グーグル八分 グーグル八分が行なわれる基準

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グーグル八分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 04:38 UTC 版)

グーグル八分が行なわれる基準

Googleによれば「どのページを検索結果に表示しないかという判断基準は、Googleではなく法にある」という[22]

グーグル八分発見システム「∞Eyes」

2007年、情報処理推進機構が主催する未踏ソフトウェア創造事業(2007年第2期)にて採択されたプロジェクトの中に、「グーグル八分発見システム」が含まれている[23][24]。本システムの開発者は「悪徳商法?マニアックス」の管理者であることが明らかにされた[25]

同ソフトウェアは他のサーチエンジンとGoogleの検索結果を比較し、その差から具体的にどのサイトがグーグル八分を受けていることを発見するシステムであるとされる[26]

他の検索エンジンにおける検閲

Googleと並ぶインターネット検索サービス会社であるYahoo!に対して、グーグル八分ならぬ「Yahoo!八分」という言葉が一部で使われているが、そのような「Yahoo!八分」についてはその実例が確認されていない[8]MSNもMicrosoftは検閲を実施しないと明言している[27]

ただし、中国においては、国境なき記者団が主要検索サイトの検閲の実態を2006年6月15日に調査したところ、Google、Yahoo!、MSNはすべて共産党政府に都合の良い検閲を行っていることが明らかになったという[27]

MSNは自社のブログサービスMSN Spaceのブログコンテンツについて、アメリカ政府からの法律違反を指摘され、かつ法的拘束力があった場合、またはMSNの利用規約に反している場合は、そのブログコンテンツへのアクセスを遮断する方針であることを、2006年1月31日に発表している。ただしアクセス遮断は国ごとの対応であるとされる。また法律違反からアクセスを遮断する場合はユーザへの説明責任を果たすとしている[28]

各社の判断による検閲

MSNの「MSNモバイルサーチ」は2004年11月6日にガイドラインを改定し、インターネットを介して起こる昨今の社会問題に配慮し、検索結果から自殺サイト等7つの分類の反社会的サイトの表示をしないと発表した[29]

アダルトサイト

MSNでは、Googleと同様にアダルトサイトへのフィルタリングがなされている[29]

検索エンジンにおける検閲を回避する方法

検索エンジンによる検索結果から特定情報が排除される状態を回避するためには、1つの検索エンジンのみの検索結果に頼ることなく複数の検索エンジンで検索して内容を比較する必要がある。

グーグル八分を発見する∞Eyesを利用したり、複数の検索エンジンの検索結果を表示するメタ検索エンジンを利用して検索結果を比較対照する事である程度回避できるようになる。小規模な範囲の検索なら検索エンジンを自作し、独自の検索データベースを構築する事も可能。インターネット全体を対象にした大規模な検索を行う時にはPeer to Peer通信で分散コンピューティングを行う事で簡便に検索をする事が出来るen:Distributed search engineを利用するen:InfraSearchOpencolaen:FAROOen:YaCyなどの検索エンジンがある。




  1. ^ a b c ポリシーと方針: Google と検閲[リンク切れ]
  2. ^ a b “Google村上社長“Google八分”を語る”. ITpro. (2006年6月30日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060630/242220/ 2009年5月22日閲覧。 
  3. ^ 自分が見たいウェブサイトの探し方、「インターネット上で検索」が9割”. Japan.Internet.com (2003年2月17日). 2009年5月22日閲覧。
  4. ^ a b インターネット白書2007 ISBN 978-4-8443-2410-2 P71
  5. ^ a b c 吉本敏洋 『グーグル八分とは何か』 九天社、2006年。
  6. ^ “「グーグル八分」を助長する?「情報大航海プロジェクト」で感じた不安”. オリジナルの2008年5月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080511061811/http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000002170 
  7. ^ “Yahoo!がGoogleより人気の日本、なぜと頭をひねる”. @IT. (2006年6月14日). http://www.atmarkit.co.jp/news/200606/14/yahoo.html 2009年5月22日閲覧。 
  8. ^ a b c “【気になるトレンド用語】ネットから存在が消える!?みんなが恐れる"グーグル八分"とは?”. ITライフハック (livedoorニュース). (2007年5月22日). http://news.livedoor.com/article/detail/3170793/ 2009年5月22日閲覧。 
  9. ^ “CEATEC JAPAN 2006:「Google八分、知ってますか?」眞鍋かをりが“国策検索”アピール”. ITmedia. (2006年10月5日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/05/news092.html 2009年5月22日閲覧。 
  10. ^ “高まる検索エンジン・ナショナリズム(前編)--なぜGoogleは韓国で弱いのか?”. ITpro. (2007年1月16日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070116/258796/ 2009年5月22日閲覧。 
  11. ^ Google Japan Blog: セーフサーチ開始のお知らせ
  12. ^ ジョン・バッテル 『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』中谷和男訳、日経BP社、2005年、235頁。
  13. ^ “GoogleのPageRank急落でブロガー騒然”. ITmedia. (2007年10月29日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/29/news023.html 2009年5月22日閲覧。 
  14. ^ ウェブ検索 ヘルプ 不正または関連性のない検索結果: Googlebombs”. Google. 2009年5月22日閲覧。
  15. ^ a b 鈴木将司著 「ヤフー!グーグルSEO対策テクニック」株式会社翔泳社
  16. ^ “GoogleのPageRank急落でブロガー騒然”. ITmedia. (2007年10月29日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/29/news023.html 2009年5月22日閲覧。 
  17. ^ “【あなたの知らない検索エンジンの秘密】グーグル・ダンスを踊ろう”. ascii24.com. (2002年10月28日). オリジナルの2007年10月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20071021091441/http://ascii24.com/news/reading/searchengine/2002/10/28/639554-001.html 
  18. ^ “BMW given Google 'death penalty'” (英語). BBC. (2006年2月6日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/technology/4685750.stm 2009年5月22日閲覧。 
  19. ^ NHK取材班 『グーグル革命の衝撃 検索があなたの人生を変える』 日本放送出版協会、2007年5月。
  20. ^ ドキュメントDVD 『NHKスペシャル“グーグル革命の衝撃”あなたの人生を検索が変える』 ポニーキャニオン、2007年9月 商品番号PCBE-51502
  21. ^ グーグル、Web検索「補足結果」表示を廃止 - 補足インデックス改良に伴い今夏より”. SEMリサーチ (2007年8月1日). 2009年5月22日閲覧。
  22. ^ “IPAが採択した「グーグル八分発見システム」の深意”. CNET japan. (2007年8月31日). https://japan.cnet.com/article/20354894/3/ 
  23. ^ 情報処理推進機構:プレス発表”. 2008年1月8日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2008年1月28日閲覧。
  24. ^ “「グーグル八分発見システム」を悪徳商法?マニアックス管理人が開発へ, IPAの未踏ソフト採択プロジェクトが決定”. ITpro. (2007年7月31日). https://xtech.nikkei.com/it/article/NEWS/20070731/278702/ 
  25. ^ “祝!未踏ソフトウェア創造事業に採択されました”. オリジナルの2007年8月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070819063501/http://beyond.2log.net/akutoku/topics/2007/0731.html 
  26. ^ “IPAが採択した「グーグル八分発見システム」の深意”. CNET Japan. (2007年8月31日). https://japan.cnet.com/article/20354894/3/ 
  27. ^ a b “中国での検閲はYahoo!が最悪――国境なき記者団”. ITmedia. (2006年6月17日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/17/news006.html 2009年5月22日閲覧。 
  28. ^ “Microsoft、ブログ検閲への対応方針を公開”. ITmedia. (2006年2月1日). http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/01/news010.html 2009年5月22日閲覧。 
  29. ^ a b “MSN(R)が、モバイル検索サービスのガイドラインを改訂”. マイクロソフト株式会社. (2004年11月9日). オリジナルの2013年4月27日時点におけるアーカイブ。. http://archive.is/n5yVG 





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