コマンドー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 10:19 UTC 版)
登場武器
- 拳銃
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- コルト・コンバットコマンダー - カービー将軍が所持。実際に使う場面はない。山荘を訪れた際には、背後から忍び寄ったメイトリックスに抜き取られる。右腰に装着しているホルスターはビアンキ社のUM84。9mm口径のベレッタ92F用で、カービー将軍の45口径のコンバットコマンダー用では無い。その為かフラップが外されており、メイトリックスに抜き取られた後、ホルスターに納めるシーンでも、トリガーガードがはみ出ている様子がうかがえる。
- ベレッタ 92SB - メイトリックスが自宅の武器庫から持ち出す。発砲なし。当初はズボンの腹側に差し込むが、ディアズと対峙するシーンではベルトバックルに挟むかたちに変わっている。
- キャプチャー・ピストル - ベネットがメイトリックスに麻酔弾を撃ち込むのに使用。もともとは動物の捕獲用で、炭酸ガスでシリンジダーツを発射する近距離投射器である。
- ASP - ショッピングモールでの銃撃戦およびカーチェイス時にサリーが使用。S&W M39のカスタム品。
- S&W M60 - ショッピングモールでサリーと接触して、偽造パスポートを売り渡した男が使用。
- S&W M10 - ショッピングモールでシンディに突き倒される警察官が所持。
- S&W M67 - クックがモーテルでメイトリックスと格闘の際に発砲。
- デザートイーグル - 敵地での戦闘にメイトリックスが使用。.357マグナム口径のニッケルフィニッシュ仕様。
- M1911 - 敵兵の指揮官クラスが携帯している。全弾を撃ち尽くしていったん遊底が開いたのにもかかわらず、直後のカットでは遊底が閉じられ、撃鉄も倒されているシーンがある。
- デトニクス スコアマスター - ベネットが携行し、メイトリックスに発砲する。
- 短機関銃
- 散弾銃
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- フランキ・スパス12 - メイトリックスが自宅の武器庫に保有し、敵兵も携行しているが、いずれも発砲なし。
- モスバーグM500AT - 軍放出品店に駆け付けた警察官2名がメイトリックスに突き付けるが、こちらも発砲なし。
- レミントンM870 - バレル下にLPC(現・シュアファイア)社製レーザーサイトを装着している。敵地での戦闘にメイトリックスが使用し、アリアス元大統領を仕留める際にも使用する。また、軍放出品店でメイトリックスが逮捕された際、店の外に立つ警察官たちもM870を所持。
- 自動小銃
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- H&K G3A3 - メイトリックスが自宅の武器庫から持ち出す。※厳密には市販向けセミオートモデルであるHK91。
- AR-15系統の小銃 - 敵味方の双方が使用。山荘の襲撃者たちを追ったメイトリックスに突き付けられるM16は、最初はMGC製のトイガンだが、続くカットでは実銃ベースのプロップガンに入れ替わっており、フラッシュハイダーの形状が異なっている。終盤、メイトリックスも敵兵が使用していたものを奪って使用し、アリアス元大統領に向かって片手でフルオート発射するが、その際カットによってM16とM16A1とが入れ替わっている。また、カービー将軍に同行するアメリカ陸軍兵士、バル・ベルデ国際空港を警備する政府軍兵士も携行。登場するのは民間向けのSP-1モデルのほか、A2のハンドガードを被せたM16・M16A1・CAR-15である。
- AKM - 敵兵が使用。敵兵は東側と西側双方のアサルトライフルを使用している。
- ミニ14GB - 敵兵が使用。射撃シーンでは本銃をセミオートで速射し、フルオート射撃の音声を加えている。
- ステアーAUG - アリアス元大統領が使用。
- 機関銃
- ロケットランチャー
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- M202A1 FLASH - 軍放出品店でメイトリックスが入手する武器のひとつ。シンディが逮捕されたメイトリックスを救うため、警察の護送車に向けて2発使用(1発は間違って後ろに発射)。残る2発はメイトリックスが敵地での車両破壊、門爆破に使用。本編中での出番は少ないが、M202を構えるメイトリックスの勇姿が宣伝ポスターに採用され、本作を象徴する武器となった。本来の弾体は焼夷弾だが、作中では榴弾を発射するように描写されている。
- 手榴弾
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- M67破片手榴弾 - 敵味方の双方が使用。作中、アリアスの私兵達がメイトリックスに唯一ダメージを与えられた。
- 地雷
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- M18 クレイモア対人地雷 - 敵地での建物破壊に使用。実際は建物を吹き飛ばすほどの威力はないうえ、建物外に仕掛けたにもかかわらず、建物は内部から大爆発を起こして吹き飛ぶ。『コマンドーR』でも同様に建物の破壊に使われるが、その際は、燃料タンクや爆発物に仕掛けて爆発させる。
- ナイフ
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- スペツナズ・ナイフ - 敵地への潜入シーンで使用。
- ライフサポートシステム - カスタムナイフメーカー、ジャック・W・クレインの手による製作。
- その他
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- M116 75mm榴弾砲 - アリアス一味がクーデターに備えて倉庫に隠匿していた。
- M7自走砲 - M116榴弾砲と同様にアリアス一味が隠匿。
- UH-1 - アメリカ陸軍が使用。終盤アリアスの基地のある孤島に兵士達を輸送するのに使用。
注釈
- ^ 1979年の『サボテンジャック』は西部劇であり、1982年の『コナン・ザ・グレート』はファンタジー映画である。
- ^ ジェニーとの会話で"When I was a boy and rock'n'roll came to East Germany(子供のころ、東ドイツにロックンロールが入ってきた)"と発言する。該当個所はテレビ朝日版吹替においては「西ドイツ」に誤訳されている。
- ^ 実際にアリアス一味は用が済んだら始末することを考えていた。
- ^ 原語版では"Until the next time"、字幕版では「また会えるさ」、TBS版吹き替えでは「また次があるさ」、テレビ朝日版及び吹替の帝王版吹き替えでは「また会おう、メイトリックス」。
- ^ 字幕版では「断る」、TBS版吹き替えでは「もうお断りだ」、テレビ朝日版及び吹替の帝王版吹き替えでは「もう会うことはないでしょう」。
- ^ 字幕版では「アリウス」。
- ^ 原語版およびTBS版吹き替えでは当初は10万ドルで依頼されたが、メイトリックスを巻き込むと聞いた瞬間ただでいいと答えたとされ、テレビ朝日版及び吹替の帝王版吹き替えでは10万ドル前払いしてもらったが、「メイトリックスを殺せるならタダ働きでもいい」とも述べている。
- ^ この際、鉄パイプから蒸気が噴き出し、メイトリックスはそれに対し"Let off some steam, Bennett!(鬱憤を晴らせ、ベネット)"という蒸気(steam)とかけた台詞を発する。字幕版では「蒸気抜きをしろ」、TBS版吹き替えでは「これで腐ったガスも抜けるだろう」、テレビ朝日版吹き替えでは蒸気に触れず「地獄に落ちろ、ベネット」、吹替の帝王版吹き替えでは「毒気を抜いてあの世へ行け」と訳されている。
- ^ 字幕版では「嘘だよ」、TBS版吹き替えでは「ありゃ嘘だ」、テレビ朝日版吹き替え、吹替の帝王版吹き替えでは「あれは嘘だ」。
- ^ モーテルでの戦闘で自分は元グリーンベレーだというクックに対し、メイトリックスは"I eat green berets for breakfast, and right now I'm VERY HUNGRY(「グリーンベレーは朝食に食べている。ちょうど腹ぺこだ」)"というクック(Cooke)と料理する(cook)をかけた言葉遊びをこめた台詞を発する。字幕版では「朝飯前にちょうどいい」、TBS版吹き替えでは「グリーンベレーは俺の大好物、晩飯にいいぜ。腹も減ってるしな」、テレビ朝日版吹き替えでは言葉遊びに触れず「試してみるか? 俺だって元コマンドーだ」、吹替の帝王版吹き替えでは「グリーンベレーなんて朝飯に食ってたぜ。ちょうど腹が、減ってたところだ」と訳されている。
- ^ この場面ではディアズの問いかけ"right?"(いいか?)に対してメイトリックスが対義語の"wrong!"(よくない!)と答えて射殺する。文脈としては「断る」といった意味で、字幕版では「なめるな」、TBS版の吹き替えでは「いいな?」に対し「いやだ」と訳されているが、テレビ朝日版および吹替の帝王版では、ディアズの「OK?」に対し「OK!」というジョークじみた応答となっている。
- ^ 字幕版やTBS版の吹き替えでは「エンリケ」。
- ^ その時メイトリックスは、「死ぬほど疲れているから起こさないでくれ」という趣旨を客室乗務員に告げる
- ^ "your little piss-ant soldiers...trying to talk tough.(「大口を叩きたがる腑抜けの兵士」)"、"Your soldiers are nothing.(「兵士でも何でもありませんな」)"、TBS版吹き替えでは「口だけはいっちょ前なひよっこ兵士」、「使い物にならん」、テレビ朝日版及び吹替の帝王版では「口だけは達者なトーシロ」、「ただのカカシ」と訳されている。
- ^ 直前では1999年12月28日、TBSの深夜枠でも放映がなされた(TBS版吹替)
- ^ クレジットでは誤ってテレビ朝日版の声優が表記されていた。
- ^ 玄田哲章吹替【完声版】初の無料テレビ放送。
- ^ 玄田哲章吹替【完声版】アーノルド・シュワルツェネッガー誕生月記念。
- ^ 玄田哲章吹替【完声版】、マイナビオールスターゲーム2018(第2戦)の放送延長により、21:30からの繰り下げ放送となった。
出典
- ^ “Movie Commando”. The Numbers. 2010年1月28日閲覧。
- ^ a b “Commando (1985)”. Box Office Mojo. 2010年1月4日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)450頁。
- ^ “『コマンドー』テレ朝吹替版ロードショー決定!名セリフがスクリーンに復活!”. シネマトゥデイ. シネマトゥデイ (2019年9月20日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ ““来いよベネット”名セリフ連発! 『コマンドー』4K吹き替え版、玄田哲章の新録ナレ予告公開”. クランクイン!. ハリウッドチャンネル (2019年11月8日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ “コマンドー熱再び! 明日「オレたちのコマンドー祭2019」開催 筋肉応援上映は完売”. クランクイン!. ハリウッドチャンネル (2019年11月28日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ “危険でエロティックな筋肉と、禁止された同性愛『コマンドー』”. wezzy (2020年7月10日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ 『コマンドー〈日本語吹替完全版〉』解説書、2頁。
- ^ “シュワルツェネッガー主演映画『コマンドー』のリメイク、ジョエル・シルヴァー が製作か?”. シネマトゥディ (2009年11月27日). 2012年5月13日閲覧。
- ^ “なぜかネットで大人気の映画『コマンドー』の秘密に迫る! 「筋肉モリモリ、マッチョマンの変態だ」”. ガジェット通信 (2012年6月28日). 2012年12月22日閲覧。
- ^ “シュワルツェネッガー主演「コマンドー」リメイクへ”. 映画.com (2010年4月30日). 2014年10月9日閲覧。
- ^ “シュワちゃん主演『コマンドー』のリメイク企画が頓挫”. シネマトゥデイ (2014年7月4日). 2014年10月9日閲覧。
固有名詞の分類
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