スコーピオンズ アルバムジャケットをめぐる話題

スコーピオンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/04 01:12 UTC 版)

アルバムジャケットをめぐる話題

スコーピオンズは、そのLPジャケットにスキャンダラスな内容の(特に、性的に挑発的な)写真やイラストをよく用い、度々物議を醸して来たことでも有名である。幾つかのアルバムが、発売前もしくは発売直後に、多くの国でジャケットの差し替え措置が取られた。

ウリ・ジョン・ロートによると、アルバムジャケット製作にもメンバーは深く関わっていたという。しかし、インタビュアーから好きなアルバムジャケットは?と問われると、「好きなものはない。どれも酷い出来だよ。でも当時、私はアルバム・ジャケットには大した意味なんかない、大事なのは音楽だと考えていたんだ。」「今だったら全力で却下しているだろうね。私も若かったし、判断力が眠っていたんだ。」と答えている[4]

  • 1975年『復讐の蠍団』(In Trance)は、開脚姿勢で屈み込んだ女性が、ギターを手にし喘ぐ様な表情をしているデザイン。欧米で差し替え処分となったが、日本版ではオリジナルが発売された。但し、ウリ・ジョン・ロートへの後のインタビューで、「ヨーロッパでは特に問題なかったよ。」と話している[5]
  • 1976年『狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー』(Virgin Killer)では、開脚気味に床面に座っている全裸の少女と、ひびの入ったガラスのイメージが重なる[6]写真が用いられ、小児性愛を連想させるとして、多くの国でジャケット写真の差し替え措置が取られた。当時、「ヘア」にポルノ規制の主眼が置かれていた日本は、無修正のジャケット写真が一定期間流通した数少ない国のひとつであった[7]。2008年にはこの作品のジャケットが再び物議をかもし、この画像を掲示していることが元でウィキペディアのサイト全体が英国のブラックリストに入るという事態が起こった。「インターネット監視財団とウィキペディア」を参照。
  • 1977年『暴虐の蠍団』(Taken By Force)では、墓での打ち合いがテロ事件を連想させるとの理由で、欧米では差し替え処分となった。日本では、オリジナル・ジャケット発売については話題にもなっていない。
  • 1978年『蠍団爆発~スコーピオンズライヴ』(Tokyo Tapes)は、前3作のジャケデザインの評判も踏まえて、日本のスタッフがデザインする事になった。表ジャケは一輪の薔薇の上に小さい蠍が乗っているデザインで、何も問題は無さそうに見えるが、裏ジャケは薔薇の中央に日本刀が突き立てられ、刀身には蜜が滴っているという隠喩的なデザイン。日本では、オリジナル・デザインで発売された。
  • 1979年『ラヴ・ドライヴ』(Lovedrive)では、男が、女の剥き出しの乳房にガムのような粘着したものを着けて伸ばしている画が(デザインは、ヒプノシス)、女性蔑視を想起させるとして、差し替えとなった。この措置は欧米のみで、日本版ではオリジナルが発売された。
  • 1980年『電獣~アニマル・マグネティズム』(Animal Magnetism)では、犬の頭が男の股間の位置にあるため卑猥だとして、犬の位置を下げられた構図の物に差し替えとなった。日本版ではオリジナルが発売された。

現在、発売されているCDは、日本版も含め、ジャケット写真が差し替えられている(蠍団爆発の日本版は、蠍の色が黒から白に変わった以外は、変更無し)。






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