ジョージア (国) メディア

ジョージア (国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 16:36 UTC 版)

メディア

テレビ雑誌新聞は国営をはじめとする公企業と私企業の双方によって展開されている。憲法は言論の自由を保障している。ジョージアのメディア市場経済圏への移行にともなう変化が進行している。主要紙は「レゾナンシ」や「ジョージアン・タイムズ」などであり、放送局は国営テレビラジオや民営の「ルスタビ2」などがある[93]。通信社としてはインタープレスがある[93]

長期にわたる政治問題と対立があるにもかかわらず、ジョージアのメディアには自由が残されており、南コーカサスの中でもっとも多様性がある[94]。一部では、国営放送への支配からの自由を求める闘争が継続的に行われている[95]

国民の世帯の大部分はテレビを所有しており、多くは最低1つはラジオを持っている。多くのメディア企業は首都トビリシに本社を置いている。

文化

食文化

ワイン

ジョージアのワイン工場

葡萄の産地で、ワイン発祥の地である[96]。セミスイートの赤ワインフヴァンチカラ(Khvanchkara)は「甘口ワインの真珠」として著名なワインで、楊貴妃クレオパトラといった古代文明王族、歴代ロシア皇帝や、ソビエト連邦共産党の幹部たちが愛飲していた。スパークリングワインは、ツクリアラ(Cqriala)と呼ばれる。フヴァンチカラ(セミスイート赤ワイン)のツクリアラ(スパークリングワイン)もあり、希少性が高い。

キャビアと合わせることで知られるフランスのシャンパーニュの中でも著名な、ルイ・ロデレール社クリスタルは、ロシア皇帝アレクサンドル2世のために造られたが、ボトルの形状がよく似たゴールデンというツクリアラ(スパークリングワイン)がジョージアに存在する。グルジアワインはクレオパトラやチャーチル英国首相にも愛された。

2006年以来、ロシア連邦はジョージアとモルドバへの経済制裁の一環としてグルジアワインを輸入を禁止していた(en:2006 Russian ban of Moldovan and Georgian wines)が、2013年にイヴァニシヴィリ政権の成立にともない解除された。

文学

芸術

音楽

建築

世界遺産

ジョージア国内には、ユネスコ世界遺産リストに登録された文化遺産が3件存在する。

祝祭日

日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月7日 クリスマス グルジア(ジョージア)正教会のクリスマス、ユリウス暦の12月25日。
3月3日 母性の日
3月8日 国際女性デー
4月9日 国民団結の日 1989年トビリシで反ソ暴動が発生した日
5月9日 戦勝記念日 独ソ戦でのドイツ降伏を記念。
5月12日 アンドレイの日 伝承によれば使徒聖アンデレがキリスト教を最初にジョージアに伝えたとされる。
5月26日 独立記念日 1918年に独立宣言をした日
8月28日 生神女就寝祭 ユリウス暦8月15日
10月14日 スヴェティツホヴェリ教会の日
11月23日 聖ゲオルギオスの日 「啓蒙者」ゲオルギオスはジョージアの守護聖人。

スポーツ

ジョージアではサッカーバスケットボールラグビーユニオンレスリング柔道、そして重量挙げがもっとも人気のあるスポーツ競技である。ジョージアの身体教育は歴史的で有名であり、古代イベリアのトレーニング技法を見たローマ人たちがジョージア人の肉体的素質に強く関心を惹かれたことが知られている[97]。レスリングは、ジョージアにおいて歴史的に重要なスポーツの地位にあり続けている。歴史家の中には、グレコローマン・レスリンググルジア語版には多くのジョージア的要素が組み込まれていると考える人もいる[98]

ジョージアでは多くのレスリング・スタイルが普及しており、もっとも普及したスタイルのひとつとしてはカヘティ・スタイルが挙げられる。今日ではあまり行われていないスタイルも、過去には数多く存在していた。たとえばジョージア北東部のヘヴスレティグルジア語版地方には、異なる3種類のレスリング・スタイルが存在している。19世紀時代に有名であったほかのスポーツとしては、馬を用いた球技ポロや、ジョージアの伝統的球技レログルジア語版があった。これらの競技者は、次第にラグビーユニオン競技へと移行していった。

コーカサス地方で最初かつ唯一のサーキット競技は、ジョージアにて行われている。ルスタヴィ国際レース場グルジア語版は1978年に竣工。その後、2,000万ドルの費用をかけて改築し[99]、2012年に再オープンした。サーキットはFIA分類でグレード2の要件を満たし、現在はレジェンド・カー・レーシング英語版シリーズとフォーミュラ・アルファ英語版大会を開催している[100]

バスケットボールもまた、ジョージアにおいて著名なスポーツのひとつであった。オタル・コルキアロシア語版ミハイル・コルキアロシア語版ズラブ・サカンデリゼロシア語版レヴァン・モセシュヴィリロシア語版といった旧ソビエト連邦代表ロシア語版の著名な選手らがジョージアに所属した。ジョージアのBCディナモ・トビリシロシア語版は、1962年にヨーロッパ最高峰リーグFIBA欧州チャンピオンズカップで優勝した。またジョージアはこれまでに、5人のNBA選手を輩出した(ウラジミール・ステパニア英語版ジェイク・サカリディスニコロス・ツキティシュビリトルニケ・シェンゲリアグルジア語版、そしてゴールデンステート・ウォリアーズ所属のザザ・パチュリア)。その他の著名なバスケットボール選手としては、ユーロリーグで2度の優勝を果たしたギオルギ・シェルマディニグルジア語版や、ユーロリーグ所属のマヌチャル・マルコイシュヴィリグルジア語版ヴィクトル・サニキゼがいる。

近年、スポーツの人気は国内で回復をみせている。バスケットボール男子代表は2011年以降、3大会連続で欧州選手権の予選を突破している。

日本大相撲黒海臥牙丸栃ノ心はジョージア出身力士である。栃ノ心は2018年(平成30年)の初場所で初優勝した。

著名な出身者




注釈

  1. ^ 両者ともスペイン語では"Georgia"(ヘオルヒア)、フランス語では"Géorgie"(ジェオルジ)である。
  2. ^ ジョージア州はジェームス・オグルソープ植民地の設立勅許を与えたイギリス王ジョージ2世から命名された。
  3. ^ コートジボワールの外名変更を受諾する以前の1981年には、ローマ法王庁が「教皇庁」への表記変更を申請したが「日本における各国公館の名称変更はクーデターなどによる国名変更時など特別な場合以外認められない」の理由で拒絶している(教皇#日本語および各国語での呼称 を参照)。

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