コンタックス ヤシカ・京セラの製品

コンタックス

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ヤシカ・京セラの製品

1972年コンタレックスシリーズのスーパーエレクトリックを最後にツァイス・イコンがカメラ生産を打ち切った後、レンズを供給していたカール・ツァイスは新しい供給先を探していた。1972年6月に旭光学工業(現ペンタックス)とカール・ツァイスが合弁でペンタックス・カール・ツァイスを設立し眼鏡事業を推進する旨発表しているが、この頃カール・ツァイスから旭光学にカメラ事業でも提携の提案があった[37]。旭光学は社内でペンタックスとコンタックスのブランドが衝突することを恐れて断わったが、この時の名残として幻のペンタックス・コンタックスマウントはペンタックスKマウントとなり、ディスタゴン15mmF3.5の光学系はタクマー15mmF3.5に使用されている。カール・ツァイスは1974年ヤシカと提携してコンタックスRTSを発売し、コンタックスは復活した。正式名称は単にコンタックス(CONTAX )だがツアイス・イコンのコンタックス(Contax )と区別するためヤシカ・コンタックスと通称され、さらにしばしばヤシコンY/Cと略称される。1983年ヤシカは京セラの傘下となり、マニュアルフォーカス・オートフォーカス一眼レフカメラやオートフォーカスレンジファインダーカメラを製造し、京セラ・コンタックスと通称される。2005年京セラはコンタックス事業の終了を発表した。2013年現在コンタックスブランドは使用されていない。

コンタックス・ヤシカマウントカメラ

ボディ

コンタックスRTSを始めとする、いわゆるコンタックスマウントを採用したライカ判マニュアルフォーカス一眼レフカメラをここに分類する。

  • コンタックスRTS1975年[37][38]11月発売) - 新生コンタックス初の一眼レフカメラでフラッグシップ機。ボディをヤシカ[37]が、レンズ設計をカール・ツァイス[37]が、レンズ製造をヤシカとカール・ツァイス、ボディデザインをポルシェデザイン[37][39]の三社がそれぞれ担当した。ボディーのベースモデルはヤシカエレクトロAXでありヤシカFR-Iと姉妹機である。RTSとはリアルタイムシステム(Real Time System)[39]の略で、電源スイッチを持たずストローク0.7mmのシャッターボタンを押せば即座にシャッターが切れる造りで「フェザータッチ」と称され、賛否両論をもたらした。ツァイスレンズは高い評価を受けた一方、内部の複雑な電子機構は稼動の不安定要因となり脆弱との評もある。故障の多くは巻き上げられなくなる、ミラーが引っかかる、シャッターが切れなくなる、というものだが、これはカメラ底部にある電磁レリーズを有効にする電気接点をセットするカムが作動不良を起こすためである。このカムが設置されている三脚のメネジを保持する鉄板がオートワインダーや重量のあるレンズによって曲がるためにカムが噛みこんで故障する。故障を避けるためには三脚ネジを使用しないことが推奨される。[40] 。ポルシェデザインのフォルムは当時の国産一眼レフカメラとは異なった趣で、バウハウス以来のドイツ工業デザイン的である。先幕後幕同位置スタート方式という横走行布幕フォーカルプレーンシャッター故にフラッシュ同調1/60秒に留まる。電磁レリーズを採用し[38]、シャッターレリーズの位置が自由に設定できるようになりモータードライブやリモートコントロール等の連動も自由となった[39]。ワインダーにより高速連写可能。コンタックスRTS IIクォーツ発売後はコンタックスRTS Iとも通称された。秒速5コマのモータードライブPMD、秒速2コマのワインダーRTW、グリップ型フラッシュのRTF540、クリップオンフラッシュのTLA30TLA20、250枚撮りフィルムバック等のオプションが用意された。
  • コンタックス139クォーツ1979年[37][注釈 3][38]4月発売) - 1978年のフォトキナでコンタックス137MDクォーツと同時に発表された[41]。シャッター速度1/1000秒とスペックダウンされているが、シャッター速度とタイマー動作がクォーツ制御化され精度が上がっている。水晶発振でシャッター速度を制御するカメラとして世界初[37]であり、国立科学博物館入りを果たしている。AEロック、電子セルフタイマーが装備された。またシャッター速度に無理がないのか耐久性は高く、小さくかわいらしいことと携行性の良さから人気が高い[37]ヤシカFX-Dクォーツは姉妹機。
  • コンタックス137MDクォーツ1980年[37][注釈 4][38]5月発売) - フォトキナ発表はコンタックス139クォーツと同時であったが発売はほぼ1年遅れた[37][41]コンタックスRTSと変わらない大きさのボディーに秒速2コマのワインダーが組み込まれ[37]、巻き上げの自動化が行われた。絞り優先AE専用機[38]
  • コンタックスプレビュー1982年[42]4月発売) - コンタックスRTSと共通マウントのインスタントカメラポラロイドフィルム対応)。シャッター速度はB、X、1-1/1000秒。X接点は1/125秒以下で同調。一眼レフカメラを使うのとほぼ同一条件で試写ができるためプロカメラマンに重宝され、ニコンFマウントに改造して使用する人もいた[42]。撮影される画面の大きさは24mm×36mm。
RTS II
  • コンタックスRTS IIクォーツ1982年[42][43]4月発売) - 性能・外観をコンタックスRTSから引継ぎながら精度・信頼性向上のため電気部分をフレキシブル基板化。シャッター素材を布からチタン幕に変更[42]コンタックス139クォーツ同様に水晶発振制御やAEロックを導入した。横走行式シャッター故にフラッシュ同調は1/60秒に留まる。電源スイッチ、アイピースシャッターが付き、セルフタイマーは電子化された。ワインダーにより高速連写可能。所定の動作を行うことによって、裏技的に1/60秒の機械式シャッターが使える。
  • コンタックス137MAクォーツ1982年[42][43]10月発売) - ユーザーの声に応え、コンタックス137MDクォーツにマニュアル露出を追加[42]した。また665g→610gに軽量化され、ワインダー機能も秒3コマにスピードアップ[42]している。
  • コンタックスAF一眼レフカメラ1982年発表[42]、市販なし) - コンタックス137MDクォーツを元に試作されたオートフォーカス機。スリット式パターンミラーとサブミラーでミラーボックス底にあるハネウェル製TCL素子に光を送って測距、グリップに内蔵されたコンピューターにより演算、レンズヘリコイドを制御する。レンズは専用で35mmF2.8、50mmF1.7、135mmF2.8があった。
159MM
  • コンタックス159MM1985年[44]2月[42]発売) - 外付けのオプションワインダーW-7が用意されたが手動巻き上げも可能。シャッター速度は60-1/4000秒[42]、X接点同調1/250秒。対応するMMレンズを使用するとプログラム、シャッター速度優先AEが可能になるマルチモード機。旧来のAEレンズを使用した場合は絞り優先AE、マニュアル露出のみとなる[42]
  • コンタックス167MT1987年[44][42]発売) - 世界で初めて自動多段階露出機能(Automatic Bracketing Control 、略称ABC機構)を搭載[45]し、性能は以後のコンタックス中堅機と比肩できるモデル。シャッター速度調整はスライドスイッチである。ファインダー視野率は95%。コンタックスRTS II製造終了からコンタックスRTS III製造開始までは、唯一のコンタックスブランドの一眼レフカメラだった[45]。フィルム巻戻もモーターで行うようになったため巻戻クランクが廃止されている[45]
  • コンタックスRTS III1990年発売[46][45]) - 秒間5コマ連写のモータードライブを一体化、フィルムを圧板に吸着させ平面性を確保するRTVシステム[45]、プレフラッシュTTLスポット測光、コマ間デート表示など各種の最新技術を導入した新設計でコンタックスRTS/コンタックスRTS IIと機構やサイズなどは大きく異なり、視野率も92%から100%[45]に、外装素材にマグネシウムやチタンを採用し[45]、最高速シャッター速度も1/2000秒から1/8000秒に引き上げられた[45]
ST
  • コンタックスS21992年9月発売[45]) - 機械式縦走りシャッターを搭載したマニュアル露出制御専用カメラ。名称は1949年に発売された旧シリーズコンタックスSに由来するが、「機械式シャッター」「135フィルムを使用し24×36mm(ライカ)判」「一眼レフカメラ」以外にほとんど共通点はない。このシリーズの他のカメラと異なり、他社の多くのカメラのようにシャッター速度設定ダイアルが右手側に設置されている。チタン外装を採用、外装がチタンカラーでスポット測光。シャッターはコパルの縦走り式でそれまでのこのシリーズのイメージとは程遠いシャッター音、シャッターショックを発する。巻き上げレバーは分割巻き上げができない。ワインダーの設定はない。純正で中央部重点平均測光に改造された個体がある。
  • コンタックスS2b1993年10月発売[45]) - コンタックスS2の外装をブラックとし、中央部重点平均測光にした製品[45]。他の仕様はS2と同様。
  • コンタックスST1992年10月発売[45]) - 暗いところで液晶部分が点灯するイルミネーション機能搭載。外付けの縦位置レリーズ付きバッテリーケースもラインナップされていた。他の中級機と違いコンタックス167MTから引き継いだメタルフォーカルプレーンシャッターを採用しているためシャッター音は大きめである。シャッター最高速度1/6000秒。フラッグシップ機で重厚長大なコンタックスRTS IIIと別路線をゆく、コンパクトな高級機。
RX
  • コンタックスRX1994年発売[47]) - コンタックスSTにフォーカスエイド機構を加え、価格は大幅に下回り割安感があった機種であった[47]。オートフォーカス移行への実験機的性格が強い。このモデルを基本にコンタックスAXが設計された。シャッター最高速1/4000秒。信頼性が上がったもののコンタックスSTほどの好評は得られなかった。
  • コンタックスRX II2002年発売) - コンタックスRXの部品が払底したため製造されたマイナーチェンジ機種。ファインダーが明るくなったがフォーカスエイド機構が省略された。
AX
  • コンタックスAX1996年4月発売[47]) - オートフォーカス一眼レフカメラ。レンズ系を駆動するのではなくフィルム面を前後させることによるフォーカシングを何よりの特徴とする。マミヤシックス等[注釈 5]、前例・類例が無いわけでもないが珍しい機構である。駆動は超音波モーターにより静粛であり、フィルム面は最大10mm移動する[47]。従来のレンズをそのままにオートフォーカスを実現、装着レンズのヘリコイドを繰り出すことでレンズ単体の最短撮影距離を上回る接写も可能[47]、マウントアダプターによって他種のレンズを利用してもオートフォーカスが可能、といった利点はあるものの、当時のレンズにおいて既に当然のように使われていたフローティング(撮影距離の調節に対応して一部のエレメントの位置を微調整し、無限遠だけではなく、特に近接時の収差を最適化する機構。特に一眼レフで広角のために使われる逆望遠方式には多い)に対応できないという弱点は現代(当時)のカメラとして疑問点とされた(発表直前にカメラ雑誌で「現時点の一眼レフでそういう(注: バックフォーカシング方式を採用する)可能性のないことは、ちょっと考えれば明らかである。」と書かれている[48])。「辞書のようだ」と評された極端なボディの厚みなども難点である。「AX」という名称はヤシカ時代のオートフォーカス一眼レフカメラの開発コードが由来で、ヤシカAXは後に京セラ230AFに姿を変えて発売された。
  • コンタックスアリア1998年発売[47]) - 入門機的存在でヤシカ・コンタックスシリーズの最終機種。誰もが使いやすいようにマルチモードAEを採用し、絞り値、シャッター速度などの撮影データを記録することができるデータバックをオプションで用意していた。コンタックス167MTの操作レイアウトを改善し、多重露出を加えコンタックスのマニュアルフォーカス機としては唯一評価測光を採用している[47]。軽量を重視して外装にプラスチックを多用、メインフレームすら非金属化され460g[47]となった。このため扱いやすい反面、重量の嵩むレンズを装着すると重心が偏るため、本機販売に際して軽量レンズ2本が同時発売された。

AEレンズ

当初からのシリーズである。1975年のラインアップは17本。プログラムAE/シャッター速度優先AEには対応しない。MMシリーズレンズが主力となってからも特殊レンズに関しては生産が継続された。

  • F-ディスタゴン16mmF2.8AE(1975年発売) - 対角線魚眼レンズ。7群8枚。最短撮影距離0.3m。フィルターは4種内蔵。
  • ディスタゴン15mmF3.5AE(1975年発売) - 12群13枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.16m。フィルターは4種内蔵。
  • ディスタゴン18mmF4AE(1975年発売) - 9群10枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメントは70-86リングを併用しφ86mmねじ込み。
  • ディスタゴン25mmF2.8AE(1975年発売[49]) - 7群8枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。レトロフォーカス型としては歪曲収差が少なく画面周辺まで良好な画質を保つ[49]
  • ディスタゴン28mmF2AE(1975年発売) - 8群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.24m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン28mmF2.8AE(1978年発売) - 7群7枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン35mmF1.4AE(1972年発表、1975年発売) - 第6枚目の第1面に当時としては珍しい研削非球面レンズを導入した、8群9枚構成。近距離補正機構を備え近接撮影でも画質低下を押さえている。最短撮影距離0.3m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。日沖宗弘は「F2.8あたりからかなりの鮮鋭度を発揮し、コントラストもきわめて良好」[50]と高く評価している。但し、プラナー85mmF1.4AE とほぼ同じ大きさのレンズである。
  • ディスタゴン35mmF2.8AE(1975年発売) - 6群6枚。最短撮影距離0.4m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。日沖宗弘は「性能の割に安価。人物描写に意外な実力を発揮する。」[51]と高く評価している。
  • テッサー45mmF2.8AE(1982年発売) - 3群4枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ49mmねじ込みまたは49-55リングを併用しφ55mmねじ込み。早々に製造中止されたが後に人気が出てMMシリーズで再生産されるまで高値を呼んだ。実写では焦点移動が激しいので熟練を要する。
  • プラナー50mmF1.4AE(1975年発売) - 6群7枚。最短撮影距離0.45m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。現行当時最高の標準レンズ(カメラ毎日)と評価された。6枚角型絞り。西ドイツ製。
  • プラナー50mmF1.7AE(1979年発売) - 通常このクラスの普及レンズは6枚構成であるが、このレンズは6群7枚構成で贅沢な設計。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • S-プラナー60mmF2.8AE(1978年発売) - 4群6枚。最短撮影距離0.24m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。内面反射を抑えるためレンズ後部からマウント部にかけて非常に複雑な構造を持っていた。最大撮影倍率は等倍。西ドイツ製。日沖宗弘は「世界の最先端をゆくドイツ光学技術が生んだ現代の傑作の一つ」[52]と絶賛している。
  • マクロプラナー60mmF2.8AE - 4群6枚。最短撮影距離0.24m(等倍[53])。アタッチメントはφ67mmねじ込み。S-プラナー60mmF2.8の製造が日本に移管されるとともに名称変更された。遠景の描写も極めてシャープで美しい[53]
  • プラナー85mmF1.2AE(1982年限定発売) - コンタックス発売50周年の記念で限定販売された。近距離補正機構を備える。アタッチメントはφ77mmねじ込み。
  • プラナー85mmF1.4AE(1975年発売) - 5群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。コンタレックス用とはレンズ構成が異なる。絞り枚数は増やされている。発売当初(前期型)は西ドイツ製で、絞りの形状がF5.6まで風車型をしていた。後に日本国内生産(後期型)に移管したときに絞りの形状が改善された。絞り開放だと甘く合焦しづらい上に、絞り値の変化に起因する焦点移動が激しく、撮影には熟練が必要とされた。
  • ゾナー85mmF2.8AE(1975年発売) - 4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。日沖宗弘は「開放からクセがなく素直でシャープな描写。もちろん色再現も良い。CPが高い。」[54]と高く評価している。
  • プラナー100mmF2AE(1980年発表) - 5群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • マクロプラナー100mmF2.8AE - 7群7枚。最短撮影距離0.41m(等倍)。アタッチメントはφ67mmねじ込み。Sプラナー100mmF4の後継。ベローズ仕様ではない一般的なヘリカル・マクロ・レンズ仕様で、自動絞りも装備する。前期型は西ドイツ製であったが、後に日本製になった。前期型、後期型共に、絞り値の刻印色入れタイプであり、マクロプラナー60mmF2.8C MM の簡略化とは異なった路線で有る。
  • ゾナー100mmF3.5AE(1982年発売) - 4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。日沖宗弘は「開放からクセがなく素直でシャープな描写。もちろん色再現も良い。CPが高い。」[54]と高く評価している。
  • プラナー135mmF2AE(1975年発売) - 5群5枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ72mmねじ込み。日沖宗弘は「現在の最優秀レンズの一つ」[52]と絶賛している。
  • ゾナー135mmF2.8AE(1975年発売) - 4群5枚。最短撮影距離1.6m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ゾナー180mmF2.8AE(1982年発売) - 5群6枚。近距離補正機構を備え、最短撮影距離1.4m。アタッチメントはφ72mmねじ込み。コンタックスRTSの初期カタログでのみ「オリンピア・ゾナー」と表記されたことがあるが、この時もレンズリストでは単に「ゾナー」であり、以来「ゾナー」に統一されている。日沖宗弘は「カール・ツァイスの傑作の一つ」[52]「180ミリでありながら厚みのある、まろやかさを残した描写、発色も良い」[54]と高く評価している。
  • テレテッサー200mmF3.5AE(1975年発売、1985年生産終了) - 5群6枚。最短撮影距離1.8m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • テレアポテッサー300mmF2.8AE - 限定販売。7群8枚。最短撮影距離3.5m。フィルターはスライド式。
  • テレテッサー300mmF4AE(1975年発売)- 5群5枚。最短撮影距離3.5m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • バリオゾナー40-80mmF3.5AE(1975年発売) - 9群13枚。最短撮影距離1.2m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • バリオゾナー70-210mmF3.5AE - 12群15枚。最短撮影距離1.8(0.3)m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ムターI - 2xのリアテレコンバーター。5群6枚。主レンズの焦点距離を2倍にする。開放F値は2段暗くなる。
  • ムターII - 2xのリアテレコンバーター。超望遠用。4群7枚。主レンズの焦点距離を2倍にする。開放F値は2段暗くなる。
  • ムターIII - 1.4xのリアテレコンバーター。4群6枚。主レンズの焦点距離を1.4倍にする。開放F値は1段暗くなる。

MMレンズ

プログラムAE/シャッター速度優先AEに対応した。最小絞り値が緑色に着色されていることでAEシリーズと区別できる。

  • ディスタゴン18mmF4MM - 9群10枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメント70-86リングを併用しφ86mmねじ込み。
  • ディスタゴン21mmF2.8MM - 13群15枚。最短撮影距離0.22m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • ディスタゴン25mmF2.8MM - 7群8枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。レトロフォーカス型としては歪曲収差が少なく画面周辺まで良好な画質を保つ[47]
  • ディスタゴン28mmF2MM - 8群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.24m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン28mmF2.8MM(1985年発売) - 7群7枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン35mmF1.4MM - 第6枚目第1面を非球面とした8群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。日沖宗弘は「F2.8あたりからかなりの鮮鋭度を発揮し、コントラストもきわめて良好」[50]と高く評価している。
  • ディスタゴン35mmF2.8MM(1985年発売) - 6群6枚。最短撮影距離0.4m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。日沖宗弘は「性能の割に安価。人物描写に意外な実力を発揮する。」[55]と高く評価している。
  • テッサー45mmF2.8MM - 3群4枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ49mmねじ込みまたは49-55リングを併用しφ55mmねじ込み。AEシリーズのテッサー45mmF2.8が製造中止後人気が出たためMMシリーズで再生産された。
  • プラナー50mmF1.4MM(1985年発売) - 6群7枚。最短撮影距離0.45m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー50mmF1.7MM - 通常このクラスの普及レンズは6枚構成であるが、このレンズは6群7枚構成で贅沢な設計。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー55mmF1.2MM(1997年限定発売) - プラナー発明100周年記念で限定販売された。実焦点距離55.5mm。7群8枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ77mmねじ込み。
  • マクロプラナー60mmF2.8C MM - 4群6枚。最短撮影距離0.27m、1/2倍。アタッチメントはφ55mmねじ込み。最大撮影倍率を1/2倍に抑え構造を簡素化し重量がおよそ1/2になった。光学系は変更されていないが、絞り表示は彫り込み色入れタイプではなく、プリント文字である。日本製。
  • プラナー85mmF1.2MM(1992年限定発売) - コンタックス発売60周年の記念で限定販売された。7群8枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離1m。アタッチメントはφ77mmねじ込み。
  • プラナー85mmF1.4MM - 5群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ゾナー85mmF2.8MM(1985年発売) - 4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。日沖宗弘は「開放からクセがなく素直でシャープな描写。もちろん色再現も良い。CPが高い。」[54]と高く評価している。
  • プラナー100mmF2MM - 5群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ゾナー100mmF3.5MM(1985年発売) - 4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。日沖宗弘は「開放からクセがなく素直でシャープな描写。もちろん色再現も良い。CPが高い。」[54]と高く評価している。
  • プラナー135mmF2MM - 5群5枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ72mmねじ込み。日沖宗弘は「現在の最優秀レンズの一つ」[52]と絶賛している。
  • ゾナー135mmF2.8MM(1985年発売) - 4群5枚。最短撮影距離1.6m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ゾナー180mmF2.8MM - 5群6枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離1.4m。アタッチメントはφ72mmねじ込み。日沖宗弘は「180ミリでありながら厚みのある、まろやかさを残した描写、発色も良い」[54]と高く評価している。
  • アポゾナー200mmF2MM - 9群11枚。最短撮影距離1.8m。フィルターは専用差し込み式。
  • テレテッサー200mmF4MM(1985年発売、1992年生産終了) - 5群6枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • テレテッサー300mmF4MM - 5群5枚。最短撮影距離3.5m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • バリオゾナー28-70mmF3.5-4.5MM - 8群9枚。最短撮影距離0.3m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • バリオゾナー28-85mmF3.3-4MM - 13群16枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • バリオゾナー35-70mmF3.4MM - 10群10枚。最短撮影距離0.7(0.25)m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • バリオゾナー35-135mmF3.3-4.5MM - 15群16枚。最短撮影距離1.3(0.26)m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • バリオゾナー80-200mmF4MM - 10群13枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • バリオゾナー100-300mmF4.5-5.6MM - 7群12枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。

AE、MM以外のレンズ

  • PC-ディスタゴン35mmF2.8 - シフト機能を持つ。9群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメントは70-86リングを併用しφ86mmねじ込み。
  • S-プラナー100mmF4(1978年発売) - ベローズ用。4群6枚。アタッチメントはφ55mmねじ込み。アオリ撮影が可能の設計でイメージサークルが広い。だが、当時としては非常に高額、かつ使い勝手や携行性の低さから販売本数は少ない。非常に曇りやすいレンズで、レンズの後群が外れ、クリーニングは容易いので修理は簡単である。6枚角型絞り。西ドイツ製。
  • N-ミロター210mm(1978年発売) - 暗視用反射望遠レンズイメージインテンシファイアーを内蔵し実効F値0.03の特殊レンズ。当時としては非常に高額であり、特殊用途向けの設計から販売本数は極めて少ない。
  • ミロター500mmF4.5(1975年発売) - 反射望遠レンズ。5群5枚。最短撮影距離3.5m。フィルターは専用差し込み式。当時としては非常に高額、かつ使い勝手や携行性の低さから販売本数は少ない。レンズとボディーの間に蛇腹機構があり、ベローズ(蛇腹機構)で合焦させる。
  • ミロター500mmF8 - 反射望遠レンズ。4群6枚。最短撮影距離3.5m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • ミロター1000mmF5.6(1975年発売) - 反射望遠レンズ。5群5枚。最短撮影距離12m。フィルターは専用差し込み式。当時としては非常に高額、かつ使い勝手や携行性の低さから販売本数は少ない。レンズとボディーの間に蛇腹機構があり、ベローズ(蛇腹機構)で合焦させる。

コンタックスNマウントカメラ

口径を広げ、完全電子制御化した新マウントの採用により従来のいわゆるヤシカ・コンタックスマウントとの互換性は放棄している。コンタックス645用のレンズはアダプターを介してNシステムのカメラに使用することが可能である。また、一部のレンズには超音波モーターが採用されており、静かなオートフォーカス駆動と常時マニュアルフォーカスが可能である。

新マウント化の意義は、デジタル時代に向け最高度の光学性能の追求から35mmフルサイズのデジタル素子を採用し、この素子に垂直に入射光を当てるためのものであった[注釈 6]。しかし、そのためレンズは大型化してしまい携行性は大幅に損なわれた。さらにバッテリーの消耗度、オートフォーカス性能など完成度に問題があり、他社に比べ扱い難い機体となってしまった。また他メーカーのような普及型のデジタル機をついにラインナップできず、ズームレンズ主体のレンズラインナップは旧来のユーザーの失望を買い商業的に失敗に終わった。

Nシステムボディ

N1
  • コンタックスN1CONTAX N1 ) - フラッグシップ機。オートフォーカス測距点は5点で作画を重視しファインダーの対角線上に並んでいる。ダイアル操作中心のアナログ的な操作系をしている。最高速1/8000秒のシャッター。秒間最高約3.5コマの連続撮影が可能。合焦位置より前ピン・後ピンの画像も撮影するフォーカスABC機構を搭載。視野率95%。オプションで先頭コマ、およびコマ間に撮影データを記録できるデータバックが用意されていた。
  • コンタックスNXCONTAX NX ) - 普及機。オートフォーカス測距点はN1同様5点。最高速1/4000秒のシャッター。秒間最高2.3コマの連続撮影が可能。視野率93%。フラッシュ内蔵。オプションでデートバックが用意されていた。
  • コンタックスNデジタルCONTAX N DIGITAL ) - 2002年発売。Nシステムを採用したデジタル一眼レフカメラ。600万画素クラスながら35mmフルサイズ相当のCCDを採用しており、コンタックスN1コンタックスNXと同じ画角で撮影することが可能となっている。しかし高価でありながら機能面で他のプロ機よりも見劣りしていたこともあり、それほどの売れ行きを見せなかった。

Nシステム用レンズ

  • プラナーT*50mmF1.4(2001年2月発売) - 京セラ製。フード別売。フィルター径67ミリ。最短撮影距離0.45m。レンズ構成:6群7枚。重量320g。価格68,000円。
  • プラナー85mmF1.4(2002年5月25日発売) - 京セラ製。近距離補正方式を備え8群9枚。
  • テレアポテッサー400mmF4(2002年11月23日発売) - 異常分散ガラスを2枚含む7群8枚。
  • バリオゾナーT*17-35mmF2.8(2002年1月発売) - 京セラ製。フード別売。フィルター径95ミリ。最短撮影距離0.5m。レンズ構成:10群15枚。重量910g。価格250,000円。
  • バリオゾナーT*24-85mmF3.5-4.5(2000年10月発売) - 京セラ製。フード付属。フィルター径82ミリ。最短撮影距離0.5m。レンズ構成:2枚の非球面レンズと2枚の異常分散ガラスを含む12群14枚。重量572g。価格125,000円。
  • バリオゾナーT*28-80mmF3.5-5.6(2001年11月発売) - 京セラ製。フード付属。フィルター径55ミリ。最短撮影距離0.5m(0.25m)。レンズ構成:7群7枚。重量380g。価格65,000円。
  • バリオゾナーT*70-200mmF3.5-4.5(2002年2月発売) - 京セラ製。フード別売。フィルター径67ミリ。最短撮影距離1.0m。レンズ構成:11群14枚。重量634g。価格85,000円。
  • バリオゾナーT*70-300mmF4.5-5.6(2000年10月発売) - 京セラ製。フード別売。フィルター径72ミリ。最短撮影距離1.5m。レンズ構成:特殊低分散ガラス1枚を含む11群16枚。重量1065g。価格175,000円。
  • マクロゾナーT*100mmF2.8(2001年8月発売) - 京セラ製。フード別売。フィルター径72ミリ。最短撮影距離0.32m。レンズ構成:8群12枚。重量960g。価格168,000円。

コンタックス645

コンタックス645

コンタックス645マウントは、アダプターを介することでNシステムとの互換性がある。オートフォーカスを組み込んだシステムであるが、マニュアルフォーカスレンズが1本ある。

645ボディ

  • コンタックス645CONTAX 6451999年発売[56]) - 1998年フォトキナで発表された[57]120フィルムまたは220フィルムを使用し6×4.5cm判。フォーカルプレーンシャッターを採用しており、シャッター速度は最高速1/4000秒、Xシンクロ接点も1/125秒、いずれも中判カメラとしては最速である[57]。マニュアルフォーカス専用のアポマクロプラナー120mmF4を除きレンズには超音波モーターが採用されており、静かなオートフォーカス駆動と常時マニュアルフォーカスが可能である[57]。またコンタックスRTS IIIと同じくRTVシステムを搭載し、オプションのRTVに対応する220フィルム中枠「バキュームインサートMFB−1B」を使用すればフィルムを圧板に吸着させ平面性を保てた[56][57]

645用レンズ

ハッセルブラッドやローライと比較すれば購入しやすい価格のツァイス中判レンズであった[56]。別売の「マウントアダプターNAM-1」を併用することでコンタックスNシステムのボディーにも使用できる。

  • ディスタゴン35mmF3.5 - 8群11枚。最短撮影距離0.5m。アタッチメントはφ95mmねじ込み[58]
  • ディスタゴン45mmF2.8 - 7群9枚。最短撮影距離0.5m。アタッチメントはφ72mmねじ込み[58]
  • ディスタゴン55mmF3.5[56]
  • プラナー80mmF2 - 5群6枚。最短撮影距離0.7m。アタッチメントはφ72mmねじ込み[58]
  • アポマクロプラナー120mmF4 - 5群8枚。マニュアルフォーカス専用。最短撮影距離0.425m。アタッチメントはφ72mmねじ込み[58]
  • ゾナー140mmF2.8 - 5群7枚。最短撮影距離1.3m。アタッチメントはφ72mmねじ込み[58]
  • ゾナー210mmF4 - 4群7枚。最短撮影距離1.4m。アタッチメントはφ72mmねじ込み[58]
  • テレアポテッサー350mmF4[56]
  • バリオゾナー45-90mmF3.5-4.5[56]2002年8月2日発売)
  • ムター1.4x - リアテレコンバーター[56]

コンパクトフィルムカメラ

コンタックスGシリーズ

レンズ交換式オートフォーカスカメラ。

コンタックスTシリーズ

レンズにゾナーを搭載した単焦点コンパクト機シリーズ。高級コンパクトカメラという分野を築いた。名称は「小型の」を意味するTinyに由来する。

T
  • コンタックスTCONTAX T1984年発売[43]) - Tシリーズ初代機、かつヤシカが京セラに吸収されて以後最初の製品[59]135フィルムを使用し24×36mm(ライカ)判。マニュアルフォーカスコンパクトレンジファインダーカメラ。フラットなフロントカバーを前に倒すとレンズが出てくるというギミックが特徴。レンズは4群5枚ゾナー38mmF2.8[43]、距離計連動し最短撮影距離は1m。クオーツ制御の絞り優先AE式電子シャッターでシャッター最高速1/500秒[43]。京セラ、カール・ツァイスポルシェデザインによる共同開発[59]。チタン製ボディが検討されたが、加工技術的に時期尚早として見送られた。専用フラッシュ・T14オートを装着することでフラッシュ撮影可能。電源はSR44×2個またはLR44×2個。製品自体の写真を除きカタログの写真を全てコンタックスTで撮影しレンズの高性能をアピールした。
T2
  • コンタックスT2CONTAX T21990年[46]11月発売) - Tシリーズ2代目、135フィルムを使用し24×36mm(ライカ)判オートフォーカスコンパクトカメラ。高級コンパクトカメラの代表的機種で他社の追随を生んだ。素材・デザイン・機能が有機的に統合された工業製品として長期にわたって好評を博し、コンタックスT3の発売以降も愛用するユーザーは多い。ボディーの素材にはチタンを、ファインダーカバーガラスにはサファイアガラスを、フィルム圧板には京セラのセラミックを新たに採用。レリーズボタンはTと同じく人工多結晶サファイア。レンズは沈胴式で、電源を入れるとチタンのカバーがスライドしてレンズがせり出す。レンズには絞りリング付き。電源ダイヤルはそのままフォーカスダイヤル(オートフォーカス/マニュアルフォーカス)として機能、また、露出補正には独立したダイヤルを採用するなど、操作性に優れる。レンズはゾナー38mmF2.8[38]、最短撮影距離は0.7mに短縮された。最高シャッター速度1/500秒。AE絞り優先、及びプログラムモード。当時の定価120,000円。電源は本体CR123A×1個、デート用にCR2025×1個。
    • コンタックスT2チタンブラック1991年10月発売)
    • コンタックスT2チタンゴールド(1991年10月発売)
    • コンタックスT2ゴールド1992年3月発売) - コンタックス発売60周年記念モデル。ウォールナットの収納箱と本革牛革ケースが付属した。国内2000台、海外4000台限定。ボディ表面は強度向上のため窒化処理してある。上下カバーが金イオンプレーティングしてあり、それ以外の箇所は黒。
    • コンタックスT2プラチナ1992年3月発売) - ウォールナットの収納箱と本革牛革ケースが付属した。ボディ表面はプラチナコーティング処理してある。グリップ部はオストリッチを使用している。受注限定生産され定価240,000円。
    • コンタックスT2ブラック1998年発売) - 通常モデルの生産終了後に、2000台限定で生産された。
T3
  • コンタックスTixCONTAX Tix 、1997年10月発売) - シリーズ唯一のAPSカメラ。コンタックスブランドのフィルムカメラではボディサイズ最小。最短撮影距離、シャッター機構、大きさ、デザインなどの面でコンタックスT3の前身となった。コンタックスT3コンタックスTVS IIIに搭載されたダブルビトウィーンシャッター機構を初めて採用した機種で、レンズシャッター機では異例の最高速1/1000秒を実現している。ゾナー28mmF2.8を搭載、ライカ判換算で35mmの画角となる。定価120,000円(税別)。
  • コンタックスT3CONTAX T32001年3月発売) - Tシリーズ3代目。コンタックスブランドのコンパクトカメラ最後の機種となった。135フィルムを使用し24×36mm(ライカ)判。シリーズの高い描写性能はそのままに、コンタックスT2よりも小型化が図られている。当時の定価98,000円。レンズ画角を38mmからゾナー35mmF2.8に変更、最短撮影距離は0.35mに短縮、またその描写は鮮やかでコントラストが高いと評される。本体はオートフォーカスでの使用感を向上させた一方、露出補正やマニュアルフォーカスの操作はボタンの併用となった分、煩雑となった。シャッター最高速は1/1200秒に向上。
Tix

コンタックスTVSシリーズ

バリオゾナーレンズを搭載したズームコンパクト機シリーズ。

  • コンタックスTVSCONTAX TVS1993年9月発売) - バリオゾナー28-56mmF3.5-6.5を搭載したオートフォーカスコンパクトカメラ。チタンボディ、多結晶サファイヤのレリーズボタン、サファイヤガラスのファインダー、セラミックのフィルム圧板等、コンタックスT2と同様の素材を使っている。パララックスは、液晶画面をインポーズして補正しているためファインダーは暗めとなり、液晶のため若干黄色みがかった色合いになっている。コンパクトカメラではあるが、専用フィルターや専用フード、専用フード装着時のメタルレンズキャップ等のオプションが豊富に用意されていた。
  • コンタックスTVS IICONTAX TVS II1997年12月発売) - コンタックスTVSのマイナーチェンジ版。TVSとの違いは液晶を取り去りファインダーを明るくし、ズーム操作はレバー式からレンズ周囲のリングを回す方式に変更、パノラマ機能を廃止、収納時のレンズ保護用バリアーが内蔵された。
  • コンタックスTVS IIICONTAX TVS III1999年11月発売) - 仕様が一新された。オートフォーカスは5点のマルチ測距が可能になった。初代コンタックスTに倣ったフラットフロントカバーを電動式で開閉する仕様。電動式ズームは30mm・38mm・45mm・50mm・60mmの五段ステップになり、ボタン式の絞り設定やフィルター・フードの装着が不可になる等コンタックスTVSコンタックスTVS IIと比較して使い勝手が低下した部分もある。搭載レンズはバリオゾナー30-60mmF3.7-6.7。

コンパクトデジタルカメラ

  • コンタックスTVSデジタル - コンタックスT3とほぼ同じサイズ、デザインを実現しながらも3倍ズームレンズを搭載したコンパクト機。ツァイスレンズならではのシャープかつハイコントラストな描写を記録できる。カメラの高級感を体感できる「モノ」としても数少ないデジタルカメラでもある。
  • コンタックスSL300RCONTAX SL300R ) - FinecamブランドのSL300Rをベースに、T*レンズ、小型レンズフード、シボ革仕立ての外装を盛り込んだカメラ。単に外装を替えただけでなく、T*レンズを活かすように画像処理エンジンにも改良が加えられている。SL300R同様秒間3コマ連写にも対応可能。
  • コンタックスU4RCONTAX U4R ) - FinecamブランドのSL400Rをベースに外装、レンズ、画像処理エンジンを改めたカメラ。
  • コンタックスi4RCONTAX i4R ) - 香水瓶のような形状、サイズでアクセサリーとしても存在感がある。レンズは単焦点のテッサー6.5mmF2.8。京セラコンタックスとしての最終機種。

  1. ^ もし紛失した場合、購入した中古に付属しない場合は、フィルム冒頭部のカットは必要になるが、DPE店で廃棄されている現代パトローネを分解すれば中に存在する巻戻スプールを若干小改造することで代用できる。
  2. ^ 電気露出計内蔵カメラとして戦前の二眼レフカメラコンタフレックスに続きわずか1年遅れ、世界で2番目の採用であったことに留意する必要がある。
  3. ^ 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.032、写真説明には1978とあるが誤植。
  4. ^ 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.032、写真説明には1979とあるが誤植。
  5. ^ マミヤシックスではフィルム面の平面性について指摘があるが、AXはフィルム軸ごと移動するためその点は解決されている。
  6. ^ デジタル素子は斜めからの入射に対応した構造ではなく、斜め入射はそのまま画質低下をもたらす。銀塩からのレンズマウントの場合、撮影素子全面に入射光を垂直に当てることは難しい。銀塩時代では斜めの入射もさしたる問題ではなく、設計時点でデジタル時代程の考慮はそもそも払われていない。従って銀塩からマウントを引き継ぎデジタル化したシステムは、厳密にはこの問題には対応しきっていないのが現状である(普通に撮影する範囲では目に付く弊害ではなく各社半ば無視した感がある)。フォーサーズ・システムも参照。
  1. ^ 『クラシックカメラ専科No.12、ミノルタカメラのすべて』p.132。
  2. ^ CONTAX製品の補修サービス終了のお知らせ 2015年5月1日 9:01:12 - KYOCERA | カメラ·デジタルカメラ
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.022。
  4. ^ 『クラシックカメラ専科No.4、名機の系譜』p.12。
  5. ^ a b c 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.009。
  6. ^ 『クラシックカメラ専科No.12、ミノルタカメラのすべて』p.137。
  7. ^ a b 『クラシックカメラ専科』p.101。
  8. ^ 『クラシックカメラ専科No.12、ミノルタカメラのすべて』p.139。
  9. ^ a b 『クラシックカメラ専科No.12、ミノルタカメラのすべて』p.140。
  10. ^ a b c d 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.023。
  11. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.12、ミノルタカメラのすべて』p.141。
  12. ^ a b 『クラシックカメラ専科No.4、名機の系譜』p.14。
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  16. ^ a b 『クラシックカメラ専科No.4、名機の系譜』p.13。
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  22. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb 『クラシックカメラ専科No.4、名機の系譜』p.15。
  23. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.12、ミノルタカメラのすべて』p.129。
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  25. ^ 『ドイツカメラのスタイリング』p.37。
  26. ^ クラシックカメラ専科No.29『モダンクラシック』p.114。
  27. ^ a b c d e f 『クラシックカメラ専科No.29、モダンクラシック』p.112。
  28. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.24、バルナック型ライカ図鑑』p.80。
  29. ^ a b 『クラシックカメラ専科No.3、戦後国産カメラの歩み』p.154。
  30. ^ 『ツァイス・イコン物語』p.169。
  31. ^ 『クラシックカメラ専科No.11、コレクターズ情報満載』p.162。
  32. ^ 『レンジファインダーニコンのすべて』p.109。
  33. ^ 『レンジファインダーニコンのすべて』p.107。
  34. ^ 『レンジファインダーニコンのすべて』p.112。
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  36. ^ 『レンジファインダーニコンのすべて』p.114。
  37. ^ a b c d e f g h i j k 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.032。
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  40. ^ - 今日の必ずトクする一言 , 2004年5月26日
  41. ^ a b 『カール・ツァイス創業・分断・統合の歴史』p.219。
  42. ^ a b c d e f g h i j k l 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.033。
  43. ^ a b c d e 『カール・ツァイス創業・分断・統合の歴史』p.220。
  44. ^ a b 『カール・ツァイス創業・分断・統合の歴史』p.229。
  45. ^ a b c d e f g h i j k l 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.034。
  46. ^ a b 『カール・ツァイス創業・分断・統合の歴史』p.233。
  47. ^ a b c d e f g h i 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.035。
  48. ^ 『アサヒカメラ』第81巻第1号(1996年1月号通巻819号)小倉磐夫「1996年のカメラ技術」p.173 より「最後に残った非AFのブランドであるコンタックスがいよいよAF化されるという噂がある。じつは噂ではなく、現実にコンタックスAF化のプロジェクトが進行していることはかなり以前から、関係者がほとんど認めていたことでもあり、時間の問題であったともいえる。(改段落)いままでのコンタックスレンズに手を触れずにAF化するために、昔のマミヤ6のようにバックフォーカシングを行うのではという推測をする向きがあるというが、現時点の一眼レフでそういう可能性のないことは、ちょっと考えれば明らかである。」
  49. ^ a b 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.036。
  50. ^ a b 『プロ並みに撮る写真術I』p.195。
  51. ^ 『プロ並みに撮る写真術I』p.206。
  52. ^ a b c d 『プロ並みに撮る写真術I』p.196。
  53. ^ a b 『季刊クラシックカメラNo.5ツァイス』p.038。
  54. ^ a b c d e f 『プロ並みに撮る写真術II』p.199。
  55. ^ 『プロ並みに撮る写真術I』p.206。
  56. ^ a b c d e f g 『中判645カメラ完全攻略マニュアル』p.116。
  57. ^ a b c d 『プロフェッショナル中判カメラ』p.36。
  58. ^ a b c d e f 『プロフェッショナル中判カメラ』p.129。
  59. ^ a b 『カール・ツァイス創業・分断・統合の歴史』p.225。


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