セル (ドラゴンボール) 技

セル (ドラゴンボール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 08:05 UTC 版)

細胞を採取した戦闘の達人たちの技を使う。原作で名前が付いている技はかめはめ波、太陽拳、瞬間移動のみ。

かめはめ波 / 超かめはめ波 / 超級かめはめ波[18] / 太陽系破壊かめはめ波[19] / パーフェクトかめはめ波[16]
ピッコロとの闘いやセルゲームにて使用。超完全体の状態で本気になれば太陽系を破壊するほどの威力を秘め、セルゲーム終盤では悟飯と壮絶な撃ち合いを見せた。ゲームでの解説などでは、「細胞採取者の悟空が使うかめはめ波を上回る威力」という意味の記述もある。
太陽拳
体を発光させて相手の目をくらませる。ピッコロたちから逃走する際にこの技を発動して逃れている。また18号を吸収する際にも使用している。
吸収 / ドレインライフセル[20] / 生気吸収[21]
前述の生体エキス吸収の名称。ゲームでは原作で多用した第1形態の主力技としていることが多く、体力を回復できるメリットとして再現されている。第2形態で使えるゲームもある。『超ドラゴンボールZ』のみ完全体の状態で使用している。
じゃあな![22]/絶命弾[16]
第1形態時にピッコロを倒した連続攻撃。強力なパンチで首をへし折り、掴み起こしてとどめのエネルギー波を放つ。一部のゲーム作品ではパンチはせず掴んでエネルギー波を放つのみ。
ビッグバンクラッシュ[19]
第2形態時に18号を探す時に島をいくつも消し飛ばした光弾。『レイジングブラスト』では連続で放つスーパービッグバンクラッシュも存在する。また16号に対しても同様の構えから至近距離で放ち、右側頭部を破壊した。
衝撃斬[23] / サイコキネシスクラッシュ[24]
実戦では使用されず、セルゲームの武舞台を製造するために使われた技。手や指の動きに合わせて鋭利な衝撃波を飛ばし、対象物を切断する。この過程の途中に念動力で岩盤を持ち上げている。
指先からの連続気功波[25] / エネルギーショット[26] / 指ビーム[27] / デスビーム(連続デスビーム / フルパワーデスビーム)[20] / ヘルニードル[21] / ジャッジメント[21]
名前はゲームより。悟飯との闘いにて使用。また、復活した際にこの技でトランクスを殺害している。完全体や超完全体で使用しており、第1形態・第2形態でこの技を使えるゲームは『伝説の超戦士たち』のみ。
バリヤー / セルバリア[24] / 衝撃波[28] / エネルギーフィールド[11] / 特大バリヤー[29] / パーフェクトバリヤー[20]
悟空の連続気功弾を防ぐために発動した。使わせた悟空に「評価に値する」と述べている。発生するバリヤー自体が巨大なため、ゲームでは攻防一体の技としてしばしば用いられる。
瞬間移動
悟空から学習。この技により、界王星から再び地球の悟飯たちの前に現れた。
デスストーム[18] / パーフェクトコンビネーション[19]
ベジータに使った体術による連続攻撃。乱打で空中に飛ばした直後、強烈な肘打ちで相手を叩き落す。
気合い砲[23] / ソリッドハンマー[18] / さあ怒れ![22]
悟飯に使った連続攻撃。連続攻撃を繰り出し、気合いで相手を吹き飛ばす。
ヘッドアタック[30] / ダッシュヘッド[31]
悟空に使った浮遊しながら突進して放つ頭突き攻撃。
さば折り[29]
悟飯に使った締め技。
パワーブレイク[24]
パワー重視の変身をしてから放つパンチ。威力は大きいが動きが鈍くなったため、悟飯には回避された。
自爆[32] / ゆるさなぁーい![19]
18号を吐き出して第2形態に戻ったセルの自爆攻撃。膨張開始から約1分で自爆するが、少しでも刺激を与えるとその時点で自爆する。
指先からの気功波[25] / アルティメットウェーブ[33] /消えてろ[34] / パーフェクトショット[16]
指先に気を溜めて放つ光線。セルゲーム終盤でベジータに放ち、身代わりとなった悟飯の左腕を負傷させた。
パニッシュメントストーム[35] / オールクリア[16]
自身を倒しに来た王立防衛軍を全滅させるために使用。左手を大きく横に払うと同時に衝撃波を放ち、広い範囲を破壊する。

アニメで使用

魔貫光殺砲
『Z』第142話他と『改』第69話他で使用。第142話においては、かめはめ波より先に使用し、ピッコロを驚かせた。『Z』『改』で技名は叫んでいないが、『GT』第43話では「魔貫光殺砲」と技名を叫んでいる。また『GT』では額に指を当てて気を溜める動作もなく速射していた。
ギャリック砲
『Z』第157話と『改』第78話で使用。超ベジータには通用せず、岩場で発射した反動で岩場が砕けて自身が下敷きになった。『Z』ではトランクスはこの技を知っていた[注 24]
四身の拳
『Z』第178話と『改』第88話の、悟空との戦いで使用。セルのものは天津飯のものとは異なり、4人に分離するために力が4分の1になるという欠点が改良されている[注 25]。しかし、4人がバラバラに動いたタイミングを悟空に狙われて、1人ずつ地面に叩きつけられ元に戻った。
気円斬
『Z』で技名は叫ばなかったが、『改』第88話では「気円斬」と技名を叫んだ。ヤムチャの繰気弾同様、手を動かすことで自由に遠隔操作ができる追跡型の技。『Z』第178話では界王が「あれは気円斬でも繰気弾でもない。あれは、あのフリーザがナメック星で使った最後の技じゃ」と語っており、セルも「フリーザの細胞が(悟空の作戦を)教えてくれるぞ」と発言している[注 26]。『Z』第178話他、『改』第88話他、鳥山明展用に製作されたCG『ハイパーアニメDRAGON BALL』で使用。悟空には2発放ったが避けられ、悟飯には受け止められた。
ヘルズバスター
地獄でフリーザとともにあみ出した合体技。『GT』第43話で使用。相手を捕縛して大地獄に突き落とす。大地獄での苦行の様子から、どちらかというとギャグ要素が強い技。

上記の技以外にも、正式名称は不明だが、『Z』第143話でピッコロから生体エキスを吸収している最中に割り込んできた軍隊を一蹴するために目から光線を発射している[注 27]

未使用

元気玉
原作では「その気になれば、たぶんできるだろう」と発言しているが[36]、使用する機会はなかった。一部のゲームでは実装されており、作品によっては悟空の元気玉と比べて緑がかった禍々しい色をしている。

各種ゲーム

瞬間移動かめはめ波
『真武道会1』『真武道会2』の超完全体の究極技として使用可能。『バーストリミット』では超完全体の必殺技として使用可能。
ビッグバンアタック
『Sparking!』『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』の第2形態が使用可能。
激烈光弾
『舞空烈戦』の第2形態が使用できる。
超エネルギーウェイブ
『Ultimate Battle 22』のパーフェクトセルの必殺技。片手から発射される太い柱の気功波。
エナジードライブ
『超武闘伝』のみ登場の必殺技。後ろに引いていた片手を押し出しながら指先から魔貫光殺砲のような光線を放つ。
グラヴィティーボマー
『超武闘伝』のみ登場の必殺技。両手にためた気を合体させて球状にして投げつける。原作・アニメともに該当する技はなし。
デストロイドチェイサー
『偉大なる孫悟空伝説』オリジナルの技。前方ダッシュで2撃加えた後、背後に回り打ち上げて、デスビームで撃ち落とす。

注釈

  1. ^ 『Z』第145話のクリリンの発言より。『改』第71話ではクリリンの細胞に関する発言はカットされている。
  2. ^ 完全体への執着も含めて本人は「サイヤ人、ピッコロ、フリーザの血がそうさせているのでは」と語っている。
  3. ^ 具体的には、ピッコロ大魔王と同じく、テレビ出演を通して自らの存在を誇示するなど。
  4. ^ 生体エキスを吸収される人間は構成物質全部を吸い取られるため、衣服その他の所持品は残る。
  5. ^ 卵と抜け殻は悟飯たちに発見されている。
  6. ^ アニメでは再生能力を知らなかったことをピッコロに嘲笑われている。
  7. ^ トランクスがこの時代にセットした理由は不明だが、そのことを聞いたピッコロは17号と18号を倒すための方法を伝えようとしていたと推測している。
  8. ^ アニメでは腹部。
  9. ^ これはセル本人の推測ではあるが、前述の通りセルは様々な戦闘の達人たちの細胞を持っており、そのうちのサイヤ人の細胞の特性がそうさせたのだろうと語っている。
  10. ^ アニメではピッコロ、クリリン、ヤムチャ、天津飯も悟空や悟飯に対する思いを独白しながら援護攻撃を行い、セルの衝撃波によって弾き返されたが結果的に戦意を失ったベジータの気力を取り戻すきっかけとなった。
  11. ^ 本編の歴史にやってきたセル。
  12. ^ ただし、ギニューはカエルの姿で生き延びているため、この場にはいない。
  13. ^ アニメでは「虫けらみたいなツラ」とも呼ばれた。
  14. ^ 『改』の次回予告では「もう、そう(化け物)とは言わせない」と強気な態度に出ていた。
  15. ^ アニメでセル自身が発言。
  16. ^ 超サイヤ人2の変身と同様かどうかは不明。アニメではこのオーラでピッコロ、クリリン、天津飯、ヤムチャを吹き飛ばした。
  17. ^ 未完成の理由についてはヘドが語っており、セルは様々な細胞を集めて製作される特殊なタイプの人造人間なため時間がかかってしまうとの事。その他にも、マゼンタより「少しくらい時間がかかってもとにかく想像を超えた強さに」という注文を受けていた事もある。
  18. ^ 肉体などの大部分は既に完成しており、脳のコントロールが不完全であった。
  19. ^ 起動直後に気を探るような描写があったり、悟飯が気を高めた際に焦る様子が見受けられたり、最低限の危機察知能力などは備わっている様子。
  20. ^ 小説版によると、頭部のみで人間の数倍の大きさがあると描かれている。
  21. ^ ヘドが万が一に備え設定したもの。
  22. ^ 爆発する際はオリジナルの自爆同様に身体が膨張する。
  23. ^ 祖父であるゲロのデータがベースという事が気に入らなかった事や、見た目がスーパーヒーローらしくない事が原因。
  24. ^ 『改』ではトランクスがセルのこの技に対しての発言はカットされた。
  25. ^ 改良できた理屈は不明。
  26. ^ 『改』では界王の部分はカットされた。
  27. ^ 『改』第69話ではカットされたため使用していない。

出典

  1. ^ 鳥山明「扉ページ大特集 XXX」『DRAGON BALL 第31巻』集英社ジャンプ・コミックス〉、1992年8月9日、187頁。ISBN 4-08-851686-9
  2. ^ FOREVER 2004, pp. 5, 「DB種族相関図」
  3. ^ 超EGC 2009, pp. 91, 「マンガ「DRAGON BALL」の真実〜トリヤマはこう考えていたよスペシャル〜part2」
  4. ^ a b c 鳥山明「巻末企画 DRAGON BALL 龍珠問答」『DRAGON BALL フルカラー 人造人間・セル編4』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2014年5月7日、230-231頁。ISBN 978-4-08-880104-9
  5. ^ FOREVER 2004, pp. 159, 「capsule column 5 キャラ名の由来を知りたい!」
  6. ^ 大全集7巻 1996, pp. 77, 「第3章 キャラクター事典」
  7. ^ 大全集7巻 1996, pp. 34, 「明かされる4つの未来」
  8. ^ 大全集4巻 1995, pp. 155, 「科学&超科学の章」
  9. ^ 鳥山明「其之三百七十一 動き始めた16号!」『DRAGON BALL 第31巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1992年8月9日、143頁。ISBN 4-08-851686-9
  10. ^ 鳥山明「扉ページ大特集 XXXI」『DRAGON BALL 第32巻』183頁。
  11. ^ a b PS2ソフト『ドラゴンボールZ』シリーズ。
  12. ^ アーケードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ
  13. ^ アーケードゲーム『ドラゴンボール ゼンカイバトル』。
  14. ^ 週刊少年ジャンプ編集部 編「超2大特集 超サイヤ人進化論!!」『ジャンプ・アニメコミックス ドラゴンボールZテレビスペシャル 絶望への反抗!!残された超戦士・悟飯とトランクス』集英社〈ジャンプコミックスセレクション〉、1993年5月31日、145頁。ISBN 4-8342-1185-1 
  15. ^ PlayStationソフト『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22』などの一部のゲームで称されている。
  16. ^ a b c d e PS4、PS3、Xbox 360、Xbox Oneソフト『ドラゴンボール ゼノバース
  17. ^ 映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』公開後PVが解禁!鳥山明先生のコメントを公開!!”. ドラゴンボールオフィシャルサイト (2022年6月29日). 2023年12月6日閲覧。
  18. ^ a b c PCエンジンソフト『ドラゴンボールZ 偉大なる孫悟空伝説
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  20. ^ a b c PS2ソフト『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズ。
  21. ^ a b c アーケードゲーム、PS2ソフト『超ドラゴンボールZ
  22. ^ a b PS3Xbox 360ソフト『ドラゴンボール レイジングブラスト
  23. ^ a b 大全集7巻 1996, pp. 142, 「第4章 技事典」
  24. ^ a b c スーパーファミコンソフト『ドラゴンボールZ HYPER DIMENSION
  25. ^ a b 大全集7巻 1996, pp. 134, 「第4章 技事典」
  26. ^ スーパーファミコンソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝2
  27. ^ ゲームボーイカラーソフト『ドラゴンボールZ 伝説の超戦士たち
  28. ^ PlayStation・セガサターンソフト『ドラゴンボールZ 偉大なるドラゴンボール伝説
  29. ^ a b ゲームボーイアドバンスソフト『ドラゴンボールZ 舞空闘劇
  30. ^ PSソフト『ドラゴンボールZ Ultimate Battle 22
  31. ^ セガサターンソフト『ドラゴンボールZ 真武闘伝
  32. ^ 大全集7巻 1996, pp. 141, 「第4章 技事典」
  33. ^ ニンテンドーDSソフト『ドラゴンボールZ 舞空烈戦
  34. ^ PS3、Xbox 360ソフト『ドラゴンボール アルティメットブラスト
  35. ^ PS3、PlayStation Vita、Xbox 360ソフト『ドラゴンボールZ BATTLE OF Z
  36. ^ 鳥山明「其之三百六十四 笑うセル」『DRAGON BALL 第31巻』39頁。
  37. ^ セル」ドラゴンボール ゼンカイバトル。
  38. ^ a b c d 「歴代担当者+鳥山明座談会」ドラゴンボール大全集(2)別冊付録『神龍通信 第2号』、集英社、1995年8月9日、6頁。
  39. ^ 超史集 2016, pp. 55, 「DRAGON BALL EDITORS INTERVIEW no.2 2代目担当編集 近藤裕」
  40. ^ 鳥山明○作劇場「改」』其乃壱、188頁。
  41. ^ 大全集4巻 1995, pp. 147, 「科学&超科学の章」
  42. ^ 超史集 2016, pp. 90, 「DRAGON BALLと鳥山明」
  43. ^ a b c 孫悟空伝説 2003, pp. 99, 「鳥山明×中鶴勝祥対談」
  44. ^ 渡辺彰則編「VARIETY OF DB 鳥山明先生アニメ用メモ大公開!!」『ドラゴンボール大全集 (5)』集英社、1995年11月7日、207頁。ISBN 4-08-782755-0
  45. ^ 天下一伝説 2004, pp. 173, 「天下一声優陣 其之二 セル役 若本規夫」
  46. ^ 武田実紀男編「アニメージュ・スタジアム ONAIR」『アニメージュ』1992年7月号、徳間書店、1992年7月10日、113頁、雑誌 01577-7。 
  47. ^ 「さまぁ~ずの神ギ問」野沢雅子さんの インタビューのテレビ未放映パートを特別公開!”. ドラゴンボール超. 東映アニメーション. 2021年2月24日閲覧。





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