ストリーム (TBSラジオ) ストリーム (TBSラジオ)の概要

ストリーム (TBSラジオ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/30 03:44 UTC 版)

ストリーム
ジャンル 音楽・バラエティ番組
放送方式 生放送
放送期間 2001年10月1日 - 2009年3月27日
放送時間 月曜日〜金曜日13:00〜15:30
放送回数 1928
放送局 TBSラジオ
パーソナリティ 小西克哉松本ともこ
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概要

番組のコンセプトは「毎日発刊される週刊誌」。日々の出来事を深く伝え、そして音楽を聴くことの楽しみと快適さを伝えた。

この番組が始まるまで、TBSラジオの平日午後のワイド番組は他局に押され気味で、次々と新番組を立ち上げては短命に終わる状況が長らく続いていた。初代プロデューサーによると、アメリカ同時多発テロ事件を受けて急にこの時間帯の番組を変更することになり、番組企画の準備期間は2週間しかなかったという。これまでの反省を踏まえ、AMの裏番組とは一線を画し、いわゆるFM局のラジオ番組的な流れを取り入れた。演歌ニューミュージックはまったくかからず、リスナーと電話をつなぐコーナーも一切ないという、中波ラジオの昼間の番組では異色の編成となった。番組名についても中波局のラジオ番組にありがちな出演者の冠番組名称とはしなかった。

パーソナリティには、当時、エフエム東京(TOKYO FM)を退社した直後で、在籍していたTOKYO FMの数々の番組でDJを務めていた松本ともこを起用。2001年10月の番組開始から2004年3月までは、松本をメインパーソナリティに、コメンテーターとして月・水・金曜日を国際ジャーナリストの小西克哉、火・木曜を経済評論家の佐藤治彦が担当していた。番組開始当初は松本の愛称であるマッピーラテ欄で頻繁に使用していた。2004年3月まで行われていた『大沢悠里のゆうゆうワイド』とのクロストークでも大沢悠里が「マッピー」と呼びかけるなど、当初は松本を前面に押し出した番組であった。13時台は一貫してニュースを扱い、14時以降はゲストトークと松本の得意分野である80年代以降の音楽を中心とした構成となった。2002年4月の聴取率調査で初めて時間帯での同率首位を記録した[1]

2004年4月からは、小西と松本の2人をメインパーソナリティに据えリニューアルした。ニュース、音楽に加え、サブカルチャー路線が大きく前面に出た構成となった。インターネットでは、2005年10月から主要コーナーのポッドキャスト配信を実施した。2006年12月の首都圏聴取率調査でついに同時間帯単独首位を獲得。長年他局を寄せ付けなかった長寿番組である文化放送『吉田照美のやる気MANMAN!』が終了する一因となった[注 1]。『やる気MANMAN』ファンとして有名だった小林信彦が『週刊文春』で「コラムの花道」などを称賛する文章を発表する[3] までに聴取者の移動は進んでいた。

2006年10月から1年間、聴取率トップを続けた[注 2]。2007年12月は3位となり[注 3]、2008年6月にトップに返り咲いたが、末期は聴取率が伸び悩んでいたという[5]

2007年2月20日の放送が第44回ギャラクシー賞でラジオ部門の優秀賞を受賞[6] するなど評価されていた番組だったが、2009年3月27日の放送が最終回となった。松本は『松本ともこ ミュージック・チャーム』、小西は、『荒川強啓 デイ・キャッチ!』のコメンテーター(火曜日担当)となった。また、「立ち読みストリーム」コーナー担当だったSHINGO音声ブログを立ち上げて同趣旨の情報発信を始めた。

放送時間


注釈

  1. ^ これについて小西克哉も「『やる気MANMAN』の牙城は崩せた」と話している[2]
  2. ^ 2006年10月はニッポン放送と、2007年2月は文化放送と、2007年4月はニッポン放送と同率[4]
  3. ^ 文化放送とニッポン放送が時間帯同率首位。

出典

  1. ^ TBS ニュースリリース
  2. ^ 開局70周年記念 TBSラジオ公式読本(武田砂鉄責任編集、リトルモア 2021年12月)327頁
  3. ^ 週刊文春2006年6月22日号「ラジオ・デイズ2006」
  4. ^ 三条毅史 「V4御礼」『ラジオプロデューサーのお仕事』2007年5月11日。
  5. ^ 「09年2月分 井上社長 定例記者会見概要」 - TBS会社情報 ニュースリリース 2009年2月25日
  6. ^ 第44回ギャラクシー賞受賞作品(放送批評懇談会)





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