ダンジョンズ&ドラゴンズ 注釈

ダンジョンズ&ドラゴンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 15:05 UTC 版)

ダンジョンズ&ドラゴンズ』(Dungeons & Dragons、略称:D&D)は、1974年に制作・販売されたアメリカファンタジーテーブルトークRPGである。世界で最初のロールプレイングゲーム(RPG)[1]であり、他のRPGの原点[2]ともなり、最も広くプレイされた作品[3]である。日本語版はいくつかの出版社から翻訳されていたが、2022年6月まではホビージャパン社によって発売されていて、12月からはウィザーズ・オブ・ザ・コースト日本支社から発売されている。


注釈

  1. ^ 1996年まで
  2. ^ 1997年より
  3. ^ MHKアーカイヴスのアニメ特集[1]では1996年に放送されたと掲載されているが、NHKクロニクル[2]を見た限り、放送の実態が確認できない。
  4. ^ アメリカでは、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が悪魔崇拝を助長する反社会的側面があることを指摘する書籍 Truth about Dungeons & Dragon (ISBN 978-0914984375) などが存在している。また、ゲイリー・ガイギャックスが記したロールプレイングゲーム解説書 Role-Playing Mastery (日本語版:『ロールプレイングゲームの達人』 社会思想社ISBN 978-4390113120)では、ロールプレイングゲームが宗教問題の批判にさらされたときにゲーマーはどう対応すればよいかの指南が載っており、D&Dに対する宗教的見地からの批判はアメリカのゲームファンにとって現実的な問題として認識されている問題であることがうかがえる(日本語版の翻訳者である多摩豊のあとがきによると、このことが書かれている章は「日本ではそのような視点からの批判はまずありえない」として日本語版では割愛された)。
  5. ^ 社名の「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト」はアドキソンらがD&Dのキャンペーンプレイで結成した魔術師ギルドの名前からとられている。また、『マジック:ザ・ギャザリング』のカードに出てくるキャラクターの中には、彼らがD&Dで使っていたプレイヤーキャラクターたちをモデルにした者もいる。
  6. ^ 後にメディアワークスがアスキーと統合されアスキー・メディアワークスとなった後に、アスキーの出版を引き継ぐ形でドラゴンランスやフォーゴトン・レルムの小説の出版が行われた。2009年から出版された角川つばさ文庫版のドラゴンランスはアスキー・メディアワークス名義である。
  7. ^ 例えば、キャラクタークラスの章では、英語版ではclericから始まるのに対し、日本語版ではウイザードから始まるように並べ直されている。
  8. ^ 書籍として流通しており、国立国会図書館にも納本されているが、補充注文票に「買い切り商品となります」と書かれている。
  9. ^ これは後に同社が和訳を出した「ウォーハンマーRPG第4版」「サイバーパンクRED」などでも同じである。
  10. ^ このカードゲームはWizkids社の製品で、GF9は関与していない。
  11. ^ 最初の第3巻で終了。

出典

  1. ^ 「D&Dのオリジナル版がTSR社から出版されたのは1973年である。RPGとしては世界初であった。」 ドラゴン・マガジン編集局「D&Dアラカルト ゲームの流れと今後の展開について」『ドラゴン・マガジン』第1号、新和東京都千代田区岩本町、1986年9月、2頁。 
  2. ^ 「ロールプレイングゲームは、生地アメリカでは、この『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を原点として発展してきたものですが、…」 黒田幸弘「まえがき」『D&Dがよくわかる本』安田均(まえがき)、富士見書房東京都千代田区富士見〈富士見文庫〉、1987年9月。ISBN 4-8291-4218-9 
  3. ^ 「『ダンジョンズ&ドラゴンズ』は、世界で初めてつくられ、そしてもっとも広くプレイされているロールプレイングゲームなのです。」 黒田幸弘「はじめに:『ダンジョンズ&ドラゴンズ』ってなんだろう?」『D&Dがよくわかる本』富士見書房、東京都千代田区富士見〈富士見文庫〉、1987年9月。ISBN 4-8291-4218-9 
  4. ^ 「ダンジョンズ&ドラゴンズ(TRS+新和/一九八五年):『D&D』の略称で親しまれ、姉妹ゲーム『AD&D(アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ)』とともに、世界的にもっとも愛されているTRPGの代名詞」安田均村川忍『テーブルトークRPGがよくわかる本』角川スニーカー・G文庫、1993年10月、295頁。ISBN 978-4-04480-201-1 
  5. ^ 「で、簡単にTRPGの歴史をおさらいしますというと、まずは七十年代のはじめに元祖である『ダンジョンズ&ドラゴンズ(略してD&D)』が、本国、アメリカで登場しました」友野詳『バカバカRPGをかたる』新紀元社、2007年4月、10頁。ISBN 978-4-77530-541-6 
  6. ^ 「本書の執筆にあたっては、可能な限りのTRPGのプレイングガイダンスを参照しました。そのすべてを列挙することはできませんが、特に『ダンジョンズ&ドラゴンズ』『シャドウラン』『ワールド・オブ・ダークネス』『GURPS』『TORG』『天羅万象』『蓬莱学園の冒険!!』『トーキョーNOVA』の諸記事からは強い影響を受けております」小太刀右京『なぜなに未来侵略 テーブルトークRPG編』新紀元社、2016年3月、207頁。ISBN 978-4-77531-412-8 
  7. ^ 世界で人気のRPG、ダンジョンズ&ドラゴンズ作者死去 - CNN.co.jp 2009年4月11日(2009年4月14日時点のアーカイブ
  8. ^ https://dnd.wizards.com/go/article.aspx?x=dnd/4ll/20120109 [リンク切れ]
  9. ^ 『D&D NEXT』に関する重要なお知らせ ホビージャパン
  10. ^ Announcing Localized D&D Fifth Edition Products
  11. ^ 「ダンジョンズ&ドラゴンズ 第5版」の複数言語へのローカライズが発表。日本語もその対象に”. Paizo Publishing (2017年3月23日). 2017年4月5日閲覧。
  12. ^ デイヴィッド・プリングル編 『図説 ファンタジー百科事典』 日本語版監修 井辻朱美、東洋書林、2002年、478頁。
  13. ^ 小谷真理 『ファンタジーの冒険』 筑摩書房〈筑摩eブックス〉、第5章 ハイテク革命とファンタジー、†RPGとファンタジー(原著1998年 ちくま新書)
  14. ^ 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の次世代プロジェクト“One D&D”発表。最新ルールブックの発売は2024年を予定
  15. ^ HJ_DnDのツイート(1356789939254476800)
  16. ^ 2021年予告商品の発売取り止めのお知らせ
  17. ^ HJ_DnDのツイート(1532228992593321984)
  18. ^ https://twitter.com/HJ_DnD/status/1720405657298591816
  19. ^ WotCによる「ダンジョンズ&ドラゴンズ」公式サイトが本日オープン。「デラックス・プレイボックス」とコア・ルールブック3冊は今冬発売
  20. ^ カプコン ダンジョンズ&ドラゴンズ ミスタラ英雄戦記


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