タルチュフとは? わかりやすく解説

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タルチュフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/10 02:07 UTC 版)

タルチュフ:あるいはペテン師』(仏語原題: Le Tartuffe ou l'Imposteur )は、モリエール戯曲。1664年発表。同年5月12日、ヴェルサイユ宮殿にて初演。モリエールが本作で取り上げたテーマは極めて深刻なものだが、喜劇として制作されている。これはモリエールが古典劇の規則に基づいて、喜劇と悲劇の峻別を行っていたからである。当時の考えでは、悲劇とは古代ギリシャやローマの英雄か、王侯貴族の間でのみ起こり得る現象であって、同時代の人間を扱う場合は必然的にその作品は喜劇となるというのが約束事であった[1]


  1. ^ 俳優座の委嘱を受けて、上演台本として翻訳されたもの。その為、話し易い翻訳を心掛けたとしている[31]
  2. ^ 風紀紊乱を理由に発禁処分を受けるのを避ける為、タルチュフがエルミールに言い寄る場面の科白の一部が伏字になっている。
  3. ^ 全集と銘打たれているが、モリエールの主な作品15編のみ収めた作品集である[32]
  4. ^ 英語訳からの重訳である[32]。登場人物名が全て日本風に書き改められている(例:ベルネル夫人→みね、オルゴン→有賀新兵衛、タルチュフ→鳴神照明など。)また、舞台も日本の巴理なる街に書き改められている。その為、小場瀨卓三は翻案と呼んだ方が良いとしている[33]
  1. ^ 鈴木康 P.149
  2. ^ 鈴木康 P.126-7
  3. ^ Ibid. P.137,引用も同ページから
  4. ^ Ibid. P.137-8
  5. ^ a b 筑摩書房 P.443
  6. ^ 白水社 P.594
  7. ^ 鈴木康 P.140から引用
  8. ^ 白水社 p.596
  9. ^ 白水社 p.596,引用も同ページから
  10. ^ 白水社 p.601
  11. ^ 白水社 p.602
  12. ^ 白水社 p.603
  13. ^ 白水社 p.604,5
  14. ^ a b 鈴木康 P.148
  15. ^ 筑摩書房 P.442,引用も同ページから
  16. ^ 鈴木康 P.141-2
  17. ^ 筑摩書房 P.442
  18. ^ 鈴木康 P.146
  19. ^ 鈴木康 P.147
  20. ^ 鈴木康 P.267,283
  21. ^ 中央公論社 P.199から引用
  22. ^ 鈴木康 P.284-5
  23. ^ 中央公論社 P.236-7から引用
  24. ^ 鈴木康 P.286,引用も同ページから
  25. ^ 鈴木康 P.287
  26. ^ 中央公論社 P.272-3から引用
  27. ^ 鈴木康 P.288
  28. ^ 鈴木康 P.181
  29. ^ 中央公論社 P.242から引用
  30. ^ 鈴木康 P.182
  31. ^ 鈴木力 p.121
  32. ^ a b 鈴木力 p.107
  33. ^ 小場瀬 p.283


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