ジム・スナイパー ジム・スナイパー

ジム・スナイパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 05:54 UTC 版)

ジム・スナイパー

諸元
ジム・スナイパー
GM SNIPER
型式番号 RGM-79[G] / RGM-79(G)
全高 18.0m
頭頂高 18.0m[22]
本体重量 53.8t[22]
全備重量 66.0t[22]
装甲材質 ルナチタニウム合金
出力 1,150kW[22]
推力 49,000kg[22]
センサー
有効半径
6,000m
武装 ビーム・サーベル×2
100mmマシンガン
大型ロングレンジ・ビーム・ライフル
搭乗者 地球連邦軍兵士

OVA機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場。後述のロングレンジ・ビーム・ライフルのデザインは、山根公利による。

陸戦型ジムをベースに、センサー精度の向上やロングレンジ・ビーム・ライフル用のOSを追加した機体[23]。ロングレンジ・ビーム・ライフルの運用を想定して冷却機器や電送系に改造が施されているものの、それら以外の仕様は全身がカーキグリーンに塗装されている点以外、陸戦型ジムと外観や基本性能に違いはない[24]。 なお、本機はあくまで「陸戦型ジムの狙撃仕様」であり、ジム・スナイパーカスタムやジム・スナイパーIIとの関連性はない。

武装
ロングレンジ・ビーム・ライフル
型式番号:BLASH XBR-X-79YK[9]。外部設備から有線でエネルギーと冷却剤を供給する方式の長距離狙撃ライフル[24]。試作兵装の一種で、エネルギーCAPシステムを迂回することにより、外部からのエネルギー供給を可能としている。その際は戦艦並みの威力を発揮するものの、エネルギーが機体を経由することは変わらないため、冷却が必須となる[22]
エネルギー供給機器と冷媒を備えたバックパックを追加装備することにより、(その際は設置型の外部ジェネレーターと比較し、性能が若干低下するものの)拠点から離れた運用も可能となる[24][注 4]
ゲーム『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』などではジム・スナイパーIIが使用する。
劇中での活躍
イーサン・ライヤー司令官の乗艦するビッグ・トレーの護衛として数機が登場し、チベットのアプサラス開発基地攻略戦に投入される。ギニアス・サハリンに休戦協定を無視された報復措置として、負傷兵を乗せて脱出を図るザンジバル級機動巡洋艦「ケルゲレン」を撃沈し、脱出したグフフライトタイプを撃墜したうえ、命令を無視してアプサラスIIIに接近しようとするガンダムEz8も狙撃し、左半身を抉り取る。最後は、アプサラスIIIのミノフスキー・クラフトユニットを撃ち抜いて中破させるが、メガ粒子砲の反撃でコクピットを撃ち抜かれ、戦闘不能となる。
試験型ジム・スナイパー
漫画『機動戦士ガンダム第08MS小隊 U.C.0079+α 外伝』に登場した機体。胸部に寝撃ち姿勢維持用のジャッキが増設されている。
スナイパーのアンブッシュ狙撃をMSサイズでテスト運用する機体。機体本体はジェネレータまで停止して潜伏し、離れた場所に設置された有線接続ジェネレータからの電力で大型ロングレンジ・ビーム・ライフルによる狙撃を行う。

注釈

  1. ^ 『MSV』では型番が通常のジムと同じ「RGM-79」であるとされており、末尾に略号を付加した「RGM-79SC」は『ENTERTEINMENT BIBLE1MS大図鑑 機動戦士ガンダム一年戦争編』(バンダイ・1991)以降の紙媒体で記されるようになったものである。
  2. ^ 実際には、アメリカンフットボールのポジションアメリカンフットボールの戦術に「スナイパー」およびそれと近しい言葉は存在しない。ラグビーでは、ジャッカルをおこなう選手を「スナイパー」と呼ぶ。
  3. ^ 『大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード』では、フェロウ・ブースター装備の重量としている(ミサイル・ランチャー含むとの括弧書きはそのまま)。
  4. ^ 2006年に発売されたプラモデル「マスターグレード ジム・スナイパー」では、強制冷却用のヒートタンク増設型のランドセルが新規にデザインされている。
  5. ^ 「“エース・熟練パイロット+量産型の高性能版”というコンセプトの成功を踏まえ、RGM-79Dをはじめとするジム・コマンド系統をベースに新規設計・開発された機種」だとする通説が語られているが、実際にはSC型とSP型が実戦に投入されたのはほぼ同時期であり、現実にはSC型のコンセプトを反映させてから開発する時間的余裕はなかった点が『マスターアーカイブ モビルスーツ ジム』107頁で指摘されている。
  6. ^ ただし、同作は「ガンプラバトル」を題材とした作品であり、宇宙世紀を舞台としたものではない。
  7. ^ 『ガンダム戦記』では一般機(ノーマルカラー)とホワイト・ディンゴ隊専用機カラーの2種類が登場するが、機体そのものはミドル・シールドを搭載するなど、後者のデザインとなっている。
  8. ^ なお、機体名の文中での表記は「GM狙撃兵」。

出典

  1. ^ 模型情報』Vol49、バンダイ、1983年9月、裏表紙。
  2. ^ a b c d e f g h 『1/144ジム・スナイパーカスタム』バンダイ、1983年12月、付属解説書。
  3. ^ a b c 書籍『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』382-383Pより
  4. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、25頁。(ISBN 978-4041202104)
  5. ^ a b c d e f 『電撃ホビーマガジン』2006年6月号「U.C.ARMS GALLERY」、メディアワークス、98-99頁。
  6. ^ 「R4タイプ・ビームライフル」『ガンダムカードビルダー』収録カード。
  7. ^ 『U.C.ARMS GALLERY02 地球連邦軍兵器開発史』バンダイ、2006年3月。
  8. ^ 『ガンダムエース』』2018年10月号「機動戦士ガンダム THE ORIGIN カトキハジメ メカニカルアーカイブス」、30-31頁。
  9. ^ a b c d 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、92-98頁。(ISBN 978-4797371239)
  10. ^ 『MS図鑑 ジム』双葉社、2018年4月、113-114頁。ISBN 978-4575465075
  11. ^ a b c d 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、28-29頁。
  12. ^ a b c d 『大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード』KADOKAWA、2018年2月、99頁。
  13. ^ a b プラモデル『1/144 RGM-79 ジム・スナイパーカスタム』付属説明書、バンダイ、1983年12月。
  14. ^ バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」新機体6機種投入(GAMEWACH,2009年3月16日)
  15. ^ a b 『機動戦士ガンダム MSV-R グラフィックドキュメント』アスキー・メディアワークス、2012年1月、99頁。
  16. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、108-109頁。
  17. ^ a b c d e f g 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、24-27頁。
  18. ^ a b プラモデル『HG RGM-79HC ジム・ガードカスタム』付属説明書、バンダイ、2018年7月。
  19. ^ a b c 『機動戦士ガンダム MSV-R グラフィックドキュメント』アスキー・メディアワークス、2012年1月、87-88頁。ISBN 978-4048862127
  20. ^ a b c 『大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード』KADOKAWA、2018年2月、98頁。ISBN 978-4041067017
  21. ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、104-107頁。
  22. ^ a b c d e f 『HG 1/144 ジムスナイパー』バンダイ、1999年10月、組立説明書。
  23. ^ 『機動戦士ガンダムMS大全集2009』アスキー・メディアワークス、2009年8月、217頁。(ISBN 978-4048679732)
  24. ^ a b c 『MG 1/100 RGM-79[G] ジム・スナイパー』バンダイ、2006年11月、説明書。
  25. ^ a b 『ガンダムメカニクスI』ホビージャパン、1998年5月。(ISBN 978-4894251786)
  26. ^ a b c d e f g h 『B-CLUB VISUAL COMIC 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 VOL.2』バンダイ、1989年11月、108頁。(ISBN 978-4891890476)
  27. ^ 『データコレクション3 機動戦士ガンダム 一年戦争外伝』メディアワークス、1997年4月、18頁。(ISBN 978-4840205849)
  28. ^ a b c 『機動戦士ガンダム 新MS大全集Ver.3.0』バンダイ、1992年6月、120頁。(ISBN 978-4891892258) スペックが隣の量産型ガンキャノンと入れ替わっている。2003年版で修正。
  29. ^ a b c ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
  30. ^ a b c d e f g h i j 『HGUC 1/144 ジムスナイパーII』バンダイ、2012年9月、組立説明書。流体炸薬と記述されているが、内容から見て液体装薬の間違いだと思われる。
  31. ^ a b c d 『B-CLUB』41号、バンダイメディア事業部・出版課、1989年4月、24-25頁。執筆/出渕裕。
  32. ^ a b c 玩具『U.C. ARMS GALLERY 03』バンダイ、2006年8月。
  33. ^ a b 『電撃ホビーマガジン』2006年10月号、メディアワークス、109頁。
  34. ^ 「GAME'S MSV」『ガンダムエース』2005年10月号、角川書店。
  35. ^ 『マスターグレード MSN-00100 百式』説明書、バンダイ、2001年3月。
  36. ^ a b c 『月刊ガンダムエース』2013年8月号、角川書店、89頁。
  37. ^ アナハイム・ラボラトリー・ログ[第2話:アクシズからの帰還①] - 矢立文庫。2017年1月20日、2017年1月24日閲覧。
  38. ^ 『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で… コンプリートガイド』アスキー、1999年9月。(ISBN 978-4757205420)
  39. ^ 『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』バンダイ、1990年3月、83頁。(ISBN 978-4891894740)
  40. ^ 『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』バンダイ、1990年3月、145頁。
  41. ^ 『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で… 戦術マニュアル』ソフトバンク・パブリッシング、1999年10月、17頁。(ISBN 978-4797311242)





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