サブカルチャー 論争

サブカルチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/16 14:29 UTC 版)

サブカルチャー: subculture)とは、メインカルチャーと対比される概念である。1960年代から70年代前半までは反体制的なカウンターカルチャーが主流だったが、70年代後半以降、形骸化・商業主義化し、サブカルチャーに変質していったとの見方もある[1]。サブカルチャーは「サブカル」と略されることも多い[2][3][4]


注釈

  1. ^ ハイカルチャーにはクラシック音楽やクラシック・バレエなどがある。
  2. ^ この用語としてはTheodore Roszakが1968年The Making of a Counter Cultureにおいて用いたのが早い用法である。
  3. ^ 例えば評論家の大塚英志は特に定義を明言はしないが、(彼の言葉でいえば「キャラクター小説」)などに対してサブカルチャーと用いている。
  4. ^ ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展日本館カタログ『OTAKU:人格=空間=都市』所収の宣政佑「おたくの越境」(52頁)など。ただしこのヴェネツィア・ビエンナーレにおける展示自体はおたく文化の空間的特徴や文化的背景に言及したものであり、本来の意味でのサブカルチャーに近いニュアンスである。
  5. ^ 解説・川村湊は『日本の異端文学』(集英社、2001年)において「サブカルチャー文学」という語を用いている。ここではサブカルチャーという語はカルチュラル・スタディーズにおけるそれとほぼ同じ意味合いで使われている。大塚英志が『サブカルチャー反戦論』(角川書店、2003年)などで用いる場合はおたく文化のそれを意味している。

出典

  1. ^ "Contraculture and Subculture" by J. Milton Yinger, American Sociological Review, Vol. 25, No. 5 (Oct., 1960) https://www.jstor.org/stable/2090136
  2. ^ a b c 松永天馬「私はサブカルが嫌いだ|松永天馬(アーバンギャルド)|note
  3. ^ a b 「不自由展」をめぐるネット右派の論理と背理――アートとサブカルとの対立をめぐって/伊藤昌亮 - SYNODOS
  4. ^ a b 加野瀬未友・ばるぼら「オタク×サブカル15年戦争」『ユリイカ8月臨時増刊号 オタクvsサブカル』(青土社、2005年
  5. ^ http://subculture.askdefine.com/
  6. ^ Pop/Rock » Hard Rock » Arena Rock”. 2020年3月17日閲覧。
  7. ^ 川口事件と現在 3.川口事件の影響|外山恒一|note
  8. ^ 川口事件と現在 1.内ゲバの歴史|外山恒一|note
  9. ^ サブカルチャーは反権力って本当?――文化と政治の新たな潮流(5/5)〈AERA〉 | AERA dot. (アエラドット)
  10. ^ ゆずと椎名林檎に学ぶべき「愛国ソング」の作法(増田 聡) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
  11. ^ 『ゲンロン2』 「平成批評の諸問題 1989-2001」を読む|外山恒一|note
  12. ^ a b 【第1回】角川歴彦とメディアミックスの時代 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント
  13. ^ ササキバラ・ゴウ 『<美少女>の現代史』 講談社、2004年、31-33頁。
  14. ^ a b 文化論としての「アキバカルチャー」!(4)|NetIB-News
  15. ^ 入門「オタク」と「サブカル」はどう違うのか? 90年代の源流をたどる | アーバン ライフ メトロ - URBAN LIFE METRO - ULM
  16. ^ 成実弘至 「サブカルチャー」吉見俊哉編 『カルチュラル・スタディーズ』 講談社、2001年。
  17. ^ 上野俊哉毛利嘉孝『実践カルチュラル・スタディーズ』ちくま書房、2002年。
  18. ^ 上野俊哉・毛利嘉孝 『カルチュラル・スタディーズ入門』 ちくま書房、2000年、106-109頁


「サブカルチャー」の続きの解説一覧

サブ・カルチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/19 18:36 UTC 版)

サブ・カルチャー
ニュー・オーダーシングル
リリース
ジャンル テクノエレクトロニカ
レーベル ファクトリー・レコード
プロデュース ニュー・オーダー、ジョン・ロビー
ニュー・オーダー シングル 年表
パーフェクト・キス
(1985年)
サブ・カルチャー
(1985年)
シェルショック
(1986年)
テンプレートを表示

サブ・カルチャー」(Sub-culture)は、イギリスのバンド、ニュー・オーダー1985年に発表したヒット曲である。

概要

アルバム『ロウ・ライフ』から2枚目のシングルカット作品である。シングル・ヴァージョンではアルバム・ヴァージョンに女性コーラスを加えてさらにポップ度を高めた曲作りになっている。シングルでは共作者兼プロデューサーとしてジョン・ロビーが名を連ねている。

ファクトリー・レコードのカタログ番号はFAC 133。全英チャートで63位を記録[1]

この曲自体は、プロモーションビデオは製作されていない。

12インチシングル収録曲

  • Side-A サブ・カルチャー Sub-culture - 7:26
  • Side-B ダブ・ヴァルチャー Dub-vulture - 7:57
    • カップリング曲の「ダブ・ヴァルチャー」は「サブ・カルチャー」のダブ・ヴァージョンである。
    • 日本では当時ファクトリー・レコードの販売を行っていた日本コロムビアより12インチシングルとしてリリースされた。収録曲は日本国外盤と同じである。

チャート 

チャート(1985年) 最高順位
イギリス(全英シングルチャート[1] 63

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b New Order|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月19日閲覧。




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