コロン (記号) 版組み

コロン (記号)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 18:04 UTC 版)

版組み

大文字・小文字

アルファベットを使い文頭を大文字で始める言語では、コロンの後を大文字で始めるか小文字で始めるかが問題になる。

イギリスヨーロッパ大陸の大半では小文字、アメリカ合衆国では大文字で始めることが多い。アメリカの The Chicago Manual of Style は、コロンの後に直接引用句または複数の文が続くときに大文字で始めるとしている。

スペース

欧文では、伝統的に、コロンの前に狭いスペース、後に広いスペースが入れられてきた。フランス語では現在もこのスタイルだが、現在の英語では、コロンの前のスペースは入れず、後にのみ入れる。

日本語の横書き版組みでは、コロンを半角とし、その前後に4分角(14角)ずつのスペースを入れ、合わせて全角とする。等幅フォントでは、これら前後のスペースを含めた全角分のグリフが全角コロンにデザインされている。

天地方向(横組み)の位置の調整

iOSでは「12:34」のように時刻と見做される文字列を入力すると、コロンの天地位置が数字とズレて見えないよう自動調整される。コロンの後の数字を削除すると元通り下がる。


  1. ^ Oxford English Dictionary, 1st ed. "colon, n.²" Oxford University Press (Oxford), 1891.
  2. ^ Nicolas, Nick (2005年). “Greek Unicode Issues: Punctuation”. 2014年10月7日閲覧。
  3. ^ John Bullokar An English expositor (1616) でコロンを "A marke of a sentence not fully ended which is made with two prickes." と定義している
  4. ^ John Mason (1706–1763) An Essay on Elocution (1748) "A Comma Stops the Voice while we may privately tell one, a Semi Colon two; a Colon three: and a Period four."
  5. ^ Extreme Type Terminology Part 4: Numerals and Punctuation”. I Love Typography (2008年4月25日). 2014年11月28日閲覧。
  6. ^ The Secret History of Typography in the Oxford English Dictionary”. The Bygone Bureau (2010年1月20日). 2014年11月28日閲覧。
  7. ^ The Colon”. University of Sussex. 2014年11月28日閲覧。





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