ダイハツ・テリオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/16 13:41 UTC 版)
ダイハツ・テリオス | |
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3代目 | |
概要 | |
製造国 |
日本 中国 インドネシア マレーシア |
販売期間 | 1997年 - |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドア SUV |
駆動方式 |
後輪駆動 四輪駆動(初代) |
系譜 | |
先代 |
ダイハツ・ロッキー ダイハツ・ラガー |
概要
日本においてテリオスとして販売されたのは初代のみであり、車格や構成は異なるが、販売上はラガーおよびロッキーの顧客層の受け皿として発売された。
のちに発売された「テリオスキッド」と車体の多くが共通であることから、全幅が1,555 mm(荷室を除く室内寸法もテリオスキッドとほぼ同じ)とコンパクトであるが、リアオーバーハングの延長により、小型車にふさわしい荷室容積を確保している。
コンパクトカーでは数少ない縦置きエンジンであるが、これには、オフロードや深い雪の抵抗などの負荷を考慮した、比較的容量の大きなトランスミッションとトランスファーを無理なくレイアウトする目的がある。また悪路対策としてセンターデフロック機構を備え、比較的高い走破性を持つことや、狭い作業道にも進入可能であることから一部の林野庁森林管理署において官用車として使われている。
駆動方式は4WD、およびFR、エンジンは排気量1.3 Lの自然吸気仕様(HC-EJ型、後にK3-VE型)、およびターボ仕様(K3-VET型、2000年より)が用意されていた。
給油口はラガーおよびロッキーと同様、右側となっている。
この車はトヨタ自動車にOEM供給されていたトヨタ・キャミのベースとなっている。また、リアオーバーハングを大幅に短縮した軽自動車規格のテリオスキッドも存在する。
日本国内では1997年4月から2006年1月まで販売されていたが、モデルチェンジの際に名称をビーゴに変更した。なお、海外ではビーゴが2代目テリオスとして販売された地域があり、さらに3代目も導入されている。
初代 J100/102/122G型(1997年 - 2006年)
ダイハツ・テリオス(初代) J100/102/122G型 | |
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日本仕様1997年4月販売型 1.3 CXグレード | |
概要 | |
製造国 |
日本 中華人民共和国 |
販売期間 | 1997年 - 2006年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
駆動方式 |
4WD FR |
パワートレイン | |
エンジン |
1997年 - 2000年5月 水冷直列4気筒HC-EJ型 SOHC 1,295cc 92ps/6,500rpm 11.0kg・m/5,000rpm 2000年5月 - 水冷直列4気筒K3-VE型 DOHC 1,297cc 90ps/6,000rpm 12.5kg・m/3,200rpm 2002年1月 - 水冷直列4気筒K3-VET型 DOHC IC付きターボ 1,297cc 140ps/6,400rpm 18.0kg・m/3,200rpm |
変速機 |
4AT 5MT |
サス前 |
前:ストラット 後:5リンク |
サス後 |
前:ストラット 後:5リンク |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,420mm |
全長 | 3,785-3,865mm |
全幅 | 1,555mm |
全高 | 1,675-1,760mm |
車両重量 | 1,030-1,090kg |
その他 | |
2007年末までの新車登録台数の累計 | 3万5534台[1] |
系譜 | |
先代 |
ダイハツ・ロッキー ダイハツ・ラガー |
年表
- 1997年4月 - 登場(型式J100G)。登場時のキャッチフレーズは「Virgin 4WD(ヴァージン・ヨンク)」。CMキャラクターには神田うのを起用。
- 1998年8月 - マレーシアの現地合弁会社プロドゥアより、クンバラ(KEMBARA)として発売開始[2]。
- 1998年9月 - 最初のマイナーチェンジ。全車に衝突安全ボディーTAF(タフ)およびマルチリフレクターヘッドランプが採用される。これに伴いフロントラジエターグリルのエンブレムが「TERIOS」からダイハツのCIを模ったエンブレムに変更。
- 1999年4月 - エアロカスタムIIが追加。
- 2000年5月 - 2度目のマイナーチェンジ。駆動方式にFRが追加、エンジンがHC-EJ型からK3-VE型に変更。(型式4WD:J102G、2WD:J122G)、更にヘッドランプが全車、4灯式丸型マルチリフレクターレンズを用いたタイプに変更。ターボ搭載モデル「ターボエアロダウンカスタム」を追加。(ターボのみ8月から発売)
- 2002年1月 - 一部改良。
- 2003年8月 - 一部改良。
- 2005年11月 - 生産終了。在庫のみの販売となる。
- 2006年1月 - 後述する後継車種のビーゴに後を託す形で日本国内向けの販売終了。それと同時に公式サイトのカーラインナップから姿を消した。
- 前期型
-
1.3 DXグレード
- 中期型
-
SXグレード(フロント)
-
SXグレード(リア)
- 後期型
-
1.3 DXグレード
-
SXグレード(フロント)
-
SXグレード(リア)
2代目 J200/F700型(2006年 - 2018年)
ダイハツ・テリオス(2代目) J200/F700型 | |
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前期型 フロント | |
中期型 Topグレード(フロント) | |
後期型 1.5 R フロント 2016年販売型 | |
概要 | |
製造国 |
日本 インドネシア |
販売期間 | 2006年 - 2018年 |
ボディ | |
乗車定員 |
5名 (SWB) 7名 (LWB) |
ボディタイプ | 5ドアSUV |
駆動方式 |
FR AWD |
パワートレイン | |
エンジン |
K3-VE 1.3 I4 DOHC 3SZ-VE 1.5 I4 DOHC |
変速機 |
5MT 4AT |
車両寸法 | |
ホイールベース |
2,580mm (SWB) 2,685mm (LWB) |
全長 |
4,095mm (SWB) 4,425mm (LWB) |
全幅 | 1,695mm |
全高 |
1,690mm (SWB) 1,745mm (LWB) |
車両重量 |
1,170kg (SWB) 1,210–1,220kg (LWB) |
系譜 | |
後継 | 日本:なし |
詳細はダイハツ・ビーゴを参照
- 2006年1月、モデルチェンジ。日本国内向けは名称を「ビーゴ」(OEM供給モデルはキャミの後継車のトヨタ・ラッシュ)に変更した。国外向けにはビーゴにはないロングボディの7人乗り仕様(F700型)も用意された。軽自動車版のテリオスキッドは2012年まで初代モデルベースで継続して生産された。
- 前期型
-
1.5 グレード(フロント)
-
1.5 グレード(リア)
-
1.5 ワイルドグレード
- 中期型
-
Topグレード(リア)
-
1.5 TXグレード
-
1.5 TSグレード
-
1.5 SEグレード(フロント)
-
1.5 SEグレード(リア)
-
1.5 SXグレード
-
1.5 LEiグレード
-
1.5 アドバンテージグレード(フロント)
-
1.5 アドバンテージグレード(リア)
- 後期型
-
Rグレード
-
スピリットグレード
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第36号25ページより。
- ^ “マレーシア初の 4×4 SUV 国民車「クンバラ」の販売を開始”. ダイハツ工業 (1998年8月25日). 2018年3月31日閲覧。
- ^ a b c d 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、2020年8月8日、104頁。ISBN 978-4-7796-4170-1。
- ^ “ダイハツ、マレーシアで新型SUV「アルス」を発売”. Web CG. (2019年1月16日)
- ^ “ダイハツが新型「3列シートSUV」公開! MTアリ&タフ顔がイイ! 新「テリオス」222万円から尼に登場(くるまのニュース)”. Yahoo!ニュース. 2023年7月6日閲覧。
- 1 ダイハツ・テリオスとは
- 2 ダイハツ・テリオスの概要
- 3 3代目 F800/F850型(2018年 - )
- 4 車名の由来
固有名詞の分類
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