チュニジア 軍事

チュニジア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:32 UTC 版)

軍事

チュニジア軍は陸軍、海軍、空軍の三軍から構成され、総人員は約35,000人である。三軍の他にも内務省指揮下の国家警備隊と沿岸警備隊が存在する。成人男子には選抜徴兵制が敷かれている。

兵器体系はかつて中国から購入した哨戒艇などを除いて殆ど西側に準じている[7][8]

地理

チュニジアの地図。
チュニジア北部の平原。
チュニジア南部のサハラ砂漠

国土は、北端から南端までが約850キロメートル、東の沿岸から西方の国境まで約250キロメートルと細長く、南北に伸び、南端は先の細いとがった形である[9]。 東はリビア、西はアルジェリアに隣接する。北岸、東岸は地中海に面する。国土は北部のテル地域と中部のステップ地域、南部のテル地域の3つに大きく分けられる。 北部地中海沿岸にはテル山地があり、その谷間を北東にメジェルダ川が流れている。メジェルダ川流域のメジェルダ平野は国内で最も肥沃な穀倉地帯になっている。東側の地中海に面した海岸線は約1300キロメートルにわたる。北からチュニス湾ハンマメット湾ガベス湾と並び、良港も多い。この沿岸部に古くから定住民が集住した。[10]。 その南には、アルジェリアから続くアトラス山脈中の国内最高峰であるシャンビ山(1,544m)以東がドルサル山地となっている。ドルサル山地は地中海からの湿気を遮るため、ドルサル山地より南はガベス湾までステップ気候になっていて、西部の標高400m〜800mの地域をステップ高原、東部の標高400m以下の地をステップ平原と呼ぶ。ステップ高原の南には平方5000kmのジェリド湖(塩湖)がある。この塩湖の北にある町メトラーウィやその西のルダイフでは19世紀の末からリン鉱石の採掘が開始され、現在ではその産出量は世界第5位で、チュニジアの主要な輸出品ともなっている。[11]。 ガベス湾の沖にはジェルバ島が存在する。南半分はサハラ砂漠になっており、マトマタから南東にダール丘陵がリビアまで続く。ダール丘陵から東には標高200m以下のジェファラ平野が広がる。この砂漠は風によって絶えず景色が変化する砂砂漠(エルグ)、ごつごつした石や砂利と乾燥に強い植物がわずかにみられる礫砂漠、または植生のない岩肌がむき出しになっている岩石砂漠が広がっており、砂砂漠は一部であり、大部分は礫砂漠と岩石砂漠で占められている[11]

ケッペンの気候区分によると、北部の地中海沿岸部は地中海性気候となり、地中海沿岸を南に行くとスファックス付近からステップ気候になる。さらに南のサハラ砂漠は砂漠気候となる。春から夏にかけてサハラ砂漠から北にシロッコと呼ばれる熱風が吹き出す。北部では冬に雪が降ることがある。チュニスの年間降水量は470mm前後だが、北部のビゼルトでは1,000mmを越える。

地方行政区分

チュニジアの県。

チュニジアには24のウィラーヤ(県)(アラビア語表記:ولاية)に分かれている。各県の県知事は大統領による任命制。

主要都市


  1. ^ a b UNdata”. 国連. 2021年10月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e IMF (2021年10月). “World Economic Outlook”. IMF. 2021年11月6日閲覧。
  3. ^ チュニジア:連立政権3党が権力配分に合意 毎日新聞 2011年11月23日
  4. ^ 12月総選挙の意向表明=混乱収拾図る-チュニジア首相”. 時事ドットコム (2013年7月30日). 2013年7月30日閲覧。
  5. ^ a b チュニジア基礎データ” (日本語). Ministry of Foreign Affairs of Japan. 2020年11月6日閲覧。
  6. ^ チュニジアで国民的人気を得た日本人”. 外務省. 2021年10月9日閲覧。
  7. ^ Tunisia - Foreign Military Assistance”. GlobalSecurity.org (2011年5月8日). 2018年7月20日閲覧。
  8. ^ Nelson, Harold D. Tunisia, a country study. p.308
  9. ^ 鷹木恵子「多様な生態系と美しい自然景観」/ 鷹木恵子編著『チュニジアを知るための60章』明石書店 2010年 25ページ
  10. ^ 鷹木恵子「多様な生態系と美しい自然景観」/ 鷹木恵子編著『チュニジアを知るための60章』明石書店 2010年 26ページ
  11. ^ a b 鷹木恵子「多様な生態系と美しい自然景観」/ 鷹木恵子編著『チュニジアを知るための60章』明石書店 2010年 28ページ
  12. ^ GTZ in Tunisia”. gtz.de. GTZ. 2011年5月11日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年10月20日閲覧。
  13. ^ CIA world factbook, Tunisia”. 2009年9月16日閲覧。
  14. ^ The Global Competitiveness Index 2009–2010 rankings”. 2009年9月16日閲覧。
  15. ^ Airbus build plant in tunisia”. Eturbonews (2009年1月29日). 2009年9月16日閲覧。
  16. ^ HP to open customer service center in Tunisia”. africanmanager.com. 2012年6月28日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年9月16日閲覧。
  17. ^ Trouble in paradise: How one vendor unmasked the 'economic miracle'”. Mobile.france24.com (2011年1月11日). 2011年10月28日閲覧。
  18. ^ Bilateral relations Tunisia EU”. 2009年9月16日閲覧。
  19. ^ Tunis Sport City”. 2009年9月16日閲覧。
  20. ^ Tunis Financial Harbour”. 2009年7月10日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年9月16日閲覧。
  21. ^ Vision 3 announces Tunis Telecom City”. 2009年7月16日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年9月16日閲覧。
  22. ^ 鷹木恵子「地中海世界・アフリカ世界・中東世界の中のチュニジア」/ 鷹木恵子編著『チュニジアを知るための60章』明石書店 2010年 21ページ
  23. ^ 牧草地を含む農地面積は2007年の時点で62%、また実際に耕作されている農耕面積は30%ほど(鷹木恵子「変わりゆく農村地帯」/ 鷹木恵子編著『チュニジアを知るための60章』明石書店 2010年 30ページ)
  24. ^ チュニジア政府は、食料の自給率を2009年末までに95%にまで引き上げることを目標としている(鷹木恵子「変わりゆく農村地帯」/ 鷹木恵子編著『チュニジアを知るための60章』明石書店 2010年 32ページ)
  25. ^ 以下の工業統計値は、United Nations Statisstical Yearbook 2004、「世界国勢図会 2005/06」、矢野恒太記念会、ISBN 4875494351 による。
  26. ^ 民衆革命下のチュニジアの女性たち―移行期(2011-2014年)におけるチュニジアの女性たち(要旨) - Mounira Chapoutot-Remadi(チュニス大学名誉教授)
  27. ^ a b 鷹木恵子「イスラーム女性とチュニジア アラブ女性解放のリーダー国の動態」『朝倉世界地理講座 アフリカI』池谷和信、佐藤廉也、武内進一:編、朝倉書店、2007年4月
  28. ^ 鷹木恵子「変わりゆく農村地帯」/ 鷹木恵子編著『チュニジアを知るための60章』明石書店 2010年 31ページ
  29. ^ https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/geos/ts.html 2009年4月2日閲覧
  30. ^ チュニジア 安全対策基礎データ”. 外務省. 2022年1月23日閲覧。
  31. ^ 「チュニジアにおける多言語状況と文学」 筑波大学 青柳悦子
  32. ^ 私市正年:編『アルジェリアを知るための62章』明石書店 2009/04 p.72






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