ゼロ知識証明 非対話ゼロ知識証明

ゼロ知識証明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/18 21:39 UTC 版)

非対話ゼロ知識証明

GoldreichとOrenの研究により、ゼロ知識証明を対話をせずに実行すること、すなわち、証明したい人が「証明」を作成して一方的に送りつけるだけで完了するような証明は作れないことが示されている。[2] しかし特殊な条件下[3]では、対話が不要なゼロ知識証明が作れることが知られており、非対話ゼロ知識証明(non-interactive zero-knowledge proof; NIZK) と呼ばれている。NIZKの実用的な応用としては、デジタル署名や、プライバシーに配慮した暗号通貨がある。後者では、コインの取引者のアドレスや取引量などを隠したまま、取引が正当であることを証明するのにNIZKが利用できる。[4]

参考文献

  • Shafi Goldwasser, Silvio Micali, Charles Rackoff, "The Knowledge Complexity of Interactive Proof-Systems (Extended Abstract)", STOC, pp.291-304, 1985. (ゼロ知識対話証明を最初に定式化した論文)

関連項目




  1. ^ Blum, Manuel (1986). “How to Prove a Theorem So No One Else Can Claim It”. ICM Proceedings: 1444-1451. 
  2. ^ Oded Goldreich and Yair Oren. Definitions and Properties of Zero-Knowledge Proof Systems. Journal of Cryptology. Vol 7(1). 1–32. 1994 (PS)
  3. ^ 典型的にはランダムオラクルの存在を仮定したり、信頼のおける第三者によって生成され、誰もが参照できるCommon Reference String (CRS)の存在を仮定するといった設定が用いられる。
  4. ^ Orcutt, Mike. “A mind-bending cryptographic trick promises to take blockchains mainstream” (英語). MIT Technology Review. https://www.technologyreview.com/s/609448/a-mind-bending-cryptographic-trick-promises-to-take-blockchains-mainstream 2017年12月18日閲覧。 


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