タイタニック (1997年の映画) タイタニック (1997年の映画)の概要

タイタニック (1997年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/18 02:12 UTC 版)

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タイタニック
Titanic
監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン
製作 ジェームズ・キャメロン
ジョン・ランドー
製作総指揮 レイ・サンキーニ
出演者 レオナルド・ディカプリオ
ケイト・ウィンスレット
音楽 ジェームズ・ホーナー
主題歌 セリーヌ・ディオン
マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
撮影 ラッセル・カーペンター
編集 ジェームズ・キャメロン
コンラッド・バフ
リチャード・A・ハリス
製作会社 ライトストーム・エンターテインメント
配給 パラマウント映画
20世紀フォックス
公開 1997年12月19日
1997年12月20日
2012年4月4日(3D版)
2012年4月7日(3D版)
上映時間 194分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費

$286,000,000[1]

※2013年7月時点での映画製作費歴代2位[2]
興行収入 $658,532,551[1]
262億円
$2,185,232,551[1]
3D版:4億7979万円[3]
配給収入 160億円
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概要

1912年に実際に起きた英国客船タイタニック号沈没事故を基に、貧しい青年と上流階級の娘の悲恋を描いている。主にSFアクション映画を手掛けてきたキャメロン監督が、一転して挑んだラブロマンス大作である。タイタニック号沈没の史実を架空のラブストーリーを交えて展開される。前半のラブストーリーから一転して、後半ではパニック映画さながらの緊迫感のある展開で、ラストは悲劇的な別れとなる恋人たちが描かれている。

主演はレオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレット。配給は北米がパラマウント映画、日本を含む他国は20世紀フォックスが配給。全米で6億ドル、日本で興収記録262億円(配給収入160億円)[4]、全世界で18億3500万ドルと、同監督の『アバター』に抜かれるまで映画史上最高の世界興行収入を記録し、ギネスブックに登録されていた。また、映画パンフレットも日本で153万部を売り上げた[5]

1998年のアカデミー賞において、作品賞監督賞撮影賞、主題歌賞、音楽賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞音響効果賞、音響賞、編集賞の11部門で受賞した。また、セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」も大ヒットした[6]

日本では2019年6月30日で本作の国内上映権が切れるため、神戸市の映画館「パルシネマしんこうえん」が6月29-30日に日本国内最後の上映を行った[7]

制作について

企画段階
  • 元々はタイタニック沈没の史実を忠実に映画化するという企画からスタートしたものだったが、キャメロンが時代考証を辿って行くうちに当時の「身分制度」に着目し、上流階級の少女と下層階級の青年の恋愛を軸に沈没事故を描く構想へとなった。
  • 制作段階では流れ星が作中のキーワードとなっていたが、内容をシリアスにすることが重要視されるうちに流れ星のシーンは使用されなくなった。
  • 本作の制作の為にキャメロンはリアリティを追求するため、実際にタイタニックが沈没した海底を綿密に捜査し、独自に深海調査用の特殊カメラを製作した。
撮影セット
  • 制作の為に実物大のタイタニックのセットが建造され、タイタニックの完成手順に合わせた撮影が行われた。
  • 船の全体が竣工するのに時間がかかるため、船尾部の完成後にクライマックス(垂直沈没のラストシーン)を先に撮影した。
  • 撮影用の船は右舷側(スターボード・サイド)しか建造されなかったが、サウサンプトン出港時の史実では左舷側(ポート・サイド)を接岸していたため、キャメロンは文字をすべてさかさまにし、役者の利き手を逆にするように指導して反転撮影を行った。
  • 沈没した船の内部はほとんどがセットで撮影され、セットをバーナーで焼いて経年劣化を再現した。また、一部はチューク諸島に沈んでいる日本商船、富士川丸(東洋海運、6,938トン)を使用して撮影された。
  • 完成したタイタニックは経費削減のため7メートルごとに分断され、のちにCGで繋ぎあわされている。
  • 船の全体像が映るシーンはミニチュアで撮影され、船上の人物たちは全てCGで作られた人物で再現されている。制作当時このシーンが最も製作費が掛かっており、現在であればCG技術の発展にともない10分の1もしくはそれ以下で制作できると制作スタッフは話している。
  • 船内のシーンは予算の都合で一部セットを作らず、ミニチュアを製作して合成によって再現されている。
  • 沈没シーンはセットとミニチュアを交互に使って撮影され、急斜面で滑り落ちる犠牲者は救命胴衣にコロを付けてスピードを速める工夫がされている。
スタッフ
  • エキストラに関しては一等客及び船員は上流階級のマナー指導が重要視され、コアエキストラに振り分けられて半年に及ぶ貴族階級のマナー指導が徹底された。
  • 制作の為にタイタニック歴史学者が2名監修にたずさわっている、その一名はジャックがコートを拝借するシーンで駒で遊ぶ父子役で出演している(駒で遊ぶ父子自体は沈没前に撮られた写真の再現)。
  • ジャックが描いたローズのヌードデッサンは監督のキャメロン自身が描いたもの。撮影開始前の段階でスケッチされた当初はウィンスレットとキャメロンは初対面であり、ヌードは頼めないと判断したうえでウィンスレットはビキニでモデルに臨んだ。
  • 101歳のローズ役のグロリア・スチュアートは撮影時は87歳で、実年齢を上回る女性を特殊メイクを施して演じることを当初拒んでいたが、監督に説得されて撮影に臨んだ。
  • CGの制作要員として、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を制作したプロダクションIGのスタッフの引き抜きが検討された。
音楽・主題歌
  • 主題歌の『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』は制作段階では主題歌を作らない方針であったものを、ジェームズ・ホーナーがキャメロンに秘密裏にレコーディングを行ったもので、完成後にキャメロンに聞かせてみると、曲の良さを気に行って主題歌として正式採用される事となった。
  • 当初スコア曲のボーカルを依頼されたのはエンヤであったが、制作中多忙な為、シセルが担当する事となった。



  1. ^ a b c d Titanic (1997)”. Box Office Mojo. 2009年12月11日閲覧。
  2. ^ http://news.walkerplus.com/article/39884/
  3. ^ キネマ旬報」2013年2月下旬決算特別号 215頁
  4. ^ 日本映画製作者連盟1998統計
  5. ^ 日本経済新聞』1998年9月23日付朝刊、15頁。
  6. ^ この曲のヴォーカル・パートは、この曲が作られた際のデモ・テープの音源を使っている(Song To Soul 第57回 (2011年12月11日、BS-TBS)にて ポール・ファーバーマン談)。
  7. ^ “映画タイタニック国内最終上映へ 上映権が終了 神戸の名画座で29、30日”. 毎日新聞. (2019年6月19日). https://mainichi.jp/articles/20190619/k00/00m/040/081000c 2020年4月12日閲覧。 
  8. ^ マードックは「Hard a' starboard!」という号令を発した。これは、日本語では「取舵一杯」に相当し、左に最大転蛇することを指す。外部リンク 「取り舵・面舵の意味が逆転したことについて」参照。
  9. ^ 2回に分けて放送、ノーカット
  10. ^ 2回に分けて放送、ノーカット
  11. ^ 全編一挙放送
  12. ^ あいつ今何してる?』2019年6月26日放送分
  13. ^ 棒読み演技の妻夫木聡と竹内結子に批判殺到! フジテレビ版『タイタニック』の黒歴史”. エキサイトニュース. 2019年6月29日閲覧。
  14. ^ a b c 2回に分けて放送
  15. ^ タイタニック瞬間最高42.7%スポーツ報知、2001年9月3日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  16. ^ ジェームス・ドブソン『男の子を育てる』ファミリー・フォーラム・ジャパン p.179-183
  17. ^ 都遊協 組合員に「大一のぱちんこ遊技機枠における不具合の発生について」通知(ぷれぱち、2012年1月18日)
  18. ^ ジェームズ・キャメロン監督「タイタニック3D」で修正を加えたシーンとは?




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