スクリーンセーバー Microsoft Windows

スクリーンセーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 07:28 UTC 版)

Microsoft Windows

  • 60 年代アメリカ.scr、サイエンス.scr ‐ 画面に渦巻きやブラックホールガラス球等が現れる(オプションで設定可)。
  • フライング Windows.scr - Windowsロゴが大量に飛んでくる。
  • ライン アート.scr - 複数の線分によるアニメーション。
  • 宇宙飛行.scr - 宇宙飛行と言っても白い星に見立てたドットがフライング Windowsのように飛んでくるだけである。
  • 3D 飛行物体 (OpenGL).scr - OpenGLを使用し、3Dポリゴンの物体やテクスチャが画面上を動くもの。Windows XPでは、表示される物体を「Windowsロゴ」に設定している場合、時々文字付きのロゴが現れる。
  • 3D 迷路 (OpenGL).scr - OpenGLを使用し(実際はバグのためにハードウェアアクセラレーションが効かない)[4]、ランダムに発生させた迷路内を移動する映像が流れる。ただし、ゴールまでの最適な経路を推測するなどはしておらず、進行方向の右側(あるいは左側)の壁に沿って進む(右手法又は左手法)という単純なアルゴリズムを使用している。そのため非常に方向オンチな動きで、簡単なルートでも横道にそれたりする。その動きから長く見ていると酔ってくる事がある。途中、謎の小動物とすれ違う事がある。回転岩に当たると天地が逆転し、動き方も右手法が左手法に、左手法が右手法になる。好きなテクスチャを選択可能(サンプルからもパソコン内のビットマップ画像からも選択できる)。アニメーションするテクスチャを使うと、かなりシステムに負担が掛かる。迷路の表示のON・OFFの設定もできる。

セキュリティホール

Microsoft Windowsでは、スクリーンセーバーの拡張子は.scr (screen saver) だが、その中身は.exeと同じ実行ファイルである。つまり、スクリーンセーバーが起動するというのは、スクリーンセーバーに関連付けられた「スクリーンセーバー・プレイヤー」が実行されるのではなく、スクリーンセーバーそのものが実行されるということである。したがって、アプリケーションに可能なこと(ファイル削除、システムダウンなど)はスクリーンセーバーにも可能であり、コンピュータウイルスワームトロイの木馬として悪用されることもある。

しかし、このことは周知されているとは言いがたい。ダウンロードしたりメールに添付されてきたりしたスクリーンセーバーに対しては、.exeファイルと同様に警戒すべきなのだが、あたかも動画ファイルを開くような気分で起動させるユーザーが意外にも多く問題視されている[5]


  1. ^ 液晶ディスプレイにおいては、スクリーンセーバーの表示中もバックライトを使用し続けることになるため、ディスプレイの寿命に通常使用時と同様の影響を及ぼす。液晶ディスプレイを保護したい場合はディスプレイの電源を切る方がよい。Windows 7では既定の設定で、スクリーンセーバーは使用せず、単にディスプレイの電源を切るようになっている。
  2. ^ Windows PC 節電策
  3. ^ Windows PC を節電して使う術(PDF)
  4. ^ https://web.archive.org/web/20090204121141/http://thomson-canopus.jp/tech/faqid/faq000016.htm
  5. ^ Antinny解析レポートネットエージェント


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