クロスネット局 その他

クロスネット局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 14:56 UTC 版)

その他

  • 青森放送[注釈 12]テレビ岩手[注釈 13]・山形放送[注釈 14]はかつてANNとクロスネットを組んでいたが、クロスネット時代もNNNのニュース番組を全て放送していたため、実質上NNNフルネット局扱いであった[注釈 15]
  • 山口放送はANNとのクロスネット期間中の1979年10月より『NNN日曜夕刊』ネット開始によりNNNのニュース番組を全て放送することにより実質上NNNフルネット局扱いとなった[注釈 16]
  • 開局してから一貫してNNNフルネット局である秋田放送・南海放送は両者とも1992年9月30日までJNNの番組を番組販売(一部の番組はスポンサードネット)で放送しており、南海放送(愛媛朝日テレビ開局まで)・四国放送(2011年3月31日まで)はANNの番組を番組販売(一部の番組はスポンサードネット)で放送していた[注釈 17]が、これらは各系列のネットワーク組織には加盟していなかったため正式なクロスネット局とは扱われない。
  • 秋田テレビは1981年4月1日から1987年3月31日までANNとクロスネットを組んでいたが、クロスネット時代もFNNのニュース番組を全て放送していたため、実質上FNNフルネット局扱いであった[注釈 18]
  • AMラジオについてはJRN・NRN結成からしばらくの間、近県の放送局とのすみわけなどの関係で、いくつかの放送局がシングルネットだったことがあった[注釈 19]
  • この他、かつてのシングルネットが途中からクロスネット局に変更したAMラジオ局もいくつか存在する。
  • 近畿広域圏については、東京のキー局であるTBSラジオが、ラジオ東京として発足した当初から朝日新聞社毎日新聞社読売新聞社の共同資本関係があったという歴史的な経緯があるため、JRN・NRN発足の当時から朝日放送毎日放送がクロスネット加盟している。
ただし、報道については、JNN排他協定の関係上、JNNに加盟しているテレビ局を持つ側の放送局が取材を担当しており[注釈 20][注釈 21]、反対側の放送局はJRNのニュースネットには参加していないことになる。
これは、大阪地区におけるNRNのニュースネットはラジオ大阪が加盟しているためである。
  • プロ野球中継(ナイター)においても、多くのクロスネット加盟局は、火曜日(2009年までは土・日、更にそれ以前は月も)にJRN、水・木・金曜(2010年以後は土・日曜日も対象だが、週末のJRNナイターの打ち切りで日曜日のみ、あるいは週末そのものの放送をしなくなった局も多数ある)にはNRNをネットする局が多い。なおNRNについては2局並列加盟であるため、基本的に平日はニッポン放送(LF)、土・日曜は文化放送(QR)が基幹局となる。
    • 近畿広域圏は変則クロスであるため、曜日ごとに担当局を分担している。
      • 日・土曜 基本的には、ABC=NRN、MBS=LFとの相互ネット。
      • 月・金曜 ABC=NRN、MBS=JRN
      • 火・水・木曜 ABC=JRN、MBS=NRN
      1977年-2007年までは、ABC=JRN、MBS=LFとの相互ネット、OBC=NRNで、OBCは近鉄オリックス主催である場合を中心に、ごく少数の阪神主催試合と合わせてそれを放送する試合が一部あった[注釈 22]が、基本的にOBC制作のナイターは、当該日の全国放送対象の試合が近畿地方で行われる時(主に阪神対巨人戦や、巨人主催試合がRF・JRN複占だった時代の当該試合の裏カードの在阪球団主催ゲーム)を除いて、対戦相手球団側の本拠地に向けた裏送り[注釈 23]、実況テープを予備番組用に素材送りをする程度にしかなかった[注釈 24]
      2008・2009年度はOBCのナイター放送打ち切りに伴い、MBSがNRN(QR)とLFとの2つのネットを担当することになったが、LFとの相互ネットを尊重するため、近畿地方で行われるナイターが全国放送される場合、MBS自社ではLFとの相互ネットのものを本番として送り、QRを含む他のNRNナイターネット局へは出演者がMBS本番のものとは異なる裏送りを配給した。2010年に土・日のJRNナイターが廃止されたため、NRNナイターの関西地区担当はABCが行うことになった。
      ただしデーゲームである場合、ABC=JRN(HBC、TBC、CBC、RCC、RKBとの相互ネットか裏送り。TBCとRCCはNRNとのクロスネット)とする試合や、MBSが対戦相手によってNRN扱い(特に阪神・オリックス対中日戦の東海ラジオ放送(SF)や、阪神・オリックス対ソフトバンク戦のABCとの相互ネットなど。MBSは日曜日は原則『GOGO競馬サンデー!』を放送するため裏送り専業)とする試合もあるほか、まれに阪神・オリックス対ソフトバンクの試合が在阪局と在福局の資本関係の都合上月・金曜ナイターと同じ形で、「ABC=KBC(NRN)、MBS=RKB(JRN)」とする場合もあった。更にMBSが予備かードからの昇格時にLFとの相互ネットを可能にした上で、JRN単独加盟のHBC、CBC、RKBとネットを組んだ試合もある。
      また、独立局のアール・エフ・ラジオ日本が「ラジオ日本ジャイアンツナイター」向けにJRN各局の裏送り(CBC、ABC、RCC、RKB発。時折ビジター乗り込みでのTBS発も)も行ったことがあり、近畿地方ではABC/MBSでの本番と、ラジオ関西で裏送り用と2つの放送をしたことがあった(東海地区はぎふチャン中日新聞社との資本関係が長らくなかった[注釈 25]という理由で2017年まで放送できなかったため、中日主催試合の本番・裏送り並列放送となることはなかった[注釈 26][注釈 27])。
      なお、2016年からRFラジオ日本とTBSラジオの包括的業務提携が本格再開され、試合日によりRF、またはTBSラジオのどちらかが制作した巨人主管試合の中継をJRN加盟各局とRF・GBS・CRKで相互に全国生中継を行っている他、各地方系列局(HBC、TBC、CBC、ABCまたはMBS、RCC、RKB)が制作した巨人ビジターカード、または巨人戦中止時の予備カードをRF・GBS・CRKにも配信する試合が存在するほか、TBSが中継を行わない土・日・祝日の巨人主管のデーゲームをRFが制作して、ビジター球団の地元向けとの2局ネットで放送した事例もある。
      TBSラジオが野球中継の制作業務を縮小し、全国配信から撤退した2018年は、JRNナイター単独ネット局に対して、TBSラジオ(DeNA主催のみ)だけでなく系列外のニッポン放送・文化放送(以上ヤクルト・DeNA・巨人主催を除く)・RFラジオ日本(ロッテ主催の一部と巨人主催)も参加して分担する形で裏送りや乗り込み制作時の技術協力を行った。また、中日と巨人の対戦時には、ぎふチャンへの中日新聞の資本参加の影響もあり、CBCラジオとぎふチャンラジオでの並列放送が行われるようになった。
  • 在京キー局(NRN=ニッポン放送・文化放送、JRN=TBSラジオ)は、それぞれ主要地域の系列外局・独立局やFM放送局と個別の番組取引(ニッポン放送・文化放送=JRN単独のCBCラジオ・RKBラジオ・RBCiラジオや、MegaNet加盟のFM COCOLO、TBSラジオ=NRN単独のラジオ大阪や、過去にはJFN加盟のFM大阪も、など)を行うことがある。

注釈

  1. ^ RKBに限らず、地方の民放第1局目はニュースネットを除きフリーネット(オープンネット)体制を執る局が多かった。2局目誕生後に系列の整理を進めている点も同じ。
  2. ^ 1964年(昭和39年)には当時の在福局であるRKB(JNN系列)とテレビ西日本(TNC、NTV系列からフジテレビ系列へ移行)・九州朝日放送(KBC、フジとNETのクロスネットからNETメインへ移行)間でのネットワーク整理を完了したが、NTV系列局がなくなってしまったため、福岡放送開局までの約5年間は既存局が番組販売で対応したり、キユーピー3分クッキングをKBCが独自制作するなどして凌いだ。
  3. ^ TXN系列局の視聴エリアは、放送対象地域である北海道、関東1都6県、愛知、大阪、岡山、香川、福岡の13都道府県およびその周辺に限られる。
  4. ^ 現在このような編成を行っているのは、テレビ朝日系列の青森朝日放送フジテレビ系列局が存在しない青森県に存在し、同系列の番組を一部ネット)、TBS系列チューリップテレビ(テレビ朝日系列局が存在しない富山県に存在し、同系列の番組を一部ネット)の2局のみ。
  5. ^ 過去の事例では、テレビユー山形は開局当初、山形放送及び山形テレビの編成から外れたANNの番組を一部ネットしていたが、山形テレビがFNSからANNにネットチェンジした際には、ANNの番組が山形テレビに移行し、さくらんぼテレビが開局するまでの間、FNSの番組をネットしていた。また、あいテレビ愛媛朝日テレビが開局するまで、先発2局の編成から外れたANNの番組を放送していた。長崎文化放送テレビ長崎のNNN脱退から長崎国際テレビの開局までの間、ごく一部のNNSの番組をネットしていた。山口朝日放送もごく僅かの期間にFNSの番組を放送していた事がある。
  6. ^ 一例として国鉄最後の日である1987年3月31日(火曜日)、1988年12月31日土曜日、「ワールドカップマラソン」(日テレ系)中継を行った1989年4月15日(土曜日)と翌16日(日曜日)、2019年5月1日の福井放送における「キユーピー3分クッキング」など。(出典:該当日の東奥日報テレビ欄(青森・秋田・岩手・北海道各テレビ局)・2019年5月1日付け福井放送ホームページ番組表)
  7. ^ 全日枠では『小川宏ショー』→『おはよう!ナイスデイ』(福島テレビでは1983年4月1日より)や『3時のあなた』、プライムタイム枠では『夜のヒットスタジオ』などが挙げられる。
  8. ^ キユーピー3分クッキング』(CBC)、『東芝日曜劇場』、『ナショナル劇場』、『ポーラテレビ小説』など
  9. ^ ニュース協定に関してはANNとのみ締結し、JNNにはニュースネット及び報道取材活動のみ名目上番組販売扱いで参加し、JNNとの正式なニュース協定締結はANN離脱後となった。
  10. ^ 「NETラインネットワーク」として系列局一覧を出稿したNETテレビの広告に、日本海テレビの記述がなかった。[5]
  11. ^ 日本テレビ系列局がない沖縄県での同系列の番組は、フジテレビ系列(フルネット局)の沖縄テレビで放送している他、一部はTBS系列の琉球放送でも放送している。
  12. ^ 1975年3月31日から青森朝日放送開局まで。
  13. ^ 開局から1980年3月31日まで。
  14. ^ 1979年7月1日から山形テレビのネットチェンジまで。
  15. ^ 青森放送と山形放送は福井放送同様、元々NNN/NNS単独加盟局であり開局当初よりNNNのニュース番組を全て放送している。
  16. ^ 『NNN日曜夕刊』開始前はフジテレビ『サザエさん』を放送。
  17. ^ 特に南海放送は一時期3系列(NNN・JNN・ANN)の平日朝のニュースをそれぞれに放送していた。
  18. ^ 但し、『ANNニュースセブン』ネットに伴い『FNNモーニングワイド ニュース&スポーツ』(→FNNモーニングコール)』を放送途中で放送終了(飛び降り)していた。
  19. ^ テレビ部門がJNN系列ある場合JRN、他系列(NNN、ANN)の場合NRNにそれぞれ属する傾向にあった。
  20. ^ 1975年3月30日まではABC、同3月31日ネットワーク腸捻転解消後MBS
  21. ^ 但しMBSはニュースネット参加以前から独自の取材活動を行っている名残りで、今日も「ラジオ報道部」というセクションが設けられている。このため本来JRN全国ネットで放送されるべきラジオニュースの一部が、企画ネット番組の扱いで自社放送されている
  22. ^ 近鉄最後のシーズンとなった2004年までの平日も、自社製作を基本とし乍ら、関東でのビジターについてはQRの協力による裏出しとしたものや、西武戦である場合は1982年以後数試合、「文化放送ライオンズナイター」との相互ネット放送としたこともあった。現在はABCが「ライオンズナイター」向けの技術協力をしているが、ABCでは上述の本番ラインに沿っての放送のみを行うため、月曜日にセ・パ交流戦で阪神対西武が行われない限りは、本番カードとなることはめったにない(逆のパターンで西武主催のものをQRから相互ネット、ないしは裏出しをしてもらったことはあった)。
  23. ^ 主に、KBC・SF・STVが対象だった。1980年代にはABC・MBSの要員確保の都合によって、ごくまれに平日にSFへの裏送りをしたこともあった。
  24. ^ 主に関東地区本拠の球団と対戦する場合。
  25. ^ 2010年代以降僅かながら資本参加した。2015年現在は第5位株主となっている。
  26. ^ 中日主催の日本シリーズ・オールスター戦はNPB主催という関係上RF主導で制作されるため、ぎふチャンでも放送されていたが、2010年代以降巨人が関与しない日本シリーズやオールスター戦の放送自体を取りやめている。
  27. ^ 過去に巨人戦以外の中日主催試合が予備カードから昇格した際や、中日が関与しないナゴヤ球場・ナゴヤドームで開催のパ・リーグ公式戦や、放送権が広島球団側にある長良川球場での広島主催の中日戦では、CBC裏送り中継のぎふチャンでの放送が行われたことがある。また広島主催中日戦はRFが直接乗り込み、ぎふチャンの技術協力で放送されたこともあった。

出典

  1. ^ 『放送ハンドブック:文化をになう民放の業務知識』日本民間放送連盟編、東洋経済新報社、1992年3月16日(原著1991年5月23日)、第4刷 p252、p445。ISBN 4492760857
  2. ^ 福島民報「福島テレビ 新番組33本が登場 ほぼ100%フジ系に」(1983年9月17日付)より
  3. ^ 『青森テレビ十年の歩み』(社史) - 青森テレビ
  4. ^ 『ATV20年のあゆみ』(社史) - 青森テレビ
  5. ^ 『日本民間放送年鑑』1972年版(日本民間放送連盟




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