ゴッグ プロトタイプゴッグ

ゴッグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/22 15:22 UTC 版)

プロトタイプゴッグ

諸元
プロトタイプゴッグ
PROTOTYPE GOGG
型式番号 MSM-03-1
所属 ジオン公国軍
開発 ツィマット社
生産形態 試作機
頭頂高 17.5m[31]
本体重量 58.4t[31]
全備重量 79.6t[31]
装甲材質 チタン・セラミック複合材[31]
出力 2,690kW[31]
推力 4,300kg[31]
センサー
有効半径
3,200m[31]
武装 拡散メガ粒子砲×2[31]
ハンド魚雷ポッド×2[31]

『M-MSV』で設定された。初出は『SD CLUB』第9号。

スペースコロニー内で開発されたゴッグの試作型[31]。地球に移送してテストが行われた結果、水中での長時間・長距離航行時における両腕の抵抗の増加が問題となり、量産型では手足の伸縮機構が採用される[31]。メガ粒子砲は本機の段階から装備されているが、水中でのビームの拡散が予想以上に深刻であったことから、オプション装備として前腕部に装着する魚雷ポッドが計画されている[31]。しかし、腕部の伸縮機構が採用されたことから廃案となっている[3]

漫画『アッガイ博士』では、プロトタイプのズゴックアッガイとともに、スペースコロニー内で水陸両用MSの評価試験に参加している。また、本機の基礎設計を行ったツィマット社の設計主任コースケ・カトーが登場する。

なお、本機のデザインは1989年に大河原邦男がリライトしたゴッグをそのまま流用している[32]


注釈

  1. ^ 本機を含む水陸両用MSの装甲材質は長らく設定されていなかった。1996年発行の書籍『データコレクション2 一年戦争編』で「超高張力鋼」とされ[8]、2000年の『MSVコレクションファイル[地球編]』では「チタン・セラミック複合材」も併記されるが、翌年の『GUNDAM OFFICIALS』では後者のみが記載され[6]、以降の資料では『OFFICIALS』を踏襲している。
  2. ^ ガンダムセンチュリー』では1号機の完成が0080年1月、地上に降ろされたのが2月とされるが、同書の時系列は現在の設定とは異なる。
  3. ^ プロトタイプゴッグの開発を経て、前期型が競作機である水中実験機と共に少数先行生産され、試験運用されたとする資料もみられる[3]
  4. ^ 後期型の生産は、キャリフォルニアベースのツィマット社工廠で行われた[13]
  5. ^ 「収束ビーム砲」[17]、「偏向メガ粒子砲」との記述がみられる[15][10]
  6. ^ 3門とする資料もみられる[15]
  7. ^ 鈎爪の「アイアン・ネイル」という名称はテレビ版放映終了直後の書籍で氷川竜介が創作したものであり[19]、同書を子供向けに「怪獣図鑑」として扱った結果であるという[20]
  8. ^ テレビ版第27話で、ズゴックとゴッグの乗り心地を比較している。
  9. ^ プラモデルキットによっては、説明書内用語辞典でフリージーヤードに言及されているものの、諸元表に記述がみられず装備の有無が不明なものもみられる[33]
  10. ^ ビーム・キャノンと記述した資料もみられる[36]

出典

  1. ^ a b 『機動戦士ガンダム ガンダムアーカイブ』メディアワークス、1999年6月、96-97頁。ISBN 978-4840212113
  2. ^ 『コミックボンボン』1982年6月号、講談社、209頁。
  3. ^ a b c 皆川ゆか『機動戦士ガンダム公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』講談社、2001年3月、292-293頁。ISBN 978-4063301106
  4. ^ a b c d e f 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、56-57頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  5. ^ a b c d e 『テレビマガジン』1981年2月号付録『機動戦士ガンダム大事典』上巻(講談社)
  6. ^ a b OFFICIALS 2001, p. 292-295.
  7. ^ a b c d e f g MSVコレクションファイル地球編 2000.
  8. ^ a b DC一年戦争編 1996, p. 28.
  9. ^ 『B-CLUB VISUAL COMIC 機動戦士0080 ポケットの中の戦争 VOL 2』(バンダイ、1989年)
  10. ^ a b c d e f g h ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、39頁。ISBN 4-87777-028-3
  11. ^ a b c 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、108-109頁。ISBN 978-4063721768
  12. ^ a b c d 『模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック2』バンダイ、1983年5月、10-11頁。
  13. ^ a b c d e 『MG 1/100 ゴッグ』バンダイ、2003年6月、組立説明書。
  14. ^ 『モビルスーツ全集2 水陸両用モビルスーツBOOK』 双葉社、2010年11月15日、32頁
  15. ^ a b c d e f g h 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、84-85頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  16. ^ a b 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、182頁、ISBN 978-4063757958
  17. ^ a b 『機動戦士ガンダム 記録全集 3』日本サンライズ、1980年7月1日、171頁。
  18. ^ a b c d e f 『1/144 HGUC ゴッグ』バンダイ、2000年3月、組立説明書。
  19. ^ 『講談社ポケット百科シリーズ ロボット大全集1 機動戦士ガンダム』講談社、1981年4月、125頁。
  20. ^ 映画秘宝』関係者の中にいたガンダム野郎編「第3章 宿命の出会い ガンダムまんが大行進 「ポケット百科」に心を込めて 子どもたちに贈るガンダム」『ガンダム・エイジ ガンプラ世代のためのガンダム読本』洋泉社、1999年4月9日、ISBN 4-89691-379-5、188頁。
  21. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、122頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  22. ^ 『ロマンアルバム 機動戦士ガンダム』徳間書店、1980年7月、138頁。
  23. ^ 『ポケット百科シリーズロボット大全集[1]機動戦士ガンダム』講談社、1981年4月、42、124頁。
  24. ^ 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、45頁。ISBN 4-87777-028-3
  25. ^ 株式会社日本サンライズ『機動戦士ガンダム台本全記録』375-388p,391p,421-427p。
  26. ^ 株式会社日本サンライズ『機動戦士ガンダム記録全集4』183p。なお、本書にはゴック、ゴッグの表記が混在している。
  27. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE.46 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.7 デラーズ紛争編〈下〉】』バンダイ、1992年6月、137頁。
  28. ^ a b c d e f g h i j k l 『SD CLUB』第13号、バンダイ、1990年6月、80頁。
  29. ^ a b c d 『模型情報・別冊 MSバリエーション・ハンドブック2』バンダイ、1983年5月、10-11頁。
  30. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE.25 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.4 MS開発競争編】』バンダイ、1991年2月、98-99頁。
  31. ^ a b c d e f g h i j k l 『SD CLUB』第9号(バンダイ、1990年2月)31頁。
  32. ^ 『大河原邦男アイアンワークス』(バンダイ、1989年11月)103頁。
  33. ^ a b c d e f g h i j k l 『1/144 ハイゴッグ』バンダイ、1989年5月、組立説明書。
  34. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、138-140頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  35. ^ a b 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、183頁、ISBN 978-4063757958
  36. ^ a b c d e f g 『HGUC 1/144 ハイゴッグ』バンダイ、2003年6月、組立説明書。
  37. ^ 『1/144 ズゴックE』バンダイ、1989年3月、組立説明書。
  38. ^ 『出渕裕メカニカルデザインワークス1』ムービック、2000年8月、26頁。ISBN 978-4896014907
  39. ^ 『出渕裕メカニカルデザインワークス1』ムービック、2000年8月、27頁。ISBN 978-4896014907
  40. ^ 『出渕裕メカニカルデザインワークス1』ムービック、2000年8月、96頁。ISBN 978-4896014907
  41. ^ MECHANICAL ゴッグ”. OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』公式サイト. 創通・サンライズ. 2021年11月18日閲覧。


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