ゲゲゲの鬼太郎 (テレビアニメ第3シリーズ) ゲゲゲの鬼太郎 (テレビアニメ第3シリーズ)の概要

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ゲゲゲの鬼太郎 (テレビアニメ第3シリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 00:46 UTC 版)

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ゲゲゲの鬼太郎
ジャンル ホラー妖怪バトル少年向けアニメ
アニメ:第3シリーズ (80's)
原作 水木しげる
シリーズディレクター 葛西治芝田浩樹
脚本 星山博之
キャラクターデザイン 兼森義則
音楽 川崎真弘(From 竜童組
アニメーション制作 東映動画
製作 フジテレビ読売広告社東映
放送局 フジテレビほか
放送期間 1985年10月12日 - 1988年2月6日
話数 全108話
アニメ:(地獄編)
原作 水木しげる
シリーズディレクター 葛西治・芝田浩樹
脚本 武上純希大橋志吉
キャラクターデザイン 兼森義則
音楽 川崎真弘(From 竜童組)
アニメーション制作 東映動画
製作 フジテレビ、読売広告社、東映
放送局 フジテレビほか
放送期間 1988年2月8日 - 3月21日
話数 全7話
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

概要

「現代社会に生きる妖怪」「人と妖怪の共存共栄」にポイントが置かれている。妖怪も悪役というより、近代化で住処を追われたり、人間やねずみ男に利用されて騒ぎを起こす例が増え、勧善懲悪な展開より人間との融和路線が多くなっているのが特徴で、和解した妖怪が後の戦いで鬼太郎側に就く例も多い。制作話数が多いため、第2シリーズ同様他の水木作品を基にしたエピソードも存在するが、大幅なアレンジを加えているため雰囲気は異なる。今作から目玉おやじの田の中勇以外のレギュラー声優陣を一新[注 1]、以降のシリーズでもそれが受け継がれていく。なお、後のシリーズでは引き継がれたキャストもいる。また、本シリーズより読売広告社が制作に参加した。

また、橋渡し的な役割としてレギュラーに人間の少女・天童ユメコを追加しているほか[1]、鬼太郎のキャラクターもよりヒーロー的な性格を盛り込んだ人間的でポジティブなものとなっている。武器も「指鉄砲」や「リモコン手」など生体的描写の強いものは登場せず、代わりに万能アイテム「妖怪オカリナ」を登場させた(妖怪オカリナは第4シリーズにも引き継がれた)。鬼太郎ファミリーの完全確立や、それまでは第1シリーズで一度だけ登場したぬらりひょんが宿敵として一味を率いる設定は、月曜ドラマランド版から引き継がれ、本作品より定番の設定となった。 また、現在まで他の鬼太郎アニメシリーズと異なる特徴が、チャンチャンコのカラーパターンである。チャンチャンコは原作・カラーイラスト、他の映像化作品等はいずれも肩部から順に【黒・黄・黒・黄・黒】の5層なのに対し、本作のみ【黄・黒・黄・黒・黄】と逆の配列になっている。この変更の理由は、現在までいずれの書籍等で解説されたことはない。 鬼太郎とねずみ男の2名は全話登場。目玉おやじはほとんど毎回登場したが、第1シリーズ同様に原作の「幽霊電車」をベースにした第6話だけ例外的に未登場となっている。ねずみ男は本作では鬼太郎と並ぶもう一人の主人公的に鬼太郎と対を成して話に関わる事が多くなった。前作でレギュラーヒロインとなったネコ娘も続投しているが、メインヒロインとしての出番はユメコの方が多く、未登場の回も多い。第1・第2シリーズ同様に殆どの事件は各話毎に解決し、宿敵としてのぬらりひょん一味が絡むことも多いが、通常は無関係な単発の話が進行する。本作でも原作での「大海獣」と「妖怪獣」のエピソードは前・後編となった。

融和路線ということで、アニメとしてダイナミズムが薄いエピソードもやや多いが、合間にインパクトある旧来の勧善懲悪物語を挟むなどの構成の妙や、当時の東映動画のスタッフによるダイナミックなアクション描写、子ども好みのコミカルなシーンや描写の挿入、毎回のゲスト妖怪に当時第一線のベテラン声優を投入する等を行い、人気作となった。また本作から妖怪登場時に名前がテロップ表示されるようになった。本シリーズでは妖怪が出るアニメとしては珍しく、恐竜が登場する話もある。

歴代作品中屈指の人気作となり、最高視聴率は歴代の作品でトップである。1986年3月22日放送の29.6%が最高。ただし、放送開始の翌年に出たムック(講談社刊)掲載の水木しげるのインタビューでは「今回(第3シリーズ)は4本に1本は私でさえビックリするほど面白く原作をアレンジされてますが、2本は少し首をかしげる部分があり、1本ははっきり言って改悪です」と述べており、原作者としては一定の評価をしつつも演出や脚本に疑問も感じていて、「テーマは二の次で、とにかく面白くすることを考えながら作ってください。それが大事です。人気が出たからと油断してれば必ず落とし穴が待ってます。皆さんで真剣に面白くしようと考えて作れば、必ず良いものが生まれます」と忠告と提案もしている。このインタビューによると、水木が最も気に入ったのは第8話「だるま妖怪相談所」とのこと[2]。なお、後半の方に登場するシーサーは、水木の母親が沖縄旅行をきっかけに考案したキャラクターが元になっている。

2007年9月19日からレンタルDVDが毎月2本(1巻4 - 5話収録)リリースされている。

2010年3月から2011年4月まで、CS放送の東映チャンネルで1回2話ずつ放送されていた。

当シリーズが放送されていたフジテレビの土曜日18時台後半は1年前の『よろしくメカドック』からローカルセールス枠に降格されており、これは2019年現在でも不変である。また当時は民放テレビ局が少なく、当時2・3局しかない地域ではクロスネットの関係から、他系列の番組をこの時間帯に放送することが多かったため、同時ネットされた系列局は少なかった。

1986年4月26日から1987年9月5日にかけての放送休止9回は、いずれもプロ野球中継によるもの。1987年9月12日・9月19日・11月28日・12月5日は過去回の再放送のため、1988年1月2日は新春特番のため休止になっている。

次回予告は鬼太郎によるナレーションで、決め台詞は「扉の向こうで何かが起こる」。1986年6月から8月にかけての夏の放送期間は、公開される劇場版に併せて挿入歌「鬼太郎音頭」のメロディがBGMとして使用された。

キャスト




注釈

  1. ^ 例外として、今作は子泣き爺のみ過去のシリーズでも同役で準レギュラー的に出演経験のある永井一郎が、正式にレギュラーで担当となった。
  2. ^ 原則的には「呼子」表記だが、設定資料では「山彦(やまびこ)」とも表記されている。
  3. ^ 他に中野聖子も代役で担当している。
  4. ^ 他に柴田由美子も代役で担当している。
  5. ^ 大竹は第1・第2シリーズでも多数の役でゲスト出演をしており、特に本作は一番最多出演のゲスト声優となった。
  6. ^ 向井はマリリン・モンロー出演映画の日本語吹き替え版での専属的な担当で、本作では明言されていないが吸血鬼ピーの妻兼側近のモンローは、原作と第2シリーズでも「マリリン・モンロー当人の血を吸った際にそっくりになった」と設定されている。
  7. ^ 第4話初登場時のみ千葉耕市が演じた。劇場版第1作の再登場から青野が担当となり、テレビシリーズは第16話より出演している。
  8. ^ 雪國」がヒットするのは翌1986年。
  9. ^ 最初はねずみ男が出てくるが、すぐに一反木綿に替えられた。
  10. ^ ただし、番組終了後は通常と変わらない。
  11. ^ 1987年3月まではテレビ朝日系列とのクロスネット局。
  12. ^ 現・NST新潟総合テレビ。
  13. ^ 現・IBC岩手放送。
  14. ^ 本来の時間帯では自社制作の報道番組『'85→'86報道特集 今・燃える時代』→『土曜ニュースマガジン』を放送していた[8]
  15. ^ 1987年9月まではフジテレビ系列とのクロスネット局。
  16. ^ 現・テレビ愛媛。

出典

  1. ^ ゲゲゲの鬼太郎(第3シリーズ)【連日】”. ゲゲゲの鬼太郎(第3シリーズ)【連日】 || ファミリー劇場. 2019年12月27日閲覧。
  2. ^ 『テレビマガジンデラックス 26 ゲゲゲの鬼太郎』(講談社)、1986年、82頁。ISBN 4061724762
  3. ^ 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1988年1月号、学研、 79 - 81頁。
  4. ^ a b 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1986年6月号、学研、 58頁。
  5. ^ a b c 「全国縦断放映リスト」『アニメージュ』1987年10月号、徳間書店、 110頁。
  6. ^ 『福島民報』1985年11月16日 - 12月28日付朝刊、テレビ欄。
  7. ^ a b c 「テレビ局ネットワーク」『アニメディア』1986年6月号、学研、 59頁。
  8. ^ 山陽新聞』、1986年8月23日、20ページ、1987年8月22日、22ページ、各テレビ欄
  9. ^ a b 「テレビ局ネットーワーク」『アニメディア』1986年6月号、学研、 60頁。
  10. ^ 下野新聞 縮刷版下野新聞社、1988年12月31日付ラジオ・テレビ欄。 


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