タムビーチ タムビーチの概要

タムビーチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 04:44 UTC 版)

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タムビーチの歴史

イタリアのシチリア島、ラグーザ地方の地元スポーツ愛好家の間で始められたと伝えられている。最初の選手権が行われたのは30年以上前にも遡り、その後ラグーザ沿岸地区から近郊のシクリ、モーディカ、ポッツァッロ地方へと徐々に広まっていった。

1996年、イタリアタンブレロ協会がタンブレロ100周年を記念して、選手権大会を開催した時に、アウトドア・タンブレロ、インドア・タンブレロに加えて、タムビーチが正式種目として認定、公式ルールが制定された。

その結果、シチリア島のみでプレーされていたタム・ビーチも、イタリア南部のサルディニア島やカラブリア州に伝わり、次第にイタリア本島にまで広まっていった。その後イタリア北部のリグーリア、エミリア=ロマーニャ、ロンバルディア地方へと拡大していき、ベルガモでは、シチリア島外での初のタム・ビーチ大会が開催された。また1996年は、タム・ビーチが海を渡り、9月にドイツのケルンで初のイタリア国外でのタム・ビーチ大会が開催された重要な年でもある。

その年を境に、タムビーチはイタリア国内のさまざまな地域でプレーされ、現在海外でも徐々に競技されるようになった。2007年9月には初のスペインでのタムビーチ大会が開催された。(イタリア協会 HP 参照/[1]

道具とコートサイズ

砂浜で中央にネットを張った長方形のコートを使用する。コートサイズは シングルが縦24m、横7.5m、タブルスは縦24m、横11m、ネットの高さは両方とも2m10cm。(図1参照)

バット、ボール共にインドア・タンブレロで使用されるものと同じものを使用するが、アウトドア・タンブレロ、インドア・タンブレロ、のように選手のポジションは定められていない。

タムビーチの基本ルール

相手コートへの返球回数は一回のみで、相手コートにボールを決めた場合に1得点となるラリーポイント制。1セットは12点先取で勝ちとなる。タイブレイクの場合、2点差以上がセット勝利の条件となる。3セットマッチ で2セットを先取したチームが勝ち。

サービスはコート・エンドラインの後方からボールを打ち、ネットの向こう側の相手コート内へ向けてサーブする。シングルスでは相手コート内どこでもサーブできるが、ダブルスでは対角線上の相手へサーブしなければならない。1回のサービス権に対して2回サーブでき、サービス権は2回で、相手側へ交代する。ただしタイブレークになった場合、サービス権は1回ずつで交代する。

ダブルスでは一番初めのサーブは左側エンドラインから行われ、次からのファーストサービスは右側エンドラインの後方から、セカンドサービスは左側エンドラインの後方から行われる。(図2参照)

脚注

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