スレッガー・ロウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/11 09:13 UTC 版)
関連作品での活躍
- 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、面倒見の良い兄貴分的なベテランパイロットとして登場。当初はジムを操縦しており、MS小隊の隊長としてジャブローに侵入するジオン軍への迎撃に当たった。その後、小隊の部下3名(宇宙に上がる前に隊の全員が戦死)と共にホワイトベースに乗艦し、ジムおよびコア・ブースターのパイロットとなる。オデッサ作戦に参加するも、シャア専用ザクと対決して敗北し(直接的な描写はない)、アムロに救出されている。その後は、コア・ブースターに搭乗する機会が多くなる。テキサス・コロニーでの戦闘ではガンタンクの砲手を担当し、ブラウ・ブロの随伴機のザクを2機撃破している。ソロモン戦ではコア・ブースターにガンダムを乗せてビグ・ザムを追撃するが、クローでコア・ブースターを破壊されるとコア・ファイターを分離させて特攻し、戦死した。
- ゲームブック『機動戦士ガンダム0080 消えたガンダムNT』では、ソロモン戦後に宇宙空間を漂流していたところを救助され、サイド6でジャンク屋となっている様子が描かれている。酸素欠乏症のために軽度の記憶喪失になっていたが、主人公のクリスチーナ・マッケンジーがア・バオア・クー要塞へ拉致された際に救出へ赴き、彼女をかばって戦死している。ただし、この作品はパラレル要素が強く、公式設定というわけではない。
担当声優
- 玄田哲章(テレビアニメ版)
- 井上真樹夫(劇場版II・III)
- 池添朋文(ゲーム『U.C. ENGAGE』、劇場アニメ『ククルス・ドアンの島』[3])
その他
- キャラクターデザインの安彦良和は、スレッガーのデザインを「映画『ロッキー』で主役を演じたシルヴェスター・スタローンのような風貌にしてくれ」と富野に依頼されたが、安彦は「『ロッキー』を観ていなかったのでかなり困惑した」とのちに述懐している。
- 「母の形見の指輪」については、日本サンライズの書籍『機動戦士ガンダム 記録全集3』に「母親とスレッガーの写真」という設定の安彦作のイラストが載せられ、その脇に「きっと彼(スレッガー)の死を知っても悲しみを呑み込んで生きていくでしょう」との文章が添えられている[4]。アニメ評論家の氷川竜介は、このイラストを根拠に「母の形見だというのは、浮ついたミライの気持ちを収めるための嘘という可能性が大きい」との説を挙げている[5]。また、ことぶきつかさの漫画『機動戦士ガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのメモリーより―』では、カイ・シデンやアムロたちに女性を口説く方法として、「母の形見と嘘をついて指輪を渡す」ことを教えていたり、スレッガー自身が母が健在であると語ったりするなど、同作では「ミライに託した指輪は母の形見などではなかった」という可能性を示唆している。また、今作においてサイド3・ズムシティで開催される「一年戦争展」では、アムロ・レイをクローズアップする目的から、彼の存在が抹消されていた。
脚注
注釈
出典
- ^ a b 劇場版IIIストーリーブック 1982, p. 113.
- ^ 『ガンダム エンブレムコレクション』(講談社、2002年、ISBN 978-4-06-358007-5)[要ページ番号]
- ^ “機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島:キャラ設定画公開 新井里美がミライに スレッガーは池添朋文”. まんたんウェブ (MANTAN). (2022年2月3日) 2022年2月3日閲覧。
- ^ 『機動戦士ガンダム 記録全集3』日本サンライズ、1980年7月、130頁。
- ^ “「ネイティブガンダム」第36話「恐怖!機動ビグ・ザム」”. バンダイナムコフィルムワークス. (2008年3月25日) 2022年7月19日閲覧。
- 1 スレッガー・ロウとは
- 2 スレッガー・ロウの概要
- 3 デザイン
- 4 関連作品での活躍
- 5 参考文献
固有名詞の分類
- スレッガー・ロウのページへのリンク