ジム・スナイパー ジム・インターセプトカスタム

ジム・スナイパー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 05:54 UTC 版)

ジム・インターセプトカスタム

諸元
ジム・インターセプトカスタム
GM INTERCEPT CUSTOM
型式番号 RGM-79KC
頭頂高 18.0m[17]
重量 43.0t[19]
51.7t(ミサイル・ランチャー含む)[17][注 3]
装甲材質 チタン系合金[20]
出力 1,390kW[20]
推力 不明[20]
武装 60mmバルカン砲×2[19]
ビーム・スプレーガン
バルザック式360㎜バズーカ
ビーム・サーベル×1
ミサイル・ランチャー×2
R-4ビーム・ライフル[17]
搭乗者 ウェイライン[要出典]
ヘルベルト[要出典]
マジャル[要出典]
ホープ・ギャロウェイ

『MSV』の文字設定が初出で(名称は「スナイパー」に対して「インターセプター」と表記)[13]、『MSV-R』で大河原邦男によって新規にデザインされ、詳細な設定が追加された。

ジム・スナイパーカスタムの後期生産型で、コストの削減と生産効率の向上、そして完成間近の「フェロウ・ブースター」の装備を前提として仕様が変更され、十数機が生産されている[17]

フェロウ・ブースターは、本機の両肩付け根に背負うようにして接続するブースター・ユニットで、大気圏内用のコルベット・ブースターをベースに急ピッチで開発が進められる[17]。フレームの流用と生産ラインの共用により、宇宙世紀0079年11月初頭に1号機がロールアウトされ、衛星軌道上でおこなわれたテストでは予想以上の高性能を示す[21]。制式採用後、12月にはレビル艦隊をはじめとする3艦隊に配備され、迎撃任務に就いている[21]。フェロウ・ブースターの稼働率は高く、ジムの上位機種である本体との稼働率の差によって運用にロスが生じ、稼働率向上のために通常のジムの肩付け根にフェロウ・ブースター接続用のジョイントを追加した代替機6機が各部隊に配備されている[21]。フェロウ・ブースターには6連装のミサイル・ランチャーが2基装備されており、装備時の本体はジム用の武装が使用可能である[21]。なお、フェロウ・ブースターは整備兵たちに "F.F." と呼ばれており、扁平な形状からヒラメ (flatfish) を想起したためとされる[19]

迎撃と艦隊護衛を主任務とすることから、現場ではジム・ガードカスタムと同一機種であると誤認されることが多いが、一年戦争終結後にそれぞれ名称と型式番号が与えられることで解消されている[17]

フェロウ・ブースター装備の本機が極めて高性能を示したため、一年戦争後に45機のフェロウ・ブースターが追加発注されている[21]。これらはむき出しになっていたエンジン部に装甲が追加され、下面には兵装用のステーションが追加されている[21]

劇中での活躍
漫画『虹霓のシン・マツナガ』では、ジャバウォック隊のホープ・ギャロウェイ少尉が搭乗。バルザック式380ミリバズーカを2丁携行し、一撃離脱戦法をおこなう。フェロウ・ブースターが破壊されたあとは、以前の搭乗機であったGイグニスをその代替とし、ジム・インターセプトカスタム・イグニスと呼ばれる。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD (Mobile Suit Discovery)』にも登場。

注釈

  1. ^ 『MSV』では型番が通常のジムと同じ「RGM-79」であるとされており、末尾に略号を付加した「RGM-79SC」は『ENTERTEINMENT BIBLE1MS大図鑑 機動戦士ガンダム一年戦争編』(バンダイ・1991)以降の紙媒体で記されるようになったものである。
  2. ^ 実際には、アメリカンフットボールのポジションアメリカンフットボールの戦術に「スナイパー」およびそれと近しい言葉は存在しない。ラグビーでは、ジャッカルをおこなう選手を「スナイパー」と呼ぶ。
  3. ^ 『大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード』では、フェロウ・ブースター装備の重量としている(ミサイル・ランチャー含むとの括弧書きはそのまま)。
  4. ^ 2006年に発売されたプラモデル「マスターグレード ジム・スナイパー」では、強制冷却用のヒートタンク増設型のランドセルが新規にデザインされている。
  5. ^ 「“エース・熟練パイロット+量産型の高性能版”というコンセプトの成功を踏まえ、RGM-79Dをはじめとするジム・コマンド系統をベースに新規設計・開発された機種」だとする通説が語られているが、実際にはSC型とSP型が実戦に投入されたのはほぼ同時期であり、現実にはSC型のコンセプトを反映させてから開発する時間的余裕はなかった点が『マスターアーカイブ モビルスーツ ジム』107頁で指摘されている。
  6. ^ ただし、同作は「ガンプラバトル」を題材とした作品であり、宇宙世紀を舞台としたものではない。
  7. ^ 『ガンダム戦記』では一般機(ノーマルカラー)とホワイト・ディンゴ隊専用機カラーの2種類が登場するが、機体そのものはミドル・シールドを搭載するなど、後者のデザインとなっている。
  8. ^ なお、機体名の文中での表記は「GM狙撃兵」。

出典

  1. ^ 模型情報』Vol49、バンダイ、1983年9月、裏表紙。
  2. ^ a b c d e f g h 『1/144ジム・スナイパーカスタム』バンダイ、1983年12月、付属解説書。
  3. ^ a b c 書籍『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』382-383Pより
  4. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、25頁。(ISBN 978-4041202104)
  5. ^ a b c d e f 『電撃ホビーマガジン』2006年6月号「U.C.ARMS GALLERY」、メディアワークス、98-99頁。
  6. ^ 「R4タイプ・ビームライフル」『ガンダムカードビルダー』収録カード。
  7. ^ 『U.C.ARMS GALLERY02 地球連邦軍兵器開発史』バンダイ、2006年3月。
  8. ^ 『ガンダムエース』』2018年10月号「機動戦士ガンダム THE ORIGIN カトキハジメ メカニカルアーカイブス」、30-31頁。
  9. ^ a b c d 『マスターアーカイブ モビルスーツ RGM-79 ジム』ソフトバンククリエイティブ、2010年9月、92-98頁。(ISBN 978-4797371239)
  10. ^ 『MS図鑑 ジム』双葉社、2018年4月、113-114頁。ISBN 978-4575465075
  11. ^ a b c d 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、28-29頁。
  12. ^ a b c d 『大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード』KADOKAWA、2018年2月、99頁。
  13. ^ a b プラモデル『1/144 RGM-79 ジム・スナイパーカスタム』付属説明書、バンダイ、1983年12月。
  14. ^ バンダイナムコ、AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」新機体6機種投入(GAMEWACH,2009年3月16日)
  15. ^ a b 『機動戦士ガンダム MSV-R グラフィックドキュメント』アスキー・メディアワークス、2012年1月、99頁。
  16. ^ 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、108-109頁。
  17. ^ a b c d e f g 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、24-27頁。
  18. ^ a b プラモデル『HG RGM-79HC ジム・ガードカスタム』付属説明書、バンダイ、2018年7月。
  19. ^ a b c 『機動戦士ガンダム MSV-R グラフィックドキュメント』アスキー・メディアワークス、2012年1月、87-88頁。ISBN 978-4048862127
  20. ^ a b c 『大河原邦男画集 機動戦士ガンダム MSVスタンダード』KADOKAWA、2018年2月、98頁。ISBN 978-4041067017
  21. ^ a b c d e f 『機動戦士ガンダム MSV-R 連邦編』角川書店、2012年3月、104-107頁。
  22. ^ a b c d e f 『HG 1/144 ジムスナイパー』バンダイ、1999年10月、組立説明書。
  23. ^ 『機動戦士ガンダムMS大全集2009』アスキー・メディアワークス、2009年8月、217頁。(ISBN 978-4048679732)
  24. ^ a b c 『MG 1/100 RGM-79[G] ジム・スナイパー』バンダイ、2006年11月、説明書。
  25. ^ a b 『ガンダムメカニクスI』ホビージャパン、1998年5月。(ISBN 978-4894251786)
  26. ^ a b c d e f g h 『B-CLUB VISUAL COMIC 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 VOL.2』バンダイ、1989年11月、108頁。(ISBN 978-4891890476)
  27. ^ 『データコレクション3 機動戦士ガンダム 一年戦争外伝』メディアワークス、1997年4月、18頁。(ISBN 978-4840205849)
  28. ^ a b c 『機動戦士ガンダム 新MS大全集Ver.3.0』バンダイ、1992年6月、120頁。(ISBN 978-4891892258) スペックが隣の量産型ガンキャノンと入れ替わっている。2003年版で修正。
  29. ^ a b c ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…
  30. ^ a b c d e f g h i j 『HGUC 1/144 ジムスナイパーII』バンダイ、2012年9月、組立説明書。流体炸薬と記述されているが、内容から見て液体装薬の間違いだと思われる。
  31. ^ a b c d 『B-CLUB』41号、バンダイメディア事業部・出版課、1989年4月、24-25頁。執筆/出渕裕。
  32. ^ a b c 玩具『U.C. ARMS GALLERY 03』バンダイ、2006年8月。
  33. ^ a b 『電撃ホビーマガジン』2006年10月号、メディアワークス、109頁。
  34. ^ 「GAME'S MSV」『ガンダムエース』2005年10月号、角川書店。
  35. ^ 『マスターグレード MSN-00100 百式』説明書、バンダイ、2001年3月。
  36. ^ a b c 『月刊ガンダムエース』2013年8月号、角川書店、89頁。
  37. ^ アナハイム・ラボラトリー・ログ[第2話:アクシズからの帰還①] - 矢立文庫。2017年1月20日、2017年1月24日閲覧。
  38. ^ 『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で… コンプリートガイド』アスキー、1999年9月。(ISBN 978-4757205420)
  39. ^ 『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』バンダイ、1990年3月、83頁。(ISBN 978-4891894740)
  40. ^ 『MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集』バンダイ、1990年3月、145頁。
  41. ^ 『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で… 戦術マニュアル』ソフトバンク・パブリッシング、1999年10月、17頁。(ISBN 978-4797311242)






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