ソフトテニス 用具/施設

ソフトテニス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 03:09 UTC 版)

ソフトテニス英語: Soft Tennis)は、2対2(計4人)または1対1(計2人)となりプレイヤー同士が中空の柔らかい[注 1]ゴム製のボール[注 2]ネット越しにラケットで打ち合う、近代テニス(ローンテニス・硬式テニス)から極初期[注 3]に分岐し発展した球技。2対2(ダブルス)が主流で、日本を発祥として、主に東アジアを中心としたアジア[注 4]でプレーされるが、近年は東欧でも定期的にトーナメントが開催されている。軟式庭球軟式テニスとも呼ばれている。正式名称は、1992年の全面的なルール改定の際にソフトテニス[注 5]となった。


注釈

  1. ^ 硬式テニスとちがい硬質のフェルトでカバーされていない。
  2. ^ 特製ポンプで空気を注入することができる。
  3. ^ 19世紀末
  4. ^ 西アジアを除く
  5. ^ 英語表記では1992年以前もsoft-tennis。また中国語圏(中国、台湾等)では現在でも軟式の文字が使われている(軟式網球)
  6. ^ 21世紀初頭の台湾の男子選手の活躍が口火となった。
  7. ^ ダブルスコートを2分割
  8. ^ 日本学生連盟ではそれ以前も独自ルールでシングルス選手権を開催してきている。
  9. ^ 女児の手毬玩具として流行していたドイツ製が主流。国産化が成るのは1900年
  10. ^ ともには1883年に日本で出版された『アウトドアゲームス』(FWストレンジ)の翻案といわれている。
  11. ^ リーランド在任中は通訳であった
  12. ^ リーランドの跡を忠実に引き継ぎ、軽体操と戸外遊戯(二人三脚競走、綱引、フートボール、ローンテニス、ベースボールなど)を指導
  13. ^ ボール製作会社は明治30年頃には2社、明治40年代には7社。
  14. ^ 浜寺公園で開催された。
  15. ^ 3年後 日本軟球協会に改称。
  16. ^ 日本庭球史
  17. ^ 亜細亜軟式庭球選手権大会。日本、韓国、中華民国(台湾)の3か国対抗、男子団体戦、女子団体戦、男子ダブルス、女子ダブルスの4種目。現在の世界選手権の前身となった。
  18. ^ ソフトテニスセミナー主宰の宮本行夫氏の尽力による。
  19. ^ 東京、名古屋、京都(雨天中止)、神戸、伊勢、札幌を転戦。アメリカはハワイ州選抜。日本は各地の選抜
  20. ^ 創立時の加盟国 日本韓国、中華民国(台湾)、アメリカベネズエラブラジル香港
  21. ^ ハワイ開催となったのはハワイ軟式庭球連盟の設立を記念してという名目があったが、田中角栄の中国訪問による日中国交正常化の影響、それは中華民国(台湾)との断交を意味し、日本国内開催が困難となったためである。
  22. ^ 当時のナショナルチームを派遣
  23. ^ ドイツイタリアフランスチェコハンガリーオーストリアポーランド
  24. ^ 日本、韓国、中華民国の3カ国対抗戦。団体戦と個人戦ダブルス
  25. ^ 呼称問題には細心の注意が払われ事前に配布された大会資料では『中国台北』が用いられているが、大会プログラムではアルファベッド表記のみ(Chinese Taipei)、館内放送では『中華台北』となった。また組織委員会よりこの件に関する報道は大会後に、という要請がなされている。中日スポーツ1985年8月28日
  26. ^ 創立時のメンバーは中国、韓国、インドネシア、ネパール、マレーシア、日本の6カ国。4年後に19カ国に急拡大している、
  27. ^ 1992ジャカルタ、1996バンコク、2000佐賀、2004チェンマイ、2008ムンギョン、2012嘉義(台湾)、2016千葉で開催された。
  28. ^ 男子国別対抗団体戦、女子国別対抗団体戦、男子個人戦ダブルス、女子個人戦ダブルスの4種目。団体戦は3ダブルスの点取り戦
  29. ^ 以降、1994年も含めて7大会連続で正式種目として競技されている
  30. ^ 個人戦にシングルスが追加
  31. ^ 全大陸よりエントリーがあった。
  32. ^ 男女それぞれにU21、U18、U15の3つのカテゴリーがあり、それぞれダブルス、シングルスが競技された。
  33. ^ 国際ジュニアソフトテニス大会 主催-アジアソフトテニス連盟
  34. ^ 2年毎の開催予定だったが、第2回大会は世界ジュニア選手権としてグレードアップして2014年にインドで開催された。
  35. ^ タイ、フィリピン、インドネシアではナショナルゲーム(国体)の正式種目として定着
  36. ^ 旧国際ジュニアソフトテニス選手権
  37. ^ 7種目
  38. ^ 男子ダブルス、女子ダブルスを除く5種目。ソフトテニス会場はパレンバン
  39. ^ 旧国際ジュニアソフトテニス選手権
  40. ^ 東アジア競技大会の後継大会
  41. ^ ソフトテニスは正式種目
  42. ^ 2019 Asian Junior Soft Tennis Championshipsアジアソフトテニス連盟主催
  43. ^ 2019 Asian University Soft Tennis Championships アジアソフトテニス連盟主催
  44. ^ 7種目。
  45. ^ 男子ダブルス、女子ダブルスを除く5種目。
  46. ^ 2019年に船水颯人がプロ宣言。2020年に颯人の実兄である船水雄太がプロ宣言。
  47. ^ ソフトテニスはその普及の過程で東京高師(現筑波大学)の(教員となった)卒業生たちの手によって全国に広く分布普及していった歴史的背景、経緯 がある。
  48. ^ 第2次テニスブーム
  49. ^ 歴史的にダブルス中心で発展し、現在もダブルスが主流だが、1992年のアジアソフトテニス選手権においてシングルス(個人戦)が採用、1993年の東アジア競技大会では団体戦においてシングルスを導入し3ダブルス2シングルスの形式で競技され、以後、団体戦にシングルスを組み込むことが慣例となった(2003年世界選手権より2ダブルス1シングルス)。1994年には全日本シングルス選手権が創設、以後、急速に普及が進んでいる。
  50. ^ ラケットあるいはコインを使用する。じゃんけんが併用される場合もある。
  51. ^ コート上でマッチの直前に行われる場合、入場前に行われる場合がある。
  52. ^ トスとは、選択権を得たプレイヤーが第1ゲームのサーブ・レシーブ、又はコートサイドを選び、もう一方のプレイヤーは残った方を選ぶもの。
  53. ^ ベースライン中央にある
  54. ^ ダブルスの場合、2ポイント毎にペア内でサーバーを交代する
  55. ^ 1-1ワンオール、2-2ツーオール
  56. ^ ストリング(ス)---俗に『ガット』ともいわれるが、厳密には『ガット』はナチュラルストリングスを指す。ソフトテニスにおいてナチュラルストリングスといえば鯨筋を指すが、現在はあまり用いられない
  57. ^ 日本国内大会においてはストリングに振動止め等の異物は禁止されている。 Wakariyasui sofuto tenisu no ruru. 2020.. Harumi Yamashita, 晴海 山下. Seibidoshuppan. (2020.3). ISBN 978-4-415-32809-6. OCLC 1145742629. https://www.worldcat.org/oclc/1145742629 
  58. ^ 日本ソフトテニス連盟の規定では、フレームに使われる材質や重量、または寸法・形状などに関する規定は無いが、両面のプレー特性が同一になるように設計されたもの、打球面は平面のもの、と定められている(競技規則第14条)
  59. ^ 現在日本国内では白、黄、青、赤、黒が販売されているが、白、黄以外は日本ソフトテニス連盟公認球ではない。公式戦では白色球まれに黄色が使用される。
  60. ^ 日本における公式戦では日本ソフトテニス連盟公認球が使用される。2015年現在、公認球は3種(三社、以前は数種(数社)あった)のみ。マッチにおけるボールの選択にはトスによる任意選択制、主催者の指定の二通りがある。
  61. ^ 砂入り人工芝の通称として用いられる「オムニコート」は、SRIハイブリッド社の登録商標である。
  62. ^ イースタングリップにはフォアハンドイースタンとバンクハンドイースタンがあるが、ソフトテニスにおいてイースタングリップというとき、ほとんどに場合フォアハンドイースタンを指す
  63. ^ 古くはイングリッシュグリップともいわれる。
  64. ^ ローボレーやスイングボレーとの誤認する例が多く見受けられるので要注意
  65. ^ オーバーヘッドで打球される。
  66. ^ ショルダーカットサーブとほぼ同様の低い打点でのサーブ。セカンドサーブで用いられる。
  67. ^ 日本ソフトテニス連盟発行の教程
  68. ^ 現在、国際大会やインドア大会のトップクラスではこれが主流である。
  69. ^ 国内においてはマッチ開始前の練習は1分以内であることが多い。進行状況によっては省略されることもある。
  70. ^ 東アジア競技大会を前身とするユースのための総合競技大会。第1回大会が2019年に台湾・台中市で開催される予定だったが、政治的問題によりキャンセルされた。次回は2023年にモンゴル。
  71. ^ 天皇賜杯(男子)、皇后賜杯(女子)
  72. ^ 旧全日本総合選手権
  73. ^ 最古の室内大会、第一回より大阪で固定開催されている。開催年度のランキング上位ペアが出場(2015年現在で12組。
  74. ^ 2020年に創設されたが、コロナウイルスの影響で第1回大会は中止
  75. ^ 一般(フリー)、成年(35歳以上)、シニア(45歳以上)の各種目がある、シニアは5歳刻みで数種目あり。
  76. ^ 日本スポーツ協会・文部科学省・開催地都道府県の三者共催
  77. ^ 少年男子、少年女子、成年男子、成年女子の4カテゴリ毎の団体戦。2014年までは3ダブルスの点取り戦、2015年より2ダブルス、1シングルスの点取り戦。
  78. ^ 60歳以上を中心とするスポーツと文化の祭典。
  79. ^ 厚生労働省、開催都道府県および政令指定都市、長寿社会開発センター、スポーツ庁の共催
  80. ^ 毎年1月に開催される。伝統のビッグインドア。東京インドアと呼ばれる。
  81. ^ 毎年4月最初の週末に東京で開催されるインドア、個人戦のインドアとしては異例の2日間開催。初期はアウトドアだったが近年は小規模ながらも全日本男子選抜も並行して開催されている。
  82. ^ 名古屋市で年初に開催されるユニークな形式のインドア大会。
  83. ^ 企業対抗の団体戦(3ダブルス点取り)。国体のリハーサル大会を兼ねて開催される。
  84. ^ 2ダブルス、1シングルスの点取り戦
  85. ^ 下部リーグとして日本リーグ入れ替え戦、全日本実業団リーグ、各地区リーグがある
  86. ^ 一般男子、一般女子、成年男子(35歳以上)、成年女子(35歳以上)の4種目
  87. ^ 全日本社会人より独立。45歳以上5歳区切りの各カテゴリーがある。
  88. ^ u14,u17,u20 ダブルス/シングルス 毎年9月に開催。
  89. ^ 文部大臣杯大学対抗団体戦、三笠宮杯(ダブルス)、全日本学生シングルスの3トーナメントから成る。
  90. ^ 各地区春季リーグ戦の優勝校が出場。近年は台湾、韓国代表大学も出場。
  91. ^ 総理大臣杯
  92. ^ 団体戦(3ダブルス点取り戦と個人戦ダブルス 男女計3種目から成る。
  93. ^ 学校対抗の3ダブルス点取りによる団体戦。毎年度末に名古屋で開催される。
  94. ^ 毎年2月に高松市で開催
  95. ^ 3ダブルス点取り団体戦。韓国、台湾からも参加あり。
  96. ^ 毎年6月に北海道で開催
  97. ^ ダブルス、シングルス
  98. ^ 年度末に三重県伊勢市で固定開催
  99. ^ 男子団体、女子団体、男子ダブルス、女子ダブルスの4種目
  100. ^ 世界ソフトテニス選手権にグレードアップ
  101. ^ 第1回は台南市(クレー)、第2回はテグ市(クレー)、第3回は東京駒沢体育館で開催。
  102. ^ 男子団体、女子団体、男子ダブルス、女子ダブルスの4種目。団体戦は3ダブルス総当たり9対戦という独特の形式。

出典

  1. ^ 『テニスの源流を求めて表孟宏 編著 大修館書店1997刊行 謎の多いテニスの起源開明に光を当てた書。諸説あり未だ不明の源流を求めて、基本的な外国文献7篇と日本伝来の論文を加えて構成されている。
  2. ^ 日本庭球史 第1編軟式庭球概史 第6章 5.海外の軟式庭球
  3. ^ The 3rd World Soft-Tennis CHAMPIONSHIPS
  4. ^ ソフトテニスマガジン或いは連盟機関誌参照
  5. ^ 新聞報道では台湾と表記された(朝日、中日)
  6. ^ 2021年6月ASTFにより再延期が実施時期未定のまま発表
  7. ^ 1978,6.28朝日新聞東京版。文部省(当時)がおこなった調査に基づく記事。
  8. ^ 日本ソフトテニス連盟発行「ソフトテニスコーチ教本」他による
  9. ^ ソフトテニスに日本初のプロ選手共同通信2019年4月24日






ソフトテニスと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ソフトテニス」の関連用語

ソフトテニスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ソフトテニスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのソフトテニス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS