サンフランシスコ・フォーティナイナーズ ライバル

サンフランシスコ・フォーティナイナーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 23:39 UTC 版)

ライバル

ロサンゼルス・ラムズ

ラムズと49ersは、共にカリフォルニア州を本拠地とするチームとして、激しいライバル関係にあった。ラムズのセントルイス移転時(同地区に残留)、ライバル関係は解消したと考える者もいたが、元ナイナーズのロジャー・クレイグはラムズがホームゲームを火星で行ったとしても両チームはライバルだと述べている。2016年シーズンよりラムズがロサンゼルスに本拠を戻したため、カリフォルニア州のライバルとしての関係が復活した。

シアトル・シーホークス

2002年のリーグ再編により、シアトル・シーホークスがAFC西地区からNFC西地区に移転してきた。2010年シーズンからはシーホークスがHCにピート・キャロルを迎え、2011年シーズンからはフォーティーナイナーズがHCにジム・ハーボーを迎え、二人の大学チームHCとしてのライバル関係はNFLに持ち込まれた。ハーボーの去った後にフォーティーナイナーズは低迷したが、2019年には復活し、直接対決の2試合はいずれも3点差以内の僅差で1勝1敗となり、両チームともプレーオフに進出した。

NFC西地区のライバル

2001年シーズンまではラムズの他にアトランタ・ファルコンズカロライナ・パンサーズニューオーリンズ・セインツの3チームが同一地区で争った。これら3チームは全てミシシッピ川以東にあり、NFC東地区のアリゾナ・カージナルスやダラス・カウボーイズより東に位置していた。1970年から2002年までの33年間中28回はナイナーズかラムズが地区優勝を果たした。2003年から2007年まではシアトル・シーホークスが地区優勝を果たしている(2008年はカージナルスが地区優勝した)。

オークランド・レイダース(現ラスベガス・レイダース)

サンフランシスコ湾沿いの同じ大都市圏に本拠地を置いていたオークランド・レイダースとの試合は"Battle of the Bay"と呼ばれている。ただし両チームは違うカンファレンスに所属しているためレギュラーシーズンに対戦することは4年に一度のみである。プレシーズンゲームはレイダースがAFLに所属していた1967年に初めてプレシーズンゲームが行われ、13-10でナイナーズが勝利した。1970年にNFLとAFLが統合したが、この年38-7でナイナーズが勝利した。両チームの間の熱戦は、レイダースがロサンゼルスに移転した後も行われ、カリフォルニア州北部のレイダースファンは、多くがナイナーズファンとなり、州の北部と南部での対立となった。1982年にはスーパーボウルチャンピオンのナイナーズをレイダースが23-17で破った。2011年のプレシーズンゲーム第3週にキャンドルスティック・パークで行われた試合でトイレやスタンドなどで衝突が起き、スタジアムの外では拳銃も使用される事件が起きて以降、プレシーズンゲームでは対戦していない。レギュラーシーズンの対戦では7勝7敗であり、直近の対戦では2018年の第9週に34-3でナイナーズが勝利した。次回のレギュラーシーズンでの対戦は2022年に行われる。なお、レイダースは2020年にラスベガスに移転した。

ダラス・カウボーイズ

ダラス・カウボーイズとはプレーオフで8度対戦している。1970年、1971年のNFCチャンピオンシップゲーム、1972年のディビジョナルプレーオフでチームは3年連続敗れた。1981年のチャンピオンシップゲームでは試合終了間際にモンタナからクラークへの決勝TDパス(ザ・キャッチ)が決まりナイナーズが勝利した。1992年から1994年までの3年間もNFCチャンピオンシップゲームで対戦し事実上の頂上対決と言われた。1992年、1993年はチームは敗れたが1994年に勝利しその後第29回スーパーボウルを制している。両チームはスーパボウルを5回制しており、これはピッツバーグ・スティーラーズニューイングランド・ペイトリオッツの6回に次ぐ記録である。2021年はワイルドカードゲームでプレーオフに限れば実に27年ぶりに対戦し、23-17で勝利した。

ニューヨーク・ジャイアンツ

ニューヨーク・ジャイアンツとは1980年代以降プレーオフで8回対戦している。1981年、1984年には地元キャンドルスティックパークで38-24, 21-10で勝利したが1985年、1986年にはジャイアンツ・スタジアムで3-17, 3-49と敗れた。1991年1月に行われた1990年のレギュラーシーズンのプレーオフではNFCチャンピオンシップゲームでマット・バーの5本のFGで13-15と敗れてスーパーボウル3連覇の夢を断たれた。この試合でレナード・マーシャルのヒットを受けて負傷したモンタナはその後2年間で1試合しか出場できずその後チームを去った。1993年のプレーオフでは44-3とナイナーズが圧勝した。2002年のワイルドカードプレーオフでは14-38とリードされ、ジャイアンツのその年の守備はNFLの上位であったがTD2本を短い時間で決め2度の2ポイントコンバージョンも共に成功、FGも決めてチームは33-38と追いすがった。残り1分でジェフ・ガルシアからタイ・ストリーツへの13ヤードのTDパスも決まり39-38と逆転した。その後ジャイアンツのQBケリー・コリンズもナイナーズ陣23ヤードまで攻め込み残り6秒で逆転FGを狙ったがスナップのミスでホールダーのマット・アレンはパスを狙ったが不成功に終わり試合は終了した。この試合はNFLプレーオフ史上の逆転劇中2番目の得点差からのものである[52]。2011年シーズンのNFCチャンピオンシップにおける対戦では20-17で敗れた(前記)。

グリーンベイ・パッカーズ

1995年にスーパーボウル連覇を狙ったプレーオフで17-27と敗れてからライバル関係が始まった。この試合を含めてナイナーズは5連敗を喫してその内4試合はプレーオフでの対戦だった。1998年のワイルドカードプレーオフの試合終了間際にスティーブ・ヤングテレル・オーウェンスに決勝TDを通した。このプレーはザ・キャッチ2と呼ばれている[53]。2021年シーズンのディビジョナルプレーオフゲームでプレーオフ通算9回目の対戦となり、この試合にナイナーズが勝利したことでプレーオフ通算5勝4敗と勝ち越した。

クリーブランド・ブラウンズ

チーム発足時所属したAAFCのライバルチーム。両チームともAAFC西地区に所属し、AAFCが存続した4年間、ブラウンズが優勝、49ERSが2位という関係が続いた。1949年シーズン後にAAFCがNFLに吸収合併された際、49ERSとブラウンズはNFLに合流した。両チームと共に合流したボルチモア・コルツ(現存のコルツは別チーム)が合流後1年で消滅したため、AAFC由来で現存するチームはこの2チームのみとなっている[54]


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  51. ^ 終了間際に試合をひっくり返した49ersがパッカーズに競り勝つ”. NFL JAPAN. 2022年1月23日閲覧。
  52. ^ NFL記録は1993年NFLワイルドカードプレーオフ バッファロー・ビルズ対ヒューストン・オイラーズでの32点差からの逆転勝利
  53. ^ Brian Ditullio (2010年12月2日). “The Catch II”. bleacherreport.com. 2013年8月4日閲覧。
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