シルエットフォーミュラプロジェクト シルエットフォーミュラプロジェクトの概要

シルエットフォーミュラプロジェクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 02:20 UTC 版)

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機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 > シルエットフォーミュラプロジェクト

メカニックデザイン大河原邦男

概要

宇宙世紀0100年代中盤以降、地球連邦軍は大きな戦乱もなく軍縮に進んでいた。軍事費圧縮のため、連邦軍はサナリィの提唱する「モビルスーツ (MS) の小型化」をうけて本格的に基本規格の見直しを行うため宇宙世紀0111年に新規格MSの製造を決めた[2]。当初は小型MS開発に積極的でなかったアナハイム・エレクトロニクス (AE) は、これ以前に連邦軍の要求を受けすでにRGM-109 ヘビーガンを開発していたものの、同年10月に実施された次期主力機コンペでは用意した「MSA-120」が競合するサナリィ製のガンダムF90に敗れた[3]

後れを取ったAEはこの結果に焦り、連邦軍の次期主力兵器の製造から排除されることを恐れ、さらには「フォーミュラ計画」における到達点ともいえる「F91」の完成も間近であるとの情報をキャッチしたことや、社会情勢でも旧型MSを模した大規模なテロ活動が表面化し戦乱の機運が高まってきた背景もあり、失地回復を図るべく宇宙世紀0112年に極秘裏にサナリィからの技術吸収(盗用や非合法な諜報活動なども含む)を目的とした新型MS開発計画「シルエットフォーミュラプロジェクト (SFP)」を発動させる[4]。この計画では運用試験を行うために連邦軍とも連携した[5]

AEはSFPで得た資料をもとにMSの小型化技術を自社の技術力で発展、昇華させることで[5]宇宙世紀0120年代初頭までにサナリィ製MSに劣らない3機の高性能試作機を完成させた[5]。AEはさらに関係の深かったクロスボーン・バンガード(CV)[6]にも接触し、SFPの技術をリークするとともに、CV側の技術も獲得する[7]

宇宙世紀0123年2月にはAE上層部とCV司令部との裏取引を目的とした「ゼブラゾーン事件」が発生、これによりSFPの試作機群はCVとの交戦のため実戦投入される[8]

この計画によって、隔絶されていた技術格差が埋まるとともにAEからサナリィにもたらされた技術もあった[5]。そのため、この一連の技術争奪戦は、連邦軍によってCVを巻き込み仕組まれた陰謀とする見解もある[5]

漫画版『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』のエピローグにおいてゼブラゾーン事件は事故として処理され、その後の計画の行方は漫画、模型展開ともに描かれていない。

Gキャノン・マグナ

諸元
Gキャノン・マグナ
G CANNON MAGNA
型式番号 F71B
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 14.3m
本体重量 8.8t
全備重量 22.4t
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材
出力 3,580kW
推力 28,680kg
22,270
5.100kg
武装 ビームキャノン×2
ダブルビームガン×2
ビームサーベル×2
ビームライフル
搭乗者 カール・シュビッツ

AEのSFPによって開発されたMSで同社製造のGキャノンの改良型。

主力MSとしてアナハイムで生産を行っていたF71 Gキャノンだが、基礎設計はサナリィが行っていたこともあり、技術ノウハウの確立ができずアナハイムとしても新技術投入の必要性を迫られていた[9]。その後サナリィから非合法に獲得した小型ジェネレータ技術や大規模コンデンサー、ヴェスバー、その他周辺技術により、一部再現が困難な個所がありつつもアナハイム側でもMSサイズで荷電粒子の可変制御や高速変換が可能となった[9]

宇宙世紀0123年頃、アナハイムはGキャノンをベースにこれらの技術を搭載した機体『Gキャノンマグナ』を開発した[10]。本機はシルエットフォーミュラプロジェクトにより非合法に新たに入手したサナリィのデータにより、新型の小型熱核反応炉が搭載されている。またキャノンパックの配置レイアウトも見直され、背部バックパックに装着することでキャノンパックを装備した状態でも高い運動性を発揮する[9]。肩アーマーはビームキャノンとの干渉を考慮した衝撃吸収パッドを備えたタイプも用意されていた。またビームキャノンはユニットビルドアップ式でGキャノンと同型の4連マシンキャノンへ換装可能[9]

武装
ビームキャノン
両肩に装備しているビームを放つキャノンである。サナリィから得た小型核反応炉により両肩のビームキャノンはメガ粒子の可変速制御(ただし連続帯域での微調整は不可能)・集束距離の高速変換が可能になり、廉価版ヴェスバーと呼べる性能に仕上がっている。白兵戦時にはビーム・キャノンをバックパックへ下方展開することでブースターとしても機能する[9]
ダブルビームガン
腕部に装着された小口径のビーム兵器。片腕に2門ずつ装備する。
劇中での活躍
漫画『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』ではカール・シュビッツが搭乗し、ほかのSFPのMSと共にゼブラゾーン空域でテストを行っていた。CVとの遭遇と交戦をくぐり抜けたものの、最終的にはネオガンダム1号機に撃破され中破する。
テレビアニメ『ガンダムビルドファイターズ』の第21話には本機のガンプラが登場し、『機動戦士ガンダム00』のイナクトのガンプラと戦闘を繰り広げている。

注釈

  1. ^ バンダイメディア事業部出版課『MJ 模型情報 1992年7月号 Vol.156』シルエットフォーミュラジオラマストーリー より[要ページ番号]。なお、強度も不足しており、過剰な出力には1分間以上は耐えられないだろうとの記述もある。
  2. ^ 資料の解説では「ビーム・ライフルを併設」との記載もある。[21]
  3. ^ F91とRXF-91の系譜であるとした資料も見られる[27]
  4. ^ なお、漫画版では2号機は1号機共々撃墜されたかのような描写となっているが、ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』のムービーではシルエットガンダムが攻撃した際に2号機は1号機から外れている。

出典



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