シルエットフォーミュラプロジェクト ネオガンダム

シルエットフォーミュラプロジェクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 23:22 UTC 版)

ネオガンダム

ネオガンダムは、漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』に登場するSFPによって開発された、アナハイム・ガンダムの集大成たるMS。社内開発コードはAFX(ANAHEIM Formula eXamination)-9000。

諸元
ネオガンダム
NEO GUNDAM
型式番号 RX-99(AFX-9000)
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 15.1m
本体重量 7.9t
全備重量 20.7t
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材
出力 4,710kW
推力 23.800kg×4
武装 バルカン砲×2
ビームサーベル×2
(ビームバルカン・ビームガン兼用)
G-B.R.D
ビームシールド
搭乗者 バズ・ガレムソン(1号機)
トキオ・ランドール(2号機)

シルエットガンダムの完成により、SFPは一応の達成をみる。同機は機体性能の面においてサナリィ製の超高性能機F91と同等の能力を獲得していた。しかし、AE社は、サナリィのようなバイオコンピュータの製造能力を有してはおらず、あくまでハードとしてのF91を模倣したものに過ぎなかった。このため、機体管制および統合システムに関しては教育型コンピュータを基幹とする従来の手法に依存していた。しかし、AEがサナリィを抑え、次期主力MS開発メーカーの座に返り咲くためには、これをあらゆる点で凌駕する性能を持つMSを開発することが必要であった。AEは宇宙世紀0130年代をリードするためのMSを目指し、「ネオガンダム」を開発した[24]

ネオガンダムにはSFPで得られたデータを基本に、それまでのアナハイム製ガンダムの全コンセプトが導入されている。AEでは、既存のノウハウであっても有効であると判断すれば採用することが往々にしてあり、本機にも運用データ回収およびパイロットの生還率向上のため、40年ぶりにコア・ブロック・システムが採用されている[25][26][注 2]。ドッキング・システムに採用したホリゾンタル・インザ・ボディ形式は、かつて宇宙世紀0083年頃に秘密裏に活動していたガンダム試作1号機に酷似しており[25]、この機体もコア・ファイターのエンジンをそのままメインスラスターとして使用することにより、ドッキングで推進機が隠れてしまうというコストパフォーマンスの悪さを解消するとともに、機体自体の軽量化と高出力化を図っている[25]。バックパックにはビーム・サーベル兼用のビーム・カノンを装備しており、コア・ファイターの武装としても機能する[25]。同時期にサナリィもF90IIIYで同様のコア・ブロック・システムを採用しているが、技術的なつながりはなく双方の開発者たちが機体の性能向上のため、まったく同じ方式を採用するに至ったとされている[19]。また、専用武装である「G-バード」の開発過程において、ようやくAEにおいてもサナリィのヴェスバーに搭載されていた大規模コンデンサー技術が確立された[19]

仕様の異なる試作機2機が宇宙世紀0123年2月にロールアウトした[17]。調整は漫画版では戦艦エイジャックスで、MSハンドブックでは月面のAE本社で行われていたとされている。これらの各種能力を充実させたネオガンダムは、次期主力MSのベースとして地球連邦軍への納入が内定していたとされる[26]が、その後の経緯は不明である。

F91を「叩き台」として開発されたネオガンダムのスペックはF91を越えるものとなっているが、F91のバイオセンサー稼働状態のリミッター解除時の機動は、ネオガンダムを抜きん出るであろう[28]と推測される。

1号機
機体管制にブッホ・コンツェルンから入手したネオ・サイコミュ・システムをコア・ファイター内に搭載した機体[19]。機体とリンクし、手足を使わずとも操縦が可能[19]。漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』やゲーム『Gジェネレーション』シリーズでは、漆黒に塗装されている。
2号機
操縦系統は従来型MSに準じたものが採用されている。『シルエットフォーミュラ91』や『Gジェネレーション』シリーズでは、カラーリングは従来のガンダムと同じく白系統のトリコロールである。なお、漫画版では余剰スペースに複座式のシートを仮設していた。

G-バード(G-B.R.D)

ネオガンダムの専用武装。バストライナーメガ・バズーカ・ランチャーメガライダーなどの機動力を備えたビーム兵器、およびサブフライトシステムの延長上に存在する武装である。さらにヴェスバー開発で得られたビーム可変速機能のノウハウ導入、ジェネレーターを内蔵したうえで徹底的に小型化している[26]。なお、G-B.R.Dとは、Generative Beam Rifle Deviceの略称である[26]

ネオ・サイコミュ・システム

1号機に搭載されたラフレシアに採用されたものと類似したシステム。AEがブッホ・コンツェルンとの裏取引きを通じて入手したことが推察されている[19]

劇中での活躍(ネオガンダム)

漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』では劇中後半に登場。トキオ・ランドールを含むブレイウッドのメンバーがゼブラゾーン事件に遭遇した後、逃げ込んだ先のコロニーでバズ・ガレムソン率いるエイジャックスと遭遇し、トキオはかつての上司でもあるガレムソンの出頭命令を受けてエイジャックスに向かうが、そこで彼の真の任務がAEの自社違法活動の隠蔽工作とネオ・ジオン残党の虐殺計画であることを知り、脱走する。その際にネオガンダム2号機を奪取し、エイジャックス艦長であるガレムソンの乗る1号機と対決する。その最中、1号機はビギナ・ゼラとも対峙している。

ネオ・サイコミュによる1号機の高機動性に苦戦する2号機は、何とか1号機の背後に回りこんで羽交い絞めにすると、コア・ファイターを分離して同機で1号機を2号機ごと攻撃して破壊するという奇策により、勝利している[注 3]。模型企画ではストーリーが若干異なり、月面で2号機を受領している。

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注釈

  1. ^ バンダイメディア事業部出版課『MJ 模型情報 1992年7月号 Vol.156』シルエットフォーミュラジオラマストーリー より[要ページ番号]。なお、強度も不足しており、過剰な出力には1分間以上は耐えられないだろうとの記述もある。
  2. ^ F91とRXF-91の系譜であるとした資料も見られる[27]
  3. ^ なお、漫画版では2号機は1号機共々撃墜されたかのような描写となっているが、ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』のムービーではシルエットガンダムが攻撃した際に2号機は1号機から外れている。

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