ステロイドホルモン 合成ステロイド・合成ステロール

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ステロイドホルモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/13 22:06 UTC 版)

合成ステロイド・合成ステロール

さまざまな合成ステロイドや合成ステロールが創り出されている。その多くはステロイド化合物であるが、似た分子形状の為にステロイド受容体に作用しうる非ステロイド分子も含まれる。受容体作用の点でいくつかの合成ステロイドは天然型ステロイドよりも弱いが、あるものは天然型以上に強いものもある。

次に合成ステロイドホルモンの一部を示す。

  • 鉱質コルチコイド: フルドロコルチゾン[5]
  • ビタミンD: ジヒドロタキステロール[6]
  • アンドロゲン: オキシアンドロン[7], デカドラボリン[8] (タンパク同化ホルモン[9]として知られている)
  • エストロゲン: ジエチルスチルベストロール[10] (略号DES)
  • プロゲスティン: ノルエチンドロン[11], 酢酸メドロキシプロゲステロン[12]

医薬品

ステロイドホルモン、あるいは合成ステロイドは医薬品としても用いられる。

副腎皮質ホルモン(ステロイド)系(グルココルチコイド系)

最も著名なステロイド剤で日常的によく使用されているのが、グルココルチコイド系のステロイドホルモン(副腎皮質ホルモン)およびその合成アナログである。グルココルチコイド系ステロイドはリンパ球の走化を抑え、炎症を強力に抑制するなど、広く生体環境の恒常作用を有する。部位特異的に作用する薬剤とは異なり、遺伝子に直接的に作用して効果をもたらし、幅広い様々な病態改善に使用される。気管支喘息アトピー性皮膚炎を代表とするアレルギー疾患をはじめ、膠原病多発性硬化症など自己免疫疾患に対する治療薬として利用されるほか、悪性リンパ腫に対して著効する。一方で、感染症を併発している病態での使用はその感染源である細菌等の生体浸潤を助長するおそれがあるほか、特に重大疾患においては非常に効果が高い反面で重篤なものを含む多彩な副作用も認められており、その使用には慎重を要する薬剤の一つでもある。

抗炎症薬として使用されているものには、抗炎症活性を高め、かつ本来の血糖値制御などのホルモン活性を低める目的で修飾基を改変されたものもある(プレドニゾロンデキサメサゾンなど)。

ステロイド内服薬・ステロイド外用薬・吸入ステロイド・点滴座薬点眼薬などの形態が存在する。

医師による処方薬のみならず、一般に販売される市販薬にも含まれているものがある。

筋肉増強剤

筋肉増強剤に使用されるステロイドはアナボリックステロイド(蛋白同化ステロイド)とも呼ばれる。該当記事を参照のこと。




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  1. ^ a b 巌佐庸・倉谷滋・斎藤成也塚谷裕一 『岩波生物学辞典 第5版』 岩波書店2013年2月26日、734a頁。ISBN 9784000803144
  2. ^ w:en:gonad
  3. ^ コレステロールはリポタンパク質で形成された膜の中の脂肪といっしょになり輸送される
  4. ^ w:en:prednisone 略号PDN
  5. ^ w:en:fludrocortisone
  6. ^ w:en:dihydrotachysterol
  7. ^ w:en:oxandrolone
  8. ^ w:en:decadurabolin
  9. ^ w:en:anabolic steroid
  10. ^ w:en:diethylstilbestrol
  11. ^ w:en:norethindrone
  12. ^ w:en:medroxyprogesterone acetate


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