点では現存せず)。
- ^ 同社社長、小林豊へのインタビュー記事(別掲)などからは、本社社屋について2018年5月の完成予定とされていたが、これは旧社屋の解体および敷地整備も含めた工事全体の完了時期を指していた可能性もある。
- ^ ちなみに在静民放局で浜松中継局にコールサインが付与されているのはテレビ静岡と静岡放送の先発2局であった(ただし静岡放送はラジオのみ)。
- ^ 静岡放送も平日の午前11時台など一部時間帯で県西部向けに一部のCMを差し替えている。
- ^ 札幌テレビ (STV) では2010年6月からアナログ・デジタル両方で地域別差し替え放送を開始。但し、ワンセグは差し替えなしで従来通り道内一律で同じ番組・CMを放送。
- ^ 中国放送(RCC)も、1990年代初期までは備後地域(コールサインが『JOEE-TV』の地域)でCMを差し替えていたが、その後全県エリアに統合された。
- ^ テレビ関係者としてはこのほかNHK静岡放送局の記者2名も巻き込まれ、一時重体となった。
- ^ 映画枠を土曜に移し、当時ネットしていた『オールナイトフジ』を打ち切った。
出典
- ^ a b c d e f 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2023』コーケン出版、2023年11月30日、351頁。
- ^ “会社概要”. テレビ静岡ホームページ. 2014年6月25日閲覧。
- ^ FNNプライムオンライン FNN各局一覧・地域選択
- ^ Yahoo!ニュース テレビ静岡NEWSの記事一覧
- ^ 「ただいま!テレビ」定着させたい テレビ静岡、若松誠・新社長インタビュー(産経新聞WEB版 2019年8月9日掲載)
- ^ 人事、テレビ静岡(日本経済新聞電子版 2019年5月29日掲載)
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2021』コーケン出版、2021年12月10日、346頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本放送年鑑'78』洋文社、1978年12月、213頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑'92』コーケン出版、1992年11月、289頁。
- ^ 日本民間放送連盟『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、310頁。
- ^ テレビ静岡50周年 小林豊社長に聞く(中日新聞WEB版、2018年8月17日掲載)
- ^ テレビ静岡二十年の歩み343ページより
- ^ テレビ静岡50周年 小林豊社長に聞く(中日新聞WEB版、2018年8月17日掲載)
- ^ 衛星中継車(河田町時代のフジテレビの衛星中継車と同じデザイン)では、2022年現在も車体とパラボラアンテナには旧ロゴを使用している。
- ^ テレしず広報のツイート(919806120545239042)
- ^ 映画「イーちゃんの白い杖」 2018年11月4日
- ^ お知らせ 2019年10月9日
- ^ 2023年民放連賞テレビグランプリ テレビ静岡55周年記念『イーちゃんの白い杖』特別編 2023年11月7日
- ^ カタールはこう戦え! サッカー2050年の夢へ
- ^ “日本平桜マラソン大会廃止のお知らせ”. 第36回日本平桜マラソン【公式】. 2021年6月25日閲覧。
- ^ ご意見ご感想
- ^ 静岡放送→静岡第一テレビ→静岡朝日テレビに続いて4局目、これで静岡県の民放で「ガイアの夜明け」の放送実績があることになった。
- ^ かつては静岡第一テレビで放送されていた。
- ^ 2023年6月までは日曜 5:30 - 6:00に放送。
- ^ かつては静岡朝日テレビで放送されていた。
- ^ 熊崎結萌 - アナウンサー
- ^ NHKウィークリーステラ2001年11月23日号 全国アナウンサー名鑑
- ^ NHKウィークリーステラ1997年6月13日号全国アナウンサー名鑑
- ^ “高里 絵理奈 | JOYSTAFF|フリーアナウンサー事務所ジョイスタッフ”. www.joystaff.jp. 2023年4月6日閲覧。
- ^ ごてんばあさん 井上あずみ&ゆーゆオフィシャルブログ、2016年3月26日閲覧。
- ^ “12年連続の全日1位♪”. 番組広報担当者ブログ「HOTな気分でGO!」. テレビ静岡 (2014年1月6日). 2014年6月25日閲覧。
- ^ “セミナー『テレしず 大躍進の舞台裏』のご報告 | 次世代メディア研究所” (2021年2月22日). 2021年7月31日閲覧。
- ^ テレビ静岡社史「テレビ静岡二十年の歩み」(1988年)から引用・要約
- ^ 【静岡 人語り】テレビ静岡社長・小林豊さん(63)(産経新聞WEB版)、2015年5月5日閲覧。
- ^ 静岡市 テレビ静岡新社屋 4月に決定、2015年5月5日閲覧。
- ^ “2023年日本民間放送連盟賞 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. www.j-ba.or.jp. 2023年11月8日閲覧。
- ^ “「イーちゃんの白い杖」に関する特別番組およびプロジェクト 2023年日本民間放送連盟賞で最優秀を受賞!”. テレビ静岡. 2023年9月24日閲覧。
- ^ “2023年日本民間放送連盟賞 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. www.j-ba.or.jp. 2023年9月24日閲覧。
- ^ “テレビ静岡制作「ヨコズナイワシ -駿河湾最深部の王者”3つの謎-」科学放送高柳賞・優秀賞受賞”. テレビ静岡. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “テレビ静岡 2022年3月度 番組審議会概要”. テレビ静岡. 2022年12月25日閲覧。
- ^ “公益財団法人 高柳健次郎財団:科学放送高柳賞”. takayanagi.or.jp. 2022年12月24日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “1981年 第13回日本賞”. Japan Prize International Contest For Educational Media -日本賞-. 2022年12月24日閲覧。
- ^ “FNSドキュメンタリー大賞”. フジテレビ. 2022年12月24日閲覧。
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- ^ “表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟”. www.j-ba.or.jp. 2023年9月24日閲覧。
- ^ “テレビ静岡、FNSテクニカルフェア「あんたが大賞」で金賞を受賞|Screens|映像メディアの価値を映す”. www.screens-lab.jp. 2023年2月12日閲覧。
- ^ 「テレビ静岡二十年の歩み」213ページより
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