グロイザーX グロイザーXの概要

グロイザーX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 08:49 UTC 版)

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グロイザーX
ジャンル ロボットアニメ
アニメ
原作 桜多吾作
総監督 秦泉寺博(「チーフディレクター」表記)
シリーズ構成 安藤豊弘
脚本 安藤豊弘、吉田進、伊東恒久桜井正明
キャラクターデザイン 鈴木孝夫
音楽 クニ河内小森昭宏宮内國郎[注 1]
アニメーション制作 ナック
製作 ナック
放送局 東京12チャンネルほか
放送期間 1976年7月1日 - 1977年3月31日
話数 全36話+再放送3話
テンプレート - ノート

第1話のサブタイトルから「大空の王者 グロイザーX[注 3]」や「空爆ロボ グロイザーX」とも呼ばれるが、公式には単に「グロイザーX」である。

東京12チャンネル初のロボットアニメで、ナックでは『アストロガンガー』(日本テレビ系)に次ぐ巨大ロボット作品。

2004年にDVDソフトが発売されている。

ストーリー

事故によって、地球に不時着したガイラー星の探検隊はゲルドン帝王の支配の下に「ガイラー帝国」を名乗り、地球侵略に乗り出す。 ゲルドン帝王に対抗する平和主義の科学者 ヤン博士はロボットに変形できる爆撃機「グロイザーX」を娘のリタに託して、日本へ脱出させた。

リタは飛島パイロットチームの海阪譲と知り合い、彼とともにグロイザーXを駆って、ガイラー帝国の空爆ロボと戦う。

登場人物

飛島パイロットチーム

飛島パイロットチーム(以降「TPC」と表記)は東京湾の孤島「茜島」(あかねじま)に基地を置く、飛島秀樹博士をオーナーとした民間航空会社である。リタとグロイザーXの亡命により、吉田局長率いる国防軍国家保安局の管理下に置かれることとなり、地球を守る砦となった。

海阪 譲(かいさか じょう)
声 - 古谷徹
TPCのエース パイロット。通称「ジョー」。飛行機の中で生まれるも、やがて両親を亡くし、飛島博士に引き取られる。学生時代は一番の不良だったが、飛行機との出会いが彼を変える。リタと出会ってからはグロイザーXのパイロットとして、ガイラー帝国との戦いに身を投じることになる。
熱血漢でやや無鉄砲なところもあるが、気は優しく、子供には好かれており、持ち前の正義感の強さでガイラー帝国と空爆ロボに挑んでいった。
戦いを通じてリタと心を通わせていくが、異星人同士での寿命の違いなどで共に生きることができず、戦いが終わった後に寄贈されたグロイザーXから、もはや二度と会うことはない彼女を見送ったところで物語は終結する。
リタ
声 - 野崎貴美子
ガイラー星人。ゲルドン帝王の地球侵略に反対する父のヤン博士からグロイザーXを託され、負傷しながらも帝国を脱出。茜島に不時着し、TPCに助けられる。以後はグロイザーXとともにTPCに身を預け、グロイザーXのサブ パイロットとなり、同胞との対決という過酷な運命に立ち向かっていく。
か細い外見のわりに芯は強く、ゲルドン帝王を始めとするガイラー帝国に裏切者と罵られても、自分の信念を曲げない強い心の持ち主。しかし、ケントやビッキーといった、かつての仲間と交戦し、戦死した際には悲しみを素直に表していた。
最終話でゲルドンを倒した後、父や同胞たちと再会し、さらに母星からの迎えが来る喜びに浸るのも束の間、パートナーである譲とは同じ世界の中で生きることはできない悲しみを抱くことになり、涙で譲に別れを告げる。
飛島 秀樹(とびしま ひでき)
声 - 勝田久
TPCのオーナーで、科学者。宇宙工学の世界的権威である。11月25日生まれ。通称「先生」。譲とリタの司令官を務める。譲の育ての親でもあり、不良行為に走った譲に飛行機乗りへの道を示し、更生させた。自身も筋金入りのパイロットであり、操縦士としての魂に誇りを持っている。
厳しい目で周囲を管理しつつも、仲間たちの不安や不満、気持ちを理解して受け容れる包容力も兼ね備えた人物。
バク
声 - 竜田直樹
TPCの長老で、徳島生まれの元ゼロ戦パイロット。ギャグメーカー的なポジションだが、かつての戦友が皆、戦死した中で、自分だけが大した手柄も立てずに生き延びたことに負い目を感じている。
第33話で、TPCが所有する複葉機「赤とんぼ」で、ゴルゴ隊長によって強奪され離陸しようとするグロイザーXの前輪に体当たりし、死に花を咲かせるという本懐を遂げた。操縦桿を握ったまま事切れていたもののその死に顔は満足げな笑顔だった。
サブ
声 - 沢田和子
TPCの最年少メンバーで、マスコット的存在。第6話ではGタンクを操縦して、負傷した譲の救出に向かった。第18話ではグロイザーXに密航するが、空爆ロボ ギロチンの攻撃で倒れたリタの代わりとなって活躍した。
一平(いっぺい)
声 - 沢木郁也
TPCのメカニックマン。グロイザーXの修理も担当している。Gタンクのコピーを作れるほどに技術力は高い。

協力者

吉田(よしだ)局長
声 - 岡田道郎
国防軍国家保安局の局長にして、飛島博士の上官。グロイザーXは彼の命令で出動する。
四村 大吉(しむら だいきち)
声 - 岡田道郎
茜島 唯一の診療所「四村診療所」を経営している医師。戦闘で負傷した譲やリタの治療を担当。飛島博士の親友でもある。
四村 みどり(しむら みどり)
声 - 高木早苗
大吉の次女で、父の助手を務める。TPCとも親しく、リタにも優しい。第3話で、ガイラーの気象兵器の犠牲となった姉夫婦の息子のマサトを引き取って育てることとなる。
リタと並ぶ、もう一人のヒロインで、ウェーブヘアとミニスカート姿であるリタに対し、ストレートヘア、ジーンズ姿と、リタとは対照的な出で立ちである。
ゲン
声 - 山下望
茜島の網元の息子である少年。TPCに憧れているが、メンバーからは邪魔者扱いされているものの、メンバーや茜島の危機を救う活躍もしている。
マサト
北海道に嫁いだ大吉の長女夫婦の息子。大吉の孫にして、みどりの甥である。
初登場は3話で、ガイラー帝国のゴーレン科学長官が作った気象兵器「サタン1号」が生み出した巨大により両親を失い、大吉に引き取られるが、リタがガイラー星人と知り「両親を殺したのはお前の仲間だ!!」と激しく非難し、リタにショックを与えた。第5話で、グロイザーXの活躍を見て、ようやく明るい心を取り戻す。
第27話で、サタン1号の光線を浴びた後遺症から、余命3か月から半年の不治の病に蝕まれている事実が判明。譲はマサトをグロイザーXに乗せ、彼の放ったフライング・トーベドーで、空爆ロボ ドカイザーを撃破した。しかし、第30話で容態が悪化して危篤状態となり、TPCメンバーが見守る中「死ぬのは怖くないけど、もう一度大空を思いっ切り飛びたかった」と言い残して、短い生涯を閉じた。そして彼の死は空爆ロボ ダイガー戦で、死の恐怖に取りつかれた譲を奮起させ、ダイガー打倒のきっかけをつくった。

ガイラー帝国

300年前に地球の北極に不時着した、ガイラー星人の軍部によって設立された暗黒組織。北極海の海底に秘密基地を構え、地球を征服して移住することを目論み、産業が発達し、島国であるために占領後の防衛も容易な日本を侵略の橋頭保とすべく、激しい攻撃を行う。さらに、日本に亡命したリタの抹殺や、グロイザーXの強奪、破壊も目的の一つとなっている。ガイラー星人は地球人と比較して、病原菌を寄せ付けない強靭な免疫機構を持ち、老化の進行も遅く、数倍の寿命を持つなどの特長があり、視力、聴力などの感覚器官も地球人より優れている。

ゲルドン帝王
声 - 藪内英喜
ガイラー帝国の首領。元はガイラー星軍部のリーダーで、ガイラー星宇宙探査団ではキャプテン・ミハルタスの副官を務めていたが、ガイラー星人の実権を握ろうと画策。地球人の核実験によって、300年の眠りから醒めるとミハルタスを暗殺して、実権を握り「母星に帰ることはできない」とのプロパガンダをしいて、日本占領・地球征服を決意した。
徹底した軍人主義で、平和主義者を毛嫌いし、リタ、譲、ヤン博士、グロイザーXに激しい憎しみを抱いている。その一方で、ヤン博士に彼の最大の発明品である、タキオンエンジンを作らせ、帝国の空爆ロボを強化しようと企んでいる。
普段は玉座から指令を出し、北極基地から出ることはほとんどなかった。最終回で、ゴーレンとともに最後の空爆ロボ ガイラーVに自ら搭乗し、グロイザーXを窮地に追い込むも、ヤン博士たちの起こしたクーデター鎮圧のため、帰還。それを追ってきた、グロイザーXにガイラーVの腹を破られて、ゴーレンとともに爆死した。
ダガー元帥
声 - 岡田道郎
帝国の大幹部の一人で、地球攻撃軍の総司令官。飛行要塞ゲルモスに搭乗し、隊長や帝国戦闘員 ギラに命令を下す。力任せの作戦を得意とする。ゲルドン帝王には表向きは忠誠を誓っているが、裏では彼を暗殺し、次期帝王になろうと企んでいる。
度重なる作戦失敗のために、第13話で、強力空爆ロボ デスダガーに自ら搭乗し、戦いの序盤戦で、グロイザーXの武器が使用不能になるほどの致命傷を与えるも、グロイザーロボに投げ飛ばされ、爆死した。第26話に登場した、ダン・ジャン・ギルの3兄弟は彼の息子である。
ドゴス元帥
声 - 河西清
ダガー元帥の後任。顔面の右半分は鉄面で、左腕はゴーレン科学長官製の義手となっている。義手は鞭状にも変形可能で、義手の掌には眼球状の分解光線発射口が装着されている。ダガー以上に非情かつ卑劣だが、姪のビッキーに対しては立場上、厳格な態度を取らざるを得ず、その処刑には多少の逡巡があった。
ゲルモスや帝国司令室から命令を下していたが、前線基地Qが完成すると基地の総司令官に就任。グロイザーXの基地であることが判明した茜島に激しい攻撃を仕掛けるも、第35話で、空爆ロボ デビルゴスもろとも爆死した。第15話では「司令」と呼ばれたり「隊長」と呼ばれたりしている。
ゴーレン科学長官
帝国の大幹部の一人である科学者。空爆ロボの設計製作や、気象兵器などの各種兵器の開発を担当している。基本的には2大元帥と同格だが、作戦に口出しすることが多いため、2大元帥からは煙たがれる存在となっている。
物語中盤では登場しないこともあったが、最終回ではガイラーVにゲルドン帝王とともに搭乗。グロイザーXを苦しめながらも、最期はガイラーVや帝王とともに爆死した。

その他

ヤン博士
声 - 池田勝
リタの父にして、ガイラー星最高の頭脳を誇る科学者。ゲルドン帝王の地球侵略に反対したため、反逆罪で投獄されるも「兵器を造りたい」という理由で出獄し、「最強兵器」と称して、グロイザーXを造った。隙を見て、リタとグロイザーXで日本へ亡命を図るが、ギラの攻撃で失敗。リタをグロイザーXに乗せて、脱出させた。この攻撃で死亡したと思われていたが、第29話の冒頭で、帝国の独房へ投獄されていたことが判明。リタやTPCのメンバーは第35話で知ることとなる。
第2話の回想シーンでは帝王たちがグロイザーXの設計図を見ているシーンがあったが、タキオンエンジンを再現することはできなかったらしく、2度の反逆行為にもかかわらず処刑されなかったのは帝国の空爆ロボ強化のために、タキオンエンジンを作らせるためだった。しかし、それを頑なまでに拒み、最後は平和主義のリーダーとなって、ガイラー星人を軍部の手から救うことに成功した。
戦いが終結した後、地球とガイラー星の友情の証として、グロイザーXを地球に寄贈し、娘や同士達と共に母星へ帰還する。

ゲスト キャラクター

キャプテン・ミハルタス(第2話)
リタの回想シーンにのみ登場。300年前に地球に飛来した、ゲルモスの艦長で平和主義者。一足早く、冷凍睡眠から覚めたゲルドンによって、睡眠中に抹殺された。これにより、ガイラー星人はゲルドンによって勢力を握られることとなる。
堂山博士(第6話)
声 - 池田勝
夢のジェット旅客機「マッハ3.5DNJ」を開発した科学者。ガイラー帝国のドン隊長によって、マッハ3.5ごと拉致される。だが、吉田局長の破壊命令と自分の正義感で操縦を拒否したため、逆上したドン隊長に殺害された。
堂山 カオリ(第6話)
堂山博士の一人娘。幼い頃に母を失い、父と2人きりで暮らしていた。ガイラー帝国のマッハ3.5強奪作戦の一環として、ドン隊長に拉致されるも、サブの操縦するGタンクで救出された。
星川博士(第8話)
声 - 滝雅也
V7ロケットエンジンを開発した科学者。
星川 コウジ(第8話)
声 - 高坂真琴
星川博士の一人息子。前に茜島で溺れた時に譲に助けられ、譲を慕っている。V7ロケットエンジン強奪を企む、ガロン隊長に催眠銃で洗脳され、設計図を強奪。譲を銃で射殺しようとしたが、譲の「勇気を出せ」の一言で、洗脳が解けた。
木島 大太(第10話)
茜島の富豪。かつて台風の日に6人の漁師を助けずに見殺しにしたことから、ゲンを始めとする島民に「鬼」と呼ばれていた。娘のゆかりがダラス隊長に拉致されてもTPCを非難し、ダラス隊長の要求する身代金も出さなかった。グロイザーXの必死の活躍でゆかりは救出され、大太も改心した。
木島 ゆかり(第10話)
声 - 横沢啓子
大太の一人娘。父が「鬼」呼ばわりされているため、肩身の狭い思いをしている。ダラス隊長に拉致され、人質にされた。
岡本 勇(第11話)
声 - 金沢寿一
飛島博士の教え子で、譲の親友。現在は網走で、さまざまな仕事についている。TPCを久しぶりに訪れた後、帰路の途中にガイラー帝国に拉致され、洗脳されて、ガイラーイッサム隊長となった(後述)。
エンペラー皇太子(第12話)
南米のエンパイヤ国の皇太子。国が日本に贈ったビーナス像を見物しようと来日するが、像は既に空爆ロボ ビーナスにすり替えられ、彼は捕まってしまい、グロイザーXとリタの人質交換の駒にされるが、Gタンクで、交換直前に救出された。
防衛軍隊長(第12話)
声 - 滝雅也
エンペラー皇太子を救うべく、Gタンクに自ら搭乗し、皇太子を救出した。名前は語られていない。
田吾作(第17話)
バクの親友。空爆ロボ ベーゴマの死の煙で、子供たちとともに殺された。
岡田 アキラ(第22話)
奥山湖に堕ちた隕石(実はガイラー帝国のカプセル)を見た少年。だが、その隕石に捕まり、変装したバラン隊長とすり替わられるが、譲とリタに救出された。ミドリ(声 - 高坂真琴)という妹がいる。
カオリ(第29話)
声 - 横沢啓子
ガイラー帝国の空爆で両親を失い、自分も足が不自由になった少女。譲に両親の敵を討ってほしいと頼むが、ウルフ隊長の乗る、にせグロイザーXによる孤児院「武蔵野修道院」の空爆に巻き込まれ、命を落とす。
シスター(第29話)
武蔵野修道院のシスターで、カオリを始め、ガイラー帝国の攻撃で両親を失った子供たちを引き取っており、茜島にカオリを連れて来た。名前は語られていない。
さくら(第33話)
声 - 沢田和子
前線基地Q建設のため、第28話で、空爆ロボ クジラに拉致されたタンカー「黒潮丸」の乗員の娘。譲たちに助けを求めていた。
カント(第35話)
声 - 三橋洋一
ガイラー星人の科学者で、ヤン博士の助手。リタにヤン博士が生きていることを知らせるべく、ゲルドンやドゴス元帥を欺き、ギラの1人となって、ミニ空爆ロボに搭乗。デビルゴスが一時撤退したのを見計らって、リタとコンタクトを取ろうとするが、それをドゴスに見抜かれ、デビルゴスの攻撃を受ける。間一髪で脱出し、救出されるも瀕死の重傷を負っており、四村診療所で、リタにヤン博士の件と基地Qの所在地を教えて、絶命した。その亡骸はマサトとバクの墓の隣に埋葬された。

グロイザーXとグロイザーロボ

この作品の特徴として、人型ではなく飛行形態が基本であることがあげられる。タイトルにもなっている「グロイザーX」とは爆撃機形態の名で、「ファイト・アップ!」の掛け声とともに人型である「グロイザーロボ」へ変形する。本編でロボ形態に変形したのは第1 - 3、5、8、10、13、22、32、34 - 36話の12回と少なく、OPでは全く登場せず、EDで、ラストに登場するのみである。第17話では飛行形態で破損した片方の主翼をロボの腕に換装して代替主翼とする荒業を敢行した。飛行形態へ戻る際は「リターン・エックス!」とコールする。メディアによってはOP曲の歌詞から「超爆ロボ」、敵と同じく「空爆ロボ」とも呼ばれる。

タキオンエネルギーを動力源とし、機体は特殊合金「ミラクルシリコンニウム」製で、小規模の破損に対しては戦闘中でも自己修復が可能(機体形状の一応の再生はできるもののあくまで緊急措置であり、戦闘から離脱して基地での本格修繕が急務となる)。また、自動消火装置も搭載している。メカ内部には空中用の戦闘機「Gジェット」[注 4]、地上・地中用の戦車「Gタンク」[注 5]、海底用の潜水艇「Gシャーク」[注 6]の小型メカ 3機を収容しているが、搭乗はグロイザーのコクピットから直接、各メカにシートごと移送される。

飛行形態は装備が前面に集中しているため、それ以外の部分を攻撃された場合はほぼ対応できないことが弱点である。コクピットは頭部で、目の部分から直接外を見る有視界型。右目部分に譲、左目部分にリタがそれぞれ搭乗する。劇中では明らかにされていないが、設定資料によれば全長100m、総重量1200tと当時のロボットアニメとして見ても、かなり巨大な部類である[注 7]が、機動性は高い。第23話では風防ガラスを突き破るWA銃によって、一度は敗北するが、第24話では3倍に強化した防弾ガラスを風防に取り付け、WA銃を無力化させた。

原案とアニメではカラーリングが異なり、やまとから発売された「群雄」の鋼シリーズ 第1弾として発売された際にはアニメに準拠した「通常版」と、数量限定で原案と同じカラーの「原作版」が用意された。

主な武装

  • タキオン光弾 - 頭部のアンテナ部から発射される光線。飛行形態・ロボ形態ともに使用可能で、最も使用頻度の高い武器。主に前方へのみ発射するが、実際には射角設定が自在であり、飛行形態では前方以外に攻撃が可能な数少ない武器のひとつ。コロナエネルギーでパワーアップした際には、そのエネルギーも加えた「タキオン・コロナ光弾」としても使用可能。
  • フライング・トーペドー - ドリルを冠した空中魚雷。グロイザーXの数多いミサイル兵器の中でも最大級の大きさと破壊力を持つ、飛行形態の必殺武器。胸部に内蔵し、発射口が開くと発射台を兼ねる運搬用トレーラーで運ばれて発射される。貫通力が非常に高く、大半の空爆ロボは貫通しただけで破壊されてしまうため、ミサイルのように弾自体が爆発する場面は少ない。大抵は一撃で敵を撃破するが、デスダーガン戦(第22話)では2発、ゲルモス戦(第26話)に至っては10発も発射して、それぞれ撃破しているが、ガイラーVには通じず、ロボット形態での最終対決となった。X形態限定ではなく、ロボ時にも一応は使用可能で、第34話ではロボット状態で、タートルガーに突っ込んで中破しながらも急所にぶち込み、第35話では、前線基地Qを破壊するための「時限式フライング・トーペドー」を胸部から取り出して使用している。
  • タキオン・ソニック - 額から発射されるレーザー光線。
  • タキオン・レインボー - レインボー光弾とも呼称される。口部から発射する七色の光線。
  • フラッシュ・ボンバー - ロボ形態のみ使用。拳を高温発光させ、打撃と同時にその超高熱で、敵メカを溶かすことができる。このため、必殺武器としても使われたことがある。腕部は「グロイザー・パンチ」として、発射も可能。
  • タキオン・バリア - タキオンエネルギーで機体全体を包み、敵の攻撃を防ぐ。
  • Gワインダー - 頭部に装備した、2枚のトサカ状プレートを発射して、敵を切り裂く。
  • 稲妻電銃 - 翼部の根元から発射される高圧電流光線。
  • ブルー・アロー - 翼部の根元から発射される矢型の兵器。
  • ネック・ミサイル - 首部から発射されるミサイル。左右から発射されたものが合体して、敵に向かう。
  • フライング・ソーサー・ミサイル - 腹部から発射される円盤状のミサイル。鋭利な突起物で切り裂くこともできる。
  • タキオン万能ミサイル - 「タキオン・ミサイル」とも呼称される。翼部の発射口から発射する。この発射口は下腕部に変形するので、ロボ形態時には手の指から発射される。
  • エンダー・ミサイル - 翼端から発射されるミサイル。スプリットミサイル(脚部に搭載)とともに、グロイザーXの数少ない、対後方攻撃用武装である。
  • タキオン・ハリケーン - 「ハリケーン」とも呼称される。タキオンエネルギーを伴った強風を翼前部から発生させ、敵の攻撃を撥ね返す。
  • 誘導ミサイル - 空爆ロボ ベーゴマの高速自転を無効化するため、国防軍と共同開発した新武装。背中部に格納されている。弾頭に生ゴムが入っており、敵機体に粘着させる。
  • Gカッター - 翼部に内蔵のカッターを露出させ、体当たり攻撃で、敵を切り裂く。
  • グロイザーシールド - 掌部に内蔵された電磁シールド。ロボット時でのみ使用。
  • Gマシンガン - 両肩部に装備される、2連装機関砲。ロボ形態でも使用可能。この他にも、4連装機関砲を機体側部に備える。

その他

茜島からの出撃時は海底に隠された滑走路を持ち上げることで、既存の滑走路を延長し、普通の飛行機と同様に離陸していた。これはグロイザーXが発着していることを、ガイラー帝国に悟られないためである。劇中後半では基地の存在そのものを隠匿するため、海底通路から発進するようになった。


注釈

  1. ^ いずれもノンクレジット。小森昭宏宮内國郎については、他のアニメ(『アストロガンガー』及び『チャージマン研!』)からの流用。
  2. ^ 1977年1月20日の第5話、1月27日の第10話、2月17日の第13話の再放送を含む。実際は全36話。
  3. ^ 放映当時の一部の玩具ではこの表記のタイトルロゴを使用している。
  4. ^ グロイザー・ジェットとも呼称される。
  5. ^ グロイザー・タンクとも呼称される。
  6. ^ グロイザー・シャークとも呼称される。
  7. ^ 永井豪の代表作『マジンガーZ』(1972年放送)は全長18m、総重量20t。同時期の同等の大きさのロボットとしては『UFO戦士ダイアポロン』(120m)があげられる。
  8. ^ 永井本人は「ノータッチだった」と証言(『アニメージュ』1984年5月号より)。
  9. ^ 1981年までは、アニメ作品の敵キャラクターも掲載していた。
  10. ^ 当初、オープニングでの表記は「安藤豊」と誤植されていた。のちに訂正されている。

出典

  1. ^ 掲載されたのは空爆ロボのみで、各話の隊長に関する記述は一切ない。
  2. ^ 『バトルホーク大図鑑』 (WILD GEEKS) p.76
  3. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1977年(昭和52年)3月、テレビ欄。
  4. ^ 日刊スポーツ』1976年12月3日 - 1977年4月8日付テレビ欄。
  5. ^ a b 河北新報』1976年8月27日 - 1977年3月25日付テレビ欄。
  6. ^ a b 『日刊スポーツ』1977年1月14日 - 1977年4月12日付テレビ欄。
  7. ^ a b 『日刊スポーツ』1976年10月7日 - 1977年3月31日付テレビ欄。
  8. ^ a b 『日刊スポーツ』1976年10月7日付テレビ欄。
  9. ^ a b 『北國新聞』1976年10月4日付朝刊、テレビ欄。
  10. ^ a b 『中国新聞』1976年10月8日 - 1977年4月8日、テレビ欄





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