テレビ宮崎 概要

テレビ宮崎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/02 17:48 UTC 版)

概要

1970年4月1日、宮崎放送(MRT)に次ぐ宮崎県で2番目の民放テレビ局として開局し、2006年12月に地上デジタル放送とワンセグの本放送を開始した。宮崎県内では最後に開局したテレビ局である。

開局時にネット比率が6:2:2(左からフジテレビ日本テレビテレビ朝日)と定められている[5][注 2]。2008年時点の編成では5:3:1:1(左からフジテレビ・日本テレビ・テレビ朝日・その他)[6] となり、フジテレビ系列を中心とした3系列のクロスネットである。プライムタイムにフジテレビ系以外の番組も放送する。

関連放送局にはエフエム宮崎があり、UMKの演奏所(スタジオ)に隣接する「UMKスポーツスタジオ」にエフエム宮崎の演奏所がある。また、宮崎日日新聞とも関係が深く、開局から5年間は宮崎日日新聞取材のニュース番組が放送されていた。これがUMKが開局当初、どのニュースネットワークにも正式加盟できなかった理由となった(運用自体は加盟局と変わりはなかった)[7]。 一方、UMKは朝日新聞との関係は薄い(2018年時点では30,000株保有)[8]。ただし、テレビ朝日と資本関係があり、アナログ放送を実施していた頃は九州の基幹局である九州朝日放送をキー局に文字多重放送を実施していた。

直接受信が可能な地域は、宮崎県のほとんどと鹿児島県大隅半島の東半分、種子島の一部(アナログ放送)[9]。アナログ放送のサービス放送時には鹿児島県開聞町(現・指宿市)や高知県大月町からの受信報告があった。電波そのものはアナログ放送では広島県の放送局[注 3]に影響を及ぼす規模で[10]、デジタル放送では福岡県久留米市でワンセグ受信が常時可能なほど広範囲に届いている[11][注 4]

当局がフジテレビ系列中心のクロスネットであることなどから、同県内のケーブルテレビ局では他県のフジテレビ系列局(鹿児島テレビテレビくまもと)の再送信を行っていない(鹿児島県曽於市財部町の一部をサービスエリアとする、BTV都城局は除く)。しかし実際には上記のようにフジテレビ系列番組の放送比率は決して高いとはいえず、2008年にケーブルテレビの区域外再放送(当時は区域外再送信と呼称)に関する意見が総務省により募集された際、宮崎ケーブルテレビは「クロスネットで放送される系列全てを区域外再送信の対象とするべき」(フジテレビ系列局も含めるべきということを意味する)と回答した[12] ものの実現には至っていない。また、2010年から2015年まで実施されていた地デジ難視対策衛星放送の対象となる地域の場合、UMKはフジテレビ系列とみなされるため、フジテレビを受信することができる代わりに、日本テレビ・テレビ朝日は受信できなかった[13][14]。なお、鹿児島県以外の隣県(大分県熊本県高知県)の放送局が視聴できる地域は非常に限られるため、フジテレビ系列の非放送番組をそこで補完することはあまりできない。


注釈

  1. ^ テレビ宮崎の社史では一貫して「クロスネット局」または「3局クロスネット局」を用いている。
  2. ^ UMKの社史に基づく。『UMKテレビ宮崎の30年』発刊(2002年)時点では変更されていない。『UMKテレビ宮崎50年史』(2021年)ではネット比率変更の有無に言及していない。
  3. ^ アナログ放送では広島ホームテレビの親局がUMKと同じ35chを使用していた。
  4. ^ 雑誌『ラジオライフ』2021年12月号記事では、宮崎親局のうちUMKのみ常時受信が可能としている。これについて同記事の執筆者は、熊本朝日放送(KAB)の熊本アナログ親局がUMKのデジタル親局と同じ16chで、デジタル放送で熊本親局のエリア内で16chが使用されなかった結果、久留米でUMKのワンセグ受信が可能となったと推測している。
  5. ^ 元々フジテレビの番組編成だが、ローカルセールス枠のため、時差ネット番組に差し替え。ただし、フジテレビがこの時間にネットワークセールス枠にした場合は、UMKも同時ネットで放送。
  6. ^ 1989年・1990年・1992年・1995年・1996年・2005年・2006年・2008年・2009年・2010年。
  7. ^ 2012年以降、マラソン中継は北海道文化放送のローカル中継(2013年からはBSフジにも同時ネット)に変更された。
  8. ^ 但し、BSフジは、同日深夜のダイジェスト放送。
  9. ^ これはトンガの海底火山噴火に伴う津波注意報発令に関するニュースを伝えるため。
  10. ^ 2017年より往路復路両日とも同時ネットを開始した。2016年以前の対応は本項を参照。
  11. ^ 大下容子ワイド!スクランブル・第1部』の内包番組として放送し、番組途中の11:53頃からローカル差し替えを行う。『大下容子ワイド!スクランブル・第1部』は放送されるも『ANNニュース』を内包しない場合、テレビ朝日において『大下容子ワイド!スクランブル・第1部』の前座番組がスポーツ中継である場合などは臨時非ネットとなる。詳細は『ワイド!スクランブル』参照。
  12. ^ 過去には『NNNきょうの出来事』で一部曜日または全曜日の非スポンサードネット局が複数存在し、オープニング映像を差し替えた局もあった。
  13. ^ テレビ朝日の特番は直前のワイドショーから司会者が継続しているケースがしばしばで、2009年3月27日までは実質宮崎放送とのリレー放送のようになっていたことがある。これは当該日まで、宮崎放送がテレビ朝日のワイドショーであった当時の『スーパーモーニング』をネット受けしていたことによる。3月30日より本来の系列番組である当時の『はなまるマーケット』に切り替わった。
  14. ^ テレビ朝日系列でバラエティーおよびスポーツ中継の特番で火曜21時ドラマが休止となる場合は単発扱いの番組もしくは21時をまたぐフジテレビの特番を編成。
  15. ^ a b ミステリースペシャル」の場合はそれの遅れネットの場合がある。
  16. ^ a b 2017年4月から2022年9月までは同時間帯に「木曜ミステリー」を遅れネットで放送していた。
  17. ^ テレビ朝日系列でバラエティーおよびスポーツ中継の特番で木曜ドラマが休止となる場合は単発扱いの番組を編成。
  18. ^ 2022年10月期の「ファーストペンギン!」から2時間54分遅れの時差ネット。それ以前は不定期放送だった。
  19. ^ フジテレビで当該時間帯に放送されていた『ズバリ!当てましょう』が、スポンサーの都合で開局後も宮崎放送に残ったため、差し替え。
  20. ^ 正式には、「Coca-cola Predents SEAGAIA JAM NIGHT」のため、コカ・コーラが冠スポンサーとなっている。
  21. ^ 新型コロナウイルス感染症の影響で開催する予定すら無かった2020年も含む。
  22. ^ (UMKは制作協力扱い)
  23. ^ 初日・2日目はFOD(ライブ配信)、フジテレビONE、UMKで放送。
  24. ^ 具体的にはAパート(前半)の終了時。
  25. ^ 画像は任天堂ゲーム機Wiiであった。
  26. ^ 20時54分と21時54分の『UMKニュース』においてスポンサークレジットが表示されず、CMも不完全な放送であったため。

出典

  1. ^ 「50年目のUMK 本社/演奏所」『UMKテレビ宮崎50年史』p.20
  2. ^ a b c d e f g h i 会社基礎情報 - UMKテレビ宮崎
  3. ^ ごあいさつ - アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI
  4. ^ a b c d e f 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2022』コーケン出版、2022年11月30日、485頁。 
  5. ^ a b c d e f g h 『UMKテレビ宮崎50年史』p.52
  6. ^ 『有線放送による放送の再送信に関する研究会(第6回) - 中間とりまとめ(案)に関する意見募集結果等』 宮崎ケーブルテレビの第472番の意見による。
  7. ^ 『テレビ宮崎10年のあゆみ』pp.152-153
  8. ^ 出典:有価証券報告書-第165期〈平成29年4月1日 - 平成30年3月31日〉、89ページ、朝日新聞社。EDINET提出書類。
  9. ^ 『UMKテレビ宮崎の30年』巻末資料。『UMKテレビ宮崎50年史』にはデジタル放送・アナログ放送いずれのサービスエリア図も非収録となっている。
  10. ^ 『テレビ宮崎の20年』p.150
  11. ^ 「電波ハンターたちの地デジ遠距離受信報告2021」『ラジオライフ』2021年12月号、三才ブックス。
  12. ^ 『有線放送による放送の再送信に関する研究会(第6回) - 中間とりまとめ(案)に関する意見募集結果等』第70番の意見。
  13. ^ 「地デジ難視対策衛星放送対象リスト(ホワイトリスト)」(初版)の公表 (PDF) 総務省、2010年1月29日。同じクロスネットでも隣県であるテレビ大分は日本テレビ系列・フジテレビ系列両方に含まれている。福井放送は日本テレビ系列中心であるためかテレビ朝日系列からは外されている。
  14. ^ 地デジ難視対策衛星放送対象リスト(ホワイトリスト) 総務省、2011年4月27日。
  15. ^ テレビ宮崎日南通信部(日南市材木町/テレビ放送、放送業、放送業・放送局)(電話番号:0987-55-0322) - iタウンページ
  16. ^ 宮崎県 日南市 材木町の郵便番号 - 日本郵便
  17. ^ 宮崎県日南市材木町2-25 - Yahoo!地図
  18. ^ 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2021』コーケン出版、2021年12月10日、476頁。 
  19. ^ 日本民間放送連盟 『日本放送年鑑'78』洋文社、1978年12月、333頁。 
  20. ^ 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑'92』コーケン出版、1992年11月、453頁。 
  21. ^ 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2003』コーケン出版、2003年11月、486頁。 
  22. ^ a b c d テレビ宮崎 非常勤取締役
  23. ^ テレビ宮崎 代表取締役社長
  24. ^ a b 『UMKテレビ宮崎50年史』p.50
  25. ^ a b c d e f 『UMKテレビ宮崎50年史』p.51
  26. ^ a b c 「送信所・中継局・マイクロ中継基地一覧」『UMKテレビ宮崎50年史』pp.150-151
  27. ^ a b c d e 『UMKテレビ宮崎50年史』p.53
  28. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.54
  29. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.55
  30. ^ 『テレビ宮崎10年のあゆみ』p.155
  31. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.57
  32. ^ a b 『UMKテレビ宮崎50年史』p.58
  33. ^ 『日本民間放送年鑑』1972年版(日本民間放送連盟)に出稿のNETテレビの広告には、既に『NETラインネットワーク』参加社としてUMKが記述されていた。
  34. ^ a b c 『UMKテレビ宮崎50年史』p.59
  35. ^ a b 『UMKテレビ宮崎50年史』p.61
  36. ^ 『テレビ宮崎10年のあゆみ』p.273
  37. ^ 『テレビ宮崎10年のあゆみ』pp.256-258
  38. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.64
  39. ^ a b 『UMKテレビ宮崎50年史』p.65
  40. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.66
  41. ^ 『テレビ宮崎50年史』p.171
  42. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.71
  43. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.72
  44. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.75
  45. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.79
  46. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.84
  47. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.176
  48. ^ a b 『UMKテレビ宮崎50年史』p.83
  49. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』pp.84-85
  50. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.86
  51. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.178
  52. ^ a b 『UMKテレビ宮崎50年史』p.89
  53. ^ a b 『UMKテレビ宮崎50年史』p.179
  54. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.90
  55. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.91
  56. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.181
  57. ^ 『UMKテレビ宮崎50年史』p.105
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  59. ^ a b “持続可能な地域社会の実現目指し SDGメディア・コンパクトに署名 テレビ宮崎”. 宮崎ニュースUMK (株式会社テレビ宮崎). (2021年5月19日). http://www.umk.co.jp/news/?date=20210519&id=08746 2021年5月22日閲覧。 
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  65. ^ 無線局免許状等情報 株式会社テレビ宮崎 2018年11月1日付(UMK・神門デジタル中継局) - 総務省電波利用ホームページ
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  72. ^ アナウンサー - UMKテレビ宮崎
  73. ^ 関連施設 - UMKテレビ宮崎
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  82. ^ 放送システムの安全性・信頼性向上に係る放送事業者への要請 - 放送中断事故に関し株式会社テレビ宮崎を行政指導 - 九州総合通信局、2007年10月3日。
  83. ^ テレビ宮崎で放送が断続的に中断 日刊スポーツ、2007年8月16日報道。
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  85. ^ 『UMKアナ、生放送中に首骨折 水田突っ込む』 宮崎日日新聞、2008年6月15日。
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  88. ^ 一連の新聞報道等について テレビ宮崎、2017年5月28日
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